フェイスパウダーの使い方《パフ・ブラシ》塗る順番と場所、おすすめアイテム20選も紹介

軽い質感が特徴のフェイスパウダーは、次のような目的で使われます。

• メイクの仕上げにツヤや透明感を出す
• テカリなどのメイク崩れを防ぎ、化粧持ちをアップさせる
• 外部の刺激から肌を守る
• 化粧直しで皮脂を抑える

ベースメイクの完成度を上げ、きれいなメイクをキープするのがフェイスパウダーの主な役割です。一方、ファンデーションは肌悩みをカバーし肌を均一に見せるために使うもの。油分を含み、肌に密着するように作られています。

使い方の前に、フェイスパウダーには複数の形状があることを知っておきましょう。それぞれ使い方や仕上がりに特徴があります。

さらさらとした粉末状になっているのがルースパウダーと呼ばれるタイプ。肌にふんわりとのり、素肌感のある肌に仕上げられます。ムラなく肌になじみやすいため、メイク初心者さんでも使いやすい形状です。

パウダーを圧縮（プレス）して固形にしたのがプレストパウダーです。ルースパウダーと比べるとカバー力があり、きちんと感のある肌に仕上がります。

粉飛びしにくくサイズもコンパクトなものが多いので、持ち運んでメイク直しに使うのにも向いています。

フェイスパウダーには、小さなボールがケースにたくさん入ったタイプも。ボールをかき混ぜながら使うことで複数の色が混ざりやすかったり、筆に粉を含ませやすかったりといったメリットがあります。

フェイスパウダーはパフが付属されていることも多いですが、より上手に使いこなしたいなら道具にもこだわりましょう。

• パフ：パウダーが肌に密着しやすい。汗や皮脂をカバーしたいときにおすすめ。
• ブラシ：パウダーがふんわりとのり、光の拡散効果で肌がツヤやかに見える。毛穴カバーにも。

ブラシは大きめのものを選ぶと簡単にきれいに仕上がります。パフはサイズが小さく持ち運びしやすく、狙った部分にピンポイントで塗れることから化粧直し用にもおすすめです。

どちらも良さがあるので、お好みで選んでくださいね。

フェイスパウダーは別名でフィニッシュパウダーとも呼ばれるように、ベースメイクの最後に仕上げとして使用するものです。

1. 日焼け止め、化粧下地
2. ファンデーション
3. コンシーラー（パウダーファンデの場合はコンシーラーが先）
4. フェイスパウダー

チークやアイシャドウは形状によって使うタイミングが異なります。クリームやリキッドならフェイスパウダーの前になじませ、パウダータイプならフェイスパウダーでベースを仕上げたあとに使いましょう。

【初心者OK】ファンデーションの塗り方講座！リキッド・パウダー・クッション別に紹介

ナチュラルメイク派の人は、なるべく肌に塗り重ねるものを少なくしたいと思いますが、何もしていない肌にいきなりフェイスパウダーを塗るのはNG。水分や油分が足りずに乾燥して粉浮きを起こしてしまうことも。

