
マスクによるメイク崩れを防ぐ!頬・鼻のヨレやファンデのはげを防ぐ方法&直し方を紹介
「マスクでメイクが崩れる!」と困っていませんか?頬や鼻のファンデがはげるなど化粧崩れがひどいので、「化粧崩れ ひどい」などと検索し、マスクによる化粧崩れでどうなるのか、どうしたら防げるのか気になっている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、マスクによるメイク崩れについて徹底解説!スプレーや下地、ファンデーションやパウダーなどを使ったマスクによる崩れを防ぐメイク方法や、鼻や頬のファンデがはげてしまったときの直し方もご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
マスクでメイクが崩れるのはなぜ?主な原因を解説

マスクをしているとメイクが崩れやすくなります。マスクによるメイク崩れとは、マスクを着けることでメイクがヨレたりファンデが剥げたりすること。特に鼻や頬、あごなど、マスクに密着する部分に起こりやすいのが特徴です。まずはマスクによるメイク崩れが起こる、主な原因をチェックしておきましょう。
原因①マスクとの摩擦

マスクでメイクが崩れる主な原因のひとつが、マスクとの摩擦です。マスクが肌に当たりこすれることで、下地やファンデーションなどのベースメイクが剥がれてしまいます。特に表情により動きの出やすい口元や頬骨、鼻周りなどは摩擦を起こしやすい部位で、ムラや剥げが起こりやすくなります。
会話や飲食、表情の変化などは、マスクと肌の摩擦が起こりやすく、メイクが崩れやすくなるので注意が必要。また、マスクのサイズが合っていないことも、メイク崩れの原因に。マスクがぴったりフィットせずにずれやすくなり、メイク崩れも起こしやすくなります。
原因②マスク内の湿気
マスク内の湿気も、マスクによるメイク崩れが起こる原因のひとつです。マスク着用時は、口元がおおわれた状態。呼吸したときの湿気や熱気がマスクから外に逃げ出せなくなっているため、呼吸による湿気や熱気がマスク内部にこもりやすくなります。
気温の高い日にマスクをすると、暑く感じることがありますね。体感温度とともにマスク内の湿度が上がると、マスク内が蒸れて下地やファンデーションが浮いてくる原因に。そしてもとのメイクが崩れ、下地やファンデーションがヨレやすくなるのです。
原因③皮脂による崩れ

皮脂による崩れも、マスクによるメイク崩れの主な原因のひとつです。マスクを着用しているとマスク内に熱がこもり、汗をかきやすくなることが、下地やファンデーションが崩れる主な原因。特に暑い季節や長時間外にいるシーンでは崩れやすくなるので、注意が必要です。
皮脂によるメイク崩れは、ヨレやテカりを引き起こします。鼻やTゾーンなど、皮脂の出やすい部分は特に崩れが起こりやすいので注意が必要。ただでさえヨレやすい部位なので、マスクをしているとさらに崩れやすくなってしまいます。
補足:肌質による崩れ方の違い
マスク着用時のメイクの崩れ方は、肌質によっても異なります。それぞれの肌質で起こりやすい崩れ方もチェックしておきましょう。
- 乾燥肌:摩擦や乾燥により粉吹きやムラが起こりやすい
- 脂性肌:皮脂によりテカリやヨレが起こりやすい
- 混合肌:Tゾーンと頬など、部位により崩れ方が異なる
乾燥肌の場合は摩擦や乾燥が主な原因になりやすく、脂性肌の場合は余分な皮脂が主な原因になりやすいのが特徴。乾燥肌の場合は摩擦でマスクのこすれる部分がカサつきやすくヨレることが多く、脂性肌の場合は余分な皮脂によって鼻や頬などが崩れることが多いです。混合肌の場合は、ところどころ異なる原因による崩れ方をするのが特徴です。
メイク崩れの原因や対処法をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
マスクのメイク崩れを防ぐには?メイクのポイント5選
続いて、マスクのメイク崩れを防ぐためのポイント5つをご紹介します。スキンケア→下地→ファンデ→パウダー→仕上げと、一般的なメイクプロセスに沿ってご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
崩れにくいメイクの仕方は、以下の記事でもご紹介しているので、あわせてチェックしてみてください♪
①スキンケアがしっかり肌に密着するまで時間を置く

