選び方に迷ったら…? ポイント解説!

カバー力が高いファンデーションの魅力とは?
ファンデーションは、均一な肌に整えるベースメイクアイテムのひとつ。肌の色ムラ補正や質感コントロール、シミ・そばかすなどをカバーする役割があります。
特に、色ムラやシミ・そばかすなどの肌悩みが増えてくる30代以降は、カバー力を重視したファンデーション選びがポイント。カバー力の低いファンデーションで肌悩みやアラを隠そうとすると、厚塗り感が出てしまいます。
カバー力が高いファンデーションなら、少量でも肌悩みをカバーしやすいのでおすすめ◎ また、コンシーラーを使わなくても肌悩みを目立ちにくくできるので、ベースメイクアイテムを増やしたくない人にもピッタリですよ。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANA
肌悩みをカバー!自分に合ったカバー力が高いファンデーションの選び方
カバー力が高いファンデーションは、塗っている感がなくてもしっかり肌悩みをカバーできるのが魅力的。ただし、ひとえにファンデーションといっても、さまざまなタイプがあります。ファンデーションのタイプは以下のとおりです。
- パウダー:サラサラと軽いつけ心地で、汗・水に強い
- クリーム:保湿力とカバー力が高く、こっくりとしたテクスチャー
- リキッド:みずみずしいテクスチャーで、ツヤ感のある仕上がり
- クッション:保湿力が高く、初心者でも均一に仕上げやすい
- スティック:ピタッと密着して崩れにくい
ファンデーションはタイプによって特徴や使い心地が異なるので、自分の肌質や好みに合ったものを選びましょう。
①30代・40代・50代は高保湿でうるおいをキープできるものが◎

30代~50代は肌の水分量が徐々に減っていくためバリア機能が低下し、肌悩みが増えてくる年代。なかでも、乾燥や目元・口元の年齢サイン、シミ・そばかすが目立ちやすくなります。
30代~50代には、きちんとカバーできて保湿力の高いリキッドやクリームタイプがおすすめ。また、仕事・家事・育児で忙しい世代でもあるので、時短メイクができるオールインワンのクッションタイプも便利です。
紫外線対策ができるUVカット機能も注目したいポイント! 目元・口元の年齢サインやシミ・そばかすは、紫外線が原因のひとつともいわれています。肌悩みを増やさないためにも紫外線をしっかりブロックできる、カバー力が高いファンデーションを選ぶといいでしょう。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAどの世代でもUVカット効果があるものはおすすめです!紫外線対策を徹底しましょう。
②肌質に合ったものを選ぶ
ファンデーションを選ぶときは、肌質に合っているかどうかも重要なポイント。肌質に合っていないアイテムだと、メイク崩れやヨレの原因につながることもあります。ここからは、肌質別に合った選び方を見ていきましょう。
脂性肌の人は、サラサラ感が続く皮脂吸着パウダー配合のもの
皮脂の量が多い脂性肌はオイリー肌と呼ばれることもあり、ベタつきやテカリが気になりやすいのが特徴。皮脂が過剰に分泌されることによるメイク崩れに注意が必要な肌質です。
そんな脂性肌には、パウダータイプがおすすめ。サラサラした軽い仕上がりで、パウダーが皮脂によるメイク崩れを軽減します。さらに皮脂吸着パウダー配合のアイテムなら、肌のサラサラ感が続きやすいので脂性肌にピッタリです。
一方、油分が多く配合されているリキッド・クリーム・スティックタイプは脂性肌には不向き。メイクを崩れやすくさせる可能性があります。それでも、リキッドなどでツヤ肌に仕上げたい人は、フェイスパウダーをしっかりめに重ねてセミマットくらいの肌に整えるといいでしょう。
乾燥肌の人は、しっとり感のある保湿力が高いのもの
乾燥肌は、肌の水分・油分のどちらも少なく、うるおいが不足している状態。肌のカサつきや洗顔後のつっぱり感が気になるのが特徴です。
乾燥肌におすすめは、保湿力が高いリキッド・クッション・クリームタイプ。コラーゲン・ヒアルロン酸・セラミドなどの保湿成分が配合されているアイテムなら、メイクしながら肌のうるおいをキープできますよ。
また、ツヤ感のある仕上がりのものも、保湿力の高いアイテムが豊富なので要チェック♪ 反対にパウダータイプや皮脂・テカリを抑えるものは、乾燥によるカサつきやメイク崩れ、場合によっては粉っぽさが出てしまうので避けるのがベターです。
混合肌の人は、乾燥崩れと皮脂崩れどちらも防げるもの
混合肌とは、頬は乾燥するのにTゾーンは皮脂でベタつきやすい肌質のこと。乾燥崩れと皮脂崩れの両方を防げるバランスのいいアイテムを選びましょう。
混合肌におすすめは、リキッドとクッションタイプです。頬にほんのりツヤが出るくらいのセミマットな質感のアイテムを選ぶとGOOD!ベタつきよりも乾燥が気になる場合は、しっとりとした使用感のクリームタイプを使うのもアリ◎ クリームタイプを使用する場合は、Tゾーンの皮脂崩れに注意しましょう。
皮脂崩れを防ぐコツは、ベースメイクの仕上げに崩れやすい部分のみフェイスパウダーを重ねること。メイク仕立てのきれいな状態を長時間キープできますよ。
敏感肌の人は、やさしい使い心地のもの
敏感肌は、肌のバリア機能の低下による乾燥崩れに注意が必要な肌質です。敏感肌は、もともと肌が敏感な人だけではありません。季節の変わり目やホルモンバランスなどの影響で、成分によってはピリピリしたりかゆくなったりと、刺激を感じやすいのが特徴。
そんな敏感肌には、「低刺激処方」と謳っているアイテムがおすすめです。ただし、カバー力が高いファンデーションは、洗浄力が高いクレンジングが必要になることも。クレンジングは敏感肌へ負担になるので、石鹸で落としやすいアイテムを選ぶといいでしょう。
そのほか、肌の刺激になり得る界面活性剤やシリコーンなどが配合されていないアイテムを選ぶことも、大切なポイントです。たとえば、ミネラルファンデーションは、主に天然鉱物で構成されていて肌の刺激になる可能性のある成分が無添加の商品が豊富。
また石鹸で落とせるアイテムがほとんどなので、今使っているファンデーションの使い心地が気になる人は、ミネラルファンデーションを試してみるのもひとつの手ですよ。
おすすめの石鹸で落とせるアイテムを知りたい人は、以下のランキングを参考にしてくださいね。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAベースメイクはその人の印象を決める重要な部分です。肌質に合ったものを選ぶと持ちがよく、それだけで美しく仕上がります。まずは自分の肌質を知ることが大切です。
カバー力があるファンデーションは、それだけで肌を均一に見せることができるのでとても便利。しかし、まんべんなく塗ってしまうと厚塗りに見えてしまうので注意が必要です。