ヘア・メイクアップアーティストNANA
タレントや女優のヘアメイクからビューティー誌、広告、化粧品開発アドバイスなど様々な分野で活動中。長年の活動からプチプラ、デパコス問わず様々なコスメに精通している、化粧品大好き人間。最近ではまつ毛の重要性を再認識し、一般の方へ向けた「まつ育サロン」を企画、準備中。続きを読む
そもそもチークの役割とは?
ベースメイクの仕上げに使うチークの主な役割は、血色感を与え顔全体を華やかに見せてくれること。特に、血色感がなくなってきたり、顔のくすみが気になったりする40~50代以降の女性は、チークを塗るとで若々しい印象をプラスできますよ。
また、頬に色をのせることで顔に立体感を出す効果も。顔の形に合わせた入れ方をマスターすれば、顔の長さを縮めて見せるなど小顔効果も期待できます。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
【LIPS大調査】2024年春夏は“生ツヤ質感”がトレンド!
2024年春夏のチークトレンドとして注目なのが、リキッドチークです。リキッドが生み出す「生ツヤ質感」と「肌に溶け込むようなさりげない血色感」が今どき。
最近人気を集めている美容液ファンデーションとの相性も◎ツヤ感によってお肌をイキイキと見せてくれる効果もありますよ。
LIPS編集部が調査した2024年のメイクトレンドの詳細は「【LIPS labo】トレンドの変化が見えた!新色コスメからネクストブレイクを予想【2024年3月1号】」で公開しています!
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
ひと昔前のような色がはっきりと出るタイプのチークではなく、今シーズンは光のなかに色を感じるようなチークが豊富に展開されていますよ。
自然と馴染んで華やかな印象に!自分に合ったチークの選び方
自分に似合うチークを見つけるために、選び方のポイントを押さえておきましょう。
①理想の仕上がりに合わせて種類をチョイス
ひとくちにチークといっても、パウダー・クリーム・リキッドといった種類があります。種類別の特徴を知って、好みの仕上がりに合ったアイテムを選びましょう。
ふんわり仕上げたいなら「パウダーチーク」
チークの種類のなかで最も一般的なパウダーチークは、固められた粉をブラシなどで取って頬にのせるタイプ。
ほかの種類と比べてふんわりとナチュラルに仕上がるのが特徴で、ムラになりにくいので初心者にもおすすめです。ブラシで塗り重ねるだけで仕上がりの濃淡を調整できます。
また、さらっとした肌触りでべたつきにくいので、テカリが気になる脂性肌の人にぴったり。乾燥肌の人は保湿成分が配合されているものを選べば、しっとりと粉をのせることができますよ。
パウダーチークの特徴やおすすめのアイテムは、以下の記事でも詳しく紹介しています。
血色感とツヤ感をプラスしたいなら「クリームチーク」
練り状になったクリームチークは、自然な血色感を出すことができます。水分を含んでいるため肌に馴染みやすく、ぴったりとフィットするため高発色で色持ちがよいのがメリット。
ツヤ肌になるもの、マット肌になるものとそれぞれありますが、どちらにしても粘度が高くしっとりとした使い心地なので、乾燥肌の人におすすめです。
クリームチークについて詳しく知りたい人は、こちらのランキングもチェックしてみてくださいね。
みずみずしさがほしいなら「リキッドチーク」
リキッドチークはほかのタイプと比べて粘度が低く、みずみずしいテクスチャーが特徴です。
水分が多く含まれているため色づきが自然で、ナチュラルな血色感を演出したい人におすすめ。チップタイプやポンプ、クッションなど、使いやすい形状が選べる点もリキッドチークならではのポイントです。
またテクスチャーがさらっとしており、ぴたっと密着して崩れにくいというメリットも。ただし、一度肌にのせると微調整しにくいため、少しずつ塗り広げるのが失敗を防ぐポイントです。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
チークは意外と入れるのが難しいため、まずはパウダータイプから慣れていくのがおすすめ。クリームやリキッドタイプには、アイシャドウやリップとしてマルチに使えるタイプもありますよ。
②パーソナルカラーを参考にして、似合うカラーを選ぼう
たくさんある色のなかからどれを選べばよいか迷ってしまうなら、パーソナルカラーを参考にするのも手です。
パーソナルカラーは、大きくは黄みがかった肌色の「イエベ(イエローベース)」と、青みがかった肌色の「ブルベ(ブルーベース)」の2種類に分けられます。
