シカスリーピングマスクの順番や頻度は？人気シカスリーピングマスク5種類の口コミや成分を徹底比較

寝る前にパックのように塗ることで、肌にうるおいを与えて翌朝までしっとり感が続くスリーピングマスク。最近は、韓国で話題のシカ成分入りのスリーピングマスクも登場しました。肌を整えたい人におすすめしたいシカスリーピングマスクですが、まずは使用する順番や頻度を知っておくことが大切です。

スリーピングマスクは、「洗い流さないパック」なので、スキンケアの1番最後につけるのが基本です。詳しく説明すると、以下の順番になります。

1. クレンジング
2. 洗顔
3. ブースター（導入化粧水）
4. 化粧水（デイリーパック）
5. 美容液
6. 乳液
7. スリーピングマスク

オールインワンタイプを選べば、ブースター以降のスキンケアの工程を全部省けるので、時短したい時におすすめです。乳液後クリームで蓋をする人は、クリームの代わりにスリーピングマスクを使うようにしましょう。

どちらも油分が多いアイテムなので、どちらも付けてしまうとニキビや過剰分泌の原因になります。

スリーピングマスクを使う時、使用頻度に悩む人が多いです。たしかに毎日使った方が効果が実感できそうですが、クリームや乳液と比べて量が少ないので、もう少し大事に使いたいですよね。肌質や商品にもよりますが、スリーピングマスクは週2～3回でやれば十分です。

うるおいを与えて乾燥を防ぐスリーピングマスクには、肌悩みにアプローチする成分がたくさん含まれています。その中には油分も含まれており、クリームより被膜感が強いです。必要以上に肌に油分を与えると、ニキビの原因になります。

スリーピングマスクの中には、1回で使い切れるように個包装になったタイプもあります。衛生面が気になる人にとってはありがたいですよね。大体のメーカーは、スリーピングマスクが多めに含まれており、首までしっかり塗っても余るパターンも多いです。

しかし、「もったいないから」といって半分使って残りは取っておくようなケチな使い方はおすすめしません。個包装タイプは、1回で使い切るように作られているので、開けた瞬間劣化が始まります。

スリーピングマスクは、名前のとおり夜の使用を推奨しているので、途中で残してしまうと次に使用するまで時間が経ってしまいます。使用頻度が週2～3回となれば、さらに時間が経ってしまい、残りを使おうと思ったころには雑菌が増殖したスリーピングマスクの出来上がり…。

顔や首まで塗っても余る人は、デコルテ周りやかさつきが気になるひじやひざに塗って使い切りましょう。

スリーピングマスクには、さまざまな肌悩みへのアプローチに特化した種類があります。

• うるおいを与えるタイプ
• はりを与えるタイプ
• 肌を整えるタイプ
• 赤みにアプローチするタイプ
• 角質ケアできるタイプ

角質ケアや赤みにアプローチするタイプのスリーピングマスクは、肌荒れを防ぐ成分が入っている場合が多く、肌の状態によってはヒリヒリするケースがあります。とくに、敏感肌さんは刺激に感じるかもしれません。

「なんかヒリヒリしているな…」と感じたら、速攻使用を中止して自分に合ったスキンケアを探しましょう。

シカスリーピングマスクの「シカ」は、ツボクサ由来成分を指します。成分表には以下の名称で記載されることが多いです。

• ツボクサエキス
• マデカソサイド
• アジアティックアシッド
• アジアチコサイド
• マデカシックアシッド
• マデカシン酸
• アシアチン酸

とくに、「マデカソサイド」はツボクサの95％を占める重要な成分です。「成分表にシカなんて文字がどこにもない！この商品は詐欺だ！」と勘違いしないようにしましょう。

ツボクサには、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。急な肌荒れに悩む人におすすめです。

ツボクサには、肌を整える効果が期待できます。肌の水分量を保ちしっとり感がキープ。肌が柔らかくなるとキメやハリが出てくるので、ぱっくり開きがちな毛穴を保湿できます。

ゆらぎ肌は、季節の変わり目など急激な温度変化によって、肌が対応しきれず起こる肌荒れのことです。ゆらぎ肌期間に入ると、いつも使うスキンケアがヒリヒリしたりマスク荒れを起こしたりします。ツボクサには、肌を整えてすこやかに保つ効果が期待できるので、敏感な時期にも使えるのが特徴です。

韓国の人気スキンケアブランド「ラネージュ」のシカスリーピングマスクは、ツボクサの一種「マデカッソシド」配合の低刺激処方で、敏感肌でも肌荒れから守ってくれるアイテムです。ラネージュといえば、リップのスリーピングマスクが有名ですが、顔用もあったんですね！

主成分は、「精製水」「プロパンジオール」「エチルヘキサン酸セチル」です。成分表は配合率が多い順で記載されていることが多く、最初の3つが主成分になります。成分表を見る時は覚えておくといいでしょう。「プロパンジオール」は、パーム由来のグリセリンを使用した植物由来の成分です。

皮膚を保護しつつうるおいを与える効果が期待できます。「シクロペンタシロキサン」は油脂の一種で、べたつきがなくサラッとしたテクスチャーが特徴です。肌へのなじみがよく皮膜効果が高いので、角質内の水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

4番目に記載されているスクワランは、ヒトの皮脂膜を作る重要な成分です。全体的に油脂が多い印象ですが、肌荒れを防ぐティーツリー葉油も含まれているので、肌荒れやキメへのアプローチも期待できます。

