選び方に迷ったら…? ポイント解説!

カバー力のある化粧下地を使うメリット・デメリットは?
ベースメイクの仕上がりを左右する化粧下地は、さまざまなメリットがあります。特にカバー力のある化粧下地は、10代・20代の毛穴目立ちや、30代・40代・50代が気になるシミやそばかすなどの肌悩みをカバー◎ 厚塗り感なく均一な美肌に仕上げられるのでおすすめです。まずは、カバー力のある化粧下地のメリットから確認していきましょう。
- 毛穴や色ムラなどを補正できる
- ファンデーションやコンシーラーの厚塗りを防げる
- ノーファンデで過ごしたい日に活躍
カバー力のある下地は、色ムラ・シミ・そばかす・毛穴など肌悩みを隠して美肌に仕上げられるのが魅力です。ノーファンデで過ごしたい日も、カバー力のある化粧下地だけでOK! 素肌感を残しつつ、肌悩みをナチュラルにカバーできます。カバー力に加えて色味補正効果のある化粧下地なら、肌のトーンを明るく見せて、透明感*のあるツヤ肌にも仕上げられますよ。
ただし、選び方や使い方を間違えると、カバー力のある化粧下地の効果を発揮できず、きれいに仕上がらないデメリットがあります。この記事では、失敗しにくいカバー力のある化粧下地の選び方や使い方を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
カバー力のある化粧下地と毛穴を目立ちにくくする化粧下地の人気ランキングは、以下をチェック!
*メーキャップ効果による
肌悩みをしっかり隠して美肌に!自分に合ったカバー力のある化粧下地の選び方
肌悩みをしっかり隠して美肌に整えたい人は、カバー力のある化粧下地を取り入れるのがおすすめ。カバー力のある化粧下地を選ぶときは、カバー力の高さはもちろん、肌悩みに合うカラーや肌質などに着目すると◎ ここからは、自分に合ったカバー力のある化粧下地の選び方を押さえましょう。
①ナチュラル?ハイカバー?好みの仕上がりでカバー力を選ぶ

カバー力のある化粧下地のなかでも、カバー力はナチュラルとハイカバーに分けられます。好みの仕上がりで選ぶといいでしょう。
カバー力の高いハイカバータイプは、ノーファンデ派におすすめ。下地1本でしっかり肌悩みを隠せるものを選びましょう。ベージュカラーの色付きなら肌悩みをカバーしやすく、トーンアップ効果*やUVカット効果のあるアイテムなら、ノーファンデでも素肌感のある美肌に仕上がりますよ。
一方、カバー力がナチュラルな化粧下地は、ナチュラルに肌悩みをカバーしたい人やカバー力の高いファンデーションを使う人に向いています。全体的に肌の色ムラをふんわりぼかせる下地を選ぶといいでしょう。
化粧下地とファンデーションをセットで使う場合は、ファンデーションとの相性や仕上がりを考えることも大切です。たとえば、ツヤ系ファンデーションなら崩れにくいタイプ、マットなファンデーションなら保湿力の高いタイプがベター。
もっと詳しく化粧下地について知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
ノーファンデメイクにおすすめのアイテムは、以下の記事をチェック! カバー力のある化粧下地だけではなく、コンシーラーやフェイスパウダーも紹介しています♪
*メーキャップ効果による
②肌悩みに合わせたカラーで悩みをカバー

化粧下地はベージュカラーをベタ塗りして色ムラや毛穴目立ちを隠すタイプだけではなく、色付きのコントロールカラーで部分的に肌悩みをカバーできるものもあります。コントロールカラーは、血色不足・ニキビ・クマなど肌悩みをカラーでカバーして、色ムラを均一に整えられますよ。
肌悩みごとに合う色があるので、以下で確認してみましょう。
- ピンク:血色感を出し、トーンアップ*
- オレンジ:クマ・シミ・そばかす・茶ぐすみをカバー
- グリーン:赤みを抑え、ニキビ跡をカバー
- ラベンダー:くすみを飛ばし、ワントーン明るい肌*に
- ベージュ:色ムラをカバーし、ノーファンデでもOKな肌に
- ブルー:肌の黄色みを抑え、透明感*を演出
クマ・シミ・そばかす・ニキビ跡は、コンシーラーのように部分的にコントロールカラーを使用すると◎ ピンク・ラベンダー・ベージュ・ブルーは広い範囲に塗り広げることで、血色感アップ・トーンアップ*・透明感*のある肌に仕上げられます。
ただし、量を塗りすぎたり全体的に広げすぎたりすると、白浮きした印象になってしまうことも。塗る量や範囲を調節しながら仕上げていくのがコツですよ。
コントロールカラーのおすすめを知りたい人は、以下の記事もあわせてチェックしてくださいね。カラーごとの使い方も詳しく解説しています。
*メーキャップ効果による
監修者
医師(東京八丁堀皮膚科・形成外科)平山 真奈、望月 香奈
③肌質に応じたスキンケア成分にも着目

