ゴルゴラインを消すメイクをマスターしよう！ゴルゴ線の原因やおすすめコンシーラー・ハイライターもご紹介

ゴルゴライン（ゴルゴ線）とは、目頭の下から頬あたりまで続くへこみや溝のことです。ゴルゴラインが深くなればなるほど影が濃くなるので、老け顔や疲れ顔に見える原因になります。

しかも、シミやクマと違って皮膚の一部分がへこんでいる状態なので、ほうれい線と同じくらいメイクで隠すのが難しいといわれています。顔の骨格や脂肪の量によってできやすいゴルゴラインは、年齢問わず悩んでいる人が多いです。

今回は、ゴルゴラインの原因や目立たなくするメイク法を中心に解説していきます！

ゴルゴラインができるのは、必ず原因があります。なぜゴルゴラインが目立ってしまうのかご紹介しますね！

ゴルゴラインは、頬骨が低く平たい人ほどできやすいといわれています。若いころからゴルゴラインができている人は、顔の骨格が関係している場合が多いです。

ゴルゴラインは、くまができるすぐ下の「眼輪筋下縁」にできます。頬骨が高く張っていれば、皮膚も引っ張られるのでゴルゴラインはできにくいのです。

ゴルゴラインができる大きな原因は、年齢による肌の機能の低下です。主に影響出るのが下の3つです。

• 肌のハリの低下
• 皮膚の筋力の低下
• 脂肪の萎縮

「肌のハリが失われる＝肌の弾力がなくなる」ということなので、ゴルゴラインはもちろんしわやほうれい線の原因になります。筋力の低下も同様です。

皮膚の下の脂肪がある人は、頬に丸みがあってゴルゴ線になりにくいです。しかし、風船がしぼむ過程と似ていて、脂肪がなくなると輪郭が変わりゴルゴ線が出てきてしまいます。

肌に悪い生活習慣として挙げられる「タバコ」は、ゴルゴラインを作る原因にもなります。

タバコが肌に悪いといわれる要因は、タバコに含まれる「ニコチン」によって血液の流れが悪くなったり美肌に必要不可欠なビタミンCの生成を妨害されるからです。

ビタミンCは、肌のハリをサポートするコラーゲンを作る源になるので、ビタミンCが壊されると肌のハリも失われるということになります。

タバコの吸いすぎは、ゴルゴサインを作るきっかけを作ってしまうんです！

お酒に含まれるアルコールは、肝臓へのダメージが大きいです。

肝臓は、皮膚を整える効果が期待できる「ビタミンA」が蓄積されているといわれています。お酒を飲んで肝臓に負担をかけることで、大事な栄養素が消費されて肌まで栄養が届きにくくなるのです。

お酒の飲みすぎは、老化を早める原因を作ってしまうのです。

美肌を保つためには、睡眠が必要不可欠です。睡眠不足に陥ると、肌の状態が乱れてたるみや乾燥といった肌トラブルが起きやすくなります。とくにたるみは、ゴルゴラインの大きな原因になるので、十分な睡眠時間を確保するのが大切です。

紫外線を浴びると、たくさんの分解酵素を生成して、肌にハリを与えるコラーゲンまで分解してしまいます。若いうちなら時間をかけて復活できる場合もありますが、ずっと浴び続けるとコラーゲンの量が減りゴルゴラインができてしまうのです。

紫外線予防は、季節や年齢問わず毎日おこなっていきましょう！

パソコンやスマホを長時間見ると、表情筋を動かさない時間も長くなるのでゴルゴラインの原因になります。表情筋を動かさないと、リンパの流れが悪くなりむくみやすくなるのです。

また、姿勢が猫背だったり下を向く癖があったりする人は、重力の影響で肌が垂れ下がりやすくなります。

短期間で10㎏単位のダイエットをした経験がある人は、ゴルゴラインに要注意です。急激なダイエットをおこなうと、顔の皮下脂肪がなくなりたるみにつながってしまいます。

「ゴルゴラインをなくしたい」と化粧品を探している人が多いです。実は、ゴルゴラインを化粧品で改善するのは不可能に近いといわれています。

ゴルゴラインの原因は、「肌のハリの低下」「皮膚の筋力の低下」「脂肪量の萎縮」です。加齢や元々の骨格など、化粧品の力ではアプローチが難しいとされる部分によって引き起こされています。

いくらハリツヤが期待できるアイクリームを塗ったところで筋力が弱ったままだと溝は深くなるばかりですし、顔面マッサージをしたところでハリ感を出す脂肪がなければ影は目立ったままです。

ゴルゴラインを本気でなくしたいなら、美容整形外科に相談するのがおすすめ。

ゴルゴラインは、皆さんが思っている以上に厄介な存在です。ならば、「せめてメイクで隠したい！」と考える人も多いでしょう。ゴルゴラインを目立たなくするには、いくつか大事なポイントがあります。