口コミを見ると、「翌朝肌の柔らかさが違って驚いた」という口コミが多かったです。

十分な保湿ケアが期待できるので、ファンデーションのノリが悪い乾燥肌さんにおすすめしたいアイテムです。

VTは、シカ商品を多数展開する韓国のスキンケアブランドです。シカクリームやデイリーマスクなど、数々のヒット商品を展開しています。最近は、ドラックストアでも販売されることも増えて、今後ますます人気が上がりそうなブランドです。

CICAスリーピングマスクの主成分は、「水」「プロパンジオール」「グリセリン」です。グリセリンは水分保持力をキープする効果が期待できます。ヒアルロン酸との相性がよく、組み合わせることで肌により質の高いうるおいを与えられるのが特徴です。

VTのシカスリーピングマスクには、3種類のヒアルロン酸が含まれておりグリセリンとの相乗効果があるので、保湿ケアは十分期待できるでしょう。4番目に記載されている「ナイアシンアミド」は、ビタミンB3の一種です。

また、肌をなめらかにする効果も期待できるので、キメが気になる人に嬉しい成分です。シカ成分は、「ツボクサエキス」と「マデカッソシド」「アシアチコシド」「マデカシン酸」「アシアチン酸」など数多くのツボクサ由来成分が含まれています。

口コミを見ていると、個包装である点とべたつかないジェルタイプである点への評価が高かったです。

たしかに、ラネージュのシカスリーピングマスクより油分の配合率が低めなので、混合肌さんや脂性肌さんでも使えそうです。ツボクサ由来成分の種類もこちらが多いので、「保湿しつつ肌荒れを防ぎたい」という人に向いています。

VTから乾燥肌さん向けのモイスチャータイプが登場しています。主成分は、「水」「グリセリン」「メチルグルコース-20」です。メチルグルコース-20は、皮膚から水分の蒸発を防ぎ肌を柔らかくする効果が期待できます。

4番目に記載されている「ジメチコン」は、シリコーンオイルの一種で、粘り気をよくする効果があります。肌への効果はとくにありませんが、メイク用品に使用されているので、これが原因で肌荒れを起こすリスクは低いでしょう。

シカ成分は、「アシアコシド」「マデカシン酸」の2種類で、シカスリーピングマスクより種類が少なめです。表示順は、モイスチャーのほうが早く来ているので、もしかすると配合率はモイスチャーが高いかも…？それでもごくわずかの差なので、シカ効果を実感したいなら通常タイプがおすすめです。

テクスチャーは通常のCICAスリーピングタイプとほぼ一緒のようです。ただ、保湿ケアが期待できる成分の配合量が違うので、モイスチャーのほうがうるおいを感じやすいのでしょう。乾燥が気になる秋冬に大活躍しそうなアイテムです。

ドクタージャルトは、シカブームの火付け役とも言えるシカペアのシカクリームが有名です。「アンプルインマスク」となっていますが、使い方はスリーピングマスクと一緒なので、今回はスリーピングマスクの分類で紹介します。

主成分は、「水」「DPG」「プロパンジオール」です。DPGとは、グリセリンと同じく肌にうるおいを与える効果が期待できます。さらっとした使用感なので化粧品に取り入れるメーカーも増えてきました。4番目に記載している「エリンギウムマリチムムカルス培養液」は、肌の状態を整えて肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

ツボクサ由来成分は5種類入っていますが、どれも下から数えたほうが早い位置に表示されているのでどうなんでしょう…。しかし、他にも肌荒れを防ぐ成分が入っているので、皮膚をすこやかに保ちたい人に向いています。

口コミを見ると、「ジェル状だからべたつきがない」「保湿力高め」という内容が目立ちました。

VTのCICAスリーピングマスクとはまた違ったテクスチャーなので、使用感でも楽しめそうなアイテムです。

韓国スキンケアブランド「SNP」のシカパンテノールスリーピングマスクは、高濃度のツボクサエキスとパンテノールが入ったアイテムです。パンテノールは、うるおいを与えて肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

ツボクサが10,000ppm、パンテノールが5,000ppm入っており、成分全体の1％と0.5％ずつ入っているそうです。「たった1％！？」と思うかもしれませんが、全成分の90％以上が水でできていると考えれば、ツボクサエキスもパンテノールも配合率が高いのは想像できますね。

主成分は、「精製水」「シクロペンタシロキサン」「BG」です。「主成分じゃないんかい！」とつっこみたくなりますが、とくにツボクサ由来成分は入れすぎると刺激を感じる場合もあるので、ちょうどいい配合量だと感じます。BGは、グリセリンほどではありませんが、肌にうるおいを与える成分です。

同じくうるおいを与える「プロパンジオール」や2種類のグリセリンが含まれているので、うるおいに関しては十分期待できそうです。

口コミを見ると、「テクスチャーがジェル状でみずみずしい」「ほどよく保湿力があった」という口コミが目立ちました。

容器の中で混ぜてもすぐ固形状に戻る形状記憶型のジェルなのに、肌に塗るとなじんでいきます。シカスリーピングマスクでこういう不思議なテクスチャーが多いのは、成分的な理由があるのでしょうか？おもしろい発見です！

シカスリーピングマスクは、寝ている間にしっとりうるおいのある肌に導くだけではなく、ツボクサ由来成分によって肌荒れを防ぐ効果が期待できます。「保湿しながら肌荒れを防ぎたい」という人はぜひチェックしてみてください！