選び方に迷ったら…? ポイント解説!

頭皮や髪の乾燥が気になる人に!保湿シャンプーの魅力とは?
髪と頭皮の汚れや余分な皮脂を落として、すこやかな状態をキープするシャンプー。頭皮のかさつき・髪の乾燥が気になる人は、保湿シャンプーを使うのがおすすめです。保湿シャンプーとは、髪や頭皮にうるおいを与える保湿成分がたっぷり配合されているシャンプーのこと。
髪が乾燥してパサパサ状態になると、広がったりまとまりにくくなったり、ツヤが出にくくなったりします。髪の乾燥の主な原因は、カラーやパーマなどによるダメージ・生活習慣の乱れ・間違ったヘアケアなど。そんな人には保湿シャンプーがピッタリ!
また、頭皮が乾燥するとフケやかゆみを伴うことがあります。頭皮の乾燥は日焼けや皮脂の落としすぎなどが原因です。頭皮の保湿をしたいなら保湿シャンプーだけではなく、頭皮ケアローションなど保湿が叶うアイテムも併用するのがおすすめですよ。
頭皮の保湿ケアアイテムや詳しい保湿方法を知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あき
頭皮や髪のうるおいをキープ!自分に合った保湿シャンプーの選び方
保湿シャンプー選びは、洗浄成分・保湿成分・髪の悩みに合った成分など、チェックしたいポイントがあります。ここからは、頭皮や髪のうるおいをキープできる自分に合った保湿シャンプーの選び方を押さえましょう。
①洗浄成分に注目!マイルドに洗えるアミノ酸orベタイン系がおすすめ

保湿シャンプーを選ぶときは、配合されている洗浄成分をチェックすることが大切です。髪や頭皮が乾燥しやすい場合は、洗浄力がおだやかなタイプの洗浄成分に注目しましょう。
洗浄力のなかでも、おだやかでマイルドな洗い心地の「アミノ酸系」と「ベタイン系」の洗浄成分がおすすめです。以下で詳しく見ていきましょう。
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルメチルアラニンNa
- ココイルアラニンTEA
- ラウロイルサルコシンNa
- ココイルサルコシンNa
- ラウラミドプロピルベタイン
- コカミドプロピルベタイン
- パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
- ラウリルベタイン
パッケージの成分表にこれらの成分が配合されているかを確認してみてくださいね。アミノ酸系洗浄成分は弱酸性のおだやかな使い心地で、髪の主成分であるタンパク質を守りながら洗浄できるのがメリット◎ ベタイン系洗浄成分もアミノ酸系と同様に、おだやかな使い心地で赤ちゃん用のケアアイテムに使用されることもある洗浄成分ですよ。
おすすめのアミノ酸系シャンプーを知りたい人は、以下の記事もチェック! メンズ向けアイテムも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきアミノ酸系やベタイン系の洗浄成分は、マイルドに洗い上げる洗浄力で髪や頭皮をいたわりながら汚れを落とすことができます。
ただし、髪が細い人はボリュームダウンの原因になる場合もあります。ふんわりとしたボリューム感がほしい場合は、オレフィン系などほかの洗浄成分もブレンドされたものがおすすめです。
②保湿成分が充実しているものを選ぼう

保湿力が高いシャンプーを選ぶときは、保湿成分に注目して選ぶ必要があります。どんな保湿成分が含まれているのか、保湿成分がいくつ含まれているのか確認しましょう。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- スクワラン
- はちみつ
- コラーゲン
特に注目したい保湿成分はセラミド。髪のパサつきなどの乾燥対策だけではなく、頭皮をすこやかにキープする効果が期待できます。フケやかゆみなど乾燥が原因の頭皮トラブルが気になる人は、セラミドが配合されたアイテムを選ぶのがおすすめですよ。
また、成分表の中での記載位置も大切です。医薬部外品(薬用)を除いて、成分表には配合量の多い成分から記載されています。注目の保湿成分が、成分表のはじめのほうに記載されているかを確認しましょう。
髪のパサつきなどの乾燥対策におすすめのヘアケアアイテムやスタイリング剤を知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきシャンプーによく使用されているおすすめの保湿成分として、グリセリンやセリン、チロシンなどのアミノ酸などもあります。
また、髪や頭皮の保水力をサポートするリピジュア(ポリクオタニウム51)やぺリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)もおすすめです。
③刺激になる可能性がある成分は避けたほうがベター

頭皮の乾燥や肌負担が気になる人は、シンプルな成分構成の保湿シャンプーがおすすめ。気になる成分を避けやすく、やさしい使い心地の商品が豊富です。以下の成分に注意しましょう。
- アルコール(エタノール)
- タール色素(色名+数字の表記)
アルコールはデリケートな肌には刺激になったり、頭皮の乾燥を加速させたりする可能性もあります。また、合成着色料のタール色素も、人によっては肌の負担になることも。刺激になり得る成分は人それぞれ異なるので、心配な人は1回分のトライアルサイズから試すのがおすすめです。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あき化粧品で使用されるエタノールには、収斂や余分な皮脂を除去する効果がありますが、乾燥肌や敏感肌の人が使用すると刺激になる場合があります。成分表記の上位に記載されている場合は、注意が必要です。
また、香料や精油などの成分もアレルギーがある人は注意しましょう。頭皮が敏感な人はなるべく成分数が少なくシンプルなものがおすすめです。
④髪の乾燥・パサつきが気になる人は、シリコーンインシャンプーを選択肢に