ゴルゴラインをメイクで隠す方法を4つご紹介します！

気になるゴルゴラインには、自分の肌色より明るめのコンシーラーでカバーすると一気に目立ちにくくなります。ただし、影の部分にがっつり引いてしまうと目の周りが厚ぼったくなりメイク崩れの原因になるので要注意です。

コンシーラーを塗るのは、ゴルゴラインのしっぽの境目のみ！手より筆でなじませることで、肌の色と同化しつつくぼみをカバーできます。塗りすぎにだけは気を付けて！

今の状態では、ゴルゴラインのくぼみはカバーできましたが、目の下のクマが気になりますよね。しかし、クマにもコンシーラーを塗ってしまうと、シワに入り込み老けた印象になってしまいます。

そこで、クマを隠すのではなく、残った影を活かした涙袋メイクをやってみましょう。コンシーラーを涙袋の中心にちょんっとつけてしっかりぼかすと、ぷっくり涙袋が出来上がります。

ゴルゴラインで残った影がより涙袋を強調させるので、悪目立ちしにくいです。涙袋メイクが好きな人は、ぜひやってみてください！

次にハイライトを入れていきますが、先ほどコンシーラーを塗った部分には重ね付けしないのがポイント。ゴルゴラインにハイライトを付けてしまうと、光とツヤ感で逆に目立ってしまいます。

ハイライトを使う目的は、「カバー」ではなく「ハリ肌に見せること」です。頬が高い部分やCゾーンにふんわり乗せることで、ピンとしたハリのある肌に見せてくれます。

色がつくまで塗りすぎるとケバくなってしまうので、あくまで肌の質感を上げるイメージでぼかしていきましょう。

ゴルゴラインを目立たなくするためには、チークを入れる場所も重要です。頬骨の上に沿って斜めにチークを入れてしまうと、Cゾーンが腫れたような印象になり余計にゴルゴラインが目立ってしまいます。

チークは、ゴルゴラインの境目からふんわり入れていきます。その際は、あまり広範囲に入れすぎないようにすることがポイントです。

ゴルゴラインが目立たないメイクには欠かせないコンシーラーの選び方は以下の通りです。

• ハイライト効果があるリキッドコンシーラーが◎
• 筆ペンタイプのコンシーラーはピンポイントに伸ばせる
• 影が濃い人は固めのオレンジコンシーラーで隠す

目元から頬にかけて伸びているゴルゴラインは、スティック系のコンシーラーを使うと頬が厚ぼったい印象になります。まずは、テクスチャーがゆるいリキッドコンシーラーでカバーして、影が濃い部分の固めのオレンジコンシーラーを乗せるのがおすすめ。

少し光沢感があるハイライト系コンシーラーを使うと、光の力でゴルゴラインの影を飛ばせますよ！明るめのコンシーラーで代用するのもアリです。ついでに、クマ隠しにもおすすめ！

次に、クマとゴルゴラインをカバーするコンシーラーをご紹介します！

セザンヌのハイライトコンシーラーは、3種の偏光パールが入ったリキッドコンシーラーです。7種類の保湿成分が配合されており、しっとり感があり伸びがよいのが魅力。

カラーは、クリアベージュの1色展開です。

色はややピンク味があるので、ゴルゴラインにつけると一気に顔の印象が明るくなりそうです。涙袋につけるのもアリ！

ローラメルシエのフローレス フュージョン ウルトラ ロングウェア コンシーラーは、肌に溶け込むような密着力のある質感で乾燥しにくいのが特徴です。肌に浮きにくいので、コンシーラーがシワにめり込むのが心配な人でも使いやすいでしょう。

カラーは全部で6色展開で、ゴルゴラインには特に明るめオークル「0.5N」や明るめのピンクオークル「1C」、やや赤みよりで明るめのオークル「1N」あたりがおすすめです。

チップは、セザンヌより細長いですね。広範囲に塗れそうですが、ゴルゴラインはピンポイントつけたいので先でちょんっと乗せる程度でOKです。

0.5Nは、他社コンシーラーの比較画像しか見つけられませんでした。上はザセムのコンシーラー01、下はローラメルシエの0.5Nです。ザセムの01も十分明るめですが、ローラメルシエのほうが白っぽくなっています。

ゴルゴラインの影を隠したい時におすすめできるカラーですね。

1Cの色がこちらです。0.5Cより明らかにベージュとピンクが増しているイメージです。オレンジ味も感じる絶妙なカラーなので、クマ隠しにも使えそうですね。

1Nは、0.5Nより落ち着いたベージュカラーです。「0.5Nだと白浮きしそうだな～」というイエベさんはこちらを選んでみるのもアリ！

RMKのルミナス ペンブラッシュコンシーラーは、ライトが当たっているかのような立体感あるツヤ肌に仕上がるのが特徴です。カラーは5色展開で、ゴルゴラインに使う場合はブルベさん向けの「01 ピンク」か透明感が出る「02 ベージュ」がおすすめ。

