ボディミルクの効果とは?クリーム・オイル・ローションに違いってあるの?
ボディミルクは乾燥からお肌を守り、うるおいを長持ちさせてくれるボディケアアイテム。スキンケアの乳液のようになめらかで伸びの良いテクスチャーなので、全身の保湿ケアに使いやすいタイプです。
ちなみにミルク・クリーム・オイル・ローションの主な違いは、配合されている油分量と水分量のバランス。なかでもボディミルクは油分と水分量のバランスがとれたみずみずしい使用感で、季節を問わず使いやすいのが魅力です。
一方オイルやクリームは油分が多く、ボディミルクよりも保湿力が高い傾向に。ローションは化粧水のようにサラッとしたつけ心地で、さっぱりと使いたいときに向いています。肌質や季節によっても、お肌の乾燥具合は異なるので、様子を見ながら自分に合うものを使い分けましょう。
LIPSユーザーおすすめのボディクリームや、オイル、ローションの人気商品はこちらの記事で紹介しているので、あわせてチェックしてみてくださいね。
監修者 やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長
宇井 千穂
ボディケアアイテムは、塗りやすいものを選ぶと継続しやすいですよ。ローションのような水っぽいものが塗りやすく、油っぽくなるほど重く塗りにくいので参考にしてみてください。
つるすべ肌を叶える!自分に合ったボディミルクの選び方
ボディミルクといっても、たくさんのメーカーやブランドから販売されていて、どの商品が自分に合うのか迷ってしまいますよね。自分に合うアイテムを見つけるためにも、選び方を押さえておきましょう。
①今の肌悩みに合わせて成分をチェック
ボディミルクといっても、商品やブランド・メーカーによって配合されている成分はさまざまです。気になる肌悩みに合う成分が配合されているか、パッケージや成分表をチェックしてみましょう。
乾燥が気になるなら「高保湿成分」配合のものを
お肌のカサつきや乾燥が気になるときは、皮膚にうるおいを与えてくれる保湿力の高いものがおすすめ。お肌のうるおいを長持ちさせてくれる次のような保湿成分をチェックしましょう。
- ヒアルロン酸
- セラミド
- コラーゲン
- プロテオグリカン
- アミノ酸…など
ただし、ボディミルクはボディクリームに比べると保湿力がやや低め。乾燥肌やカサつきがひどく気になる場合には、お肌の様子に合ったボディクリームを選ぶのもおすすめです。
監修者 やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長
宇井 千穂
保湿成分で一番使われるものはグリセリンですが、商品によって組み合わせている成分が異なるので、トロミやゼリー感など、使用感や使い勝手が違います。
商品の個性がありますので、テストして自分に合ったものを選んでください。
透明感がほしいなら「美白*有効成分」配合のものを
透明感のあるツヤ肌を目指すなら、美白*ケアに有効な成分が配合された医薬部外品のボディミルクを選びましょう。美白*と保湿ケアの両方を叶えてくれますよ。
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- ナイアシンアミド
- プラセンタエキス
- アルブチン…など
お肌の角質くすみが気になるときは、美白有効成分入りのボディミルクでうるおいあるツヤ肌を目指しましょう。
*メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ
肌が敏感と感じるなら刺激になりにくい「低刺激処方」もチェック
肌に赤みやひりつきが出やすい敏感肌さんは、ボディミルクに刺激になりやすい成分が配合されていないか、パッケージや成分表をチェックしましょう。
アルコールや香料・着色料は、人によって皮膚刺激を感じてしまう場合が。ノンアルコールや着色料フリー、無香料タイプのものがおすすめです。
また「アレルギーテスト済み*」のものや、「敏感肌向け」「低刺激処方」と記載されているものを選ぶのもポイントの1つ。肌刺激が気になるときは、二の腕の内側など目立たない部位で事前にパッチテストをしてから使いましょう。
* すべての人にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません
