化粧ノリが悪い理由は？20代～50代まで年齢別の原因・対処法を紹介！

Photo by HAIR

「ベースメイクがきれいに仕上がらない」と感じるのは、化粧ノリが悪いことが原因かもしれません。

主にファンデーションが浮くのは、ファンデーションがしっかり肌に密着していないから！「化粧ノリが悪い」とは、具体的には以下のような状態を指します。

• ファンデが肌に密着しづらい
• ファンデを塗ると粉っぽくなる
• ファンデのムラが目立つ
• 時間の経過によりファンデがすぐによれる
• テカリが気になる

化粧ノリが悪い状態は、ファンデーションがうまくのらないことだけではなく、すぐによれてしまったり時間が経って日中に落ちてしまったりすることをいいます。化粧ノリが悪い原因は、人によってさまざまです。まずは原因をたしかめて、原因に合わせた対処法をとるのがおすすめです。

肌トラブルにより化粧ノリが悪くなる原因は、大きくわけて3つあります。

• 乾燥
• 毛穴汚れ
• 角質

それぞれの原因をチェックしておきましょう！

まず考えられるのが、肌の乾燥です。ベースメイクを塗った瞬間から粉をふくような状態になっている方は要注意。

対策としては、ベースメイク前に肌にうるおいを与えることが大切です。そのためには、日々のスキンケアが必要不可欠。夜は化粧水や乳液、美容液、クリームを使ってしっかりと保湿を行いましょう。ここぞというときには、朝のフェイスパックもおすすめです。

▼乾燥肌におすすめの保湿方法はこちら

乾燥肌の保湿方法を徹底解説！おすすめの保湿クリームや化粧水を紹介

次に考えられるのは、毛穴詰まりや角質肥厚です。肌は、少しずつ表面の角質が剥がれ落ちて常に生まれ変わり続けています。しかし、何らかの原因で肌の角質が剥がれ落ちなかったときに古い角質となって肌に残り、毛穴詰まりや角質が硬く厚くなってしまいます。そして、ごわつきやくすみ・毛穴の詰まりなどの肌トラブルを引き起こします。

通常、肌は一定の周期で古い角質が落ちて生まれ変わりますが、乾燥や紫外線・加齢やホルモンバランスの乱れなどによりその周期が乱れることがあります。

特に乱れの原因となるのが、ホルモンバランスの乱れです。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類がありますが、プロゲステロンの分泌量が増えることで皮脂の分泌が促進され、肌のテカりが気になるように。また、毛穴が詰まりやすくなってニキビや吹き出物の原因になることもあります。

生理中や生理前はプロゲステロンの分泌量が増えエストロゲンの分泌量が減るので、特に生理中や生理前は肌トラブルに悩まされやすい期間です。この期間は化粧ノリが悪くなりがちです。

メイクにより化粧ノリが悪くなる原因は、下地やファンデーション、そしてベースメイクに使うメイクツールなどが挙げられます。化粧ノリが悪くなる原因を押さえておきましょう！

下地を塗らずにファンデーションやお粉をつけると、肌にきれいに密着せずにヨレやムラが気になりやすくなります。

ベースメイクのはじめに下地で肌を整えることでファンデーションが密着しやすくなり、持ちがよくなります。さらに、ベースメイクアイテムによる色補正やトーンアップによって肌をきれいに見せることも可能です。

プリマヴィスタの"スキンプロテクトベース<乾燥くずれ防止>"は、乾燥によるかさつきや粉ふきを防いで、しっとりなめらかな仕上がりを演出する化粧下地です。保湿成分としてアスナロ枝エキスとグリセリンを配合。美容液のようなつけ心地で、化粧ノリの良い肌に整えます。

特に、乾燥による化粧ノリの悪さに悩んでいる方におすすめの化粧下地です。

肌質によって相性がいいファンデーションは異なります。化粧ノリが悪いのは、現在使っているファンデーションが自分の肌質に合っていないのかもしれません。

肌質ごとの使いやすいファンデーションの特徴は以下の通りです。

• 乾燥肌さん：ツヤのあるリキッドやクリームファンデーション
• 脂性肌さん：マットな仕上がりのパウダーファンデーション
• 敏感肌さん：軽い質感で添加物が少ないファンデーション