クマが気になる人は、「04 オレンジ」もあります。

01と02の比較画像があったので紹介しておきます。上から01.02になりますが、かなり色味が違うのがわかりますね。

肌にのせると、色の違いがよりはっきりわかります。02ベージュは、少し黄みが強い印象がありますね。

04のオレンジのスウォッチ画像もあったのでご紹介します。確かにオレンジ味は強いですが、そこまでパキッとしたカラーではないので、肌色関係なくクマ隠しに使えそうですね。

SUQQU（スック）のラディアント クリーム コンシーラーは、隠すというよりツヤとうるおいをプラスする筆ペンコンシーラーです。ゴルゴラインには、光とツヤを与えれば影をぼかすことができます。カラーは、「N-01」「N-02」「G-01」の3色展開です。

筆先は、RMKと比べてやや短めです。先が細めなので、ピンポイントに塗りやすそうですね。

こちらは、3色のスウォッチ画像です。N-01は明るめの白みベージュでN-02は黄みが強めなベージュ、G-01は肌なじみがいいゴールドベージュになります。ゴルゴラインに使うならN-01ですね。

肌にのせると、微粒子ラメがアラをとばしてくれます。キメの粗さが気になる人にもいいですね。ハイライト感が強めのコンシーラーなので、広範囲につけると顔がギラギラしてしまうので注意！

イヴサンローランのラディアント タッチは、ハイライト効果で目元に輝きと透明感を与えるロングセラー商品です。みずみずしいテクスチャーで乾燥しにくく、ゴルゴラインの影を隠す時にぴったり。

カラーは全部で6色展開で、ゴルゴラインに使うなら「1 ルミナスピンク」「1.5 ラディアンスシルク」「2 ルミナスアイボリー」がおすすめです。

今回ご紹介した筆ペンコンシーラーの中で、一番筆先が細い印象です。口元や小鼻周りなど細かいところまで塗りやすそうですね。

ノック式なので、カチカチしすぎると大量に出てきてしまうので注意！

1 ルミナスピンクは、ピンク味が強めのベージュカラーです。明るめのコンシーラーを探すブルベさんにおすすめ！

1.5 ラディアンスシルクは、黄みが強めのベージュカラーです。肌色関係なくさまざまな肌悩みをカバーできそう！

2 ルミナスアイボリーは、ピンクよりのベージュカラーで、1番より落ち着いたカラーがほしい人におすすめ。

＆be（アンドビー）のファンシーラーは、やわらかくて伸びのいいベージュとオレンジの2色パレット型のコンシーラーです。「ベージュ＆オレンジ」「ライトベージュ＆オレンジ」の2色展開で、オレンジカラーがゴルゴラインの上にできたクマッぽい影をカバーする時におすすめ。

2色のパレットの色味は上の通り。ライトベージュとベージュは色味にそこまで大きな差はないような気がします。

先ほどと同じ口コミの方が実際に手に塗った比較画像もあったのでご紹介しておきます。オレンジの色味も少し違うようですね。オレンジはやや黄みが強いとのことです。

違うスウォッチ画像を探してみました。こちらは、「ベージュ＆オレンジ」ですが、こう見るとベージュでも結構明るいです。オレンジは、確かに黄み強めなので、ゴルゴラインの影隠しにちょうどよさそう！

IPSA（イプサ）のクリエイティブコンシーラーeは、3色入りパレットコンシーラーです。3色を組み合わながら自分に肌色に合うカラーを作れるので、コンシーラーの色が浮きにくいのがポイント。

カラーは1色展開です。

パレットの形やコンシーラーのそれぞれの色味は上の画像の通りです。鏡やチップがついてくるので、外で化粧直しをするときにも使いやすいですね。

実際に指で取ったコンシーラーの色味は上の通りです。2番目の色は、ややオレンジ味が強いベージュカラーですね。健康的な肌色でゴルゴラインの影が気になる人は、1番目の暗めベージュを少量なじませるとくすみを飛ばしてくれます。

ゴルゴラインは、影やくぼみをカバーするだけではなく、ハイライトを仕込むことで肌全体がきれいにみえます。ハイライトの選び方は以下の通りです。

• 色より質感にこだわる
• ラメが控えめなものを選ぶ

ハイライトは肌にハリがあるように見せるのが目的なので、色味より肌に塗った時の質感で選ぶのがポイント。Cゾーンや頬の高い位置に入れたいので、ラメは控えめなタイプを選んだほうがなじみやすいです。

