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選び方に迷ったら…？ ポイント解説！
選び方に迷ったら…？ ポイント解説！フェイスクリームは保湿効果が高い？乳液との違いは？
フェイスクリーム（顔用の保湿クリーム）は、スキンケアの仕上げに使うことが多く、クリームより前のステップで行ったスキンケアのうるおいを閉じ込める役割があります。冬場など普段のスキンケアだけでは乾燥が気になるときや、乾燥肌の人・混合肌で部分的に乾燥が気になる人におすすめです。
フェイスクリームと乳液では、配合されている水分と油分の割合が異なります。フェイスクリームは乳液に比べて油分が多く、しっとりとした使用感が特徴です。一方で乳液は、水分が多くさらりとした使用感。肌をなめらかに整え、うるおいを与える役割がありますよ。
乳液とクリームの違いをもっと知りたい人は、以下の記事で詳しく解説しています。
乾燥を防いでうるおい美肌を目指す！自分に合ったフェイスクリームの選び方
ここからは、フェイスクリームの選び方について解説します。自分に合ったフェイスクリームの選び方を押さえましょう。
①保湿力は配合成分で変わる！肌質に合わせて選ぼう
フェイスクリームを選ぶうえで重視したいのは、保湿力です。肌の状態や季節に合った保湿力のものを選ぶと、心地良く使用できますよ。保湿力は、配合されている「油性保湿成分」と「水性保湿成分」のどちらが多いかによって変わります。
乾燥肌：油性保湿成分が充実したタイプがおすすめ！秋冬や夜のケアにも◎
乾燥肌の人や秋冬など肌が乾燥しやすい季節には、「油性保湿成分」が配合されたフェイスクリームがおすすめです。油性の保湿成分には、うるおいにフタをして乾燥を防ぐ効果が期待できます。こっくりした使用感で保湿力が高いものが多いのも特徴です。
主な油性保湿成分
- セラミド
- スクワラン
- ワセリン
- ホホバ種子油
- ミネラルオイル
- シリコーンオイル
- 油脂油
とくに乾燥が気になるときや、重めのクリームでしっかり保湿したいときには、上記の成分が配合されているかをチェックしてみてください。就寝中に肌が乾燥するのを防ぐナイトクリームも、油性保湿成分が豊富に含まれたものが多く展開されていますよ。
脂性肌：水性保湿成分に注目！ベタつきが苦手な人や朝のケアにおすすめ
脂性肌の人や重たいクリームは苦手な人は、「水性保湿成分」が多めに配合されたクリームがおすすめです。水性の保湿成分には、肌にうるおいを与える効果が期待できます。
油性保湿成分が含まれたクリームに比べると保湿力は下がりますが、軽めの使用感でベタつきにくいものが多いのが特徴。テカリが気になる春夏や、メイク前の朝のスキンケアにもおすすめです。
主な水性保湿成分
- グリセリン
- PG
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
とにかくベタつきが苦手でさらっと肌を保湿したいという人は、上記の水性保湿成分が多めに含まれているものをチェック。テクスチャーが軽めで、みずみずしくうるおった肌に仕上がります。
②年代や肌悩みに合った＋αの成分をチェック！
保湿成分に加え、肌悩みに合った成分が配合されているとスキンケアの満足度がアップします。とくに、30代・40代・50代以上になると肌悩みが増えやすいのでフェイスクリームでしっかりケアしましょう。
ベタつきや肌荒れが気になりやすい20代は、抗炎症作用のある有効成分
20代前半は、10代に続き皮脂の分泌が多い場合もあることから肌のベタつきや肌荒れに悩まされる人が少なくありません。そんなときは、肌荒れを予防する抗炎症作用のある有効成分が配合された、医薬部外品のフェイスクリームを選ぶのがおすすめです。
肌荒れに加えてニキビができやすい人は、ノンコメドジェニックテスト済み*を選ぶと良いでしょう。コメドと呼ばれるニキビのもとができにくい処方のアイテムであり、ニキビの予防につながります。
*すべての人にニキビのもと（コメド）ができないわけではありません
シミ・そばかすが気になりやすい30代・40代は、予防ケアが叶う美白*有効成分
シミ・そばかすや、乾燥によるくすみが気になるという人は、美白*の有効成分が配合された医薬部外品のフェイスクリームがおすすめです。
医薬部外品とは、厚生労働省が効能・効果を認定した有効成分が一定の濃度入っている製品のこと。どの有効成分が入っているかは、パッケージなどに記載されていることが多いのでチェックしてみてください。
美白*有効成分の例
- ビタミンC誘導体
- トラネキサム酸
- アルブチン
- プラセンタエキス
*メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
ハリ不足が気になる50代・60代は、エイジングケア*向きの保湿成分
肌が乾燥しやすくなり、毛穴目立ちや目元・口元に気になる悩みが出やすい50代・60代。フェイスクリームは高保湿であるだけではなく、エイジングケア*向きの成分が配合されたものを積極的に取り入れましょう。
