
体に良い飲み物14選!おすすめの飲むタイミングや選び方を徹底解説
飲み物はそれぞれ含まれている成分が違っています。「健康に良い飲み物はどれ?」「水以外で体にいい飲み物は?」「体にいいジュースはある?」など気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は体に良い飲み物をランキング形式で紹介します。体に良い飲み物の選び方やおすすめの飲むタイミング、飲み方などについても解説しているので、ぜひこの記事を参考に毎日の生活に取り入れてみてください。

管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美
業界最大手プライベートジムにて、2,000人以上に 栄養指導してきた酒飲み・元デブ管理栄養士。 重力に負けないカラダづくりを食事から徹底的にサポート。 ダイエットの敵であるストレスに負けない栄養指導をライフスタイル別・体質別に行う。 自身も管理栄養士を取得後に半年間で-15kgのダイエットに成功! 食事もお酒も楽しみながら、ゆるく健康的にやせられる「ずるやせダイエット」を提唱。続きを読む
体に良い飲み物ランキング14選!水以外で体に良い飲み物はある?

毎日の健康のために、食べ物だけでなく飲み物も意識したいと感じている方も多いのではないでしょうか。
普段の水分補給としても向いている水は体に良い飲み物ですが、実は水以外でも体に良い飲み物があります。今回は体に良い飲み物をランキング形式で紹介します。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美
①白湯
水を一度沸騰させたあと、適温まで冷まして作る白湯。白湯は、健康に良い効果が期待できる飲み物です。
白湯は水に比べると温かいため、冷たい飲み物が苦手な方や、寝起きの水分補給に適しています。体をできるだけ冷やしたくない方や、冬の季節の水分補給にもおすすめですよ。
糖分などの余計なものが入っていないため、誰にでも飲みやすいことも魅力です。
②麦茶
大麦を原料として作られている麦茶は、体に良い飲み物を取り入れたい方におすすめの飲み物です。麦茶はノンカフェインの飲み物でもあるので、カフェインの摂取が気になる人におすすめ。
また、麦茶にはカリウムやポリフェノールなどの栄養素が含まれているため、毎日の健康をサポートしてくれます。
夏に飲むイメージが強いですが、温かい麦茶なら冬にもおすすめ。一年をとおして飲めるので、ぜひ取り入れてみてください。
③お茶(緑茶・ほうじ茶・紅茶など)
緑茶やほうじ茶、紅茶などの麦茶以外のお茶も、体に良い飲み物のひとつで、特定保健用食品や機能性表示食品に該当する商品も多数あります。そのなかでも、とくに多いのが緑茶。
特定の保健の目的が期待できる特定保健用食品としては、コレステロールの吸収を抑制する茶カテキンが含まれている緑茶などがあり、コレステロールが高めの方や、体脂肪が気になる方におすすめの商品もあります。
また、茶カテキンの力で内臓脂肪を減らす機能性表示食品の緑茶もあります。
緑茶だけでなく、ほうじ茶や紅茶などの飲み物には、ポリフェノールが豊富に含まれています。健康が気になる方は、パッケージの表示に注目して選んでみましょう。
④炭酸水
炭酸水には気泡が含まれていることからお腹がふくらんで、満足感を得られる飲み物です。
ついつい間食してしまう方や、食事を食べすぎてしまうことに悩んでいる方は、食前などに炭酸水を飲むことで炭酸ガスにより胃が一時的にふくらむため満足感を得やすくなります。
また、シュワっとした刺激でリフレッシュできるので、仕事中や勉強中にもおすすめ。
ただし炭酸水には砂糖などの甘味料が添加されているものもあるので注意が必要です。体に良い炭酸水を選びたい場合は、糖分などが含まれていないシンプルなものを選びましょう。
⑤甘酒
飲む点滴と呼ばれている甘酒も、体に良い飲み物のひとつです。
甘酒には食物繊維やオリゴ糖が多く含まれているため、健康サポートにおすすめです。
また甘酒にはエネルギー補給に効果的なブドウ糖や、栄養補給に欠かせないビタミンB群、アミノ酸などの栄養素も豊富に含まれています。健康や美容目的として体に良い飲み物を選びたい方も、甘酒を取り入れてみましょう。
体に良い飲み物として甘酒を選ぶ場合はノンアルコールで甘味料不使用の米麹甘酒から選ぶのがおすすめです。
⑥豆乳
大豆が原材料の豆乳は、タンパク質やイソフラボンなどの栄養成分を補える体に良い飲み物です。豆乳に含まれている植物性タンパク質は比較的カロリーが低く、ダイエット時の栄養補給に活用しやすい飲み物です。
