骨格ストレートに向いているダイエット方法とは?太り方・痩せ方を押さえてスタイルアップを目指そう!
最近では当たり前になりつつある骨格タイプ。YouTuberなどのインフルエンサーが「自分は骨格ストレートだから、首のつまった服は苦手」など、当たり前のように話していることも増えました。
骨格ストレートさんは、筋肉や脂肪がつきやすいタイプ。ダイエットやトレーニングをすると、誰もがうらやむメリハリボディを目指しやすい骨格です。「痩せたら最強」と話題になることも多いです。この記事では、骨格ストレートさんの太く見えてしまいやすいパーツを解説しながら、おすすめのダイエット方法をご紹介します。
ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
パーソナルカラー理論に基づく似合わせメイクや、肌悩みを瞬時に解決するベースメイク法に定評があり、幅広い年齢層へのヘアメイクを提案。 ブライダルや撮影現場などで技術者をしながら、美容ライターとしても活動している。続きを読む
そもそも骨格タイプって?
そもそも骨格タイプとは、体のラインや質感などを「骨格ストレート」「骨格ウェーブ」「骨格ナチュラル」の3種類に分けた分類のことです。
「ダイエットで痩せたら骨格タイプも変わる」というイメージがありますが、骨格タイプは体重の増減や身長などによって変化することはありません。骨の大きさや形、筋肉や肌のハリ感など、生まれ持った体のラインによって分類されます。
骨格ストレートはこんな人!
「骨格ストレート」は、グラマラスでメリハリのある女性らしいボディが特徴的なタイプです。下半身よりも上半身に重心があり、首が少し短いため、首元が見えるVネックのトップスなどが似合います。
また、下半身は、ヒップが立体的で膝下が細いため、ヒップを強調しつつ、膝下を見せるタイトスカートなどがよく似合うタイプでもあります。
自分が骨格ストレートか見分ける方法
骨格タイプや、さまざまな部位の特徴や、骨の太さ、筋肉の付き方などによって振り分けられます。自分の骨格を把握していれば自己診断もできますが、「骨格ストレートの要素がすべて当てはまっていなくても、実は骨格ストレートだった」という場合もあるため、きちんと診断をしたい場合はプロに頼むのが確実です。
自分で診断するなら、「首・太ももと膝下・胸元とヒップ」など、比較的分かりやすい場所で骨格タイプを確認してみましょう。
- 首:どちらかというと短め
- 太ももと膝下:太ももは前側が太めで、膝下は細い
- 胸元とヒップ:胸元とヒップは立体的で位置も高め
他にも、「横から見たときに上半身に厚みを感じる」「筋肉を感じやすく、肌に弾力やハリがある」なども骨格ストレートの特徴です。
自分だけでは判断が難しい場合は、友人や家族と比較をすると、客観的に自分の骨格を診断できるため、分かりにくい場合は友人や家族と一緒にやってみるのもおすすめです。
- 監修者ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
骨格ストレートさんが太るとどうなる?
骨格ストレートさんは、太るとりんごのように上半身にも下半身にもお肉がつくのが特徴的です。特に、「二の腕」「デコルテ」「太もも」「お尻」が気になりやすくなります。しかし、太ももにお肉がつきやすい反面、膝下のお肉は気になりにくいのも骨格ストレートの太り方の特徴です。
また、骨格ストレートはもともと首が短めで上半身に重心があるスタイルのため、太ることでさらに上半身の厚みが強調され、首がより短く、あご周りのお肉も強調された印象になりやすいのも、骨格ストレートの太り方の特徴だといえるでしょう。
骨格ストレートさんが痩せるとどうなる?