監修者 やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長
宇井 千穂
低刺激処方のものでも、自分に合っているかどうかはきちんとチェックしてもらいたいですね。
皮膚刺激は赤み、痒みだけではなく、ツッパリ感、ごわつき、違和感にも表れます。そのような症状が出たら使用をやめましょう。
②ベタつきが苦手な人は、ゆるめのテクスチャーを選んで
左:@arilizm/右:@airinu_
ボディミルクは油分のベタつき感が苦手な人でも使いやすいアイテムですが、商品によってテクスチャーは異なります。肌悩みや好みに合わせて自分が使いやすいものを選びましょう。
みずみずしくゆるいテクスチャーのものは、伸びがよくベタつきにくいものが多い傾向にあるので、軽い使用感が好きな人にぴったり。
保湿力を重視したいときやお肌がカサつきやすい人は、クリームのようにしっとりしたテクスチャーでコクのあるタイプを選びましょう。気になる商品があったら、口コミや店頭のテスターを参考にするのもおすすめですよ。
③好みの香りなら、ボディケアがもっと楽しくなる♪
全身のケアに使うボディミルクは、香りで選ぶのも大切です。長く使い続けるためにも、自分好みの香りを選びましょう。
主な香りは次のとおり。ボディミルクは全身に使うため、ふわっと香るものが多い傾向にあります。
- フローラル系:甘く華やかな香り。ジャスミン・ローズ・キンモクセイなど
- ハーブ系:爽快感のあるスッキリとした香り。ラベンダー・カモミールなど
- フルーティー系:甘酸っぱくみずみずしい香り。ピーチ・アプリコット・アップルなど
- 石けん系:お風呂上がりのような爽やかな香り。サボンなど
- シトラス系:フレッシュで爽やかな柑橘系の香り。オレンジ・レモンなど
- 無香料:香水の香りの邪魔になりにくい。お肌がデリケートな人にも◎
そのときの気分や好み・香水の有無で使い分けられるように、複数のものを揃えておくのもおすすめです。
④毎日使いやすい容器のタイプを選ぼう
ボディミルクの形状は、主にポンプ・ボトル・チューブの3タイプ。種類によって内容量や使いやすさが異なるので、シーンに合わせて毎日使いやすいタイプを選びましょう。
- ポンプタイプ:プッシュするだけで使いやすい
- ボトル・チューブタイプ:持ち歩きに便利
ポンプタイプは片手でもサッと使いやすいのが魅力。お風呂上がりに、素早く保湿ケアをしたいときにも向いています。また大容量のものが多く、持ち運びよりも自宅での使用がおすすめです。
一方ボトル・チューブタイプはフタつきで持ち運びやすく、外出先や旅行先でも手軽に使いやすいタイプ。ただし残量がわかりにくかったり、残りが少ないと出しにくかったりする場合があります。
⑤プレゼントには人気ブランドのものがおすすめ
毎日使うことが多いボディミルクは、プレゼントとしてもおすすめのアイテム。どのブランドがよいか迷ったときは、人気の高いデパコスブランドなどをチェックしてみてください。
ナチュラルで高級感のある香りが楽しめる「ロクシタン」
ハンドクリーム・スキンケア・ボディケア・ヘアケアなどさまざまなアイテムを扱うロクシタンは、品のあるナチュラルな香りのアイテムが多いブランド。シンプルなデザインやプレゼント向けのものなど、ラインナップが豊富なのも魅力です。
そのなかでもボディミルクはシアバターを配合したものが多く、保湿力を重視して選びたい人にぴったり。肌にスーッと塗り広げやすく、お肌のうるおいを守りながらやわらかくなめらかな肌を長時間キープしてくれますよ。
心くすぐるキラキラ&かわいいデザイン「ジルスチュアート」
宝石のようなキラキラとしたデザインと、ピンクや紫などのやわらかいカラーが魅力的なジル・スチュアート。華やかな見た目のものを選びたいときや、かわいいデザインが好きな人のプレゼントにおすすめのブランドです。
特に5種類のオイルをブレンドしたボディミルクは、とろけるようなテクスチャーでお肌にうるおいを与えながら、ツヤのある美肌へ導いてくれます。コクのあるリッチなつけ心地が好きな人にも◎。ホワイトフローラルの香りが気分をリフレッシュさせてくれますよ。
男性にも喜ばれるスタイリッシュなパッケージ「SHIRO(シロ)」
洗練されたスタイリッシュなデザインで、男性にも人気の高いSHIRO(シロ)。北海道生まれのブランドで、自然由来の成分を使ったアイテムが揃っています。
