
曇りの日でも日焼けには要注意!うっかり日焼けを防ぐおすすめの日焼け止め6選
透明感のある美肌の維持のために欠かせない日焼け止め。でも、「曇りの日まで必要?」と疑問に思う人も多いでしょう。今回は曇りの日の日焼け止めの使用について詳しく解説!本当に怖い紫外線の話や噂話の真実、おすすめアイテムについて解説・紹介していきます。
曇りの日でも日焼けはする?それともしない?

薄暗い曇りの日。「日焼け止めを塗らなくても大丈夫かな?」と思う人は多いはず。日焼け止めを塗らなくて済むなら忙しい朝の時間に余裕もできるし、日焼け止めを塗り直す手間もなくなって楽ちんですよね。
でも、残念ながら曇りの日でも日焼けはします!
その理由について、簡単に解説していきますね。
紫外線は曇りの日でもゼロじゃない!
空を雲が覆って薄暗くなると、陽の光と一緒に紫外線もカットされているように感じますよね。
でも、陽の光と違って紫外線は雲を透過します。多少はカットされますが、晴れの日の紫外線量を100%とした場合、曇りの日の紫外線量は50~70%程度になるとか。晴れの日よりはマシではあるものの、日焼けしたくないなら曇りの日でも日焼け止めは欠かせないというわけです。
極端なことを言えば、雨の日でも紫外線はゼロではありません。「どの程度の紫外線までケア(対策)するか?」は個人の判断にゆだねられますが、天気や季節を問わず、1年中日焼け止めを使用するのが一番手っ取り早いと言えるでしょう。
日焼けしたい人も要注意!曇りの日こそUVA対策を

紫外線はUVAとUVB、UVCの3つに分かれます。それぞれの特徴は以下の通り。
- UVA……波長が長く地表まで届く。全紫外線の90%。真皮まで到達しシミやシワ・たるみの原因に。
- UVB……一部がオゾン層に吸収され残りが地表に届く。エネルギーが強く、サンバーンを起こす。
- UVC……波長が短く、地表には届かない。
雲やガラスも透過するのはUVAで、曇りの日は主にUVAが地表に降り注ぎます。UVBは大幅にカットされるためサンバーン(肌が赤く焼ける状態)こそ起こりにくいものの、UVAによって肌が黒くなる通常の日焼けは起こりますし、当然シミにも要注意です。
また、UVAが真皮まで到達することでコラーゲン線維が破壊されます。コラーゲンは肌のハリや弾力のもととなる組織であり減少によってシワやたるみを引き起こすため、UVAは老化を促進する厄介な紫外線と言えるでしょう。
曇りの日にも紫外線対策が欠かせないのは、思いもよらない肌老化への対応策でもあるのです。
また、積極的に日焼けをしたい人も注意してください。「曇りの日だから」と油断してUVAをたくさん浴びると肌に予想外のダメージを負ってしまい、綺麗な小麦色の肌ではなくハリのない疲れた肌になってしまう可能性もあります。
なぜ?「曇りの日の方が日焼けしやすい」説の真実
「実は曇りの日の方が日焼けしやすい」なんていう説を耳にしたことはありませんか?一部でまことしやかに囁かれているこの説ですが、そんなことはないので安心してください!
前述の通り、曇りの日の紫外線量は晴れの日の50~70%程度にとどまります。曇りの日と晴れの日、比較したら晴れの日の方が圧倒的に日焼けしやすいといえるでしょう。
とはいえ、この説もなかなかバカにはできません。
というのも、紫外線は雲に当たって散乱します。晴れの日であればまっすぐ降り注ぐ紫外線ですが、曇りの日は散乱光になり、さまざまな角度で肌に降り注ぐのです。そのため、思わぬところが日焼けしてしまうことも。
また、「曇りの日だから」と紫外線対策に手を抜いたことで『うっかり日焼け』をしてしまうケースはとても多いものです。
予想外の散乱光とちょっとした油断、この2つが重なることで「曇りの日の方が日焼けしやすい」が成り立ってしまうこともあるといえるでしょう。
『うっかり日焼け』が一番怖い!曇りの日の紫外線対策は?
曇りの日の『うっかり日焼け』はUVAによるもので、シミ・シワ・たるみを引き起こすとても恐ろしいものです。紫外線による肌老化を促進しないためにも、曇りの日にもしっかり紫外線対策しましょう。とはいえ、晴れの日と同等の対策をすると、肌に負担をかけてしまう場合も……。
ここでは、曇りの日の紫外線対策について具体的な方法を解説します。
低SPF値の日焼け止めを活用する

