選び方に迷ったら…? ポイント解説!

マット化粧下地の魅力とは?
マット化粧下地は、パールやラメ感が控えめでセミマットからマットな質感に仕上がる化粧下地です。毛穴の凹凸が目立ちにくくなり、上品な印象に仕上がりますよ。
サラリとした肌を演出できるので、ツヤタイプの化粧下地を使うとテカリに見えてしまう人にもおすすめです。また、カバー力が高いマット下地を使うと、ファンデーションを厚塗りせずともふわっとした美肌を演出できます。
自分に合ったマット化粧下地を選んで、キレイなベースメイクに仕上げましょう♪
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANA
サラサラ美肌を演出!自分に合ったマット化粧下地の選び方
ここからは、マット化粧下地の選び方を解説します。配合されている成分や色など、自分に合った選び方を押さえましょう。
①マットorセミマット?理想の仕上がりに合わせて選ぼう

マットタイプ:@azs521 / セミマットタイプ:@hiro_ka1227
マット化粧下地には、光沢感のないマットな肌に仕上がるものと、光沢感が控えめなセミマットな肌に仕上がるものがあります。好みの仕上がりに合わせて選びましょう。
マットタイプは、ラメやパールが配合されておらず、陶器のようなサラリとした肌に仕上がります。上品な印象になるので、オフィスメイクにもおすすめです。
一方、セミマットタイプはラメやパールが控えめに入っています。ほんのりとしたツヤ感が出てヘルシーな印象の肌に仕上がりますよ。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANA皮脂が出やすい人はマットタイプ、普通肌の人はセミマットタイプからスタートすると◎ 皮脂が出やすいところは決まっているので、顔全体に塗布するのではなく部分使いがおすすめです。
②カバー力の高さは、一緒に使うアイテムに合わせると◎

ナチュラルなカバー力:@beaulog_rina / ハイカバー:@nonchan_make
化粧下地には、ナチュラルなカバー力のものとハイカバーのものがあります。併用するベースメイクアイテムとの相性を考えて選ぶと、よりキレイなベースメイクに仕上がりますよ。
ナチュラルなカバー力の化粧下地は、ファンデーションやコンシーラーなどを重ねてベースメイクを仕上げる人に適しています。ハイカバーなファンデーションと合わせて使っても、厚塗り感が出にくいですよ。
一方、ハイカバーのものは、化粧下地だけでベースメイクを仕上げたい人やノーファンデ派の人におすすめです。化粧下地だけでも肌悩みをカバーしやすいので、時短したい人にも適しています。
以下の記事では、カバー力のある化粧下地のおすすめ人気ランキングを紹介しているので、アイテム選びの参考にしてください。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAマットという質感は「メイク感」が出やすいため、まずはハイカバーのものよりナチュラルなものを使って、足りないところをファンデーションで補うのがおすすめ。手や筆よりもスポンジで塗ったほうが薄付きに仕上がるので、ツールを使い分けるのもおすすめです。
③肌質に合った成分配合なら崩れにくい!
肌質に合わない化粧下地を使うと、ベースメイクが崩れる原因になります。長時間キレイなメイクをキープするためにも、自分の肌質に合った成分が配合されているものを選びましょう。
脂性肌の人は、皮脂吸着成分配合のものを

脂性肌は、皮脂とベースメイクが混ざってメイクがヨレやすい肌質です。そのため、余分な皮脂を取り除く皮脂吸着成分が配合された化粧下地を選ぶとよいですよ。
皮脂吸着成分には、以下のようなものがあるので、商品の成分表示やパッケージをチェックしてみましょう。
- メタクリル酸メチルクロスポリマー
- シリカ
その他、油分の配合量が少ないものやオイルフリー処方の化粧下地もおすすめです。肌の状態に合わせて、テカりやすい部分にのみ塗るなど、うまく使い分けてみましょう。
以下の記事では、脂性肌向け化粧下地のおすすめ人気ランキングを紹介しているので、チェックしてください。
乾燥肌の人は、保湿成分配合のものを

乾燥肌は、メイクしてから時間が経つとファンデーションがひび割れたり、粉を吹いたりしやすい肌質です。そのため、保湿成分が配合された化粧下地を選びましょう。
商品の成分表示は、配合量が多いものから順に記載されているので、以下のような保湿成分が前のほうに記載されているものを選ぶとよいですよ。
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
以下の記事では、乾燥肌におすすめ化粧下地を紹介しているので、参考にしてください。
混合肌の人は、部位によって使い分けるのがおすすめ