化粧水、乳液のスキンケアと、下地を塗ってからフェイスパウダーをのせることで、素肌感を活かしながらきれいな肌に見せることができます。

フェイスパウダーは、粉の含ませ方や塗り方によって仕上がりが変わります。コツを覚えてムラなくきれいに塗りましょう。

パフと筆で大きく異なるのが、粉の取り方です。

• パフの場合：パフに粉を取り、両手でもみ込む
• 筆の場合：筆を垂直に当てて粉を取ったら、ティッシュなどに余分な粉を落とす

手の甲で量を確認したら、顔の内側から外側に向かって粉をのせていきます。パフの場合はやさしくクルクルと、筆はそっとなでるようにすべらせるのがポイント。

小鼻のキワや毛穴が気になる部分は、パフを半分にたたむか筆を立ててピンポイントで粉をのせていきましょう。

ルースパウダーに多いのがこの形状の容器。穴に蓋をするように付属のパフをのせて容器をひっくり返して使うのが基本ですが、思うような量が取れないことも。

そんなときは外蓋やティッシュなどに粉を多めに出してからパフや筆に取りましょう。十分な粉を取ってから量を調節することで、肌にきれいに粉をのせることができますよ。

フェイスパウダーの役割はあくまでもメイクの仕上げ。顔全体に塗るよりも崩れやすい場所に使うことで、メリハリのある仕上がりになります。

ヨレやテカリが気になるおでこ、鼻のTゾーンや、小鼻のキワ、あごに少しずつのせていきましょう。

フェイスパウダーを肌に密着させるには、最後にフィックスミストを使用するのがおすすめ。フェイスパウダーをたたいたあとに顔から20センチほど離して顔全体にスプレーします。

フィックスミストをつけることでフェイスパウダーが固定されるのはもちろん、粉っぽさを抑えたり、ツヤ感を持続しやすくしたりする効果があります。朝のメイク時だけでなく、日中のメイク直しのときにもフィックスミストを使用してみてください。

フェイスパウダーを使う際は、つけすぎに気をつけましょう。パフやブラシにフェイスパウダーを付けたら、手の甲やティッシュの上で余分な粉を落とすのがポイント。そのまま顔に乗せるとつけ過ぎたり、ムラができたりしてしまいます。

また、乾燥肌の人はフェイスパウダーを付ける前にしっかりと保湿することが大事。フェイスパウダーだけ塗ってしまうとカサカサ感が目立ちやすくなるので注意しましょう。

フェイスパウダーは厚塗り感が出にくいので、肌をきれいに見せたいメンズにもおすすめです。素肌に近いナチュラルな色を選び、テカリや毛穴など気になるパーツに薄くパウダーを塗りましょう。

さらに、前髪が汗や皮脂でベタつくのを防ぐのにもフェイスパウダーは活躍します。おでこにパウダーを塗ったあと、パフや筆で前髪をなでるように付けるとサラサラの前髪が長続きします。

メンズにおすすめのフェイスパウダー11選！基本の使い方や選び方のポイントも解説

使い方が分かったら、次は自分に合ったフェイスパウダーを選びましょう。多くのメーカーやブランドから登場しているアイテムのなかから、失敗しにくい選び方のポイントを解説します。

マットに仕上げたいなら、パールの入っていないプレストタイプのフェイスパウダーがおすすめ。ふわっとした陶器肌に仕上がり、サラサラ肌をキープしてくれます。

ツヤ肌がお好みの人は、パールの入ったルースタイプのフェイスパウダーを選びましょう。光に当たったときのツヤが若々しい印象に見えるので、40代以上の大人の女性にもおすすめですよ。

40代におすすめのフェイスパウダー11選！カバー力が高いものからツヤ肌仕上げのものまで幅広く紹介

ナチュラルに肌をきれいに見せてくれるフェイスパウダーですが、色によってその特徴が異なります。期待する仕上がりで色を選びましょう。

• クリア（ホワイト）：ファンデーション自体の色みを活かす
• ナチュラル（ベージュ）：肌の凹凸までカバー
• パープル：血色感とツヤ感を演出
• ピンク：血色感を演出

グラデーションやボールなどで複数色がミックスされたタイプがあるのもフェイスパウダーならでは。色を混ぜることでツヤ感を演出し、立体的に見せることができますよ。

フェイスパウダーは季節に応じて使い分けるのがポイントです。夏は汗をかいたり皮脂でべたつきやすくなったりするため、シリカやタルクなどの皮脂を吸着する成分配合のパウダーが良いでしょう。

逆に冬は、空気が乾燥して肌も乾燥しやすくなるため、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているパウダーがおすすめ。季節を問わず、UVカット効果のあるフェイスパウダーを選ぶことも大切ですよ。

ここからは、人気のおすすめフェイスパウダーをプチプラ、デパコスに分けて紹介。まずはドラッグストアなどで気軽に手に入るプチプラコスメから。

フェイスパウダーのおすすめ人気ランキング。プロ監修のもと選び方・使い方を解説

持ち運びにも便利なキャンメイクのプレストパウダーは、やわらかい付け心地ながらカバー力もしっかり。パールが入っていないので、軽くのせてあげるとさらふわマット肌に仕上がります。