自分のパーソナルカラーを知ると、似合う色の傾向がわかります。判断に迷う人はサロンなどでプロに見てもらうのもおすすめですが、LIPSのスマホアプリで手軽に無料で診断することもできますよ。
イエベ肌には“あたたかみのある”カラーがぴったり
イエベはイエローベースの略で、黄みがかった肌色タイプ。明るく透明感のあるキュートな印象の「春タイプ」と、大人っぽくやわらかい雰囲気の「秋タイプ」に分けられます。どちらも、黄みがかってあたたかみのあるカラーが似合います。
- イエベ春:オレンジ、コーラルなど明るくてくすみのない色
- イエベ秋:テラコッタ・ブラウンなど落ち着いた深みのある色
イエベ春なら透明感を活かすツヤ肌になるもの、イエベ秋なら深みが増すマット肌になるものがおすすめです。
ブルベ肌には“くすみ”カラーがおすすめ
ブルベはブルーベースの略で、青みがかった肌色タイプのこと。清楚で爽やかな印象の「夏タイプ」と、華やかで都会的な雰囲気のある「冬タイプ」に分けられ、どちらも基本的には青みがかっていて洗練された印象のカラーがおすすめです。
- ブルベ夏:ラベンダー、ローズなどくすみ系のニュアンスカラー
- ブルベ冬:カシス、ワインレッドなど明るくはっきりしたカラー
夏タイプはニュアンシーなマット~セミマット、冬タイプは華やかさが増すツヤタイプやキラキラしたパール入りのチークがぴったり。
イエベ・ブルベ別のチークの選び方やおすすめアイテムは、以下の記事でも詳しく紹介しています。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
チークの色選びで悩んだときは、多色のパレットがおすすめ。黄みと青みが入っているものがあれば、より使いやすくてGOOD。今年のチークはシアーなものが多いので、失敗しづらいですよ!
③【年代別】似合うチークのポイントをチェック
年齢を重ねると似合うチークのタイプが変わります。年代別の選び方をチェックして、年齢ごとの魅力を最大限に引き出しましょう!20代の頃から同じ色を使い続けている40代、50代以上の大人女性も必見です。
20代は大人かわいいカラーをチョイス
20代は若々しさに加えて大人っぽさをプラスしていきたい年頃ですよね。シーンに合わせて、かわいいだけでなく少し落ち着きを感じる色を選びましょう。
- お出かけやデート:ピンク、オレンジ、レッドなどかわいい色
- お仕事:ピンクベージュ、コーラルなど落ち着いた色
休日はフレッシュさを活かしたかわいいカラーが、オフィスなど大人のメイクが求められる場面ではベージュ系など肌馴染みのいい色がおすすめです。
また、大人っぽく仕上げたいときは、塗り方も工夫して。楕円形を描くように顔の中心から外に向かってグラデーションを作り、にじみ出るような自然な血色感を演出しましょう。
20代におすすめのチークや入れ方のコツをもっと知りたい人は、以下の記事もチェック!
30代は顔色を明るく見せるカラーを選ぼう
少しずつ肌に変化が出始める30代は、自分の肌に合わせた色選びを意識して。大人っぽく落ち着いた色合いのなかでも、顔色がよく見えるカラーを選びましょう。
- ローズ、ピーチ、ベージュ、ブラウン
- 上品で発色のいいカラー
マット~セミマットな質感を選ぶとナチュラルな血色感が出せます。乾燥が気になるときやツヤ感がほしい場合は、肌にしっとりと馴染むクリームチークがおすすめ。
30代になったら塗り方にも注意。丸く入れすぎると幼い印象になってしまうので、こめかみから頬骨に向かって楕円形を意識してシャープに入れましょう。顔に立体感が出て、きれいな印象に仕上がります。
30代に人気のおすすめチークについては以下の記事でも詳しく解説しているので、気になる人はぜひチェックを。
40代はくすみをカバーして健康的に見せよう
くすみやたるみ、シワが気になり始める40代は、肌に血色感とツヤをプラスして、肌悩みをカバーしながら健康的に見せられる色を選びましょう。
- コーラルピンク、ピーチ系のカラー
- 上品なパール入り
ブルベ肌の人も少し黄みがかった色をのせることで、健康的な印象を与えられます。上品なパール入りのチークなら若々しいツヤ感を演出したり、ハイライト効果で立体的に見せたりできますよ。
また、肌のバリア機能が低下し肌が敏感になりやすいので、肌への刺激が考えられた処方のものを選ぶのがおすすめです。
塗り方は、頬骨の少し上からのせるのがポイント。こめかみにかけて斜めに入れることで、視線が上に集まり、リフトアップした印象に見せられます。40代におすすめのチークや入れ方について詳しくは、こちらの記事もチェックしてくださいね。