混合肌は、乾燥しやすい部分とベタつきやすい部分が混在しています。そのため、乾燥崩れと皮脂崩れの両方が起こりやすい肌質です。化粧下地は、部位によって使い分けるとキレイに仕上がります。
乾燥しやすい部分には保湿成分配合のもの、ベタつきやすい部分は皮脂吸着成分配合のものを使うとよいですよ。以下の記事では、混合肌向け化粧下地のおすすめ人気ランキングを紹介しているので、アイテム選びの参考にしてください。
敏感肌の人は、やさしい使い心地のものを

敏感肌は外部からの刺激を受けやすい肌質です。そのため、化粧下地はやさしい使い心地のものを選びましょう。
以下の成分は、必ずしも刺激になるわけではありませんが、人によっては刺激を感じることもあります。敏感肌の人は避けるほうがよいでしょう。
- パラベン
- アルコール
- 合成着色料
- 合成香料
また、パッケージの「低刺激処方」や「敏感肌向け」の表記もチェックすると◎ 「アレルギーテスト済み*」「スティンギングテスト済み*」「パッチテスト済み*」など、テスト済み*表記を選ぶ際の目安にする方法もありますよ。
敏感肌の場合、W洗顔やクレンジングの高い洗浄力が乾燥に繋がり、肌への負担になることもあります。そのため「石けんで落とせる」や「クレンジング不要」の記載がある化粧下地もおすすめです。
敏感肌でも使いやすい化粧下地のおすすめ人気ランキングは、以下の記事をチェック!
*すべての人にアレルギー、皮膚刺激が起こらないというわけではありません
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAマット下地を使うからこそ、どんな肌質の人も保湿をしっかりしてからメイクをスタートしましょう。
失敗しないコツは部分使いをすること。マット下地を顔全体に塗ってしまうと、顔が大きく見えてしまうおそれがあります。おでこ・鼻・頬のあたりなど皮脂や毛穴が目立つところを中心にうすく重ねていくとメイク崩れもしづらく、立体感も出やすいです。
④色選びは、カバーしたい肌悩みに合わせると◎

化粧下地には、さまざまな色があります。化粧下地である程度肌悩みをカバーしておくと、ファンデーションを厚塗りしなくてもキレイに仕上がり、崩れにくくなりますよ。色の補正効果によってカバーできる肌悩みが異なるため、自分の肌悩みに合う色を選びましょう。
- ピンク:血色感を演出できる。肌のくすみが気になる人におすすめ。
- パープル:透明感*を演出できる。肌の黄ぐすみが気になる人におすすめ。
- ブルー:顔に立体感を出したいときにおすすめ。儚げな雰囲気に仕上がる。
- イエロー:シミ・そばかす・茶クマをカバーしたい人におすすめ。
- グリーン:小鼻・頬の赤み・ニキビ跡をカバーできる。部分使いがおすすめ。
- ベージュ:自然でヘルシーな印象の肌に見せたいときにおすすめ。
- カラーレス:ファンデーションの色味を邪魔しない。肌悩みが少ない人にも◎。
以下の記事では、おすすめのコントロールカラーを紹介しているので、参考にしてください。
*メーキャップ効果による
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAマットタイプのカラー下地は白っぽく仕上がるものが多くあります。首まで塗ったり、ちょっと濃いめのファンデーションの色を選んだりして調整してみてください。特にブルーやグリーンなどは注意が必要です。
⑤毛穴目立ちもカバーしたいなら、ポアプライマーがGOOD!

毛穴目立ちが気になる人には、ポアプライマーがおすすめです。ポアプライマーには主に2種類のタイプがあるので、自分に合うものを選びましょう。
「肌のキメを整えてカバーするタイプ」は、塗った部分の肌のキメを整えてなめらかな肌に導くタイプです。おでこや鼻すじなど、毛穴が目立ちやすい部分におすすめ。一方「光の補正効果でカバーするタイプ」は、光によるツヤ感で毛穴を目立ちにくくします。ツヤ感があるとキレイな肌に見える頬に使うのがおすすめです。
ポアプライマーのパッケージには「毛穴レス」「ポアレス」「パテ埋め」などと記載されていることが多いので、目印にするとよいでしょう。
毛穴カバー化粧下地のおすすめ人気ランキングは、こちらからチェック!
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAポアプライマーは、毛穴が気になる人はぜひ使ってほしいアイテムです。液体のもの、ちょっと固めのものなどがありますが、まずはさらっとした液体タイプが失敗しにくいのでおすすめ。塗るときはうすく塗り重ねてくださいね。
⑥紫外線を防ぎたいなら、UVカット機能付きがおすすめ

紫外線対策をしたい人は、UVカット機能付きの化粧下地を選びましょう。日焼け止めを塗る手間がなくなるので、ベースメイクの時短にもなりますよ。使うシーンによって必要なUVカットレベルが異なるため、以下を参考にしてください。
日常生活 | SPF20・PA++ |
---|---|
軽い外出 | SPF30~40・PA+++ |
屋外での活動 | SPF50以上・PA++++ |
なお、「SPF」はシミ・そばかすの原因になる紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標、「PA」はシワ・たるみの原因になる紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標です。
⑦プチプラorデパコス?人気ブランドの商品に注目!