美容液成分配合で、洗顔料のみでメイクオフしやすいのも嬉しいですね。カラーはナチュラルからオークルの使いやすい色に加えて、血色感を演出できるピンクもご用意♡

カバー力の高さに定評がある韓国コスメのなかでも特に人気の高い、イニスフリーのフェイスパウダー。すべすべの肌が長時間続くと口コミでも好評です。

クリアのカラーなので肌の色を選ばずに使えて、重ね塗りしても厚塗りに見えにくいのがおすすめポイント。前髪のベタつき防止にも使いやすいですよ。

皮脂カバーをして赤ちゃんのようなマシュマロ肌に。こちらもルースパウダー同様に人気の商品。イニスフリーのフェイスパウダーはルースとプレストで人気を二分していますが、口コミではルースパウダーのほうが肌がきれいに見えると評判。両方使って、最終的にお好みのほうを選ぶのも良いでしょう。

もともとバレリーナが舞台で使用するメイクコスメを手掛けているのチャコット。フェイスパウダーは汗などでも崩れにくく、明るい印象の肌に見せてくれます。

ナチュラルな肌色に加え、ホワイト・ラベンダーなどのカラー展開もあり。パールとラメが配合されているタイプとそうでないタイプもあり、ツヤ肌好みさんマット肌好みさん、どちらにもおすすめ♡

フェイスパウダーでありながら、ファンデーションやコンシーラー代わりにも使えるクリアラストのプレストパウダー。さらに、SPF40 PA+++でUVカットも期待できます。

パール入りの明るいオークルで、色ムラをカバーしながらナチュラルメイクがしたい大人の女性にもぴったりですよ。

無色透明のパウダーで、顔はもちろんボディや髪までどこにでも使えるVTのフェイスパウダー。整肌成分のシカ（ツボクサエキス）や保湿成分のヒアルロン酸などを配合しています。

ルースパウダーですがコンパクトなサイズ感で、シンプルなパッケージなので性別や好みを問わず持ち運べますね。

本当に崩れにくい！とSNSでも話題になったオトナクチュールのプレストパウダー。皮脂崩れを防ぎながら、撥水パウダーで汗や水をはじき、美しい仕上がりをキープしてくれます。

パール、ラメとともに明るく透き通った肌を演出する3色のペールトーンは、なりたい仕上がりで3パターンのなかから選べます。

まるで昔ながらのおしろいのように、ベーシックで使いやすいフェイスパウダーです。キメ細かなパウダーの自然なツヤ感で、ファンデーションの持ちを高めてくれます。

質感が選べて、ルーセントはマットな陶器肌に、繊細パール配合のパーリールーセントはほんのりツヤのあるセミマットな肌に仕上がりますよ。

748円（税込）という驚きのプチプライスながら、機能がたっぷり詰まったセザンヌのプレストパウダー。「毛穴レス」の名の通り、光のヴェールが毛穴をカバー。ミネラルパウダーと15種類の保湿成分配合で、乾燥しにくいのが嬉しいポイントです。

タイムシークレットのプレストパウダーは、微粒子パウダーがくすみや毛穴、凹凸をカバーし、サラッとした肌をキープします。肌荒れ防止成分のグリチルレチン酸ステアリルを配合した薬用アイテムなのも注目ポイントです。

SPF50+ PA++++で紫外線カット効果もあるので、デイリーメイクならファンデーションを使わずこれだけでOKという人も。

続いて紹介するのはデパコスのフェイスパウダー。仕上がりはもちろん、上品な香りや使用感などこだわりが詰まったアイテムの数々をぜひチェックしてくださいね。デザイン性の高いケースもデパコスならでは。

デパコスフェイスパウダーのおすすめ人気ランキング。崩れ防止&UV対策できるものも

エレガンスを代表するフェイスパウダー「ラ プードル」シリーズ。5色のペールカラーと、つなぎ目にある白をブレンドさせて顔にのせることで、明るい透明感のある肌に仕上がります。その上品な質感からは想像できない毛穴のカバー力と崩れにくさも高評価のポイント。

