ファンデーションが割れたときの直し方！修復して再利用する対処法とリメイク術を紹介

お気に入りのファンデーションが割れてしまうとショックですよね。ファンデーションが割れる主な原因は、以下の4つです。

ファンデーションの割れ方は、「軽度のひび割れタイプ」と「完全に粉々になったタイプ」の主に2種類。ひび割れタイプは、表面に小さなクラックが入った状態で、形状はほぼ保たれています。一方、粉々タイプは完全に細かく砕けてしまい、元の形を留めていない状態。

固形成分と油分のバランスで形を保っているため、パウダータイプのファンデーションは衝撃に弱く割れやすい性質があります。自分のファンデーションがどのタイプの割れ方なのかを判断し、それに適した修復方法を選びましょう。

パウダーファンデーションが割れてしまっても、修復する方法があります。お気に入りのファンデーションを最後まで使い切るためにも、割れたファンデーションの修復方法を覚えておきましょう。準備するものは、主に以下の3つです。

• キッチンペーパー
• 綿棒もしくは爪楊枝
• ラップ

それでは、割れたファンデーションの具体的な修復方法をご紹介します。

ファンデーションが割れてしまったら、綿棒を使ってパウダー状になるまで粉々に砕いていきます。ファンデーションに皮脂が付着すると変質する原因になるため、できるだけ直接手で触れないようにしましょう。

ファンデーションを砕く際に飛び散って机が汚れてしまうため、事前にキッチンペーパーを敷いておくのがポイント。衛生面を考えると、容器から出て床などに落ちたファンデーションは、戻さずにそのまま捨ててください。

ただし、落とした衝撃でケースのミラーが割れてしまった場合は、パウダーに破片が混在している可能性があるため、修復はあきらめて処分することをおすすめします。

ファンデーションが粉々に砕けたら、その上にラップをかけて圧力をかけながら押し固めます。親指でギュッギュと押すのでも良いですが、容器にピタッとはまるようなスプレー缶などがあれば、それを活用するのがおすすめ。

硬い物を使ったほうが全体的に圧をかけやすく、綺麗に仕上がります。ラップがシワになっていると、ファンデーションにもその跡が残ってしまうので、できるだけシワにならないよう、注意しながら圧をかけていきましょう。

ファンデーションが崩れないようにしっかりと押し固めたら、冷蔵庫に入れて2～3時間放置します。湿気や水分が残っていると割れやすくなるため、乾燥してから使うのがポイント。2～3時間後に取り出し、ファンデーションが固まっているのを確認できたら完成です。

割れたファンデーションを修復するときは、もっとも割れやすい「四隅」を丁寧に固めることが大事。ファンデーションは角のほうが衝撃に弱いため、しっかり固めて強化しておくことで再び割れてしまうのを防ぎます。

綿棒の先に少量の化粧水を含ませ、ファンデーションの四隅部分にやさしく押し当てましょう。四隅に小さなへこみができるくらいまで押し込むことで、割れにくい構造になります。持ち歩くことが多いファンデーションには、このテクニックを活用してみて。

ただし、化粧品はむやみに他の製品と混ぜることはおすすめできません。使用方法や種類によっては、肌の負担になってしまう可能性もあるため、肌状態を確認しながら使用しましょう。異変を感じたら、使用を中止して廃棄することをおすすめします。

ファンデーションの割れが少量だったり、ひび割れ程度だったりした場合は、わざわざすべてを粉々にしなくても、化粧水で固める方法もあります。

少量のひび割れを修復するのに重要なのは、化粧水の量。化粧水の量が多すぎるとファンデーションが溶けてドロドロになってしまうため、まずは1滴だけ垂らすようにしましょう。

1. ファンデーションの割れてしまった部分に、ごく少量の化粧水を垂らす
2. 該当部分の上にラップをのせ、指で軽く圧をかける
3. 化粧水を乾かす

ファンデーションのひび割れ具合によっては、「この程度なら大丈夫だろう」とそのままにする場合もありますが、放置すると徐々に広がってしまうことも。すると、結局パウダー状にしないと修復できなくなるため、少しのひび割れでもできるだけ早めに対処しましょう。

ファンデーションが割れたとき、化粧水などで固める方法以外にも対処法があります。使用目的と合っている場合は、以下の対処法も試してみてください。

ファンデーションが粉々に割れた場合は、ルーフパウダーとして使用するのもおすすめ。修復がむずかしそうな場合は、あえて固めないのも1つの方法です。粉末状のファンデーションであるルースファンデーションは、軽い付け心地で肌の色ムラや凹凸をカバーしてくれます。

