選び方に迷ったら…? ポイント解説!

日焼け止めがべたつく原因とは?

紫外線対策に日焼け止めはマストアイテムなものの、「日焼け止めのべたつきが苦手」という人も多いのではないでしょうか。日焼け止めのUVカット成分の多くは、油に溶けやすい性質です。そのため、油分を多く含んだ日焼け止めは、べたつきを感じやすくなります。油分が多い日焼け止めの特徴は、以下のとおりです。
- SPF・PAの数値が高いもの
- ミルク・クリームタイプ
- ウォータープルーフタイプ
油分は水をはじくので、汗や水で落ちにくいウォータープルーフタイプにも油分が多く配合され、べたつきが目立ちやすくなります。べたつきが気になる人は、水分の多いアイテムやサラッと軽い使い心地のアイテムだと快適に使えておすすめです。
サラッと快適な使い心地!自分に合ったべたつきにくい日焼け止め・UVケアの選び方
日焼け止めは、長時間つけ続けるもののため、ストレスフリーな使い心地のアイテムを選びたいですよね。ここからは、自分に合ったべたつきにくい日焼け止め・UVケアの選び方を押さえましょう。
①べたつきにくさで選ぶなら、「ローションタイプ」or「ジェルタイプ」が正解!

べたつきにくさで選ぶなら、「ローションタイプ」や「ジェルタイプ」がおすすめ! どちらも水分が多く配合されているため、肌なじみの良い使用感が魅力です。それぞれの特徴を見ていきましょう。
- サラッとした軽い質感
- 化粧水感覚で使えてメンズにもおすすめ
- 水分が多く、とろみがある質感
- 伸びが良く全身に塗りやすい
ローションタイプもジェルタイプも、スルスルと肌になじみやすので子どもでも自分でムラなく塗れますよ。また、サッと手軽に使えるポンプタイプも豊富にあるため、紫外線対策をしたいメンズや面倒くさがりさんにもピッタリです。
②塗り直しには「スプレータイプ」や「パウダータイプ」が便利

スプレータイプ:@yuyu313 / パウダータイプ:@nukomake0707
日焼け止めの効果を発揮するためには、2~3時間に1度塗り直すことが大切。外出先での塗り直しには、持ち運びに便利な「スプレータイプ」や「パウダータイプ」がおすすめです。
全身の塗り直しにはスプレータイプが便利! 背中などの手が届かない場所の塗り直しにピッタリです。また、髪や頭皮にも吹きかけられるタイプなら、夏の強烈な紫外線から髪を守れるでしょう。小さめバッグのときは、ミニサイズが持ち運びしやすいですよ。
顔の塗り直しにはパウダーサイプがおすすめ◎ メイク直しのときの気になる皮脂やテカリも一緒にカバーできます。メイクの上から塗り直せるため、重宝するでしょう。
③シーンに合ったSPF・PA・UV耐水性のものを選ぼう

UVカット効果の高さを表すSPFの数値・PAの+の数・UV耐水性は、シーンに合わせて選びましょう。
「SPF」はシミやそばかす、サンタンの原因となるUV‐Bを防ぐ指標のこと。50までの数値で表され、大きくなるほど効果が高く、日本国内では50を超える場合は50+と表記されます。
一方「PA」は、シワやたるみの原因となるUV‐Aを防ぐ指標。PA+からPA++++までで表され、+の数が多いほど効果が高くなります。シーン別におすすめのSPF・PAは、以下のとおりです。
- 日常生活:SPF10〜20・PA++
- 屋外での軽いレジャー:SPF30以上・PA+++
- 炎天下での活動:SPF50以上・PA++++
UV耐水性*は、水や汗への耐水性の指標のことで、「UV耐水性★」「UV耐水性★★」の2段階で表示されます。汗をかきやすい夏のフェス・海水浴・屋外プールなどのレジャーを楽しむときには、より高い耐水性の「UV耐水性★★」がおすすめです。
*2022年12月1日から運用が開始された日焼け止めの新基準。2024年11月30日までは猶予期間のため、記載がある商品と記載がない商品、さらには「ウォータープルーフ」と表記された商品が混在して販売されています。
④肌悩みに合わせた成分が配合されているかチェックしよう
べたつきにくい日焼け止め・UVケアは、肌に直接塗るため、肌質や肌悩みに合わせた成分が配合されているかをチェックすることも大切です。
敏感肌の人は「不使用成分」に着目

敏感肌の人は、肌のバリア機能が低下している状態です。肌に影響を与える可能性のある成分が不使用のアイテムを使うことで、ゴワつきやカサつきなどの肌トラブルを防ぐことにつながります。気をつけたい成分は、次のとおりです。
- アルコール(エタノール)
- 紫外線吸収剤
アルコール不使用なら「アルコールフリー」、紫外線吸収剤不使用なら「ノンケミカル処方」と、パッケージに記載されたアイテムを選ぶのもひとつの目安になります。また、クレンジング時の肌への負担を軽減したい人は、クレンジング要らずの石けんオフタイプもおすすめです。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めの人気アイテムを知りたい人は、以下の記事も参考にしてくださいね!
乾燥肌の人は「保湿成分」が配合されたものを

