目の下のくまを何とかしたい！原因別のケア方法やきれいにカバーできるアイテムを紹介

目の下にくまがあると、ないときの印象とがらりと変わります。くまがあることで、疲れている、老けて見えるなどのネガティブな印象を持たれがち。特に第一印象に影響があり、元気がない、体調が悪い、睡眠不足などの印象を相手に与えてしまいます。

くまをケアすることで、見た目の印象がよくなるだけでなく、自分に自信を持てるようになることで自己肯定感が上がるメリットも。その他にも、くまを隠すためのメイク時間が短縮できたり、化粧のりが良くなったりと、美容面でも良い変化が感じられるでしょう。

女性と男性では、くまができる原因に多少違いがあります。

女性はホルモンバランスの乱れの影響で、思春期・妊娠中・産後・更年期などにくまが目立ちやすくなることがあります。また、鉄分不足による青くまに加え、頻繁なアイメイクやメイク落としが原因になることも。

男性は、眼精疲労やスポーツ後の脱水などでくまが目立ちやすくなります。コンシーラーなどでカバーしたり、アイクリームなどのケアを行ったりすることが少ないため、くまが目立ちやすいのが特徴です。男女でこのような違いはありますが、性別に関わらず共通する原因もあります。

• 睡眠不足
• ストレス
• 眼精疲労
• 血行不良
• 遺伝的要因
• 乾燥
• 栄養不足

それぞれのくまの種類によってもできる原因が違うので、タイプに応じたケアが必要です。

目の下にできるくまは寝不足などで現れるイメージが強いですが、実は一言でくまといってもその原因によって種類はさまざまなんです。目元の印象が与える影響は大きいもの。くまがあると、せっかくメイクをがんばっても何だか不健康な印象に見えてしまいます。

まずは、目の下にできるくまの種類を解説していきます。くまでお悩みの人は、自分がどのくまに当てはまるか探してみてくださいね！

青くまとは、皮膚の下の血流がとどこおって青黒く見えている可能性が高いタイプ。目の周りは、他の部分の皮膚と比べて薄いため、肌の表面に現れやすいのです。青くまは、目の使い過ぎによる疲れ、冷え、寝不足などが主な原因です。

黒くまとは、加齢とともに目の下の皮膚のハリや弾力が低下し、肌に凹凸ができることによって影になっている可能性が高いタイプです。上下のまぶたには汗腺や皮脂腺が少ないので乾燥しやすく、さらにまばたきなどで常に動いているため、年齢サインが出やすい部分です。

茶くまとは、紫外線による日焼けなどで目の下が茶色っぽく見える可能性が高いタイプです。主な原因は、紫外線による日焼け、目をこすることによる肌摩擦、メイクやクレンジングによる負担など。

紫外線により肌が乾燥しやすくなりますが、逆に肌が乾燥することでも紫外線による影響を受けやすくなるので、保湿とUVケアの徹底が必要です。

赤くまは、目の周りの皮膚が薄く、毛細血管が透けて見える状態の可能性が高いタイプです。下に引っ張ると赤みが増すのが特徴。

アレルギー性の炎症で引き起こされることもあり、主な原因は目をこすったときの刺激、睡眠不足、眼精疲労、ストレス、加齢による皮膚の薄さや筋肉の衰えなどです。

くまタイプ診断で自分のくまタイプを知ることは、効果的なケアの第一歩！簡単なセルフチェック方法をご紹介します。

指で簡単にできるくまタイプ診断です。まず、目の下のくまを横に軽く引っ張ってみてください。引っ張ったときにくまが動く場合は、茶くまの可能性が高いです。くまが消えれば、ハリ不足による黒くまの可能性があり、色が消えない場合は血行不良の青くまの可能性があります。

光の当て方によってくまの状態が分かることがあります。明るい場所で鏡を見たときと、光を上から当てたときの見え方の違いを比較してみましょう。光を上から当てたときにくまが影になって目立つなら、ハリ不足による黒くまの可能性が高いです。

拡大鏡を持っているなら、拡大鏡で色を観察してみるのも良い方法です。茶色っぽい色素がポツポツと点在しているなら茶くま、青紫色の血管が透けて見えるなら青くま、赤みが確認できたら赤くまの可能性が高いです。