カバー力の高い化粧下地に限らず、万人に合う下地はありません。自分の肌質に応じたスキンケア成分が配合されたアイテムを選びましょう。特に、乾燥肌・敏感肌・ニキビ肌は慎重に成分をチェックすることが大切です。
乾燥肌の人や乾燥の気になる季節は、肌のうるおいをキープできる保湿成分に注目しましょう。おすすめの保湿成分は以下のとおりです。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- スクワラン
- ホホバオイル
肌荒れが気になる人は、有効成分の配合された医薬部外品・薬用タイプがおすすめ。ニキビや肌荒れをしっかりカバーしながら、ニキビの予防ケアや肌荒れを防ぐ効果が期待できます。注目したい有効成分は、以下をチェック!
- グリチルリチン酸ジカリウム
- グリチルレチン酸ステアリル
- ナイアシンアミド
ほかにも、テカリ&乾燥に悩む混合肌やインナードライ肌の人は、パッケージの「皮脂吸着」「水分保持」というワードに注目しましょう。皮脂を吸着しながら水分をキープできるアイテムは、Tゾーンのテカリと頬や口元の乾燥を同時にカバーできます。また、アルコール成分が配合されたアイテムは避けるのがベター◎ 肌の刺激になったり、乾燥を悪化させたりする可能性があります。
乾燥肌や敏感肌にもおすすめの化粧下地を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
監修者
医師(東京八丁堀皮膚科・形成外科)平山 真奈、望月 香奈毎日のお化粧の際に必ず塗るものですから、日焼け止め成分やご自分の肌悩みにあった成分が配合されていると一石二鳥ですね!賢く選びましょう!!
④毛穴落ちが気になるならポアプライマーを仕込もう

毛穴落ちや化粧崩れが気になる人は、ポアプライマーがおすすめ。ポアプライマーは、毛穴周りの凹凸をカバーできる部分用化粧下地です。毛穴の凹凸が目立ちやすい部分に仕込むことで、なめらかな肌に仕上げるのが特徴。
また、ポアプライマーは皮脂や毛穴落ちしやすい鼻・眉間・頬の三角ゾーンに塗ることで化粧崩れを防ぐ効果が期待できます。気になる毛穴周りにポアプライマーを部分使いしてから全顔用の下地を使うことで、より均一な肌に仕上がりますよ。
以下の記事では、毛穴カバーできる化粧下地・ポアプライマーの人気アイテムや効果的な使い方を紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね!
監修者
医師(東京八丁堀皮膚科・形成外科)平山 真奈、望月 香奈お出かけ先の環境にも合わせましょう。オフィスなどの乾燥する場では保湿力の高いものを。アウトドア・スポーツでは崩れにくい成分が配合されているものなど、2種程度そろえて使い分けましょう!
⑤メイクを時短したいなら、UVカット効果があるものを

時短でベースメイクを完成させたい人は、UVカット効果のあるアイテムを選びましょう。一般的なメイクの工程は、「スキンケア→《日焼け止め》→化粧下地→ファンデーション」です。UVカット効果のある化粧下地を選ぶと、日焼け止めを塗る手間が省けますよ。
また使用シーンに合わせて、UVカット効果の高さを使い分けるのがベター◎ 使用シーンと目安のUVカット効果は、以下のとおりです。
- 日常生活:SPF20・PA++あれば十分!
- 屋外での活動:SPF30~40・PA+++を目安に
- 真夏のレジャー:SPF50・PA++++を選んで
なお、SPFはシミ・ソバカスの原因になる紫外線B波(UV-B)を、PAはシワ・たるみの原因になる紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標のこと。
SPFは数字が大きいほど紫外線カット効果が高く、50以上の場合は50+と表記されます。日常の紫外線対策ならSPF20・PA++ほどで十分。海やプールなど屋外で長時間紫外線を浴びるレジャーやアウトドアシーンでの紫外線対策は、SPF50・PA++++がおすすめです。
監修者
医師(東京八丁堀皮膚科・形成外科)平山 真奈、望月 香奈お肌色・肌質にあった化粧下地に出会えればその上からのファンデーションはフィニッシュパウダー程度で済んでしまうことも。気軽に塗って外出できる化粧下地があれば、肌を守ってくれますし、メイクが楽しくなりますね!
⑥迷ったらファンデーションとのライン使いがおすすめ
化粧下地はファンデーションと同じブランドでそろえるライン使いもおすすめです。同じブランドでのあわせ使いを想定して作られているので、化粧下地とファンデの相性◎
どれにしようか迷ったら、テスターやカウンターで下地とファンデーションの仕上がりを確かめましょう。ツヤ・マットなど、好みの仕上がりに合わせて選べるように複数の下地を出しているブランドもありますよ。
カバー力のある化粧下地の正しい塗り方