次に、ゴルゴラインを目立たなくするハイライトを4つご紹介します！

Kirei&co.（キレイアンドコー）のグロウスティックハイライトは、プチプラで上品な濡れツヤ肌がほしい人におすすめです！パールがぎっしり入っていますが、肌にのせるとそこまでラメが協調されていないので、頬の高い位置やCゾーンに付けやすいのが魅力。

実際に肌に塗った画像がこちら。発光しているかのような自然なツヤ肌が作れます！一色展開で、そこまで白浮きしないのもポイント！

RMKのグロースティックは、さらっと乗せるだけで立体感とツヤが演出できるスティック型のハイライトです。見た目はしっとりに見えますが、塗り心地は意外とさらさらしているので肌への密着力は高いですよ。

実際に肌へ乗せるとこのような色味になります。公式では「ほんのりピンクがかったヌーディーカラー」とのことですが、見た感じはシャンパンゴールドを透明にしたような印象です。

レフ版のようなツヤ肌になるので、ハリを与えたい部分に仕込んでおきたいですね。

クリオのプリズムハイライターデュオは、2種類のハイライトが入ったパレットタイプのハイライターです。マットなテクスチャーなので、頬の高い位置に乗せてもべたついた印象になりません。カラーは、「01 CREAM FIZZ」と「02 LAVENDER VOYAGE」の２種類展開です。

まずは、「01 CREAM FIZZ」のスウォッチ画像から。「シマー」と「パール」で色だけではなくラメの量や質感が異なります。ナチュラルにツヤを出したいならパール、とにかく肌を明るくみせたいならシマーがおすすめ！

「02 LAVENDER VOYAGE」は、シマーがラベンダー色になっています。こちらはブルベさん向けカラーですね。

＆be（アンドビー）のルミナイジングパウダーは、しっとりした粉質で発光したようなツヤ肌が出来上がります。大きめのブラシが付属されているのもポイント高いですね。カラーは、「ローズグロウ」「ヌードグロウ」の2色展開です。

「ローズグロウ」のスウォッチ画像です。少しピンク味が強いので、チークに近い使い方のほうが合うかもしれません。

こちらは、「ヌードグロウ」のスウォッチ画像です。こちらはやや明るめのベージュカラーなので、Cゾーンにも使いやすいですね。肌なじみもよさそうなので、ゴルゴラインを目立たなくしたい時はヌードグロウがおすすめです。

ゴルゴラインは、メイクでフルカバーしなければいけない状況になる前に、日頃からケアしておくことが大切です。ゴルゴラインをメイク要らずで目立たなくするケア方法をご紹介しますね！

ゴルゴラインをケアするためには、表情筋にアプローチしたマッサージがおすすめです。

ゴルゴラインができる原因は、「目の周りの皮膚や筋肉の硬さ」「筋肉の衰え」といわれています。要するに、固まった皮膚や筋肉をほぐしながら表情筋の筋力を上げていけば、ゴルゴラインができにくくなるということです。

ゴルゴラインをケアするマッサージの手順は以下の通り。

1. ゴルゴラインの上下を指で深くつまむ
2. つまんだまま30秒ほど持ち上げる
3. 3本指でゴルゴラインの下から持ち上げる
4. 持ち上げた状態で30秒左右に揺らす
5. こめかみを斜め上に30秒持ち上げる
6. 上唇を持ち上げる
7. 持ち上げた状態で30秒左右に口を動かす
8. 上唇を持ち上げる
9. そのまま手で頬も一緒に持ち上げて30秒キープ

やる工程は多く見えがちですが、左右30秒ずつやるだけなので10分もあれば終わります。目のたるみケアにも効果が期待できるので、気になる人はぜひやってみてください！

ゴルゴラインは、睡眠不足やお酒・たばこなど生活習慣が大きな原因といわれています。そのため、生活習慣の見直しはゴルゴラインをケアする大きな一歩といえるでしょう。

紫外線は、ゴルゴラインに限らず美肌の大敵といっていい存在です。紫外線対策として、天気や季節を問わず紫外線対策は徹底しましょう！

「もうすでにゴルゴラインが根付いている」「マッサージだけではどうしようもない…」という人は、美容整形で本格的な治療をおこないましょう。ゴルゴラインは、一度できてしまうと自力で改善は難しいので、医療の力に頼るのがベター。

ゴルゴラインにアプローチできる施術例は以下の通りです。

• フェイスリフト
• 糸のリフト
• ヒアルロン注射

ゴルゴラインの原因によって施術方法は変わってくるので、美容整形を検討している人はまず医師に相談するようにしましょう！

ゴルゴラインをメイクでカバーする時は、「コンシーラーを影のしっぽに少量つける」「ハイライトでハリツヤ肌を作る」の2点がポイントです。この記事を参考にしながら、ぜひゴルゴラインの解消メイクにチャレンジしてみてください！