こんにちは。
椿です。
今回は『貧血について』です。
ありがたくも初のリクエスト頂きました(〃艸〃)
本当にありがとうございます!
また、前回のVt,C同様長いです。すごく。
短くは無理でした(´・ω・`)
お時間ある時にでもゆっくり呼んでください٩(*´︶`*)۶
※以下注意事項※
・疾病等がある方には当てはまらないものもございます。
・下記情報はあくまで''そうゆう作用がある''ということです。効能がある訳ではないのでご了承ください。
・主は管理栄養士の資格を持っております。あくまで科学的な目線から見たお話しです。これ違うだろ!又は質問 等ありましたらコメントの方へお願いいたします。
・参考文献は一番下に表記させていただいております。
-------------キリトリセン-------------
はい。
前回同様、堅苦しくってすみません(;´-∀-`)ゞ
一応、大事なことなのできちんとさせていただきました(*・ω・)*_ _)
また、小難しいことはいいから食事の方法がみたい方は、キリトリセンまでお進みください٩(*´︶`*)۶
では、ここから本題に入らせて頂きますね!
『貧血』ってよく聞きますよね。
特に女性は月のもので血液を失うので、貧血になりやすいです。
でも、貧血って厳密には「血を失った状態」では無いのです。
貧血とは、赤血球に含まれる血色素(ヘモグロビン)濃度が低下した状態をいいます。
赤血球は血が赤く見える要因の物質です。
身体中に酸素を運んでくれる、郵便屋さんみたいな働きがあります。
そして、一言で『貧血』と言えど種類があります。
・鉄欠乏性貧血
→鉄が不足しているため起こる
・失血性貧血
→血が失われることで起こる
・統発性貧血
→病気が原因で起こる(妊娠中の貧血もコレ)
・巨赤芽球性貧血
→ビタミンB12、葉酸不足によって赤血球が正常に作られなくて起こる
・再生不良性貧血
→血液が少ない量しか作られなくなって起こる
・溶血性貧血
→赤血球が破壊されて起こる
などです。
言わゆる『貧血』は1番上の「鉄欠乏性貧血」を指します。
2番目の「失血性貧血」は手術や大怪我での大量出血や、月経過多の人が該当します。
ここら辺は難しい話になるので、割愛しますが、気になる方はコメント頂ければと思います。
で、「鉄欠乏性貧血」
これが『貧血』の7割を締めています。
原因は鉄が不足しているため。
じゃあ、なんで鉄が不足してるとダメなの?となると思います。
…なりませんか?
もう少し難しいお話しにお付き合いくださいませ(´・ω・`)
まず、血液の働きで重要なことは、酸素を全身に運ぶことです。
先程も軽く触れましたが、その酸素を運ぶ役割を担っているのが、赤血球に含まれるヘモグロビンです。
ヘモグロビンは主に鉄を含む「ヘム」という色素とたんぱく質が結合してできています。
このヘモグロビンが酸素と結合して、全身に運ばれていきます。
イメージ的にはヘモグロビンが郵便屋さんで、酸素が手紙みたいな感じです。
鉄が不足していると、この「ヘム」という色素が不足してしまいます。
結果、ヘモグロビンができない→赤血球の酸素運搬能力が下がる→貧血になる
という流れです。
酸素が全身に運ばれなくなると、易疲労感(疲れやすい)、頭痛、息切れなどの症状や運動機能の低下などが起こってきます。
ここまで大丈夫ですかね?
結構難しいお話しになっちゃいましたが、着いてこれていますか(´・ω・`)?
鉄が不足する原因として考えられるのは
・食べ物からの摂取不足
・必要量が増える(妊娠、成長期)
・鉄の排出(出血)
が考えられます。
必要量が増えるのも、鉄の排出があるのもどうしようもありません…
なので、必然的に食物から摂取しなければ行けなくなります。
じゃあ、鉄はどれくらいとることが必要なのでしょうか?