乾燥肌は、肌の水分と油分のどちらも不足している状態。一般的に、乾燥肌の人の割合は年齢とともに増えるといわれています。肌のカサつきや乾燥が気になる人は、保湿成分が配合されているアイテムがおすすめ。注目の保湿成分は、次のとおりです。
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
上記の保湿成分は、肌に水分を抱え込んだり、キープしたりする役割があります。日焼け止めをこまめに塗り直すことで、UVカット効果と保湿効果のどちらも長時間保てますよ。
肌荒れが気になる人は「抗炎症成分」が配合されたものを

ゴワつき・カサつきなどの肌荒れや、ニキビが気になる人は「抗炎症成分」が配合された医薬部外品(薬用)をチェックしましょう。抗炎症作用のある有効成分配合の医薬部外品なら、肌荒れやニキビを防ぐためのアプローチが期待できますよ。
代表的な抗炎症有効成分は、「グリチルリチン酸ジカリウム」です。グリチルリチン酸ジカリウムには、炎症を抑える役割があります。肌荒れが起きてしまってからだと治るのに時間がかかるため、事前に予防するケアが大切です。
日焼け止め・UVケアの塗り方とべたつきにくくするコツ

ここからは、日焼け止め・UVケアのべたつきにくい塗り方とコツを見ていきましょう。
顔に塗る場合
- 適量を手に取る
- 額・鼻・両頬・アゴの5ヶ所にのせて、ムラがないように広げる
1回に使用する量は、パッケージに記載された量を守りましょう。ただし、パッケージに記載がなかったり「適量」とのみ書かれていたりする場合は、1円玉1枚分の量を目安にするのがベターです。 塗りすぎは、ヨレやべたつきの原因になるので、まんべんなく薄く伸ばしていくのがコツ◎
身体に塗る場合
- 容器から直接、腕or脚に直線状に出す
- 手のひらで円を描くように均一にくるくると伸ばす
- 肩や背中の上部などの焼けやすい部分は重ね塗りする
日焼け止めはこまめに塗り直すことが大切です! 2~3時間おきに塗り直して、紫外線カット効果を持続させましょう。
顔でも体でもべたつきが気になる場合は、フェイスパウダーやベビーパウダーを重ねるのがポイント。べたつきを軽減して、さらさらな肌に仕上がりますよ。
べたつきにくい日焼け止め・UVケアに関するよくある疑問
べたつきにくい日焼け止め・UVケアに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
べたつきにくい日焼け止め・UVケアは水やぬるま湯だけで落とせる?
商品パッケージに記載されている落とし方を守ることが基本です。
日焼け止め・UVケアはほとんどの場合、ぬるま湯だけでは落とせません。石けん・洗顔料・クレンジングを使い、きちんと洗い流すことが大切です。日焼け止め・UVケアに配合される紫外線カット剤が肌に残ったままだと、乾燥や酸化が起こり肌トラブルにつながる場合もあります。
べたつきにくい日焼け止め・UVケアをきれいに落とすには?
きれいに落とす方法は、以下の手順を参考にしてみてください。
- 洗顔料やクレンジングを日焼け止め・UVケアを塗った肌と良くなじませる
- ぬるま湯で丁寧にすすぐ
クレンジングや洗顔料は、洗浄力の高いもののほうがサッパリ落とせます。ただし、洗浄力の高いアイテムは乾燥につながり肌への負担となる場合があるため、保湿成分が配合されているものがよいですよ。
肌になじませるときは、指の腹を使って肌をなでるようにやさしい力加減で行うのがポイント。日焼け止め・UVケアは、日常的に使うもののため、十分な量のクレンジングや洗顔料を使って、肌への摩擦を軽減することも大切です。
もっと詳しく日焼け止め・UVケアの落とし方を知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでくださいね!
べたつきにくい日焼け止め・UVケアが白浮きする原因は?
白浮きする原因は、日焼け止め・UVケアに含まれる「紫外線散乱剤」にあります。紫外線散乱剤の原料は、酸化チタンや酸化亜鉛などの白い粉末です。日焼け止めをうまく肌になじませないと、肌が白く見えてしまいます。
顔や身体に日焼け止め・UVケアを塗るときは、少量ずつのせていくと量が調節でき、白浮きしにくくなりますよ。なお、日焼け止め特有のきしみ感も紫外線散乱剤によるものです。
日焼け対策は保湿ケアも大切!フェイス&ボディケアアイテムのおすすめをチェック
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