選び方に迷ったら…? ポイント解説!

紫外線防止効果+化粧下地効果=日焼け止め下地(UV下地)
忙しい朝の時間に日焼け止めと化粧下地の2つを塗るのって、手間がかかりますよね。しかしそんなお悩みを解消できるのが、「日焼け止め下地」!UVカット機能と化粧下地機能の両方が備わったアイテムなんですよ。
正式に「日焼け止め下地(UV下地)」として発売されている商品はもちろん日焼け止めでありながら下地として使える商品や、乳液から下地までオールインワンになっている商品も。忙しい女性の味方として便利に使えるので、あなたのライフスタイルに合ったものを選びましょう。
日焼け止めと化粧下地の違いは役割の差
日焼け止めは紫外線を防止するためのもの。対して化粧下地は、ファンデーションのノリをアップして持ちを良くすること!それぞれ役割が異なりますが、この2つの良いとこどりをした商品が『日焼け止め下地』なんです。
日焼け止め下地の選び方
紫外線は「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があり、1年中降り注いでいます。UV-Cは地表にはほとんど届かないため、あまり考慮する必要はありませんが、UV-A・UV-Bの2種類は肌に影響を与えるため対策が必要。
まずは、日焼け止め下地の選び方を確認していきましょう!
夏・冬など時期に合わせたUVカット数値を選ぶ
1つ目の選び方は、UVカット機能の高さを表す、SPF・PAの数値で選ぶ方法です。紫外線から、肌を守ってくれる強さの数値を表しているのが、SPFとPAです。SPFはUV-Bから、PAはUV-Aから肌を守ってくれる数値が表されています。
夏の時期や積雪があるときなど、紫外線量が多い日に長時間屋外に居る予定があるなら高い数値のものを選ぶといいでしょう。お肌が敏感な方は、数値の高さだけでなくご自身のお肌に合うものを選ぶことも忘れずに!
紫外線対策をしっかりと行わないと、数年後後悔することになるなんてことも…!?
監修者
みずほクリニック小松 磨史
コントロールカラー機能付きで肌悩みをカバーしトーンアップ
ベーシックな日焼け止め下地は白色で、自然なトーンアップ効果があります。白色以外にも、ピンク・ブルーなどのカラーがついている商品も。コントロールカラーのように色をのせることで、肌悩みのカバーがしやすくなります。
肌悩みをカバーしたいがために、ベースメイクが厚塗りになりがちという方は、カラータイプの日焼け止め下地を視野に入れてもいいかもしれませんね。
- ブルー:黄色いくすみが気になる方におすすめ
- ピンク:血色感が欲しい方におすすめ
- イエロー:色ムラ・疲れ顔が気になる方におすすめ
- パープル:透明感と血色感が欲しい方におすすめ
ベージュカラー&カバー力の高い商品はファンデいらずで時短に!
コントロールカラー効果があるタイプのほかには、ベージュの色味が付いた日焼け止め下地も。色ムラや毛穴目立ちなどをしっかり隠すハイカバーな商品なら、ファンデいらずでベースメイクが1本で完了!自分の肌色に合った色を選ぶことも大切なので、選ぶときの参考にしてみて下さいね。
ウォータープルーフ&汗皮脂に強いタイプなら崩れない

下地として使うなら、崩れにくさも重要な基準ですよね。日焼け止めのもともとの油分に加え、日中の活動を通して肌から分泌される皮脂が加わると化粧が崩れやすくなってしまうため、油分が多めの下地は避けるようにしましょう。
普段から皮脂崩れや毛穴落ちなどが気になる方は、皮脂吸着パウダー配合・ウォータープルーフタイプなど、耐性のある下地を選ぶのがおすすめです。
敏感肌さんはノンケミカル・落としやすいものが◎
直接肌に触れるものだからこそ、成分も重要な基準の1つです。特に肌の状態がゆらぎがちな方や刺激を感じやすい敏感肌の方は、肌のことを考えた処方の商品を選ぶようにしましょう。紫外線吸収剤を使用していないものはパッケージに「紫外線吸収剤不使用」や「ノンケミカル」の表記がありますので、参考にしてみるといいかもしれませんね。
紫外線散乱剤のみを使用したタイプや、石鹸・洗顔料でするんと落とせるものなら肌負担も軽減できます!
監修者
みずほクリニック小松 磨史日焼け止めは、大きく紫外線散乱剤と吸収剤に分けられますがどちらも一長一短です。
散乱剤は、配合量が多いと白浮きして肌の色調が不自然に見えたりすることがあります。
また吸収剤は、白浮きこそしづらいですが紫外線を吸収して化学反応を起こすので、その反応により皮膚が炎症を起こしたりすることがあり得るなどのデメリットがあります。
ジェルやクリームなどテクスチャーで選ぶ
「日焼け止め下地」のテクスチャーは、定番のクリームタイプはもちろん、みずみずしい仕上げにするジェルタイプや、乳液のようなミルクタイプなどさまざま。
- クリームタイプ……トーンアップ効果が高いので、パウダーファンデのみのナチュラルメイクに
- ジェルやエッセンス……肌馴染みが良いので塗りやすく、脂性肌やリキッドファンデを使う方におすすめ
- ミルク……保湿効果が高いのでリキッドファンデ前にも使え、乾燥肌さんに向きます
ドラッグストアなどで購入可能なプチプラ・市販ならリピートしやすい
毎日使う日焼け止め下地は、リピートのしやすさも大切なポイントです。テクスチャーや使用感にこだわるならデパコスもおすすめですが、ドラッグストアやバラエティショップなど市販で手に入るプチプラ商品も◎
日焼け止め下地の使い方・塗る順番《ベースメイクのやり方》