体の代謝によって、成人男性では約1mg、女性では約0.8mgの鉄が1日に損失しています。
また女性は月経により、1日あたりに換算してさらに約0.5mgの鉄が損失しています。
ということは、この損失する鉄を食事から取ればいいんです。
ここからは、食品のお話です。
食品中に含まれる鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。
前者はレバーやあさり、赤身の魚などに多く含まれており、後者は野菜や卵、牛乳などに多く含まれています。
この2種類で大きく違うのは体内での吸収率で、「ヘム鉄」で高く、「非ヘム鉄」で低いです。
実際はヘム鉄か非ヘム鉄の、どちらかのみを食べるということはありません。
また食事の内容などの影響も受け、食べた鉄のおおよそ15%程度が吸収されると報告されています。
前述の鉄の損失量とこの吸収率を考慮して、日本人成人(20~49歳)が1日の食事から鉄を摂取する量は、成人男性では7.5mg、月経のある女性では10.5mg(月経のない女性:6.5mg)が推奨されています。
✂︎- - - - - - - -キリトリ- - - - - - - - - - -
⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ☆⡱
☆貧血を予防するための食生活のポイント☆
貧血を予防するためにはまず、毎日失われる鉄を食事からしっかりとることが必要になります。
鉄が多い食品の例をズラっと並べますね。
画像の2枚目も参考にしてみてください。
・レバ-や赤身の肉類
・あさり、かき
・血合いの多い魚
・大豆製品
・緑黄色野菜
・海藻
先程も書いたように、ただ鉄分をとっても吸収率が悪いです。
また、赤血球の材料は鉄分だけでなく、たんぱく質も必要です。
なので、効率をあげるためにも、鉄の他にもヘモグロビンなどの材料になるたんぱく質・鉄の吸収を高めるビタミンCの摂取も大切です。
鉄もたんぱく質も多く含む食品
・牛肉
・レバー
・カツオなどの赤身の魚
・あさり など
ビタミンCが多い食品には緑黄色野菜・果物などが挙げられます。
ビタミンCに関しては、別に記事も書いてるのでお暇な方は見てやってください٩(*´︶`*)۶
さらに赤血球が作られるときには葉酸(ビタミンの1種)やビタミンB12などが必要になります。
葉酸の多い食品
・レバー
・ほうれん草
・アスパラガス
・ブロッコリー
・納豆 など
ビタミンB12の多い食品
・レバー
・魚介類
・チーズ など
このように動物性食品・植物性食品をバランス良く組み合わせて食べることがポイントになります。
どんな病気やダイエットにも言えますが、バランスよく食べるのが1番大切です。
その中でも特に、貧血予防におすすめメニューの一例としては、「レバニラ炒め」「あさりとほうれん草のパスタ」「カツオのたたき(大葉、玉ねぎ、長ねぎなどの薬味と一緒に)」「ひじきと大豆の煮物」などがあります。
また、鉄は胃酸が分泌されると吸収されやすくなります。
柑橘類や酢などの酸っぱいものを食べたり、よく噛んで食べたりして胃酸の分泌を促すと、鉄の吸収率が高まることが期待できます。
また、カフェインとタンニンには鉄の吸収を妨げる働きがあります。
コーヒーや緑茶を食事と一緒に飲む習慣のある方はお気をつけください٩(*´︶`*)۶
貧血予防には、上記のような鉄を多く含む食事を心掛けるほか、「無理なダイエットをしていないか」「朝食を抜いていないか」など、食生活全般を見直しておきたいものです。
また、上記は健常人に該当します。
妊娠期・授乳期・成長期の方は該当しませんので、十分に注意してくださいね。
はい。
こんなものでしょうか…。
めちゃくちゃ長いですね…
しかもわかりにくい(´・ω・`)
わかりにくいところあったらぜひ教えてください。。。
そのほか、こんなの知りたいとかあれば教えてください!
ここまで見てくださった方、ありがとうございます( ⁎ᴗ_ᴗ⁎)ペコッ
✄------キリトリ------✄
参考文献
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-008.html
わあああ、ありがとうございます😭💕とっても勉強になりました! 多分、私はヘム鉄の多い食べ物をあまりとっていないのと、コーヒーが大好きな事が起因しているのではと…😥 オススメの料理までありがたいです!一人暮らしで、自宅待機で時間もあるので作ってみようと思います🥰