上記を参考に、ファンデーションを見直してみましょう。

RMKの"リクイドファンデーション"は、みずみずしく伸びの良い質感が特徴のリキッドファンデーション。薄づきでナチュラルですが適度にカバー力があり、ナチュラルさとカバー力のバランスが良いファンデーションです。

保湿効果が期待できるシルクエッセンスとシアバターが配合されており、しっとりなめらかな肌をキープしてツヤを与えます。

REVLONの"カラーステイ ロングウェア UV パウダー ファンデーション"は、皮脂吸収Wパウダーが余分な皮脂を吸収し、崩れにくさを叶えるパウダーファンデーション。セミマットな仕上がりで、まるで素肌のような自然な輝きのある肌に仕上げます。

皮脂によるテカリに悩みがある方に特におすすめのパウダーファンデーションです。

▼脂性肌におすすめのファンデーションはこちら

脂性肌向けおすすめファンデーションランキング15選！プチプラ・デパコス・韓国コスメ

MiMCの"ミネラルリキッドリー ファンデーション"は、みずみずしく美容液のような使い心地で、自然なツヤ肌に仕上げてくれるリキッドファンデーションです。

クレンジングは不要で、石けんでオフができるのもうれしいポイント。石油系界面活性剤、鉱物油、合成香料、合成着色剤、合成防腐剤、紫外線吸収剤、シリコーン、タルク、パラベン、アルコールがフリーなので、崩れにくさはもちろんやさしい使い心地を求める方におすすめです。

▼敏感肌にも使いやすいミネラルファンデーションはこちら

ミネラルファンデーション人気21選《プチプラ・デパコス》高カバー力・ツヤ肌・マット肌など

肌の毛穴が気になるからといってファンデーションを厚塗りしようとすると、ファンデが崩れやすくなりきれいに見えません。

化粧ノリが悪いときには、コンシーラーでお悩みを隠すのがおすすめ。ファンデーションを薄く塗ってからコンシーラーで気になる部分を隠すと、厚塗りにならずにきれいに仕上げられます。

▼きれいにファンデーションを塗るコツはこちら

リキッドファンデーションの塗り方｜手指・スポンジ・ブラシ別の使い方＆崩れないためのコツを紹介【初心者必見】

毛穴にファンデーションを塗ると余計に目立つ方へ｜毛穴浮き・毛穴落ちの上手なカバー方法を伝授

化粧パフやブラシ、スポンジが汚れていることも、化粧ノリが悪くなる原因のひとつです。ブラシやパフなどのメイクツールを洗わずに使い続けていると、前に使ったファンデーションが残り続けて邪魔をするため、ヨレやムラ付きの原因になります。また、雑菌が繁殖し、肌荒れの原因になってしまうことも。

化粧ノリを良くするためには、清潔なメイクツールを使うことが大切。ブラシやパフは最低でも1週間に1回は洗うようにし、こまめに交換して清潔な状態で使えるようにしましょう。

▼メイクスポンジの洗い方はこちら

メイクスポンジの洗い方を徹底紹介！レンジを使った方法、おすすめ洗剤・洗う頻度まで

化粧ノリが悪いと感じたときには、スキンケアや産毛処理をするのがおすすめ！化粧ノリが悪いときに使えるスキンケアや産毛処理の方法をチェックしておきましょう。

化粧ノリを良くしたいなら、肌の汚れやざらつきをきちんと落としておくことが大切。とはいえ、洗浄力が強いクレンジングや洗顔料は、肌に必要な皮脂まで洗い流してうるおいが足りなくなってしまうことがあります。

肌の乾燥も化粧ノリの悪さにつながってしまうので、肌のうるおいを逃さないためにも洗浄力の強すぎないクレンジングや洗顔料を選びましょう。洗顔するときには、お湯の温度にも気を付けることが大切。熱すぎると肌が乾燥し、冷たすぎると汚れが落ちにくいので、ぬるま湯で洗い流しましょう。