美容意識の高い方やダイエット中の方、ゆらぎ世代の方で体に良い飲み物を探している場合は豆乳を取り入れるのも良いでしょう。
⑦アーモンドミルク
アーモンドを原料として作られるアーモンドミルクは、体に良い飲み物のひとつです。アーモンドミルクにはビタミンEが豊富に含まれているので、美容のサポートとして体に良い飲み物を取り入れたい方に向いています。
ただし、砂糖や甘味料が添加されているアーモンドミルクは糖分が多いため、カロリーが気になる方は避けたほうが無難です。
体に良い飲み物としてアーモンドミルクを取り入れる場合は、無糖タイプを選んだり飲み過ぎないように意識したりするようにしましょう。
⑧ココア
ココアは子どもから大人まで、幅広い世代に人気の飲み物です。カカオ豆を原料にして作られているため、ポリフェノールやミネラルが豊富に含まれているため、体に良い飲み物といえます。
またココアは美容のサポートをしてくれるので、美容意識の高い方におすすめの体に良い飲み物です。
健康のためにココアを取り入れる場合は、砂糖が添加されていないピュアココア(純ココア)から選ぶと良いでしょう。
⑨果実酢
りんごやぶどうなどの果物を原料として作られる果実酢も、体に良い飲み物の1つです。
果実酢には酢酸やクエン酸、ポリフェノールなど、健康をサポートする栄養成分が含まれています。
「リフレッシュしたいな」というときは、果実酢を飲み物として取り入れるのも良いでしょう。健康のために果実酢を飲む場合は、1日あたり大さじ1~2杯を目安に水や炭酸水で割って飲むのがおすすめです。
体に良い飲み物を手作りしたい方は、果実酢のなかでも料理や飲み物として取り入れやすいリンゴ酢がおすすめです。リンゴ酢について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
⑩ブラックコーヒー
ブラックコーヒーは朝からシャキっとしたいときにおすすめの体に良い飲み物です。
ブラックコーヒーにはポリフェノールやカフェインが含まれており、ブラックなら無糖飲料としてカロリーを抑えられるため、ダイエット中にもおすすめ。
朝起きたときはもちろん、仕事中のリフレッシュタイムにもおすすめですよ。
⑪レモン水
水にレモン汁を加えて作るレモン水も、体に良い飲み物です。
レモン水にはクエン酸やカリウムが含まれているため栄養補給を目的としている方はもちろん、爽やかな酸味で気分をスカっとさせたいときにもおすすめです。
さらにスッキリ感を味わいたいときは炭酸水で割っても良いですし、ほっこり温まりたいときはお湯にレモンを加えてホットレモンとして飲むのも良いでしょう。
⑫青汁
青汁は食物繊維が豊富なので、体に良い飲み物としておすすめです。食物繊維が含まれる食べ物は多いですが、飲み物に食物繊維が含まれているものはあまり多くありません。
青汁は、原料として大麦若葉やケール、明日葉などの野菜が使われています。これらの葉物野菜には食物繊維が豊富に含まれているので、青汁を摂取することで手軽に栄養を補えます。
⑬野菜ジュース
野菜ジュースは、体に良い飲み物のひとつです。体に良いジュースを探している方は、野菜ジュースを取り入れるのもおすすめです。
野菜ジュースにはビタミンやミネラル、水溶性食物繊維が豊富に含まれています。普段の食事で不足しがちな栄養素を手軽に補いたい方は、体に良い飲み物として野菜ジュースを取り入れてみましょう。
ただし野菜ジュースは製造過程でビタミンCや不溶性食物繊維が失われやすいため、野菜と同等の栄養素を補給することは難しいです。補助的な役割として野菜ジュースを取り入れましょう。
⑭プロテインドリンク
健康や美容をサポートしてくれるプロテインドリンクは、体に良い飲み物です。筋力トレーニングをする方や健康維持のためにタンパク質を補いたい方はプロテインドリンクを取り入れるのも良いでしょう。
プロテインドリンクはさまざまな種類が販売されているので、自分の目的や好みに合ったものを選ぶのもポイントです。
プロテインについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美私が毎日飲んでいるものはりんご酢とブラックコーヒーですね!りんご酢にはカリウムや酢酸の働きでむくみ改善や腸内環境の維持に役立ちますし、ブラックコーヒーは食後の血糖値の上昇を抑制してくれます。
体に良い飲み物・ジュースはコンビニやスーパーなど市販で買える?