なお、複数のタイプをあわせ持つ複合タイプも珍しくありません。その場合は、より目立つ症状に合わせた対策を優先的に行いながら、総合的なケアをしていきましょう。

目の下にできるくまのタイプによってくまができる原因が違うので、ケア方法も違います。目の下のくまのタイプ別に、お手入れ方法をご紹介していきます！

血行不良が主な原因の青くまさんには、血流を良くするお手入れがおすすめです。以下にその方法をまとめました。

目の周りにはたくさんのツボがあり、そのツボを押すことで筋肉が緩みめぐりが良くなる効果が期待できます。おすすめのツボは次の3つ。

• 承泣（しょうきゅう）…涙袋の真ん中、黒目の下あたり
• 晴明（せいめい）…目頭
• 瞳子髎（どうしりょう）…目尻の少し外側のへこんだ部分

ツボの押し方は、指の腹で気持ちいいと感じるくらいの強さで5秒ほどゆっくりと押します。これを数回繰り返します。スキンケアのついでやデスクワークやスマホの使用後など、目が疲れたと感じたタイミングで気が付いたときにやるようにしましょう。

目の周りをなでるようにやさしくマッサージするだけでも充分！ただ、こすり過ぎは摩擦が負担になり茶くまや赤くまの原因になるので要注意。あくまでやさしくがポイントです。

直接目の周りを温める方法も、青くまのケアにはおすすめです。濡れタオルをレンジで40秒ほど温めて自分でホットタオルを作って目に当てるのもおすすめです。なお、ホットタオルは熱くなりすぎないように注意してください。

市販のホットアイマスクを使用するのも◎ スマホやパソコンをお休みして、ゆったりとした時間を過ごすことができますよ。特に寝る前のリラックスタイムがおすすめです。

睡眠の質が下がると自律神経が乱れ、体の不調につながります。睡眠時間は取っているはずなのに疲れが取れない人は、自律神経が乱れている可能性があります。

わたしたちの身体は眠っているときに副交感神経が優位になることでリラックスし、身体を休めています。この副交感神経を含む自律神経が乱れていると、くまの原因である血行不良にもつながってしまいます。

質の良い睡眠をとるために次のことを意識すると良いでしょう。

1. 睡眠時間は6～8時間くらい確保する
2. 眠る1時間前からスマホやテレビは避ける
3. 夜はカフェインの摂取はしない
4. カモミールティーを飲むのもおすすめ

血行不良による青くまのケアは、冷温交互パックも効果的です。温めることで血行が良くなり、冷やすことで肌を引き締める効果が期待できます。冷温交互パックは、自宅で簡単に作ることが可能です。

• 温パック：清潔なタオルを水で軽く絞る。タオルをラップで包み、電子レンジで約40秒（600Wの場合）加熱
• 冷パック：別の清潔なタオルを氷水に浸し、しっかりと絞る

冷温交互パックは、使い方も簡単です！

1. まず温パックを約2分間当てる
2. 次に冷パックを約2分間当てる
3. この工程を2〜3回繰り返す

週2～3回の頻度で行うのがおすすめですが、敏感肌の人は肌の様子を見ながら調整しましょう。

ハリ不足が原因の黒くまさんには、次のような目の下にハリを与えるお手入れが効果的です。

眼輪筋とは、名前のとおり眼のまわりにある筋肉のこと。加齢とともにおとろえてくることにより、目の下のくぼみや垂れ下がりが目立ってきてしまいます。さらに長時間のスマホやPCの使用などで眼輪筋は凝り固まってしまうため、眼輪筋をほぐし鍛えることでハリ不足による黒くまのケアをしていきましょう！

1. まずは、眼輪筋をほぐしていきます。目玉をぐるぐると360度回転させ、これを10回繰り返します。
2. 次は眼輪筋トレーニングで筋力アップしていきます。指で上まぶたを持ち上げるように引っ張り、まばたきします。これも10回繰り返しましょう。
3. 次に、2本の指を目尻の横に沿え、指を横に広げた状態でまばたきをします。10回繰り返します。

②のステップでは、下まぶただけを使うように意識して上に引き上げるように動かすのがポイントです。他にも眼球のみを上下左右に動かす、ウィンクするだけといった方法でもOK！生活のなかで下まぶたをグッと上に引き上げる意識をもつことで、眼輪筋が引き締まっていきますよ。

黒くまが気になる人には、肌にハリを与えるスキンケアも効果的です。レチノールやビタミンC、コエンザイムQ10など、ハリケアに注目されている成分配合のスキンケア製品を選ぶと、肌のハリアップが期待できますよ。スキンケアを選ぶ際の参考にしてみてください。

