選び方に迷ったら…? ポイント解説!

「不織布マスク」と「布マスク」はどちらがいい?

不織布マスクと布マスクは素材が違うため、特徴も異なります。飛沫カット力・フィット感・使い心地などをチェックし、シーンや重視したいポイントに合わせて使いやすいものを見つけてくださいね。
種類 | 不織布マスク | 布マスク |
---|---|---|
素材 | 不織布(化学繊維) | 綿やレーヨンなどの布地 |
飛沫カット力 | カット力が高いものが多い | 繊維が不織布よりも粗くカット力は低め |
通気性 | 呼吸はしやすいが布マスクには劣る | 繊維が粗いので呼吸がしやすい |
肌へのやさしさ | 化学繊維のため肌荒れのリスクも | 肌にやさしい使い心地 |
手軽さ | 使い捨てのため手間がかからない | 洗って繰り返し使える反面、手間がかかる |
フィット力 | 微調整できるが合わないことも | 素材が柔らかく顔のラインに沿わせやすい |
飛沫カット力や手軽さを重視したいときは、不織布マスクがおすすめ! 薄く何層にも不織布を重ねているため目が細かく、空気中に漂っている飛沫や微粒子が侵入しにくい構造になっています。
一方で、布マスクは素材の繊維が不織布よりも粗いため通気性が高い反面、飛沫カット力は不織布よりも低めなのが特徴です。つけ心地や通気性で選びたいときに◎
マスク美人を目指せる!自分に合ったマスクの選び方
マスクといってもメーカーによって形・色・性能はさまざま。自分に合うマスクを選ぶためにも、選び方を押さえましょう。
①顔の形に合ったマスクの形状を選んで
市販のマスクの形状は、立体型・プリーツ型・ベース型の3種類に分かれています。形状によってフィットしやすい顔の形が違うので、自分の顔に合うマスクの形状をチェック!
丸顔:顔をシャープに見せてくれる「立体型」がおすすめ

丸顔さんはマスクを着用すると顔の横幅が広く見えてしまうので、縦幅を印象づける立体型がおすすめです。立体型タイプは顔の横幅が目立ちにくく、縦のラインが強調されやすいため、シャープに見えやすいのが魅力。
面長:幅が広い「プリーツ型」がおすすめ

面長さんは顔の縦幅が目立ちやすいので、横幅を出せるプリーツ型がおすすめです。マスクによって横幅を出すことで、すっきりと小顔に見せる効果も! ただし、横幅を出しすぎると顔全体が大きく見えてしまうため、自分の顔の大きさに合うサイズを選ぶことが大切です。
また、マスクがプリーツ状になっていることで口の動きに柔軟に対応し、話していてもずれにくいのも特徴。
ベース型:フェイスラインが目立ちにくい「ダイヤモンド型」がおすすめ

エラが張っていて顔が広く見えやすいベース型さんは、顔の中央に視線を集めやすいダイヤモンド型がおすすめです。ダイヤモンド型は3段構造になっているものが多く、顔の中央部分に目がいきやすいためフェイスラインの印象が残りにくいのが特徴。
マスクが立体的な形になっているので、口まわりに空間ができやすく呼吸がしやすいメリットもあります。唇が内側に直接触れにくいため、リップメイクがつきにくいのも魅力です。
②大きめ?小さめ?顔に合ったサイズを選ぼう

マスク美人を目指すなら、自分の顔にフィットするサイズを選ぶのが大切です。サイズが大きいとマスクで覆われている部分が広くなり、顔が大きく見えてしまう場合も。
男性・女性・子どもでは、顔の大きさが異なります。自分の顔に合ったマスクを選ぶなら、顔まわりのサイズを測りフィットするものを見つけるのがポイントです。全国マスク工業会が発表するサイズの測り方を参考にしましょう。
- 親指と人差し指でL字型をつくる
- 親指の先端を、耳の最上部に当てる
- 人差し指の先端を、鼻のつけ根から1cm下のところに当てる
- 親指から人差し指までの長さを、サイズの目安にするとよい
サイズを測ったら以下の表示を参考に、顔に合ったサイズのマスクを選んでくださいね。
- 9~11cm:子ども用サイズ
- 10.5~12.5cm:小さめサイズ
- 12~14.5cm:ふつうサイズ
- 14cm以上:大きめサイズ
③パーソナルカラーに合った色をチェックしよう!

マスクはカラーバリエーションが豊富な商品が多く、何色を選べばいいのかお悩みの人も多いのでは。マスクは鼻から口にかけて肌を覆うため、自分の顔色に合うカラーを選ぶことで血色感のよい印象を演出できます。カラー選びに悩んだときは、パーソナルカラー別におすすめの色をチェック!
黄みがかった色が似合いやすく暖色系カラーが得意なイエローベースは、オレンジ系カラーがおすすめです。サーモンピンク・ベージュもくすまず、顔色になじみますよ。
青みがかった色が似合いやすく寒色系カラーが得意なブルーベースは、パープル系の青みがかったカラーがぴったり!パステルピンクやパステルパープルのような淡いカラーも似合いますよ。
パーソナルカラーについては以下の記事で詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
④マスクの性能は「PFE」「VFE」「BFE」の表記をチェック