メイク前にスキンケアをして、肌の乾燥を防ぐことは大切です。ただ、スキンケアの直後は水分や油分が多く、メイクが密着しにくい状態です。そのため、スキンケアをしてから少し時間を置き、ベースをヨレにくくすることが重要なステップになります。
スキンケアのあと、メイクをする前に最低5~10分くらい時間をおき、水分と油分が肌に馴染むのを待ちましょう。そうすることで、肌にベースメイクがのりやすくなります。
また、乳液やクリームなどべたつきやすいスキンケアアイテムは、量を調整するのがおすすめ。余分な油分はティッシュでオフしておくことで、下地やファンデーションが肌に密着しやすくなります。
②皮脂崩れ防止タイプの下地をTゾーンを中心に使う

下地は、皮脂崩れ防止タイプのものを使うのがおすすめです。特にメイク崩れしやすいTゾーンや小鼻周辺などに部分使いし、化粧持ちをアップさせましょう。ただ、皮脂崩れ防止タイプの下地は、乾燥しやすくなることも。顔全体ではなくテカりやすい部分にのみ使うと効果的です。
肌質により、下地を使い分けるのもおすすめ。乾燥肌なら「保湿系」、脂性肌なら「皮脂カット系」を選ぶと良いでしょう。混合肌の場合は、乾燥しやすい頬は「保湿系」、皮脂崩れしやすい小鼻やTゾーンは「皮脂カット系」などと使い分けると、メイクの持ちが良くなりやすいです。
③ファンデーションは薄く均一に塗るのが鉄則

ファンデーションの厚塗りは、崩れやすさの原因になります。ファンデーションは肌に色を与えるもの。厚く塗りすぎるとヨレやすくなり、ヨレたところに色の差ができてムラになってしまいます。カバーしたいシミや色ムラなどにはコンシーラーを使い、ファンデーションは薄く均一に塗りましょう。
クッションファンデやリキッドファンデを使う場合は、少量をスポンジに取るのがコツ。少量でもスポンジを使ってまんべんなく軽く叩き込むことで、薄く密着させることができます。
特にマスクが直接当たる頬や鼻の部分はヨレやすいので、厚く塗りすぎないことが大切。マスク崩れを防ぎたいなら、ファンデーションは薄く塗るように心がけましょう。
ファンデーションの塗り方をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
④仕上げにパウダーで軽く押さえる

マスクによるメイク崩れを防ぐには、仕上げにパウダーを使うことも大切です。ファンデーションを塗ったあとにフェイスパウダーを重ねると、ファンデーションの密着力が高まるだけでなくテカりをケアして肌のサラサラ感をキープできます。
特にマスクに触れやすい頬や鼻などをメインに、パウダーを使うのがおすすめです。ただ、パウダーも厚くつけすぎるのはNG。たくさんつけすぎると肌が乾燥しやすくなり、乾燥を補うために皮脂が分泌され、逆に崩れやすくなることがあります。
パウダーを使うときには、軽く押さえる程度で十分。ブラシを使う場合は、さらりと一度つけるくらいがおすすめです。
パウダーの使い方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
⑤仕上げにフィックスミストを使ってメイクを固定

マスクによるメイク崩れを防ぐためには、フィックスミストを使うのもおすすめです。仕上げにフィックスミストをひと吹きすることで、ベースメイクが密着しやすくなり、下地やファンデーションがマスクに付きにくくなります。
乾燥しやすい方は保湿タイプ、皮脂が出やすい方はテカり防止タイプなど、肌質に合わせて選ぶと良いでしょう。フィックスミストは、円を描くようにスプレーするのが使い方のポイント。メイクが完成したら、顔から20cmほど離して顔全体にかかるように使いましょう。
フィックスミストのおすすめ商品が知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
マスクでメイクが崩れたときの直し方
いくらマスクでメイクが崩れないようにしていても、どうしても崩れてしまうこともあるはず。ここからは、マスクでメイクが崩れてしまったときにできる直し方について解説していきます。
①まずはティッシュで余分な皮脂・汗をオフ
マスクをしていてメイクが崩れてしまったら、その上からファンデーションを重ねることは避けましょう。上から重ね塗りしてしまうと、余計にメイクが汚く見えてしまいます。
まずはティッシュで軽く押さえ、余分な皮脂や汗を取ることが大切です。そのとき、ゴシゴシと強くこすってしまうとベースメイクまで落ちてしまうので、やさしく押し当てるのがおすすめ。皮脂や汗を吸い取るイメージで、やさしくティッシュで押さえましょう。
②スポンジやパフでファンデのヨレをなじませる

