おりものシート(パンティライナー)とは?ナプキンとは違うの?
おりものシート(パンティライナー)は、下着に付着する汚れを防ぐための生理用品です。ナプキンとの大きな違いは、使用する目的と分類。ナプキンは生理時の経血を吸収してくれる医薬部外品であり、おりものシートは下着の汚れを防いでくれる雑貨です。
本来はショーツが汚れを吸い取り、デリケートゾーンを衛生的に保っているので、おりものシートは必要ありません。ただし、下着を汚れたままにしたくない人や洗濯前の予洗いの手間を省きたい人などは、おりものシートがあると便利でしょう。
おりものシートとナプキンについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
快適に使える!自分に合ったおりものシート(パンティライナー)の選び方
おりものシート(パンティライナー)といっても、素材・サイズ・香りなどさまざまな特徴のある商品が店頭に並んでいるので、どれを購入したらいいか迷ってしまう人も多いはず。ここからは、自分に合ったおりものシートの選び方を押さえましょう。
①使い捨てタイプ?布タイプ?それぞれの特徴をチェック
おりものシートには、「使い捨てタイプ」と「布タイプ」の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットをチェックしましょう。
使い捨てタイプは気軽に使えて種類も豊富
「使い捨てタイプ」は、スタンダードなおりものシート。ドラッグストアなどで気軽に購入することができ、種類が豊富で自分に合ったものを見つけやすいのがメリットです。ただし、敏感肌の人などはアイテム選びは慎重に行いましょう。素材によっては肌に合わないということも考えられます。
また、使い捨てタイプは使用中にニオイや汚れが気になったときに、すぐに交換できるので衛生的。持ち運びにも便利で、気軽に使いたい人におすすめです。
繰り返し使える布タイプは通気性がよくズレにくい
下着のように肌なじみがいいのが「布タイプ」です。ズレにくく通気性がよいのも魅力で、つけ心地を重視したい人におすすめ。また、洗濯して繰り返し使えるのでサスティナブルで環境にやさしいタイプです。
ただし、旅行など外出ではすぐに洗えなかったり、かさばって荷物になってしまったりという面も。割高ではありますが、使い捨てタイプの布ナプキンもあるので、気になる人はチェックしてみてください。
②シートの大きさや形は「下着のタイプ」と「使用シーン」で選ぼう
生理用ナプキンと同じように、おりものシートにもサイズや形がさまざまあります。「下着のタイプ」や「使用シーン」に合わせて選びましょう。
妊娠中や生理前などしっかりカバーしたいときは「大きめサイズ
おりものシートは、通常サイズで縦15cmくらい・厚さ1~2mmほどが一般的。普段は通常サイズで十分でしょう。
一方で、おりものの量が多くなる妊娠中や生理前などは大きめサイズがおすすめです。大きめサイズは縦17~19cm×厚さ2.5~3mmほどで、厚みもあるので吸収力に期待できます。
また、おりものだけでなく軽微な尿漏れにも対応できるものもあるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
スポーツやアウトドアシーンで使うなら「羽根つき」だとズレにくい
「羽根つきタイプ」は、おりものシートのズレや下着へのフィット感が気になる人におすすめです。粘着力の高いハネ部分が下着にしっかり張りついてズレを防いでくれるでしょう。羽根つきタイプは、よく動くスポーツや登山などアウトドアシーンにおすすめですよ。
ヒップラインが目立つ服やTバックショーツのときは「Tバック用」を
Tバッグショーツを履くときやヒップラインが目立つ服を着るときは、「Tバッグショーツ用」のおりものシートを選びましょう。下着の形に合うようにシートの後側が細くなっているので、タイトなパンツスタイルでもひびきにくいのが魅力。
おしゃれな下着やお気に入りのショーツを汚さずに大切に使いたい人は、ぜひ使ってみてください。
③肌触りの良いオーガニックコットンなら敏感肌でも使いやすい
清潔に保ちたいデリケートゾーンだからこそ、やわらかい肌触りのものを使いたいですよね。
やさしい肌触りやつけ心地を重視したい人、敏感肌の人は「オーガニックコットン」を使用したおりものシートがぴったり。吸水性や通気性がよいものが多く、ムレが気になる人にもおすすめです。
④使い心地を左右する2つの機能面をチェック!
デリケートゾーンに悩みがある人は少なくないはず。特に、ニオイやムレは不快感の原因になりますし、できることならケアしたいですよね。そんなときは機能面もしっかりとチェックしてアイテムを選びましょう。
ニオイが気になる人は「消臭・抗菌効果」「香り」に注目
おりもののニオイが気になる人は、消臭・抗菌効果のあるものや、香り付きのアイテムを選びましょう。消臭効果はイヤなニオイを防ぎ、抗菌(※)効果はニオイの原因となる菌の増殖を抑えてくれます。
香り付きのおりものシートは、心地よい香りでデリケートゾーンのイヤなニオイを和らげてくれるのがメリット。特に人気の香りは、清潔感のある「サボン系」、女性らしい「フローラル」、華やかな「ローズ系」「ベリー系」です。ドラッグストアなどで香りが試せるアイテムもあるので、自分好みの香りを選んでみてください。
※すべての菌の増殖を抑えるわけではありません
ムレを防ぎたい人は「吸水性・通気性」の高いものを
デリケートゾーンのムレを防ぎたい人は、吸水性・通気性の高いおりものシートを選びましょう。注目ポイントは、ノンポリマー(ポリマー不使用)。ポリマーを使用しているおりものシートは、湿気がこもりやすい傾向にあります。
オーガニックコットンを使用したおりものシートは、ノンポリマーのものが多いので気になる人はチェックしてみてくださいね。
おりものシート(パンティライナー)の捨て方は?
使用済みのおりものシート(パンティライナー)の捨て方は、基本的に生理用ナプキンと同じです。
おりものシート(パンティライナー)の捨て方- おりものシートを外装袋かトイレットペーパーで包む
- サニタリーボックスに捨てる
おりものシートが小さいからといって、トイレに流すのはNG。トイレが詰まる原因となってしまいます。必ずサニタリーボックスに捨てましょう。
ただし、「トイレに流せる」タイプは例外です。流せるものなら、万が一外出先のトイレにサニタリーボックスがなくても処分しやすいですよ。
おりものシート(パンティライナー)に関するよくある疑問
おりものシートに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
おりものシートを毎日使うのはやめたほうがいいって本当?
おりものシートは、毎日使ってもOKです。ただし、こまめにおりものシートを取り替えて、清潔な状態を保つことがマスト。長時間同じシートを使い続けると、雑菌が繁殖しやすくなります。
また、体調が優れないときや肌が敏感になっているときは、炎症や肌トラブルの原因につながることも。肌やおりものに違和感があれば婦人科を受診するようにしましょう。
おりものシートを交換する頻度は?
トイレに行くたびに取り替えるのが理想です。同じシートをずっとつけたままだと、デリケートゾーンのムレやイヤなニオイの原因になりかねません。また、肌トラブルにつながる可能性もあります。デリケートゾーンを清潔に保つために、おりものシートはこまめに取り替えましょう。
LIPSユーザーに人気のおすすめフェムケアアイテムもチェック!
デリケートゾーンを清潔な状態にキープして、もっと快適に過ごしたい人は今注目度の高いフェムケアアイテムも取り入れてみましょう。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。