日焼け止め下地は、通常の下地と同様に、スキンケアの後ファンデーションを塗る前に使いましょう。ただし、上記で紹介してきた商品にもあったように、乳液機能つきの日焼け止め下地の場合は、スキンケアの一部を割愛できます。
- 洗顔をした後、化粧水を塗る
- 乳液を塗る(乳液機能入りの日焼け止め下地の場合は割愛可)
- 日焼け止め下地を塗る
- ファンデーション・コンシーラーなどでベースメイクをする
- アイメイクなどのポイントメイクをする
こちらはあくまで一般的な順番なので、使用している日焼け止め下地のパッケージなどに記載されているやり方を確認するのをおすすめします。
≪順番≫日焼け止め&下地の両方を使うなら、日焼け止めが先!

日焼け止めと化粧下地が別々で、2つを併用したい場合は、日焼け止めを塗ったあとに化粧下地を塗るのがベーシックな方法です。
- 洗顔をする
- 化粧水・乳液などでスキンケアを行う
- 日焼け止めを塗る
- 化粧下地を塗る
- ファンデーション・コンシーラーなどでベースメイクをする
- アイメイクなどのポイントメイクをする
このような順番で仕上げるといいですよ。
≪注意点≫日焼け止めと下地を混ぜて使うのはNG!

日焼け止めと化粧下地を別々で持っている場合でも、2つを混ぜて使うのはNG。日焼け止めは一定量を使うことで紫外線防止機能を発揮するので、混ぜることで塗る量あたりのUVカット成分の割合が少なくなる懸念が!結果的に、日焼けを招いてしまうかもしれません。
また、日焼け止めと化粧下地の相性が悪く、組み合わせることで予期せぬ肌荒れを生んでしまう可能性も。2つを単体で使う場合には、混ぜずに順番通り重ねるようにしましょう。相性が気になる場合、初めて商品を使う前にパッチテストをするのもおすすめです。
監修者
みずほクリニック小松 磨史初めて使う化粧品が自分の肌にあっているかどうかを見極めるのには、パッチテストは良い方法です。
腕などに乗せてみて、30分ほどおいて強い赤みや痒みなどが生じないかチェックしてから、顔に使ってみて下さい。
日焼け止め化粧下地で、気になる紫外線をケアしよう
今回は人気の日焼け止め下地を、プチプラ・デパコス別にご紹介しました。日焼け止めと化粧下地で別のものを使用するのも良いですが、2つの機能を併せ持つアイテムなら、うっかり塗り忘れを防げます。あなたも、この夏は日焼け止め下地を使って、紫外線ケアをしませんか?
なお、下地だけではなくファンデーションでも紫外線対策を行うことで、より日焼けのムラを防ぐことができます。下記で日焼け止め機能つきのファンデーションをご紹介しているので、ぜひ一緒に使うアイテムを選んでみてくださいね。
監修者
みずほクリニック小松 磨史紫外線は、肌老化の主な原因の一つです。UVBは主にシミの原因となりUVAは、シワやタルミなど肌質の劣化を招きます。
PA(protection grade of UVA)とSPF(Sun Protection Factor)の出来るだけ度数の高いものを使い、若いうちからしっかりとUVケアをすることが、健康な肌を長く保つ上で重要です。
肌老化の原因は、年齢と紫外線、乾燥、栄養状態など様々な要因が挙げられます。
特に紫外線は、日焼け止めによってかなり防御が可能なため、肌質の劣化によるシミやハリ不足などを防いでくれます。
出来るだけ防御力の高い製品を日頃から使うように心がけましょう。