次に、スポンジやパフなどでファンデーションのヨレをなじませましょう。メイクがヨレてしまった部分を、スポンジで軽く叩いて境目をなじませます。スポンジやパフがない場合は、指でとんとんとなじませてもOK。ただし、指はきれいに洗ってから行いましょう。
パウダーやリキッドファンデーションを重ねると汚く見えてしまいますが、クッションファンデやスティックファンデなら使ってリタッチすることも可能です。ぽんぽんと軽く叩きこむことで、メイクのヨレをなじませることができます。
③コンシーラーやクッションファンデで部分カバー

ファンデーションを全体に塗ってお直しをすると、厚塗り感が出てしまいます。厚塗りにならないように、メイクが崩れてしまった部分のみをカバーするのがポイントです。
コンシーラーやクッションファンデーションを使い、メイクが剥げた部分だけカバーしましょう。顔全体ではなく、鼻周りや頬など、部分的に崩れている箇所のみカバーすることで、自然な仕上がりになります。クッションファンデーションは、薄付きで肌に密着しやすい特徴があるため、外出先でのお直しに適しています。
④フェイスパウダーでさらっと整える

テカりが気になる場合は、コンシーラーやファンデーションのあとにフェイスパウダーを重ねるのがおすすめです。皮脂吸着系やテカり防止タイプのものなら、塗りたての仕上がりを長時間キープしやすくなります。フェイスパウダーは、ルースパウダーよりもプレストタイプがおすすめ。飛び散りにくく、持ち運んでお直しに使いやすいですよ。
⑤仕上げにフィックスミストで密着度UP
さらにフィックスミストを使って仕上げると、ベースメイクの密着度がアップします。メイク直しでリタッチした部分も、フィックスミストをかけることでキープしやすくなります。乾燥肌の方は保湿系、脂性肌の方は皮脂吸着系を選ぶとメイク崩れを防ぎやすくなります。
マスクでアイメイクも崩れる?原因と対策をチェック
マスクをしていると、なぜかアイメイクも崩れやすくなるもの。次は、マスク着用時に起こりやすいアイメイク崩れの原因と、パーツ別の具体的な対策をご紹介します。
原因①マスクから漏れる湿気と蒸気

マスクを着用していてアイメイクが崩れる大きな原因は、呼吸から漏れる湿気と蒸気です。呼吸による湿気がマスク内から漏れ出し、まつ毛やまぶたに水蒸気がかかることで普段よりメイクが崩れやすくなります。具体的には、アイシャドウがヨレたり、マスカラやアイライナーがにじんだりしてしまいます。
特に、湿気の多い梅雨や汗をかきやすい夏は崩れやすい季節。水蒸気でできた水滴で、アイメイクが崩れやすくなります。また、メガネをかけている場合も、水蒸気でできた水滴がメガネにつき、まつげなどに触れることでアイメイクの崩れを起こしやすいので注意が必要です。
原因②目元の皮脂や涙による崩れ

目元には皮脂腺が少ないですが、まばたきによる表情の動きや目の乾燥による涙で崩れることも多いです。涙でアイメイクがにじんでしまうだけでなく、涙が出たところを拭き取るときにメイクが崩れてしまうこともあります。
また、花粉症の時期は目のかゆみなどで無意識に目をこすってしまうことはもちろん、マスクを着用する機会が多いためメイクが崩れやすいといえるでしょう。
アイメイク崩れを防ぐための対策