エイジングケア*向きの成分
- レチノール
- ナイアシンアミド
- セラミド
- 水溶性コラーゲン
とくにシワが気になる人は、シワ改善効果が認められたレチノールやナイアシンアミドといった有効成分を含む、医薬部外品のフェイスクリームがおすすめです。
*年齢に応じた化粧品等によるケアのこと
監修者医師（やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長）宇井 千穂
③敏感肌の人は低刺激・無添加タイプを選ぶのがベター
敏感肌の人は、自分の肌に合わない成分が配合されていると肌トラブルが起きる可能性もあります。商品が作られる過程で、肌が敏感な人でも使いやすいかどうかテストされたフェイスクリームもあるので、チェックしてみましょう。
テスト済みの商品には「パッチテスト済み*」「アレルギーテスト済み*」「スティンギングテスト済み*」と表記されています。パッケージなどの記載を確認して選ぶようにしてくださいね。
また、肌が敏感な人には成分がシンプルなものがおすすめ。肌の刺激につながりやすい成分が入っていないものを選びましょう。パッケージに記載されている全成分表示を見て、以下のような成分が含まれていないか確認してください。
敏感肌さんが気をつけたい成分
- エタノール
- 着色料
- アルコール
- 香料
- パラベン
敏感肌でも使いやすいフェイスクリームの人気商品は、以下の記事で紹介しています。
*すべての人にアレルギー、皮膚刺激が起こらないというわけではありません
- 監修者医師（やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長）宇井 千穂
気をつけたい成分が一概に悪いというわけではありません。実はそれ以外の成分が肌に合っていない…ということもありますので、「気をつけたい成分が入っていない」や「敏感肌用」などの表示だけで判断せず、パッチテストで試してみることをおすすめします。
④プチプラ？デパコス？シーンに合わせて使い分けよう！
フェイスクリームは、プチプラとデパコスどちらからも魅力的な商品が販売されています。使うシーンに合わせて価格帯の違うフェイスクリームを選ぶのも、スキンケアの楽しみがアップするおすすめの選び方です。
ドラッグストアでも買えるプチプラは毎日使いに◎
ドラッグストアなど普段買い物をする店舗で気軽に購入できるプチプラのフェイスクリームは、毎日のスキンケアにぴったり。コスパが良いものが多いので、日々のスキンケアでたっぷり使えるのがうれしいポイントです。
プチプラフェイスクリームの人気商品
- キュレル「潤浸保湿 フェイスクリーム」：乾燥性敏感肌向けブランドの人気商品。有効成分の消炎剤が配合され、肌荒れを防ぐ医薬部外品です。
- ラ ロッシュ ポゼ「シカプラスト リペアクリーム B5+」：乾燥によるさまざまな肌悩みをケアするフェイスクリーム。ベタつきにくいのにしっかりと保湿できると好評。
プチプラフェイスクリームのおすすめをもっと知りたい人は、以下の記事をチェックしてください！
デパコスはブランド独自の処方が魅力
デパコスは、より自分の肌質や肌悩みに合うものを選びやすいことが魅力。ブランド独自の成分や肌悩みに特化した成分が配合されていることが多いうえに、デパートで美容部員からアドバイスや商品説明を受けて購入できますよ。
プチプラフェイスクリームの人気商品
- コスメデコルテ「リポソーム アドバンスト リペアクリーム」：ハリ・ツヤ・弾力のある肌に導くクリーム。伸びが良く少量でも満足感があるため、コスパも◎
- カネボウ「クリーム イン デイ」：フェイスクリームには珍しい朝用タイプ。重すぎず軽すぎないテクスチャーで、朝のメイクにみずみずしさをプラスします。
デパコスフェイスクリームのおすすめは、こちらの記事でも紹介しています。
【アンケート調査】LIPSユーザーはどうやってフェイスクリームを選んでいる？
LIPSユーザー726名に普段どのようにフェイスクリームを選んでいるのか、重視するポイントや期待する効果、予算などを調査しました。
※LIPSユーザーを対象にしたアンケート集計期間：2024年5月2日(木)～5月7日(火) n=726
最も重視して選ぶ人が多かったのは「保湿効果があるか」
フェイスクリームを選ぶとき「保湿効果があるか」を重視するという回答が51.2%を占め、最も多い結果になりました。肌をしっかりと保湿したいという期待のもと、フェイスクリームを取り入れている人が多いようです。
一方で24.8%の人が「使っていない」と回答しており、約4人に1人がフェイスクリームを使っていないこともわかりました。
予算は1,000〜2,000円未満で選ぶ人が多い
予算で最も多かったのは「1,000〜2,000円未満」という回答でした。しかし、年齢が上がるにつれその割合は低くなり、30代以降は「5,000～10,000円未満」が最も多くなっています。年齢を重ね肌悩みが増えるとともに、フェイスクリームの予算も上がる傾向にあるようです。