茶くまさんの主な原因は紫外線による影響です。UVケアで日焼けを予防したり、こすらないよう意識したりすることが大切です。

茶くまの原因である紫外線の影響。目の周りは皮膚が薄い部分なので、気を付けないと年齢サインが現れやすいのです。できてしまったものを化粧品でなくすことはできませんが、日頃のUVケアで紫外線対策をすることは可能です。

下まぶた周辺には日焼け止めを念入りに塗り、こまめに塗り直すことが茶くま予防につながるでしょう。

茶くまが気になる人は、UVケアと並行してスキンケアに美白*有効成分配合が入っている医薬部外品を取り入れるのもおすすめです。

*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

茶くまの原因のひとつに、目をこするなどの摩擦によるものもあります。花粉症などアレルギーのある人は、普段からよく目をこする癖があるかもしれません。また、アイメイクを落とすときにゴシゴシこすってしまう人もいるでしょう。

目の周りは皮膚がとても薄く、摩擦などの物理的な影響を受けやすいので、できるだけこすらないことが大事。かゆみを感じたときはぐっと我慢してこすらず目薬を指す、アイメイク用のポイントリムーバーを使用するなど、なるべく目の周りをこすらないよう注意しましょう。

男女共通のくまの原因として、睡眠不足や栄養不足などの生活習慣の乱れがあります。そのため、生活習慣を見直すことは、男性女性問わず重要なポイント！以下のポイントに注意して、くまのケアを行いましょう。

• 水分摂取量を増やす：こまめな水分補給でめぐりを良くし、老廃物の排出を助ける
• 栄養バランスの見直し：色の濃い野菜や果物など、ビタミンCやビタミンEを多く含む食品を積極的に取り入れる
• アルコールや喫煙の制限：血行不良の原因になり得るアルコールやタバコは控える
• ストレス管理：瞑想やヨガ、軽い運動など自分に合った方法でストレスを解消する
• スマホやパソコンの制限：長時間画面を見ることは控え、20分に一度は目を休めて遠くを見るなど、目の疲れをためないように心がける

どれもすぐに効果が出るわけではありませんが、今すぐできる対策です。日々の習慣を見直すことで、目元の印象も変わってくる可能性があります。まずは自分のできそうなことから始めてみましょう！

目の下のくまが気になる人は、主に乾燥対策・ハリケア、美白*ケアがおすすめです。それぞれの対策ごとに、おすすめアイクリームをご紹介します。目の周りは皮脂腺や汗腺が少ないので、構造的にどうしても乾燥しやすい部分。

さらに、まばたきやアイメイクをするため、目元は意外と酷使しています。他の部分とは別に重点的にケアするのがおすすめです。乾燥・ハリ不足・美白*ケアと、悩みに合わせた目的別にアイクリームや目元美容液（アイセラム）をピックアップしました！

*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

目の下の乾燥は、くまの大敵！目の下を保湿できるアイクリームは、目の下のくま全般におすすめです。以下の商品を参考にしてみてください。

肌の水分保持にかかせない潤い成分（セラミド機能成分*・ユーカリエキス）を配合したアイテム。肌荒れを防ぐ有効成分配合の医薬部外品です。重めのテクスチャーが肌にしっかり密着。肌にうるおいを与えるアイテムです。

無香料・無着色で、敏感肌の人にも使いやすいでしょう。

*ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド

保湿成分のヒト型セラミド5種類*とリンゴ果実培養細胞エキスを配合した、低刺激処方のアイクリームです。こってりめのテクスチャーですが、体温で溶かすようにのせるとよくなじみます。目元の乾燥やハリ不足が気になる人におすすめです。

石油系界面活性剤や鉱物油、シリコン、着色料、合成香料、パラベン、アルコールは不使用。敏感肌さんにも使いやすいですよ。

* セラミドEOP，NG，NP，AG，AP

韓国のスキンケアブランドとして人気のイニスフリーの目元用美容液です。直接肌にのせられるロールオンタイプなので手軽にスキンケアできて、ジャータイプのようにクリームに触れないので衛生的にも◎

みずみずしいテクスチャーで保湿成分がしっかり角質層まで浸透し、目元にうるおいを与えます。

続いて、目元のハリ不足に悩む人におすすめの肌にハリやツヤを与えてくれる商品を紹介していきます。

まぶたが重たくなりがちなアジア人の目にフィットするように開発されたアプリケーターで、美容液をしっかりなじませることができます。こだわりの植物の恵みが詰まったトリプルフィトコンプレックス*を配合。目元にハリを与えます。保湿力も高めなので、目元の乾燥が気になる人にも。