上半身も下半身もお肉がつきやすい骨格ストレートさんは、痩せても華奢な体形にはなりにくいと考えられています。骨格タイプは、体重の増減に関係なく、生まれ持った骨格や筋肉、肌の弾力などで決まるからです。
また、骨格ストレートの特徴として「バストやヒップの位置が高く、立体的」「メリハリのある女性らしいグラマラスな印象」などがあげられます。
しかし、逆をいえば、骨格ストレートさんは痩せてもメリハリのある女性らしい体形になりやすいということです。女性らしい体形を目指している人には嬉しい特徴ですよね。
- 監修者ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
関節のくびれが強調されやすく、ヒップの位置が高い骨格ストレートさんは、華奢な印象というより、「モデルさんのようにスタイルがいい」という印象を持たれることが多いです。
骨格ストレートさんがダイエットするときのポイント
「ダイエットといえば筋トレ」と考える人もいるかもしれません。しかし、骨格タイプごとに、痩せやすい方法は異なります。今回ご紹介している骨格ストレートさんは、もともと筋肉が付きやすく、筋トレやウェイトトレーニングを中心にダイエットを行うと、気になる上半身の厚みがより気になるという結果になる場合もあります。
ここからは、骨格ストレートさんにおすすめのダイエットポイントを5つご紹介するので、骨格ストレートさんはぜひご参考にしてみてください。
ダイエットのポイント① 軽めの筋トレ後に有酸素運動がおすすめ
もともと上半身に厚みがあり、筋肉もつきやすい骨格ストレートさん。筋トレやウェイトトレーニング中心のダイエットは、スタイルアップというよりも強そうな印象になりがちです。
おすすめは、有酸素運動で全身の脂肪をすっきりさせ、軽めの筋トレで気になる二の腕やウエスト周りを鍛えることです! ここで重要なのが、筋トレといってもウェイトトレーニングなどの過度な負荷は避け、自重トレーニングや体幹を鍛えるタイプの筋トレを選ぶこと。
また、先に筋トレを軽く行ってから有酸素運動を行うことで、高い脂肪燃焼効果も期待できるため、有酸素運動を行う前に筋トレをすることを意識するのもポイントです。
ダイエットのポイント② 筋トレはお腹周りと二の腕を重点的に
上半身に厚みがあり、筋肉がつきやすい骨格ストレートさんは、全身の筋トレではなく、絞りたい部分をピンポイントで鍛えるのがおすすめです。
特におすすめの箇所が、お腹周りと二の腕です。骨格ストレートさんは、もともと立体的なバストやヒップと、女性らしいスタイルが特徴的。お腹周りを引き締めることで、女性らしい曲線美をさらに目立たせることができます。
また、お肉がつきやすく気になりやすい二の腕も、二の腕の外側を鍛える筋トレを意識して行うことで、目立ちにくくなります。
骨格ストレートさんは全身の筋トレではなく、絞りたい箇所をピンポイントで選ぶようにしましょう。
ダイエットのポイント③ 食事はタンパク質を意識して摂り、バランスを考える
運動と一緒に取り入れたいのが、バランスの良い食事です。ダイエットというと、ついつい過度な食事制限をしてしまいがちですが、過度な食事制限はダイエットにはむしろ逆効果!
人間は、過度な食事制限で栄養が足りなくなると、体についた余分な脂肪だけでなく、筋肉にあるタンパク質も消費します。こうなると、筋肉量が落ちることで代謝も悪くなり、むしろ痩せにくい体になります。
ダイエット中は、栄養バランスに気をつけながら、脂肪になりやすい炭水化物や脂質を抑え、筋トレ効果をサポートするタンパク質を意識して摂取するようにしましょう。
- 監修者ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
骨格に関係なく、過度な食事制限は体にもお肌にも良くありません。絶対にリバウンドしてしまったり、髪や肌がパサついてきたりと他のところに不調をきたします。
食事制限は、スタイルアップ目的だけでなく、健康管理として取り入れていきましょう!