50代は透明感&血色感をプラスしてイキイキと
50代は加齢による肌の変化がより目立ってくる頃。血色感と透明感をプラスして、若作りしすぎにならない程度のほどよい若々しさを演出しましょう。
- ピンクベージュ、コーラル系、オレンジ系
- 薄づきタイプ
鮮やかすぎるカラーは肌から浮いてしまい、時代遅れな印象になりかねないので要注意。薄づきタイプを選ぶと、透明感のあるナチュラルな血色感を出せますよ。乾燥による小じわが気になる年頃でもあるので、保湿成分が配合されたタイプもおすすめです。
また、チークの位置は高めに塗るのも、若々しさを演出するポイントのひとつ。目尻の骨のくぼみから指2本分下の位置を起点に、ブラシをふんわりと横方向に流しましょう。外に向かってぼかすと自然な印象に仕上がります。
詳しい入れ方や50代におすすめのアイテムは、以下の記事もご覧ください。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
年代ごとに、肌の透明感やチークに求めるものが変わってきます。しかし、どんな年代でもパールが多すぎたりマットすぎたりすると難易度が上がるため、注意が必要です。
小顔を叶える◎正しいチークの塗り方
お気に入りのチークをより魅力的に見せるために、入れる位置や入れ方のポイントを押さえておきましょう。
【顔の形別】チークを入れるおすすめの位置
チークを入れる位置によって印象が変わるのはもちろん、視覚効果で小顔に見せることもできます。自分の顔の形に合わせた入れ方をマスターして、美人度をアップさせましょう。
基本の位置は、小鼻と耳の真ん中を結んだ線と黒目の外側から下したラインが交わる点。耳の根元から指2本分内側までの範囲はあけて、目の下の頬骨がある高さまで入れると自然な血色感を演出できます。
顔の形別のポイントは次の通りです。
- 丸顔:頬骨からこめかみに向かって斜めに、細めに入れる
- 面長:頬骨よりも低い位置に、横長に広く入れる
- ベース顔:頬の中央からこめかみに向かって楕円に。エラにも入れる
丸顔の人はシャープに、面長の人は中顔面を短縮して見せる入れ方です。ベース顔は、気になるエラの部分に入れることでシェーディング効果が期待できます。入れ方の工夫で顔の形のお悩みを上手にカバーしましょう。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
チークの入れ方によって、理想の顔の形に見た目を近づけられます。ただし、あまり色を強く出しすぎるとひと昔前の印象になってしまうので注意しましょう。
パウダー・クリーム・リキッドで入れ方のコツが違う!
上:@emma3939/中:@aoiaiue/下:@kaorinrin056423
パウダー、クリーム、リキッドといったチークの種類によっても、馴染ませ方のポイントは異なります。
- パウダー:ブラシでふんわりと円を描くようにのせる
- クリーム:指orスポンジで、トントンと叩き込むように馴染ませる
- リキッド:指orブラシorスポンジで、頬に点置きしてからトントンと馴染ませる
パウダーの場合、肌がべたついているときれいにのらないのでティッシュオフしたりフェイスパウダーをのせたりして、べたつきを抑えてから塗りましょう。
クリームやリキッドチークは、リキッドファンデなどでしっとりした肌と好相性ですが、叩き込むときは“軽く”が鉄則。伸ばしすぎるとヨレやすくなってしまうので注意してくださいね!
以下の記事では、顔の形をはじめ、年代やなりたい印象別にチークの入れ方を詳しく解説しています。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
どんなチークも、筆やスポンジで伸ばすようにつけてしまうと、下のファンデーションがヨレてしまいます。肌に対して垂直に、やさしくポンポン当てるようにすると上手に仕上がりますよ。
もっと立体感を演出したいなら、ハイライトとシェーディングにもこだわって♪
立体感や小顔メイクをもっと追求するなら、チークだけでなくハイライトとシェーディングにもこだわりましょう。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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コロナ禍でのマスク生活で、チークをしない人が増えたそうです。マスクを外すようになったいま、血色感アップ、顔の引き締め効果など、チークの重要性を改めて感じている人は多いのではないでしょうか。