* アイリッシュモス（トチャカエキス：整肌成分）、ワイルドジンジャー（ハナショウガエキス：保湿成分）、マロニエ（エスシン：整肌成分）

独自の研究で、うるおいによるハリ感とツヤ感を与えるデパコスアイクリームです。こくのあるクリームですが、肌なじみがよく角質層に浸透。そして、ピンとストレッチするように密着する3段階の感触変化が楽しめます。こだわりの豊かな香り付きなので、贅沢気分で使えますよ。

高級感のあるパッケージはさすがデパコス。しっとりなめらかなクリームが目元に密着し、肌を引き締めてきりっとした印象にします。肌にしっかりとうるおいを与えてしっとりキメが整った肌に♡ 重たすぎないクリームなので、肌タイプ問わずに使いやすいですよ。

シワ改善の有効成分の純粋レチノールが配合された、医薬部外品のアイクリームです。みずみずしく伸びの良いテクスチャーで、使い心地が良いのも大きな魅力。SサイズとLサイズ、つけかえ用もラインアップされているので、まずはSサイズから試してみてはいかがでしょうか。

次は、目元におすすめの美白*ケアアイテムを紹介。目元のどんより印象が気になる人は、ぜひチェックしてくださいね！

*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

美白*有効成分であるプラセンタを配合したアイテムです。メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぎます。1,000円台で買えるプチプラの薬用アイテムなので、日々のスキンケアに取り入れやすいのが嬉しいポイント♡

*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

美白（*1）ケアとエイジングケア（*2）を両立した、エリクシールの薬用アイクリームです。美白*有効成分のほか、シワ改善の有効成分も配合されているため、目元の美白*ケアもシワ改善も両方したい人にぴったり。

なじみの良いクリームがべたつきにくいのにぴたっと密着し、うるおいをキープします。

*1 メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ／*2 年齢に応じた化粧品等によるケアのこと

シワ改善とシミ対策*の有効成分であるナイアシンアミドを配合した、医薬部外品のアイクリーム。保湿成分としてピュアレチノールや豆乳発酵液も配合。乾燥が気になる目元も、うるおいを守ります。なめらかで伸びの良いテクスチャーで、すっと肌になじみますよ。

*メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ

大切なイベントやデートなど、特に気合いを入れたい日もあるもの♡ そんな大切な日の朝、起きたらくまが目立っていたら一気にテンションはガタ落ち…。そんなことのないように、目元のスペシャルケアを上手に取り入れて日頃から備えておきましょう！

ここからは、目元のスペシャルケアに使える目元用パックをご紹介します。

6回分のセットで1,000円以下とプチプラなうえ、目の下の乾燥対策がしっかりできるDHCの目元用パック。濃縮オリーブリーフエキスを植物由来の保湿成分として配合したシートは、貼ったまま翌朝までつけっぱなしでOK！

面倒くさがりさんにもぴったり♡ 無香料・無着色・パラベンフリーで、敏感肌も使いやすいですよ。

マイクロニードルというとても細い針状のヒアルロン酸を直接肌の角層に注入するタイプの目元用パックです。1回（2枚分）あたり1,500本ものヒアルロン酸の針が、目の下の乾燥が気になる部分を集中的にケアします。週1～2回のスペシャルケアに♡

目元だけでなく口元のケアもできる部分用シートマスクです。乾燥⼩ジワ*のケアをしたい人にもおすすめ。気になる部分に貼るだけと手軽に使えるうえ、64枚入りで1,430円（税込）とプチプラで気軽に試せるのも魅力的なポイントです。

*乾燥による⼩ジワを⽬⽴たなくする（効能評価試験済み）

目元ケアアイテムをもっと知りたい人は、こちらのランキングもチェックしてみてくださいね。

目元ケアのおすすめ人気ランキング。年齢サインやハリ不足などのお悩みに！

とりあえず今ある目の下のくまをなんとかしたい！そんなときは、目の下のくまをメイクでカバーしちゃいましょう！目の周りは動きが大きく乾燥しやすいので、メイクもよれやすい部分。コンシーラーを選ぶときは、やわらかく伸びの良いものがおすすめです。

また、くまのタイプにより適したコンシーラーのカラーやテクスチャーは異なります。くまタイプ別のコンシーラーの選び方をチェックしておきましょう。

青くまには、オレンジ系やサーモンピンク系の色味を選ぶのがおすすめです。青や紫の反対色であるオレンジ系やサーモンピンク系は、青や紫を中和する効果が期待できます。カバー力が高いクリームタイプを選ぶときれいにくまを隠せるでしょう。