ここからは、カバー力のある下地を使用するときのムラになりにくいおすすめの塗り方をご紹介します。以下でポイントを確認しましょう。
- 塗りすぎ注意! 使用量はパール1粒分でOK
- 顔に5点置きして塗り広げる
- カバーしたい部分だけ重ね付け
パール1粒分で量が足りない場合は、少量ずつ足しましょう。付けすぎると、化粧崩れやテカリの原因になります。なお5点置きとは、両頬・あご・鼻先・おでこのこと。5点置きすることで、化粧下地を均一に塗り広げやすくなります。
化粧下地はベースメイクの土台。ムラなくヨレにくい仕上がりにするためには、手・スポンジ・ブラシなど使うツールも重要です。
手で塗る場合は、タッピングしながら内→外へ広げます。テクスチャーの重い化粧下地の場合は、手で無理にこすらずにトントンとスタンプの要領で広げていきましょう。肌への密着度をアップさせたい場合は、手のひらで顔を包み込みようにハンドプレスするのがおすすめ。
スポンジで塗る場合、水を含ませたスポンジをよく絞り、内→外にやさしく叩きながら伸ばしてください。ブラシで塗る場合は両頬に広めに化粧下地を塗り、ブラシでさっと広げます。毛穴が気になる部分は、小さなブラシでクルクルなじませましょう。
いずれのツールでも全顔に化粧下地に塗ったあとに、毛穴・シミなど肌悩みが気になる部分に薄く重ね付けすると、きちんとカバーできますよ。もっと詳しく化粧下地の塗り方を知りたい人は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
カバー力のある化粧下地に関するよくある疑問
カバー力のある化粧下地に関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
化粧下地は絶対塗るべき?
ファンデーションとあわせて使うのがおすすめです。
毛穴の凹凸を埋めたり色補正をしたりと、ファンデーションだけでは隠しきれない肌悩みも化粧下地でカバーできます。ナチュラルに美しく仕上げたいなら、ファンデーションとセットで化粧下地を使いましょう。
カバー力のある化粧下地とBBクリームとの違いは?
カバー力のある化粧下地とBBクリームは、役割が違います。2つの違いは以下のとおりです。
- 化粧下地…ファンデーションと使用し、肌をきれいに見せるための土台としての役割
- BBクリーム…1本でベースメイクを完成させるオールインワンアイテム
化粧下地は、基本的にファンデーションとの併用を考えて作られています。一方、BBクリームは下地やファンデーションだけではなく、美容液・パウダー・日焼け止めも兼ねているものもあり時短にピッタリ◎ 用途やなりたい印象などに合わせて、使いやすいほうを選びましょう。
化粧下地が毛穴落ちしやすいときの原因と対処法は?
原因は主に2つあります。
1つは、化粧下地を塗った直後にファンデーションを重ねている場合。化粧下地を塗って1分ほど時間を置いてからファンデーションを塗りましょう。多めに塗ったときや重ね付けした部分は、油分をティッシュオフしてからファンデーションを重ねるとGOOD◎
もう1つは、毛穴悩みの種類に化粧下地が合っていない場合です。開き毛穴にはポアプライマー、黒ずみ毛穴にはベージュカラーの下地でカバーするといいでしょう。自分の毛穴悩みはどちらのタイプなのかを確認したうえで、化粧下地を選んでみてくださいね。
なりたい肌印象へ!ベースメイクをよりきれいに仕上げるためのおすすめアイテム
よりきれいにベースメイクを仕上げたい人は、化粧下地以外のベースメイクアイテムや、メイクスポンジ・パフなどのツールにもこだわりましょう。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
ファッションに合わせて、パステルカラーを着るときにはラベンダー系をつかうなども楽しいかも。顔浮きしないように首まで塗りましょう。