ファンケルの"マイルドクレンジング オイル"は、うるおいを守りながらメイクをするんと落とすクレンジング。メイクを落としつつも独自成分が肌を水分で満たし、うるおいあふれるキメの整った肌へと導きます。

こすらず落とせるので、摩擦による肌への負担が気になる方におすすめ。あっという間にメイクが落とせてさらつや肌を目指せるので、時短でメイクオフとスキンケアができます。

キュレルの"潤浸保湿 泡洗顔料"は、必要な皮脂を残しながらすっきり汚れを落としやすい洗顔料です。肌の保湿に必須のセラミドを守りながら汗や汚れを落としやすく、洗顔後もしっとりした肌をキープできます。また、きめ細やかな泡で肌の摩擦を抑えながら洗えるため、肌への負担を軽減できます。

肌荒れを防ぐグリチルリチン酸2K配合の医薬部外品なので、肌荒れにより化粧ノリが悪くなるのを防ぐことも期待できますよ。

▼クレンジングや洗顔の正しいやり方はこちら

メイクの"上手な落とし方"。あなたのクレンジング方法は肌に負担をかけてない？おすすめのメイク落とし用品も♡

美肌を作る正しい洗顔方法｜NGな洗い方や回数などの疑問も解決

クレンジングのおすすめ人気ランキング。皮膚科医監修のもと選び方・使い方も解説！

洗顔料のおすすめ人気ランキング。皮膚科医が選び方・使い方を監修！

スキンケアでしっかりと保湿をして化粧ノリの悪さを軽減することも大切です。今行っているスキンケアでは保湿力が足りないと感じる場合は、保湿力の高いスキンケアアイテムに変えてみましょう。

しっかり保湿するスキンケアのポイントは、こちらです。

• 化粧水のあとに美容液でしっかり保湿する。導入美容液の場合は化粧水の前に美容液を使う。
• 化粧水や美容液のあとに乳液やクリームで油分を補い、水分の蒸発を防ぐ。

しっかりと保湿してからベースメイクをすると、ファンデーションが肌になじみやすくなり、化粧ノリが良くなります。化粧水の使用量の目安は500円玉大ですが、それぞれの製品ごとに違うのでパッケージの使用量を守ることで効果的に使うことができます。量が多い場合は、2回に分けて使ったり最後にティッシュオフしたりするのがおすすめです。

IPSAの"ザ・タイムR アクア"は、みずみずしい使用感が人気の化粧水です。独自の成分が乾燥状態に応じて水分を与え、人工的な水*の層を作ります。使うことで肌の水分油分バランスが整い、テカりにくい状態へと導きます。

ニキビを防ぐ効果が期待できる医薬部外品なので、肌荒れや大人ニキビにお悩みの方にもおすすめですよ。

*水…うるおいに対するイプサのイメージ表現

Torridenの"ダイブイン セラム"は、導入美容液としても使える保湿美容液。分子サイズの異なる5種類のヒアルロン酸が角質層のすみずみまで行き渡り、水分たっぷりのうるおい肌へと導きます。さらにパンテノールとアラントインがヒアルロン酸の効果をサポートし、肌をしっかりと保湿します。

しっかり保湿したい乾燥肌さんにおすすめ。1回に2～3滴しか使わないので、コスパも良いですよ♪

TOUT VERTの"ナノエマルジョン ディープ"は、保水力のある乳液です。さらっとしたテクスチャーなのに、付け心地はしっとり。ヒト型セラミドを配合し、肌にすっとなじんでしっとりとした肌へと導きます。

内容量が2ヶ月分なところもうれしいポイント。コスパ良く乾燥を防ぎたい方におすすめです。

MEDIHEALの"N.M.FアクアアンプルマスクJEX"は、保湿の集中ケアができるフェイスパック。旭化成(株)が世界で唯一生産するキュプラ長繊維不織布のシート「ベンリーゼTM」を採用し、ぴったり肌にフィットしてしっかりうるおいを届けるため、乾燥が気になる方におすすめです。