クリームタイプのコンシーラーを点置きして薄くなじませ、パウダーで仕上げる使い方がおすすめ。

影のように見える黒くまは、肌より少し明るめのコンシーラーカラーを選ぶのがおすすめ。ハイライト効果で影をカバーできます。光拡散効果のあるテクスチャーは、影をぼかすのに適しています。

オレンジなどの明るめカラーのコントロールカラーを仕込んで、そのあとにパール入りのコンシーラーを重ねると、黒くまをカバーしやすいです。

茶色を自然にカバーするには、周囲の肌との違和感が出にくいイエロー系やベージュ系のコンシーラーがおすすめ。リキッドタイプのコンシーラーなら、薄付きでナチュラルに仕上がります。

カバーしたい目の下にピンポイントでのせ、そのあと軽く指で叩いてなじませてからパウダーで仕上げましょう。

くまを目立たなくするメイク術は、プロのメイクアップアーティストも実践しています。ここからは、くまをカバーするとっておきのテクニックをご紹介します。

メイク前の下準備として保湿をしっかり行うことで、目元の乾燥を防げます。目元にアイクリームを塗ったら、ティッシュで軽く押さえて余分な油分を取り除いておきましょう。

コンシーラーは、いきなりたっぷり塗るとムラになりやすいです。薄く何層も重ねるレイヤリングが、自然な仕上がりのポイント。初めは少量を指の腹で叩き込むようにしてなじませ、徐々にコンシーラーを足していきます。

くまの一番濃い内側の部分から、外側に向かってぼかすと自然な仕上がりに♡

仕上げに、コンシーラーの上から軽く押さえるようにパウダーをのせると、持ちが良くなります。パウダーをのせるときは、ブラシではなくパフを使うのがおすすめ。密着感が高まります。

さらに、目尻の下部分と目頭の下のくまを隠した部分にハイライトを入れると、立体感のある仕上がりになります。また、涙袋メイクで涙袋を強調させるのもおすすめ！涙袋に視線が集まることでくまが目立ちにくくなるうえ、可愛らしい目元を演出できます。

最後に、くまタイプ別のメイクテクニックをご紹介します。

• 青クマ：オレンジ色のコントロールカラーを薄く塗ったあと、肌色のコンシーラーで仕上げる
• 茶クマ：イエロー系コンシーラーでカバーしたあと、部分的にコンシーラーを足していく
• 黒クマ：オークルやベージュ系で仕上げる。パール感のあるコンシーラーを使って光を集めるのもおすすめ

ポイントは、隠すよりも「なじませる」を意識すること！くまをカバーした部分だけ不自然に明るくならないように、できるだけ自然になじませましょう。

せっかくカバーしたくまは、メイク崩れを防いで長持ちさせたいもの。長時間きれいな仕上がりをキープするためのテクニックをご紹介します。

油分の多いアイクリームを使うときは、メイク前にティッシュオフするのがコツ。メイクの前に軽くティッシュオフして余分な油分を取り除いておくことが大切です。

また、普段は目の上に使うことの多いアイシャドウベースを目の下にも使うのがおすすめ。アイシャドウベースを薄く伸ばしておくことで、コンシーラーの密着力が高まります。保湿力と密着力の高いアイシャドウベースを選ぶと良いでしょう。

コンシーラーを使ったら、上から透明なルースパウダーを薄く重ねると、くまをカバーした部分が崩れにくくなります。 密着させやすいパフで、押さえるようにパウダーをのせましょう。繊細なパールが入ったパウダーを使うと、明るい印象に仕上がります。

日中メイク崩れが起こってしまったときに、直接コンシーラーを塗るのはNG。まずはティッシュで軽く油分を取り除いてからタッチアップを行いましょう。

指の腹で叩くようにコンシーラーをなじませ、最後に少量のパウダーでセットすることで、厚塗り感のない自然な仕上がりになります。化粧直しには、コンシーラーペンという便利なアイテムもあります。ペンタイプですぐに化粧直しができますよ。

崩れにくいコンシーラーを選びたいなら、ウォータープルーフタイプを選ぶのがおすすめです。また、朝はスティック、タッチアップはリキッドなどと、2種類のコンシーラーを使い分けるのも、メイク崩れをしにくくなる方法ですよ。