ダイエットのポイント④ 入浴による温熱効果でむくみをケア
骨格ストレートのお悩みの一つといえば、「むくみ」ではないでしょうか? 「夕方になるとむくみで足がパンパンに」なんてことも多いですよね。むくみは、血液の循環が悪くなると起こります。
気になるむくみを簡単にケアする方法の1つが、毎日のお風呂で湯船につかることです。湯船につかり、末端まで体を温めることで血液の循環が良くなり、むくみを簡単にケアできます。
また、体が温まり、血液の循環が良くなると基礎代謝も上がるため、結果的にむくみケアだけでなく、ダイエットの助けにもなります。
さらに、入浴の質をあげたい場合は、バスソルトを使うのもおすすめです。おすすめのバスソルトは以下の記事で確認してみてください。
ダイエットのポイント⑤ デコルテ・肩・二の腕など、上半身を重点的にマッサージ
マッサージには、体の疲れを癒やしてくれるリラクゼーション効果以外にも、血液やリンパの流れをサポートしてくれる効果があります。
マッサージをするだけで痩せるというわけではありませんが、血液やリンパの流れを良くすることで基礎代謝のアップや、セルライトの原因になる老廃物を排出してくれます。
デコルテや肩、二の腕などの上半身の厚みが気になる骨格ストレートさんは、上半身のマッサージを重点的に行い、むくみケアやセルライトの予防を行いましょう。詳しいマッサージの方法やおすすめの商品は以下の記事から確認してください。
- 監修者ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
ボディのマッサージをするときは、肌の摩擦に気をつけながら行いましょう。
筋肉をほぐし、血巡りがよくなるマッサージを行うことで、むくみが取れてスッキリした印象に。
骨格ストレートさんにおすすめのトレーニング法
ここからは、骨格ストレートさんにおすすめの運動方法を「有酸素運動」「筋トレ」「ストレッチ」の3つに分けてご紹介します。
「運動って何からすれば良いかわからない」という人にもおすすめの簡単な運動をご紹介しているので、ぜひご参考にしてみてください。
トレーニング方法① 有酸素運動
筋肉がつきやすい骨格ストレートさんは、全身の脂肪を有酸素運動で落とすのがおすすめです。有酸素運動とは、少し汗ばむ程度の負荷で長時間行える比較的軽めの運動のこと。
たとえば、ウォーキングや水泳、サイクリングやなわとび、ダンスなどです。普段から運動習慣がない人は、ウォーキングやサイクリングから始めるのがおすすめ! ウォーキングを行う際は、ゆっくり歩くのではなく、しっかり腕を振り、汗ばむ程度のスピードで歩くことを意識しましょう。
また、YouTubeでは初心者でも簡単にできるダンス動画を公開しているので、運動が苦手な人はYouTubeを見ながら楽しくダンスを行うのがおすすめ。天気や気温に関係なく運動を続けやすいため、YouTubeも活用してみましょう。
トレーニング方法② 筋トレ(無酸素運動)
骨格ストレートさんは、他の骨格タイプに比べて筋肉が付きやすいことが特徴。そのため、負荷の強いウェイトトレーニングではなく、自宅でできる自重トレーニングがおすすめです。
今回は、特におすすめの筋トレ3種類の方法とポイントをご紹介します。
骨格ストレートにおすすめの筋トレ:プランク
お腹を引き締めるだけでなく、インナーマッスルも鍛えられるプランク。姿勢が良くなるなどの効果もある筋トレです。
- まずは、両方の肘と足のつま先を床につけ、うつぶせの状態になります。
- 両肘から手先とつま先を床につけた状態で、それ以外の肩や腰などを浮かせます。
- 背筋をまっすぐしたまま、頭、背中、かかとが一直線になる状態をキープします。
この状態をキープし、1分程度維持しましょう。最初は1分キープするだけでもつらく感じると思いますが、慣れてくるとだんだんキープできるようになります。1分キープできるようになったら3分を目指しましょう。
プランクは、頭からかかとまでを真っすぐ一直線にすることが重要です。このとき、背中や腰が下がってしまったり、逆に腰をあげ過ぎてしまうと、筋トレの効果が低くなります。
骨格ストレートにおすすめの筋トレ:スクワット
下半身の筋トレにおすすめなのが「スクワット」です。スクワットは下半身を鍛えるので基礎代謝が上がり、下半身半身の筋肉を鍛え、骨格ストレートの魅力の一つであるヒップの位置をあげるのにも効果的です。