ボディミルクはみずみずしくサラッと軽いテクスチャーのものが多く、ライトなつけ心地が好みの人にぴったり。サボン・ホワイトリリー・ホワイトティーの3種類の香りから選べるので、爽やかでおしゃれな香りを楽しみたい人にもおすすめですよ。
大切な人への贈り物にも◎エレガントで高級感漂う「Dior(ディオール)」
エレガントで高級感あふれるデザインが魅力のDior(ディオール)。スキンケアからコスメ・香水など、さまざまなアイテムが揃っています。
ボディミルクは香水と同じ香りを楽しめるのが魅力で、上品な香りに包まれながら全身の保湿ケアをしたい人におすすめです。ラグジュアリーな印象のあるパッケージは、高級感のあるプレゼントを探している人にもぴったりです。
ボディミルクの効果的な使い方
ボディミルクの良さを発揮させるためにも、効果的な使い方のポイントを押さえておきましょう。
- 1回分(500円玉程度)を手のひらに出す
- 手のひらにボディミルクを馴染ませる
- 体の外側から内側に向かって、マッサージするように全身に塗り広げる
- 乾燥が気になる部分はピンポイントで重ねづけするのもおすすめ
お風呂上がりのお肌は時間が経つほど乾燥しやすくなります。そのため、なるべく入浴後10分以内にボディミルクで保湿ケアを行うのがおすすめです。商品によって1回の使用量は異なりますが、一般的に1回の使用量は500円玉大ほどを目安にすると良いでしょう。
ボディミルクの使い方はこちらの記事でも詳しくご紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
監修者 やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長
宇井 千穂
ボディミルクはやさしく塗りましょう。力強く塗ると肌摩擦を起こし、刺激を与えてしまいます。
塗った後にほてりを感じたり痒みが出たりしたら、塗り方に問題があるかもしれません。
ボディミルクに関するよくある疑問
ボディミルクに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
ボディミルクは顔に塗ってもいいの?
ボディミルクは体の保湿ケア向けに作られていますが、商品によっては顔に使用することも可能です。ただし顔向けの乳液や保湿クリームとは違い、成分の種類や配合量が異なります。
またスキンケアと同じブランドでも香りの濃さが異なっていたり、つけ心地が顔の肌と合わなかったりする場合もあるので、顔に使用するときはお肌の様子を見ながら使うのがポイントです。
ボディミルクは髪に使える?
ボディミルクは髪に使ってもOK!髪のパサつきをやわらげ、毛先にうるおいを与えてくれます。ただし、油分も入っているため、つけすぎると髪がベタつきやすくなることも。使用するときは毛先を中心に少量ずつ馴染ませるのがポイントです。
また商品によっては髪への使用を推奨していないものもあるので、使用する前に商品説明欄をチェックしましょう。
ボディミルクとハンドクリームの違いは?
実は、ボディミルクとハンドクリームに大きな違いはありません。配合されている成分も似ているため、ハンドクリームをボディミルクで代用することも可能です。
ただし商品によって推奨されている使用部位が異なる場合があるので、代用する場合は使用方法をチェックしましょう。
またハンドクリームは油分が多くこってりとしたつけ心地のものが多い一方で、ボディミルクはみずみずしくやわらかなテクスチャーのため、ハンドクリームよりも保湿力がやや低めです。
保湿力を重視したいときはハンドクリーム、ベタつきにくいさっぱりとしたハンドケアをしたいときはボディミルクと使い分けると良いですよ。
おすすめのハンドクリームは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
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魅力的なお肌を目指すなら、他のボディケアアイテムにもこだわりましょう。以下の記事ではLIPSユーザーおすすめの人気アイテムを紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。
ボディケアアイテムは、塗りやすいものを選ぶと継続しやすいですよ。ローションのような水っぽいものが塗りやすく、油っぽくなるほど重く塗りにくいので参考にしてみてください。