メイク崩れは、目元の乾燥や油分過多が原因になることが多いです。そのため、自分の肌質に合ったコンシーラータイプを選ぶことが大切。乾燥肌ならなるべく保湿力の高いものを、脂性肌なら密着力の高いものを選ぶと良いでしょう。

それでは、目の下のくまを隠すのにおすすめのコンシーラーを紹介していきます。くまをカバーしやすいものをピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてください！

韓国発のザセムが販売するコンシーラーです。プチプラなうえハイカバーで、しっかりと目の下のくまもカバー。全14色展開で、自然になじむ色が見つかりやすいのもうれしいポイント。チップタイプで塗りやすく、濃厚なテクスチャーなので下まぶたに使ってもヨレにくいですよ。

イプサのコンシーラーパレットは、くま隠しに活躍する一品！3色パレットでさまざまなくまタイプに対応するほか、肌色を問わず自然にカバーしやすいです。青くまさんや黒くまさんには、真ん中のカラーを仕込んでから自分の肌に合ったカラーを重ねるのがおすすめ。

こちらも、さまざまなくまタイプに使えるパレットタイプのコンシーラー。伸びがよく薄付きでありながらしっかり密着し、下まぶたに使用してもよれにくいです。

石けんで落とせるミネラルコスメなうえ、界面活性剤・鉱物油・シリコン・タール系色素・アルコール・香料・防腐剤・紫外線吸収剤は不使用。肌に負担がかかりにくい使用感なのも嬉しいですね！

カラーがしっかり肌に乗り、みずみずしいテクスチャーですがカバー力が高めのチップタイプコンシーラー。カラバリ豊富ですが、目の下のくまにはピンク系のニュートラルピーチがおすすめ！少しオレンジがかった明るめのピンクベージュが、下まぶたに程よく血色感を演出してくれます。

保湿成分として、3種のビタミンC誘導体*とレチノールをリニューアルして新配合！光拡散パウダーでくすみを飛ばし、メイクアップ効果による凹凸補正効果もあるコンシーラーです。

1つのアイテムで保湿ケアや凹凸カバーまでできるので、時短でメイクやスキンケアを済ませたい人におすすめです。

*アスコルビルグルコシド、３－Ｏ－エチルアスコルビン酸、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル

もっと詳しく目の下のくまをカバーできるコンシーラーを知りたい人はこちら♡

クマ隠しコンシーラーのおすすめ人気ランキング。プロに聞いた色選びや隠し方のコツも解説

自宅でのセルフケアやメイクでも思った効果が得られない場合は、くま取りの美容医療などの医療的アプローチを検討してみるのもひとつの手です。くまの種類や症状により、適した治療法が異なるので、専門医と相談しながら検討してみると良いでしょう。

くまを何とかしたくても、手術はちょっと…と悩む人もいるでしょう。くまの治療には、切らないものもあります。切らないくま治療には、以下のようなものがあります。

• ヒアルロン酸注入治療：黒くまに効果的な目の下のくぼみを埋める治療。効果は約6ヶ月～1年。1回あたり約5～10万円
• レーザー治療：茶くまに効果的なメラニン色素を分解する治療。複数回の施術が必要なことが多く、1回あたり約1～3万円
• ケミカルピーリング：茶くまや赤くまに効果的な古い角質を除去する治療。軽度なら1～2週間に1回～数回行う。1回あたり約5千円～2万円
• 高周波治療（サーマクール、ウルセラなど）：黒くまに効果的なコラーゲン生成促進により皮膚にハリを与える治療。効果は徐々に現れ、約3～6ヶ月持続。1回あたり約5～15万円

どの治療も効果の現れ方には個人差があり、複数回の施術が必要なケースもあります。くま取りは美容目的の場合が多く、美容医療の場合は保険適用外です。治療のリスクや副作用についても事前に医師に確認しておきましょう。

Photo by HAIR

ここまで、目の下のくまをケアする方法やおすすめアイテム、メイク術をご紹介してきました。加齢や生活習慣の乱れからも目立ちやすくなってしまうくまですが、きちんと自分のくまの原因を知り正しいケアを続けることが大事。

今回ご紹介した方法は自宅ですぐに取り入れられるものばかりなので、目元のケアを始めてみてはいかがでしょうか♡

目の下のくまのケアにおすすめのアイクリームをもっと知りたい人は、こちらのランキングもチェックしてみてくださいね。

アイクリームのおすすめ人気ランキング。皮膚科医が効果や選び方を監修