水以外にも、体に良い飲み物はたくさん存在しています。体に良い飲み物やジュースはコンビニやスーパーなどの市販でも購入できるので、外出時の水分補給や栄養補給として取り入れるのも良いでしょう。
より安く手に入れるためには、Amazonや楽天市場などのネット通販でまとめ買いするのがおすすめです。コンビニやスーパーなどの市販に比べて安く手に入ることもあるので、チェックしてみてください。
体に良い飲み物の選び方

スーパーやコンビニでも手軽に購入できる体に良い飲み物。毎日の生活に継続して体に良い飲み物を取り入れるためにも、飲み物を選ぶ際にはいくつかのポイントを押さえておきましょう。
カロリーや糖分が多すぎないものを選ぶ
体に良い飲み物のなかには、糖分や脂肪分が多く含まれているものもあります。糖分や脂肪分が多い飲み物はカロリーが高く、飲み過ぎると太ってしまう恐れがあるので気をつけましょう。
ダイエット中や健康目的で飲む場合は、カロリーや糖質が多くないものから選んでみてください。
目的別に選ぶ
コンビニやスーパーで体に良い飲み物を選ぶ際は、自分の目的に合った飲み物を選ぶのも大切です。
仕事の休憩時間に飲むなど、リラックスタイムに取り入れたいならハーブティなどの紅茶を選ぶと良いでしょう。また冬場であれば、温かい飲み物も販売されているのでおすすめです。
仕事や勉強中に飲んでシャキっとした気分になりたいときは、コーヒーや緑茶などの苦みのある飲み物がおすすめです。
必要な栄養が含まれているものを選ぶ
体に良い飲み物を選ぶ際は、不足しがちな栄養素が補えるものから選ぶのもおすすめです。
普段の食事で野菜が不足しがちな方は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富なものを選びましょう。また食事量が少ない場合はタンパク質が不足しやすいため、豆乳やプロテインドリンクなどの飲み物もおすすめです。
- ダイエット中で食事量が少ない:タンパク質が補えるもの
- 炭水化物に偏った食事が多い:タンパク質やビタミン、ミネラルを補えるもの
- 外食・コンビニ食が多い:食物繊維やビタミンが補えるもの
- 野菜をあまり摂らない:ビタミンやミネラル、食物繊維が補えるもの
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美普段の食事に気を付けていてもなかなか補いきれない栄養素があるので、不足しやすい栄養素をドリンクで手軽に補う習慣は良いですね!
コンビニ・スーパーなど市販で買えるペットボトル飲料を選ぶ
体に良い飲み物をコンビニやスーパーで購入する場合は、ペットボトル飲料から選ぶのもおすすめです。
キャップが付いているペットボトル飲料は持ち歩きには便利ですが、砂糖や甘味料が多い飲み物もあるので、飲み過ぎないようにコントロールしましょう。
朝の出勤時に体に良い飲み物を買って持ち歩くなど、タイミングを決めておくと習慣化させやすいので試してみてくださいね。
健康に良い飲み物を飲むおすすめのタイミング