『うっかり日焼け』を防止するには、天気や季節に関わらず、1年を通しての日焼け止めの使用が欠かせません。日焼け止めの効果はSPFやPAで表され、数値や+の数が多い程高い効果を得られますが、高SPF・PAの日焼け止めは肌に大きな負担をかけてしまいます。
そのため、曇りの日であればSPF10~20程度で十分。天気によってSPF値の異なる日焼け止めを使い分け、上手に紫外線対策しましょう!
肌が黒くなるまでの時間を表す「PA」に注目
日焼け止めの効果を表すSPFとPA。SPFは「肌が赤くなる(サンバーン)までの時間を何倍に延ばすか」を表しており、UVBに対するカット効果を示しています。そのため、UVBが少ない曇りの日であればそれほど高い数値は必要ないといえるでしょう。
注目するべきはPAです。
PAは「何も塗ってないときと比べて、即時型黑化(UVAの照射によって2~4時間後に肌が僅かに黒くなること)を起こすまでの時間を何倍に延ばすか」を表しています。即時型黒化はUVA・UVBどちらでも起こるため、曇りの日の日焼け止めはPAの数値に注目するといいでしょう。
帽子やサングラスなどの小物を活用する

日焼け止めにプラスして、帽子やサングラス、アームカバーや日傘などの小物も活用してください。あらゆる角度から降り注ぐ散乱光の対策にもなり、『うっかり日焼け』を効率的に防いでくれるでしょう。
また、低SPF・PAの日焼け止めだけだと天気が変わって晴れ間が戻ったときに心許ないですよね。でも、紫外線対策できる小物を着用していれば安心。日焼け止めと一緒に、持ち歩きしやすい折りたたみの日傘や小さくたためるアームカバー・スカーフなども常備しておくといいでしょう。
サングラスは有効な紫外線対策アイテム
「紫外線対策になんでサングラスが必要?」と疑問に感じている人もいるでしょう。実は、目から紫外線が入ると脳が全身に「メラニン色素をつくれ」という指令を出し、シミの原因になってしまうことがわかっています。
また、紫外線は白内障やドライアイの原因でもあり、目の健康に大きく影響を及ぼすため、サングラスは積極的に活用するべきだといえるでしょう。
色が黒いサングラスの方が紫外線カット効果が高いように感じるかもしれませんが、むしろ瞳孔が開くことで目に入る紫外線を増やしてしまうこともあります。サングラスを選ぶ際には色味ではなく、記載されている紫外線遮断率を目安にしましょう。
パウダーファンデーションをムラなく塗る