保湿成分として天然保湿因子「N.M.F（ヒアルロン酸Na）」とハマメリス水を配合。お肌にしっとり感を与えて化粧ノリの悩みにも対応します。

▼肌の乾燥を防ぐスキンケアアイテムはこちら

スキンケアの基本的なやり方を解説！美肌に導くおすすめスキンケア商品24選！

スキンケアのおすすめ人気ランキング。選び方や使う順番も解説！

化粧水や乳液は、すぐには肌にはなじみません。スキンケア後にすぐに化粧をしてしまうと、乳液とファンデーションが混ざってしまいムラの原因になります。

スキンケア後に時間を置いてからメイクができるよう、間に着替えや歯磨きなどを入れてからメイクをするとよいでしょう。

肌に角栓や古い角質が蓄積していると、肌表面がざらついたりごわついたりして、ファンデーションが密着しづらくなります。

角質には、ピーリングでのケアがおすすめです。ピーリングのしすぎや肌のこすりすぎに気をつけながら使えば、お肌がつるんと整い化粧ノリアップの効果が狙えます。

ORBISの"アクアピーリングジェル"は、化粧ノリの悪さや角質くすみをケアできるピーリングジェル。くるくるとなじませて水で流すだけで、肌に溜まった角質を取り除きます。

水を利用して取り除くタイプなので強い酸を使ったピーリングでは肌への刺激が気になる方も使いやすいでしょう。

▼おすすめのピーリングアイテムはこちら

自宅でできるピーリングアイテム15選！ニキビやシミに効くの？効果や頻度について解説

顔に産毛がある状態だと、産毛が邪魔をしてしまい肌にファンデーションがノリづらくなります。また、毛に汗が集まってかたまりになりやすいため、メイクが崩れやすくなることも。

シェービングで産毛を処理することで、ファンデーションのノリと持ちの良さが変わります。産毛の処理には肌表面の余分な古い角質を取り除き、肌のトーンを明るくする効果も期待できます。

Panasonicの"フェリエ フェイス用 ES-WF41"は、肌に負担の少ない丸い刃先で産毛をカットし、化粧ノリ、持ちの良い肌へ導くフェイス用のシェーバーです。

眉のお手入れができる便利な眉カバーと眉コーム付き。コンパクトで、いつでも気が付いたときに手軽に産毛の処理ができる便利なアイテムです。

Photo by HAIR

「皮脂を抑えるケアをしてきたのに、最近どうしても化粧ノリが悪くなってしまう…」といったお悩みはありませんか？化粧ノリが悪くなる原因は、年代ごとにも変わってきます。20代・30代・40代・50代で化粧ノリが悪い原因はどう違うのか、年代別に解説していきます。

10代・20代の若い世代は、ホルモンバランスによって皮脂の分泌量の変化が多い年頃です。

皮脂の分泌量が多い場合、皮脂や汗により乾燥に気づかず見逃してしまい、保湿をやめようとしてしまうことがあります。べたつきや皮脂が出ている場合、乾燥から守るために肌が皮脂を分泌している可能性も考えられます。

べたつくからといってスキンケアを簡略化することは避けて、しっかり保湿ケアを行いましょう。

30代になると肌の小じわやたるみが気になるようになってきます。特に小じわはファンデーションが溜まりやすく、化粧がノリづらくなる原因になります。

小じわやたるみには、セラミドなどの保湿成分による乾燥対策がおすすめです。スキンケアによって弾力のあるみずみずしい肌をキープしましょう。

40代になると、小じわやたるみなどに加えて、水分量の低下を実感するようになってきます。30代後半から40代にかけて、皮脂や水分量が急激に降下するためです。

また、お肌のハリを支えるヒアルロン酸やコラーゲンなども減少傾向に。そのため、スキンケアをエイジングケア*商品に変えたり、保湿力が高いタイプにして、肌の乾燥対策を行いましょう。

*年齢に応じた化粧品等によるケアのこと

▼エイジングケアについてさらに詳しく知りたい方はこちら

【いつから？どうやって？】エイジングケアの気になるポイントを徹底解説！

Photo by HAIR

今回は、化粧ノリが悪い原因と対処法をご紹介しました。

ベースメイクが上手に仕上がらないと、気分が下がりますよね。化粧ノリの悪い原因を見極めて、自分に合った対処法でケアしてなめらか肌を目指しましょう！