- まずは両足を肩幅程度に開きます。
- 次にゆっくりと膝を90度までまげ、腰を落とします。
- 最後にまた膝を伸ばしていき、元の姿勢にまで戻ります。
最初はきつく感じるため、初心者の人は5回もできないかもしれません。無理はせずに、少しずつ回数を伸ばし、15回を1セットで考え、2セットから3セットできるようになりましょう。
スクワットの注意点として、腰を落とすときに膝がつま先より前に出ないように気をつけてください。膝が前に出ないコツとして、お尻を突き出すように意識するとやりやすいので意識してみてください。
骨格ストレートにおすすめの筋トレ:ドローイン
筋トレが面倒なときや、寝る前・起きたときにさっとできる便利な筋トレが「ドローイン」です。簡単な筋トレですが、お腹周りを引き締めるだけでなく、インナーマッスルも一緒に鍛えることができます。
運動初心者や運動に苦手意識がある人でもやり始めやすい筋トレなので、プランクやスクワットが苦手な人は、まずドローインから始めてみるのもおすすめです。
- 上を向いて寝転んだ状態で膝を立て、手はお腹の上に置きます。
- 息を大きく吸い、息を吸うのに合わせてお腹を膨らませます。
- 息を吐きながら、お腹を凹ませます。このとき、息は限界まで吐き切ります。
- 息は急いで吸ったり吐いたりするのではなく、可能な限りゆっくりと吸ったり吐いたりします。
「息を吸いながらお腹を膨らませ、吐きながら凹ませる動作」を5分程度繰り返しましょう。最初は、無理せず5回程度でもかまいません。自分のペースで無理のない範囲で継続してください。
トレーニング方法③ ストレッチ
骨格ストレートは、前ももが特に張りやすいのが特徴です。ストレッチなどでしっかりとほぐしてあげることで、気になる前もものハリ軽減に効果が出やすくなります。
ストレッチは、疲労の軽減やけが防止などの効果もあるため、有酸素運動や筋トレの前後にストレッチを行うこともおすすめです。今回は、骨格ストレートが気になる太ももの前張り解消におすすめの簡単なストレッチをご紹介します。
- うつぶせの状態になり、片足のかかとをお尻に近づけます。
- 手でお尻に近づけた足首付近を持ち、15秒程度キープ。
- 逆の足でも同じことを行います。
注意点として、足をかかとに近づけるときに、お尻が持ち上がってしまったり、反り腰になったりする場合があります。この状態になると、腰痛を引き起こす可能性もあるため、絶対に無理をしないでください。
- 監修者ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
筋トレをしすぎると体つきが大きく見えてしまうことがあるので、自分の効かせたいところに効いているかを確認しながら筋トレをしましょう。
もともとヒップの形がきれいなので、ヒップトレーニングをすると、骨格ストレートさんの魅力を活かせます。
骨格ストレートに合ったダイエット法で理想のボディを手に入れよう
「痩せたら最強」ともいわれる骨格ストレート。上半身の厚みや腕など、気になる場所は多いかもしれませんが、もともと女性らしいメリハリのあるボディラインが魅力です。
有酸素運動と簡単な筋トレで全身の脂肪を燃焼させることで、女性らしいラインをさらに活かすことができます。
また、軽い運動やバランスの取れた食事、基礎代謝を上げる行動は、健康で元気な毎日を生きるためにもおすすめです。無理のない範囲で少しずつ健康を意識した行動を心がけてみましょう。
せっかく痩せても顔周りが気になる場合は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
- 監修者ヘアメイクアップアーティスト森田玲子
健康的な印象で、メリハリのある骨格をお持ちの骨格ストレートさん。理想のボディが叶えば、体のラインが見えるタイトな洋服をモデルさんのように着こなせる特徴があります。
むくみケアや有酸素運動を取り入れて、理想の体型を目指してくださいね。
骨格ストレートさんは、痩せている方でもガリガリに見えにくく、丸みのあるシルエットなのが特徴です。
反対に、厚手の洋服を着たり、骨格に合わないシルエットの洋服を着ると、全体的にボリュームがあるように見えてしまいます。