また、10代では約半数しかフェイスクリームを使っていないという結果に。乾燥を感じることの少ない10代は、保湿力の高いフェイスクリームよりも乳液で済ませている人が多いようです。
フェイスクリームの正しい使い方
スキンケアアイテムには効果的な順番や塗り方があり、間違えると効果を感じにくくなることも。ここでは、フェイスクリームの正しい使い方を解説します。
フェイスクリームの正しい使い方
- 適量を手に取り、手のひらで温める
- 額・両頬・鼻・あごの5点にクリームをのせる
- 両手で顔の内側から外側に向かって塗り広げる
- 手のひらでハンドプレスしてなじませる
フェイスクリームを肌になじませるときは、顔の内側から外側に向かって横方向に塗り広げましょう。額や頬などの広い部分は手のひら全体を使い、鼻などの細かい部分は指先を使うとムラなく塗り広げやすいですよ。
フェイスクリームが伸びたら、仕上げに手のひらで顔を包み込むようにハンドプレスしてなじませます。年齢サインが出やすい首もあわせてケアしましょう。スキンケアをするときには、肌に摩擦がかからないように、やさしい力加減で行ってくださいね。
- 監修者医師（やさしい美容皮膚科・皮フ科 秋葉原院 院長）宇井 千穂
フェイスクリームが良くても、塗り方によって肌が疲れてしまったり、悪い影響を与えてしまったりすることがあります。肌はやさしく、できるだけ摩擦のないように触れましょう。
フェイスクリームを使う順番は？どのタイミングで使うと良い？
フェイスクリームは、基本的に美容液のあとにスキンケアの仕上げとして使用します。ただし、商品によっては特別な使い方をするものもあるので、パッケージなどに記載されている使用方法を確認して使うようにしましょう。
基本的なスキンケアの順番
- クレンジング
- 洗顔
- 化粧水
- 美容液
- クリーム
フェイスクリームはスキンケアのうるおいを閉じ込める役割があります。朝・夜の1日2回を目安に、スキンケアの最後に使用し続けると、うるおった肌がキープされて美肌を目指せますよ。ただし、商品によっては朝の使用に向いていないものもあるので、事前に確認してください。
フェイスクリームに関するよくある疑問
フェイスクリームに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
乳液とフェイスクリームはどちらも使うべき？
乳液とフェイスクリームは、肌質によって使い分けると良いでしょう。
乾燥肌や敏感肌の人は、乳液とフェイスクリームを併用してしっかり保湿することをおすすめします。一方で皮脂量が多い脂性肌の人は、ベタつきが気になりやすいため併用しないほうがベター。
肌のベタつきも乾燥も気になる混合肌の人は、ベタつきやすい部分には乳液のみを、乾燥が気になる部分にはフェイスクリームを使用するなど使い分けると良いですよ。
フェイスクリームは顔以外にも使える？
フェイスクリームは顔以外にも使用できます。スキンケアと同じタイミングで、乾燥しやすい首のケアをするのもおすすめですよ。
ただし、身体全体など広い範囲に使用する場合は、ボディ用のクリームを使うほうがたっぷり使えてコスパが良いでしょう。ひじやかかとのガサガサをケアしたいときには、厚くなった角質ケアをしやすい尿素入りのクリームがおすすめです。
ボディクリームのおすすめは、以下の記事で詳しく紹介しています。気になる人はこちらもチェックしてみてくださいね。
メンズにおすすめのフェイスクリームは？どうやって選ぶべき？
男性の肌は皮脂量が多くベタつきやすいため、さっぱりした使用感のフェイスクリームがおすすめです。ニキビができやすく予防したい人は、殺菌成分であるサリチル酸や、抗炎症成分のグリチルリチン酸2Kが入っているフェイスクリームを選んでみてください。
メンズにおすすめの保湿クリームは、こちらの記事で紹介しています。
化粧水・乳液・美容液にも注目！今人気の商品をランキングでチェック
フェイスクリームの前に使うスキンケアも自分に合うものを選べば、乾燥しにくい美しい肌を保てますよ。ぜひ、化粧水・乳液・美容液もこだわって選んでみてください。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気スキンケア商品を紹介しています。
目元のケアも忘れずに！今人気のアイケアアイテムも取り入れよう
乾燥による肌悩みが気になりやすい目元は、顔全体のスキンケアとは別にケアするのもおすすめです。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめのアイケアアイテムを紹介しているので、チェックしてください。
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レチノールなどは効果もありますが、かぶれることもある成分です。一度試してから使用するのが良いですね。