髪の乾燥・パサつきが気になる人は、シリコーンインシャンプーを使うのも選択肢のひとつです。シャンプーに配合されているシリコーンは、髪をコーティングしてなめらかな手触りに仕上がります。髪の摩擦ダメージを軽減できるので、乾燥対策にも効果的です。シリコーンインシャンプーを選びたい場合は、以下の成分に注目しましょう。
- ジメチコン
- フェニルトリメチコン
- アモジメチコン
- シクロペンタロキサン
- シクロメチコン
ジメチコンは代表的なシリコーンで、髪表面のキューティクルを整えて指通りのいい髪に仕上がります。しっとりまとまりやすい髪を目指している人は、以下の記事もあわせてチェックしてみて!シリコーンインシャンプーのおすすめアイテムも紹介しています。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきシリコーンオイルは、髪のキューティクルを保護する働きがあるため、髪のパサつきや広がりが気になる人、ツヤや指通りをよくしたい人におすすめです。
カラーなどでダメージがある人は、特に乾燥しやすくなりますのでシリコーン入りのトリートメントと合わせてケアをするといいでしょう。
やさしく洗おう!保湿シャンプーの正しい使い方

最後に基本のシャンプーの使い方をご紹介します。間違った洗い方をしていると髪や頭皮トラブルの原因につながることもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- ブラッシングして髪の絡まりをほぐす
- ぬるま湯で予洗いする
- シャンプーを手のひらで泡立ててから髪になじませる
- 頭皮をマッサージするように洗う
- すすぎ残しがないように洗い流す
シャンプー前のブラッシングは、髪の絡まりをほどくだけではなく、ほこりや皮脂などの汚れを浮かせてシャンプーで落としやすくします。意外と落とし穴なのが、シャンプーのなじませ方。シャンプーを泡立てないでダイレクトにつけてしまうとムラになりやすく、つけすぎた箇所の皮脂を落としすぎて乾燥の原因になることもあります。
すすぎのあとは、コンディショナーやトリートメントなどをなじませてうるおいのある髪に整えましょう。 濡れた状態の髪は傷みやすいので、お風呂から上がったらタオルでしっかり水を切り、完全に乾かすことも大切です。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あき髪や頭皮の乾燥やパサつきが気になる場合は、お湯の温度がとても重要です。37度前後のぬるま湯ですすぐようにしましょう。
また、髪はこするとキューティクルが剥がれパサつきの原因になりますので、軽く揉みこむ程度にしましょう。頭皮もこすらず指の腹でやさしく洗いましょう。
保湿シャンプーに関するよくある疑問
保湿シャンプーに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
そもそも髪が乾燥する原因は何?
髪が乾燥する原因はさまざまです。主な原因を以下でチェックしましょう。
- 間違ったシャンプー・ドライヤーのやり方
- 紫外線によるダメージ
- カラーやパーマなどのダメージ
- 生活習慣の乱れ
髪に合った適切なアイテムや、正しいケア方法でお手入れすることが大切です。
頭皮のフケが気になるときも保湿シャンプーがいい?
細かいフケがパラパラと落ちてくるなら、保湿シャンプーがおすすめ。細かいフケの場合は乾燥が原因の可能性が高いため、保湿シャンプーで皮脂を落としすぎないケアが大切です。
ただし、頭皮のフケは乾燥だけが原因ではありません。ほかにも皮脂の過剰分泌や菌が原因のベタベタした塊のようなフケが出る場合もあります。ベタつくフケは、有効成分が配合された「医薬部外品・薬用シャンプー」がおすすめです。
シャンプーを変えてもフケがよくならないときは、そのほかの原因が関係していることもあるので皮膚科を受診しましょう。
サロンシャンプーと市販品は何が違うの?
サロンシャンプーは、サロン帰りの仕上がりを保つことを目的として作られたプロ仕様のホームケア用アイテムです。市販品よりも、それぞれの髪悩みにアプローチできる保湿・補修成分を豊富に配合しているのが魅力。
市販シャンプーよりも価格が高めなものの、効果的に美髪へ導く高価な成分が配合された商品が多くあります。おすすめのサロン専売シャンプーを知りたい人は、以下の記事もあわせてチェック!
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきサロン専売シャンプーは、仕上がりを維持するために質感や成分にこだわっているものが多くあります。また、種類が豊富で、頭皮や髪質に合わせて選ぶことも可能です。
ただし、自分の判断で購入すると髪や頭皮に合わない場合もあります。購入の際は担当の美容師に相談をするようにしましょう。
うるおいに満ちたツヤのある髪を目指そう!今人気のヘアケアアイテムはこちら
うるおいに満ちたツヤ髪を手に入れたい人は、トリートメント・ヘアミルク・ヘアオイル・スペシャルケアアイテムにもこだわりましょう。以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
保湿成分が少量含まれていても、保湿シャンプーと謳っている商品もあります。化粧品は配合量1%以上の成分に関しては、配合量の多い順に記載されています。より高い保湿効果を期待する場合は、保湿成分が上位に記載されているものを選ぶといいでしょう。
また、髪の乾燥やパサつきは冬場など湿度が低下しているときに起こりやすくなります。シャンプー以外にもトリートメントやヘアオイルなどでこまめに保湿をしたり、加湿器を使用したりするなど工夫をしてみましょう。