ほとんどのファンデーションには酸化チタンやタルクといった紫外線散乱剤を含みます。そのため、パウダーファンデーションをムラなくしっかり塗るだけで、SPF20程度の効果を得られるのです。これは日常生活での紫外線対策であれば十分な数値であり、肌に負担をかけずに効率よく紫外線対策できます。
ちなみに、リキッドやクリームタイプのファンデーションでも多少の紫外線カット効果は期待できます。ただし、パウダータイプと比べると粉体の密度が低いため、効果は半減するでしょう。
曇りの日に愛用したい!おすすめの日焼け止め6選
ここからは、曇りの日に使用するのにぷったりな、低SPF・PAの日焼け止めを6個紹介します。いろいろなタイプの日焼け止めを集めたので、ぜひ参考にしてください。
紫外線対策しつつセラミドで保湿ケアもできる乾燥性敏感肌さん向け日焼け止めクリーム
SPF30、PA++のクリームタイプの日焼け止めです。キュレルは、乾燥性敏感肌のことを考え、セラミドをキー成分としたアイテムづくりをしているブランド。こちらの日焼け止めも、保湿感があって刺激に敏感な人でも前向きに使用できる低刺激処方となっています。
形状はクリームですがウォーターベースであるため比較的サラッとしており、化粧下地としての使用もOK。最低限の紫外線対策はしっかりできるのに、赤ちゃんの肌にも使えるほど低刺激という点が魅力的なアイテムです。
サラッとしたローションタイプ!石鹸でオフできてウォータープルーフなのでデイリーケアに◎
SPF32、PA++のローションタイプの日焼け止めです。敏感肌さん向けの無添加処方ですが、ノンコメドジュニックテスト済みなのでニキビに悩む脂性肌さんにもおすすめ。化粧下地にも使用でき、ウォータープルーフなのに石鹸んでオフできるので毎日のケアに活躍します。
ローションならではのサラッとした軽めの使用感ですが、保湿成分としてヒアルロン酸が配合されているため肌はしっとり。潤いのベールで肌を包み込み、乾燥や外部のダメージから守ってくれるでしょう。
自然なトーンアップでくすみをカバー!たっぷり美容液成分で健やかな肌に
SPF35、PA+++のジェルタイプの日焼け止めです。ラベンダーカラーのトーンアップジェルで、紫外線をカットしながら自然に肌のくすみなどをカバーし、明るく透明感のある肌へと仕上げてくれるでしょう。化粧下地として使用するのはもちろん、こちらのアイテム+フェイスパウダーでナチュラルに仕上げるのも◎。
いつもの洗顔料でも落とせる手軽さに加え、乳液のようなしっとりとした使用感も魅力的。美容液成分を84%も配合していて(粉体を除く)、肌に潤いを与えながら肌トラブルを遠ざけてくれます。
コスパ抜群!しっとりと肌当たりのいいミルクタイプの日焼け止め
SPF35、PA+++のミルクタイプの日焼け止めです。ウォータープルーフで紫外線から肌をしっかりガードしてくれますが、日焼け止めならではの重さや肌がきしむ感覚はなく、ヒアルロン酸やトレハロースなどの保湿成分によりしっとり仕上がります。
伸び良く肌当たりのいいミルクなので、ストレスなく顔にも体にも使えるでしょう。リーズナブルな価格設定なので、コストを抑えたい学生さんや、こまめに塗り直す人におすすめです。
天然由来成分配合のベビー向け日焼け止め!肌を夏の外敵から守って健やかに
SPF20、PA++のミルクタイプです。こちらは99%天然由来成分で、保湿成分たっぷりのベビー向け日焼け止め。デリケートな肌にダメージを与えない処方設計で、刺激が不安な大人も積極的に使用することができます。
みずみずしい乳液のようなテクスチャーで、するする伸びるため、肌に余計な摩擦ストレスを与えません。お湯で簡単にオフできるのも嬉しいポイントですね。
手軽なポンプタイプ!サラサラ伸びるうるおいジェルでストレスフリー
SPF33、PA+++のジェルタイプの日焼け止めです。こちらもベビー向けアイテムで、90%が食品成分なうえ、アロエエキス、木いちごエキス、アセロラエキス、ホホバオイルといった天然潤い成分やヒアルロン酸を配合。低刺激ながら紫外線から肌をきちんと守り、うるおいで包んでくれます。
みずみずしいテクスチャーでサラッと塗りやすいうえに手軽なポンプタイプ。さらに石鹸で落とせるという手軽さが大変魅力的なアイテムです。日焼け止めを使用することで発生する面倒を極力省きたいという人におすすめ。
未来の美肌のためにも紫外線対策は一年中抜かりなく!

紫外線は肌を黒くするだけではなく、肌老化の原因の大半を占める厄介なものです。とくに曇りの日はうっかり油断しやすいので要注意!今現在の肌だけではなく、未来の肌を守るために、曇りの日もしっかり紫外線対策しましょう!
この記事で紹介した商品
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