水や白湯、甘酒などさまざまな種類が存在している体に良い飲み物。とくに飲むタイミングは決まっていませんが、体に良い飲み物はそれぞれ特徴や栄養成分が違っているため、おすすめのタイミングがあります。
健康に良い飲み物を飲む際のおすすめタイミングについて解説します。
【水・レモン水】一日中OK!
水やレモン水などの体に良い飲み物は、毎日の水分補給としてもおすすめの飲み物です。一日中いつでも飲めることがメリットです。
毎日の水分補給として水やレモン水を取り入れる場合は、1時間半〜2時間おきにコップ1杯(200ml)程度を目安にして飲むのがおすすめです。
健康のためには喉の渇きを感じるときだけでなく、起床後や食事中、運動の前後や入浴前後にこまめに水分を補給するようにしておくのも大切です。
【白湯・甘酒】朝起きたとき
甘酒や白湯は朝起きたタイミングで取り入れるのがおすすめです。
白湯は程よく温かく、睡眠時に失われた水分を補給できることがメリット。目覚めのタイミングで飲むのがおすすめです。
また甘酒は糖分を含むため、朝起きてから飲むことで睡眠時に消費したエネルギーを補給できるメリットがあります。朝食を食べる機会が少ない方や朝ぼーっとしてしまう方は起床後に甘酒を取り入れると良いでしょう。
【ブラックコーヒー】起床1〜2時間後or運動前
ブラックコーヒーを飲むタイミングは、起床1〜2時間後や運動前がおすすめです。
ブラックコーヒーを飲むと気分がシャキっとするため、朝の寝起きにおすすめ。また、仕事や勉強の前に頭をすっきりさせたいときに飲んでも良いでしょう。
運動前にも、ブラックコーヒーを飲むのがおすすめです。ダイエット中の方は、砂糖やミルクなどを加えないブラックコーヒーを飲むと良いでしょう。
ただしブラックコーヒーは、空腹時に飲んだり一度に多量を飲んだりすると体に負担がかかる可能性があるため、朝食中や朝食後のタイミングで飲むのがおすすめです。
【豆乳・アーモンドミルク】朝食または小腹が空いたとき
豆乳やアーモンドミルクなどの体に良い飲み物は、朝食時や小腹が空いたときに飲むのがおすすめです。
植物性タンパク質が豊富な豆乳や、ビタミンEやオレイン酸が豊富なアーモンドミルクは朝のエネルギー補給に向いています。また豆乳にはオリゴ糖、アーモンドミルクには食物繊維が含まれているので、普段の食生活で不足しがちな方は間食の代わりに飲むと良いでしょう。
豆乳やアーモンドミルクは、動物性タンパク質食材と比べるとカロリーが低い特徴もあります。ダイエット中で小腹が空いたときは、豆乳やアーモンドミルクを取り入れてみてください。
【野菜ジュース】食前(食事の30分前)
体に良い飲み物の野菜ジュースは、食事の30分前に飲むのがおすすめです。野菜ジュースは食前に飲むことで満足感を得られるので、食事の食べ過ぎを防ぐことができます。
ダイエット中の方や健康意識の高い方は、食前に野菜ジュースを取り入れるのも良いでしょう。
市販の野菜ジュースを飲む場合は砂糖や塩分が無添加のものや、食物繊維が豊富な野菜ジュースを選ぶのもポイントです。
体に良い飲み物の飲み方

体に良い飲み物は、飲むタイミングだけでなく飲み方を工夫するのもおすすめです。飲み方のポイントを知って、より効率的に体に良い飲み物を取り入れましょう。
適量を心がけて、がぶ飲みや飲み過ぎに注意する
体に良い飲み物だからといって、飲み過ぎるのは注意が必要です。
体に良い飲み物のなかには糖分や脂肪分が多く含まれている飲み物があるため、がぶ飲みすると体調を崩す場合があります。
比較的カロリーの低い飲み物であっても、飲み過ぎるとカロリーオーバーになってしまう可能性もあるので注意が必要です。がぶ飲みや飲み過ぎを避けて、適量を楽しみましょう。
冷たすぎる・熱すぎる状態で飲まない
体に良い飲み物は冷たすぎたり熱すぎたりすると、体に負担がかかる場合もあるため注意が必要です。
水や麦茶などのお茶は、常温で購入できるものから選ぶのも良いでしょう。温かい飲み物を飲む際は、人肌程度にしてから摂取するのがおすすめです。
冷たい飲み物を飲む場合は一度に多量を飲むのではなく、少しずつ飲むのもポイントです。
寝る直前は避ける
寝る直前に飲み物を摂取すると、睡眠中にトイレに目覚める可能性があります。
水分のとり過ぎによる夜間のトイレで睡眠を妨げられると、睡眠の質が低下したり、寝不足になったりする恐れがあるため注意しましょう。
体に良い飲み物で健康的な毎日を送ろう!

コンビニやスーパー、ドラッグストアでも手軽に購入できる体に良い飲み物。健康に良い飲み物を毎日の生活のなかで取り入れたいと考えている方は、自分に合った体に良い飲み物を探してみてくださいね。
飲み物によっておすすめの飲むタイミングや飲み方があるので、目安として取り入れてみてください。
今回紹介したプロテインドリンクや青汁、果実酢について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美自分のライフスタイルに合った飲み物を選ぶことは、ダイエットや美容においてもメリットが大きいです。お茶やお酢、コーヒー、プロテイン、青汁などにもさまざまな種類があるので、効能を理解して目的に合った飲み物を活用しましょう!
健康には食事や運動にフォーカスされがちですが、体の約6割を占める水分は健康維持においてとても重要ですね。飲み物の種類や飲むタイミング、温度によって体への影響が変わっていきます!