アイメイクが崩れてしまう方ができる対策として、アイシャドウベースを使う方法があります。アイシャドウベースは、まぶたの皮脂をケアして発色もキープできるメイクアイテム。アイシャドウの粉飛びやヨレを防ぐことができます。
アイライナーやマスカラは、ウォータープルーフのものを選ぶと良いでしょう。ウォータープルーフのものはにじみにくいので、マスカラやアイライナーが落ちてパンダ目になってしまうことを予防できます。
スマッジプルーフなど、皮脂による崩れを防ぐと書かれたものも、アイメイク崩れを防ぐのに適しています。また、涙でメイクが落ちやすい涙袋や目尻は、フェイスパウダーや綿棒でこまめに整えておくのがおすすめ。
崩れてしまったものはオフしてからもう一度整えると、きれいに仕上がります。アイメイクを崩したくない場合は、マスクの上部にティッシュを仕込んでおくのも良いでしょう。上方向へ湿気が流れていくのを防ぎ、きれいなアイメイクを守ります。
落ちにくいアイシャドウやマスカラが知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
マスクでリップが落ちる原因と対策
リップはマスクでカバーされている部分ですが、リップメイクが落ちてしまうとマスクを取ったときに残念な印象に。ここからは、マスクを着けていてリップが落ちる原因と対策について解説していきます。
原因①マスクとの摩擦や密着による色移り

マスクをするからリップはノーメイクでという方もいますが、マスクを外したときにノーメイクだと口元がさみしいもの。でも、リップをつけるとマスクに付いてしまうので、どうしようか悩んでしまいがちですね。
マスクと唇が触れる部分は、摩擦や密着により物理的にメイクが落ちやすくなります。特にツヤのあるリップや保湿系のリップは、表面が油分でおおわれているため、マスクに色移りしやすい傾向に。さらに口元は表情が動いてマスクに付きやすいこともあり、「マスクを外すと色がべったり…」という悩みも多いです。
原因②マスク内の乾燥や蒸れで唇のコンディションが乱れる

マスク内は呼吸のため湿気が多いのですが、実は乾燥しやすい特徴もあります。湿気が上がると水分が蒸発しやすく、乾燥しやすくなってしまうからです。そのため、マスクの中は呼吸により湿度の高い状態から乾燥状態への繰り返しで、唇の水分は奪われていきます。
唇の水分が足りなくなると、皮むけや縦ジワなどが起こりやすくなります。そしてリップののりが悪くなり、色ムラが起こる原因にも。マスク内での水分量が安定しないため、唇のコンディションも乱れてリップがうまくのらなくなってしまうのです。
リップメイクを長持ちさせるための対策

リップメイクを長持ちさせるには、リップ下地や保湿バームを使うのがおすすめです。塗る前に唇を保湿しておくことで、乾燥によるヨレや色ムラを予防することができます。リップ下地や保湿バームは、べたつきにくいものを選ぶと良いでしょう。
リップはツヤ系は避け、ティント系やマット系といった色持ちの良いものを選ぶと、リップメイクが長持ちしやすいです。特におすすめなのは、以下のようなタイプです。
- 水ティント
- オイルティント
- インクリップ
ツヤ系リップは色移りしやすいので、使いたい場合はマスクを外すシーンでのみ使うのがおすすめです。リップメイクの仕上げに、軽くティッシュオフしてパウダーで固定させるのも色持ちを良くするテクニックのひとつ。
軽くティッシュでオフしたら、色の付いていないルースパウダーやリップ用パウダーを使うと、リップメイクが密着して色移りしにくくなります。パウダーを使うと仕上がりはマット系になりますが、落ちにくくなるのでおすすめです。
プチプラでティントリップを手に入れたい方は、以下の記事でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
マスクによるメイク崩れを防止&お直しでキレイをキープしよう!
Photo by HAIR
マスクをしていると崩れやすいメイク。下地やファンデーションといったベースメイクだけでなく、アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクも落ちやすくなってしまいます。汚く崩れてしまうと、気分もどんよりしてしまうものです。
しかし、ちょっとしたコツを押さえると、マスクによるメイク崩れは防げます。万が一崩れてしまったときにも、お直しでキレイな状態をキープできますよ。マスクによるメイク崩れを予防する方法やお直しする方法を覚え、マスクをしていてもキレイなメイクをキープしましょう。