こちらはメイク直しに便利なコンパクトタイプ。朝のメイクに使いやすい大きめサイズもありますよ。

一見すると何気ないホワイトのフェイスパウダーですが、侮るなかれ。独⾃のライト・リフレクティング・コンプレックス*を配合し、光の反射で肌悩みをカバーしながら透明感のある肌を演出します。

白い粉は白浮きが気になるところですが、自然な肌色をキープしてくれるのも嬉しいですね。

*海藻エキス[アスコフィルムノドスムエキス(なめらか成分)]、ポリネシアミネラル海水[海水(保湿成分)]、ライトアクティブ・マイクロプリズム［マイカ、酸化チタン、酸化鉄(光反射成分)]

半透明のラメが入ったフェイスパウダーで瞬時に肌を明るい印象に見せてくれるクリニークのルースパウダー。

ひんやりとした使用感で肌の凹凸が目立ちにくいなめらかな肌に仕上げてくれるので、汗ばむ季節のメイク直しにもぴったりですね。

2024年のLIPSベストコスメで堂々の第1位に選ばれたコスメデコルテのルースパウダー。軽いパウダーながら、まるでシルクのようにしっとりとなめらかな肌触りでキメ細かく上品な肌に仕上げてくれます。色展開も豊富で好みの仕上がりを選べますよ。

コスメデコルテには先に紹介したフィスパウダーのほかに、こちらの「AQ ミリオリティ」も。肌にしっとりと溶け込むきめ細かな粉が特徴。驚きのハイプライスですが、同ブランドのスキンケアシリーズとあわせて使えば極上の肌を演出してくれるでしょう。

ルースパウダーには珍しい4色が組み合わさったジバンシィのフェイスパウダー。色が溶けるように混ざり、単色では出せない質感を作ります。

極限まで微粒子化されたパウダーが、繊細で軽いのに肌にきちんとフィットして輝くような肌を作りながらメイクをキープします。なりたい肌に合わせて選ぶ5タイプ。

ソフトなテクスチャーのパウダーが、まるで肌をヴェールで包んだかのように肌をなめらかに整え自然で明るいマット肌に仕上げてくれます。

ファンデーションの持ちを高めて、ツヤ感のあるキメ細かい仕上がりをキープ。カラーはナチュラル系4色で、イエベさんもブルべさんも選びやすい色みです。

透明の粉なのに肌悩みをしっかりカバーしながら、素肌に近い仕上がりで4K映像対応ベースメイクとしてプロが使用するほどのアイテムです。

色は2色展開で、ホワイトカラーの「ルーセント」は色ムラの無い自然なツヤ感のあるセミマット肌に。明るいベージュの「バナナ」は肌色補正をして素肌感を演出。

RMKはプレストパウダーが人気ですが、ルースパウダーも高評価。ツヤ感と密着感のあるパウダーや光を拡散するパウダー、保湿エッセンスを配合した充実のアイテムです。

余分な皮脂を吸着しながら、粉っぽさを感じにくい仕上がりに。ノーカラータイプやパールタイプなど、なりたい肌に合わせて4種類から選べますよ。

Dior（ディオール）の「ディオールスキン フォーエヴァー クッション パウダー」は、厚塗り感を抑えて自然に仕上げてくれるルースパウダー。粒子が細かいため、持ち運びは控えるように公式サイトに記載されています。

ベタつきを抑えて肌になじむので、朝のメイクの仕上げにたたくと良いでしょう。

Photo by HAIR

仕上げにひと塗りするだけで美しい仕上がりをキープしてくれるフェイスパウダーは、これまでファンデーションを塗り重ねていた人にはぜひ試してほしいコスメです。

質感やサイズ感の好みはもちろん、自分の肌に合わせて選ぶことでなりたい肌に近づくことができますよ♪ぜひ参考にしてみてください！

フェイスパウダーのおすすめ人気ランキング。プロ監修のもと選び方・使い方を解説