ドラッグストアなどで購入できる市販のマスクは、「花粉対策用」「風邪・ウイルス対策用」「PM2.5対策用」と用途に合わせて3タイプに分けられます。それぞれに性能が異なるので、パッケージに「PFE」「VFE」「BFE」の表示があるかチェック!
この表示は、空気中の目には見えない微粒子・ウイルス・細菌などがマスクに使用されているフィルターを通して、どの程度ろ過されたかを表した測定値です。
- PFE(Particle Filtration Efficiency):約0.1μmの大きさの粒子をどの程度カットできるか示したもの
- VFE(Viral Filtration Efficiency):約0.1~5μmの大きさの粒子をどの程度カットできるか示したもの
- BFE(Bacterial Filtration Efficiency)約3.0μmの大きさの細菌を含む粒子をどの程度カットできるか示したもの
上記のなかでも「PM2.5対策用」と表記されているものは「PFE」の試験を行い、一定以上の数値が確認されたタイプです。表記がよくわからず悩む人は、「PM2.5対策用」と書かれているものを選ぶと◎
「風邪・ウイルス対策用」は、VFEとBFEのみ行われたマスクが多いため、粒子が細かい「エアロゾル」(空気中に漂う微粒子)が発生している場合は十分に防げない場合も。「風邪・ウイルス対策用」でも着用するほうが防げる可能性は高いものの、「PM2.5対策用」がある場合は、そちらを選ぶとよいでしょう。
ウイルスの飛沫を防ぎたいときにはPFEやVFEの数値がより高いもの、花粉や黄砂などを防ぎたいときはBFEの数値がより高いものを選ぶのがポイントです。
⑤長時間着用しても耳が痛くなりにくい素材・形状かも確認

耳に掛けるゴムが太めで柔らかいものがおすすめです。ゴムが細すぎたり、伸び縮みする力が強かったりすると耳の後ろにゴムがあたり痛くなってしまう可能性も。
長時間マスクを着用するときや耳の痛みが気になる場合は、耳に掛ける部分の素材や形状をチェックしましょう。
⑥品質で選ぶなら、「全国マスク工業会」のマークに着目しよう

マスクの品質にこだわりたいときは、パッケージに「全国マスク工業会」のマークがついているかチェック! 全国マスク工業会のマークがついたマスクは、以下の基準を満たした製品として販売されています。(出典:全国マスク工業会「マスク運用ルール」)
- 製造工場の衛生環境にルールを設けている
- 化学物質(ホルムアルデヒド)の含有量に基準を設けている(75ppm以下)
- 表示にルールを設け、適切な表示を行っている
- 統一の試験方法を定め、捕集性能を評価している
必ずしもマーク付きのマスクを選ぶ必要はなく、1つの目安として着目するとよいでしょう。
マスク着用時の垢抜けメイクポイント

マスクで顔が隠れていると、ついメイクをサボりがちに。マスク着用時でもメイクで垢抜けた印象に見せたいときは、以下のようなポイントを意識しながらメイクしましょう!
- ツヤ系アイシャドウ&ブラウンのアイラインで、目元をやさしい印象に
- 眉尻が長めの細いアーチ眉で、マスクに映えるくっきりとしたアイブロウ
- マスクから少し見えるくらいの位置にチークを入れて、頬の血色感をプラス
- 目尻横のCゾーンにハイライトを入れて、顔をパッと明るい雰囲気に見せる
- リップはほんのりと色がついたバームが◎ マスクについても目立ちにくい
マスクをしているとチークやリップメイクは省きがちですが、マスクをしても見える位置にチークを入れることで、ほんのりと血色感を演出! 色付きのリップバームを選ぶと、自然な血色感とツヤが出てナチュラルな印象に仕上がります。口紅より色移りが気になりにくいので、マスクをしていてもリップメイクを楽しみたいときにおすすめです。
マスクに関するよくある疑問
マスクに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
不織布マスクは洗ってくりかえし使える?
洗えるタイプを除き、くりかえし使うのはやめましょう。1回でも使用したマスクはウイルス・花粉・汚れなどが付着しているので再利用には向きません。マスクの汚れが気になるときは、新しいものと交換するのがベター。
マスクを替えるタイミングは?
不織布マスクの場合は、1日で交換しましょう。1日1枚の使用が推奨されているものが多く、推奨目安の期間以上使っているとフィルターなど性能が劣化する可能性も。マスクの外側はウイルス・花粉・汚れなどが付着しやすいので、目安期間をすぎても使うのは衛生的といえません。
マスク着用時、化粧ありorすっぴんどちらがいい?
マスク着用時は、すっぴんよりも化粧をするのがおすすめです。ベースメイクをすることで、マスクのこすれによる摩擦を軽減できたりメイクの保湿によって乾燥を防げたりできるので、肌荒れのリスクを減らせることにつながります。
マスク着用時もメイクを長持ちさせたい!おすすめベースメイクアイテムはこちら
マスクメイクをキレイに長持ちさせたいときは、ベースメイクアイテムにもこだわりましょう。
以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめの化粧下地・ファンデーション・フェイスパウダーを紹介しています。マスク着用時のメイクが崩れやすく、ベースメイク選びにお悩みの人もぜひ参考にしてくださいね。