割れてしまったファンデーションをただ粉々にするだけでOKなので、リメイクも簡単！ただし、固形ファンデーション用の容器では粉がこぼれてしまうので、パウダー用の容器を準備しましょう。

「ルースパウダーは使わないし、他にいいリメイク方法はないかな？」という人は、クリームファンデーションにリメイクするのもおすすめ。乳液・ワセリンを使えば、簡単にリメイクできますよ。

1. 割れたファンデーションを保管用の容器に移す
2. 綿棒・爪楊枝を使い、容器内でファンデーションを粉々にする
3. ファンデーションの1/3程度の量の乳液・ワセリンを加えて混ぜる
4. 粉っぽさが強い場合は、乳液・ワセリンをさらに加えて混ぜる

クリームファンデーションにリメイクする際は、使用する分だけ作るのがおすすめ。その都度作るのが面倒な場合は、雑菌の繁殖を防ぐためにも、できるだけ早く使い切るようにしましょう。

割れたファンデーションは、ファンデーション以外の化粧品に活用することも可能です。たとえば、ベージュやブラウン系のファンデーションは、アイシャドウとしてリメイクするのもおすすめ。

自然な色味なので、アイメイクのベースとして活用したり、アイホールのナチュラルシェーディングとして活用したりすると良いでしょう。質感や色味によって、単色で使うか、他のアイシャドウと混ぜて使うか検討してみてください。

明るめのファンデーションの場合は、ハイライターとして活用するのもおすすめ。頬骨の高い部分や目の下、鼻筋などに軽くのせることで、自然な立体感を演出できます。細かく砕いて微粒子状にすれば、市販のハイライターよりも自然な仕上がりになることも。

割れたファンデーションを修復する際、別の容器に移し替える場合もありますよね。そんなときに便利な容器をご紹介します。

ダイソーのスポンジ付きチーク容器は、ファンデーションが粉々に割れたときにぴったりのケースです。細かくルース状にしてからこの容器に入れるだけで、ポンポンタイプのファンデーションに早変わり！フェイスパウダーやチークを持ち運ぶのにもおすすめです。

割れたファンデーションを修復したり、リメイクしたりした場合は適切に保管し、できるだけ早めに使い切ることが大切です。

持ち運ぶ際は、万が一割れても対応できるようにジップ付きの袋に入れるのが◎ 袋に残っているファンデーションなら、再利用が可能です。

また、そもそも割れるのを防ぐために、緩衝材の役割をする柔らかいティッシュやコットンで包んで入れるのもおすすめ。バッグ内での衝撃から守ることができます。

割れたファンデーションを自宅で保管する場合は、直射日光や高温多湿な環境を避け、涼しい場所で保管することが大切です。特に、温度と湿度が高い夏場は、ファンデーションが劣化しないようにきちんと保管しましょう。

ファンデーションが温まるとやわらかくなり、割れやすくなる場合もあるため、冷暗所で保管するのがポイント。ただし、冷蔵庫で保管すると質感が変わってしまう場合もあるため注意しましょう。

割れたファンデーションを修復したあとに使用する際は、いくつか注意点があります。長持ちさせて最後まで使い切るためにも、しっかりチェックしておきましょう。

割れたファンデーションは、たとえ完璧に修復したとしても、新しいファンデーションと比較すると割れやすい状態です。

メイクで使用する際は、できるだけ圧をかけないようにブラシでやさしく撫でるように使用しましょう。これまでパフを使用していた人も、衝撃を与えないためにブラシに変えることをおすすめします。

保存方法でも解説したように、持ち運ぶ際は袋に入れるのがおすすめ。割れたファンデーションを固めたとしても、ちょっとした衝撃で崩れやすいからです。ふたたびファンデーションが割れてしまった際にバッグやポーチが汚れないように、袋に入れて持ち運びましょう。

ファンデーションが割れたときの対処法や直し方・固め方をご紹介しました。デパコスの高級ファンデーションや、お気に入りの大事なファンデーションが割れてしまうとショックですよね。

今回ご紹介した方法で修復したりリメイクしたりすれば、最後までしっかり使い切ることができます。もし、ファンデーションが割れてしまったときは、ぜひ試してみてください。チークやアイシャドウが割れたときの対処法は、こちらの記事をチェック！

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