マットに仕上がる化粧下地は、さまざまなブランドから発売されているので、どれがよいか迷う人もいるでしょう。ここでは、プチプラとデパコスに分けて、人気ブランドのマット化粧下地を紹介するので、アイテム選びの参考にしてください。
プチプラでは、マットに仕上がりながら乾燥しにくい&be(アンドビー)「&be マットプライマー」が人気です。マシュマロのようなふんわり肌に仕上げたい人には、KiSS(キス)「マットシフォン UVホワイトニングベースN」がおすすめ。
デパコスでは、みずみずしくて使用感がよいCle de Peau Beaute(クレ・ド・ポー ボーテ)「クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールマティフィアンリサン」が人気です。毛穴の目立ちにくいサラサラ肌に仕上げたい人は、Dior(ディオール)「ディオールスキン フォーエヴァー ベルベット ヴェール」をチェックしてみて。
他の商品も見たい人は、以下の記事もチェックしてください。
崩れにくく仕上げる!マット化粧下地の使い方

ここでは、崩れにくく仕上げるマット化粧下地の使い方を紹介します。
- パール粒ほどをスポンジに取り、おでこ・鼻・両頬・あごに置く
- 顔の内側から外側に向かって塗り広げる
- スポンジで軽く叩いて密着させる
- しっかりとカバーしたい部分には重ね塗りする
化粧下地を塗布する前には、しっかりスキンケアをし、日焼け止めを塗りましょう。スキンケアをしてすぐに化粧下地を塗るとヨレてしまうことがあるので、1~2分置いてから使うことをおすすめします。
化粧下地はしっかり重ね塗りして、ファンデーションを薄めに塗ると崩れにくくなります。おでこや鼻すじなどのテカりやすい部分には、少し多めに化粧下地をつけましょう。小鼻はスポンジで叩き込むようにして仕上げると、毛穴をカバーしやすいですよ。
以下の記事では、化粧下地を塗り方を紹介しているので、参考にしてください。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAマット下地は乾燥した印象になりがちなので、スキンケアでしっかり保湿することを忘れずに。化粧下地だけでなくフェイスパウダーもマットタイプを薄く重ねると、仕上がりがよくなるだけでなく、崩れ防止にもなりますよ。
マット化粧下地に関するよくある疑問
マット化粧下地に関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
化粧が崩れたときのお直し方法は?
化粧が崩れたときは、崩れた部分に化粧水をなじませて、ティッシュで取り除きます。取り除いた部分に再度化粧下地、ファンデーションをつけましょう。
目元・口元・小鼻などの崩れやすい部分はコンシーラーで直して、フェイスパウダーを重ねると崩れにくくなります。
日焼け止めと化粧下地の違いは?
日焼け止めは紫外線を防止することがメインのアイテムです。一方、化粧下地は肌悩みをカバーしメイク持ちをよくする役割があります。
UVカット機能付きの化粧下地もありますが、しっかり紫外線対策をしたい場合は、日焼け止めとの併用がおすすめです。時短メイクをしたい人は、BBクリームなどの多機能アイテムを使うとよいですよ。
以下の記事では、BBクリームのおすすめ人気ランキングを紹介しているので、アイテム選びの参考にしてください。
40代におすすめのマット化粧下地は?
40代の肌は、皮脂の分泌量が減少し乾燥しやすいため、保湿成分が配合されたマット化粧下地がおすすめです。また、くすみが気になりやすい年代なので、血色感をプラスできるピンクや黄ぐすみをカバーしやすいパープル・ブルーのものを選ぶとよいでしょう。
マットに仕上がる他のベースメイクアイテムもチェック!
マットな肌に仕上げたいなら、他のベースメイクアイテムもマットに仕上がるものをチェックしてみましょう。以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめのベースメイクアイテムアイテムを紹介しているので、参考にしてください。
メイクのりが悪いときはスキンケアを見直そう!
メイクのりが悪いときは、自分に合ったスキンケアアイテムでお手入れすることが大切です。以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめのスキンケアアイテムを紹介しているので、あわせてチェックしてください。
マット下地を使ってメイクをすると、肌が上品で落ち着いた印象に仕上がると同時に、アイシャドウのキラキラ感やリップのツヤなど質感の違うものを引き立たせる効果があり、ポイントメイクを強調することもできます。特に皮脂がでやすい人や年齢が若い人にもチャレンジしてほしいアイテムです。