サロンシャンプーと市販シャンプーの違いとは?

「高級感がある」「髪によさそう!」といったイメージがあるサロンシャンプーは、ドラッグストアなどで見かける市販のシャンプーと具体的にどんな違いがあるのでしょうか?
- 幅広いニーズを満たす製品作りがされている
- 価格が低めに設定されている
- ドラッグストアなどで気軽に買える
ドラッグストアなどで多くの人が手に取りやすいよう、市販のシャンプーは幅広いニーズを押さえつつ、低価格で購入できるものが主流です。
- 頭皮や髪の状態に合わせて選択できる
- 処方にこだわっており、価格が高め
- 買える場所が限定されている
サロンシャンプーは、美容院などのプロ向けに作られているシャンプー。価格帯は高めなものの、頭皮や髪の状態に合わせて選べるメリットがあります。自分に合ったシャンプーをこだわって選びたい人におすすめです。なお、サロン専売というだけあり美容院で購入するのが基本ですが、一部の商品はオンラインやバラエティショップでも購入できます。
サロンシャンプーとあわせて市販シャンプーも気になる人は、以下のランキングもチェックしてくださいね。
ヘアケアにこだわりたい人向け!自分に合ったサロンシャンプーの選び方

サロンシャンプーは、こだわりの商品が多数展開されており、それぞれ特徴が異なります。自分に合ったアイテムを上手に見つけるために、選び方を押さえましょう。
①理想の髪の仕上がりに合わせた成分をチェック!
サロンシャンプーは、プロが仕上がりを選択できるように種類が細分化されています。しなやか・ふんわり・しっとりなど、自分が求める仕上がりに合った成分はどれかを知って、商品選びの参考にしましょう。
しなやかに仕上げたいならダメージ補修成分配合のものを

カラー・パーマ・縮毛矯正によるダメージを受けた髪を補修し、しなやかで指どおりよく仕上げたいなら、ダメージ補修成分に注目を。成分表記に次のような成分が含まれているかどうかチェックしましょう。
- ヘマチン
- 加水分解ケラチン
- アルギニン
- エルカラクトン
シャンプーとあわせて使うトリートメントも、ダメージ補修成分が配合されているものを選ぶとよいですよ。
ふんわりとした髪に仕上げたいなら、ハリ・コシを与える成分配合のものを

ふんわりとした髪に仕上げたいなら、ハリ・コシを与える成分が配合されているかどうかをチェック。髪にハリやコシを与えると、髪の毛1本1本が立ち上がるような仕上がりになります。ボリュームダウンが気になる人や、髪が細くやわらかい人におすすめです。
- パンテノール
- ケラチン など
また、ハリ・コシのある髪を維持するためには、土台となる頭皮をすこやかに保つことも大切。頭皮環境を整えるスカルプタイプのシャンプーも、選択肢のひとつとしてチェックしてみてください。
ボリュームアップシャンプーや猫っ毛向けシャンプーの人気商品は、以下の記事で紹介しています。
しっとりまとまりのある髪に仕上げたいなら、保湿成分配合のものを

しっとりまとまりのある髪に仕上げたいなら、うるおいを守りながら洗える保湿成分を配合したシャンプーをチェックしましょう。髪のパサつきや、きしみが気になる人におすすめの成分です。
次に挙げる成分が、成分表記の前のほうに書かれていれば、保湿成分が多く含まれているアイテムなのでおすすめです。
- セラミド
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- グリセリン など
LIPSでは保湿シャンプーのほか、剛毛向けやくせ毛向けといった、ピンポイントの髪悩みに合ったシャンプーの人気ランキングもまとめていますよ。
②頭皮の状態に合った洗浄成分のものを選ぼう!

シャンプーは、配合されている洗浄成分によって洗浄力が異なります。洗浄成分は主に3種類に分類され、それぞれの特徴を確認しておきましょう。
- ラウリル硫酸Na
- ラウレス硫酸Na
- ラウリル硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸TEA
泡立ちがよく、強力なヘアスタイリング剤も落としやすいのが、高級アルコール系の洗浄成分の特徴。頭皮の皮脂が多い人や、ヘアスタイリング剤をたくさん使う人におすすめです。
- アミノ酸系:ラウロイルメチルアラニンNa など
- ベタイン系:ラウラミドプロピルベタイン など
アミノ酸系・ベタイン系は、やさしい洗い心地で、うるおいを守りながら洗浄できる成分。しっとりとした洗い上がりのため、頭皮が乾燥しやすい人や子どもにもおすすめです。
- カリ石けん素地
- ラウリン酸Na
- ミリスチン酸K など
石けん系の洗浄成分は、一般的にアルカリ性で洗浄力が高く、スッキリとした洗い心地。シンプルな成分設計のものや、環境に配慮した商品がみられるのも特徴です。さっぱりとした洗い上がりが好みの脂性肌の人や、普通肌の人におすすめですよ。
洗浄力が高いシャンプーは必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあるため、頭皮や髪をいたわりたいときは、アミノ酸系・ベタイン系を選ぶとGOOD。自分に合わない洗浄力のものを選ぶと、頭皮のベタつきや乾燥などのトラブルにつながる可能性もあります。
それぞれの成分の特徴を踏まえながら、頭皮の状態に合ったものを探してくださいね。おすすめシャンプーは以下をチェック!
③泡立ちのよいものなら、摩擦のダメージを軽減できる
泡立ちのよさも、商品ごとに異なります。豊かな泡立ちのシャンプーは濃密な泡がクッションとなり、ムダな摩擦を引き起こす心配が減るというメリットが。
とくにハイダメージなブリーチ毛の場合、泡立ちが悪いと髪が絡まって切れてしまうので注意が必要です。毎回手で泡立てる手間を軽減したいなら、最初から泡で出てくるポンプタイプを活用するのもおすすめですよ。
泡立ちのよさでシャンプーを選びたい人は、次の記事も参考にしてみてください。
④いい香りのもので、楽しくお手入れしよう!

サロンシャンプーは香りにこだわって作られているものもあるため、好みの香りで選ぶのもおすすめ。自分好みのいい匂いのものなら、お手入れの時間が心地よくなり使い続けやすいですよ。すこやかな髪や頭皮を保つために、お気に入りのシャンプーで継続的なケアを行いましょう。
- フローラル系:花の上品な香り。家族で使いたい人に
- シトラス系:柑橘類のスッキリ爽やかな香り。メンズにもGOOD
- フルーツ系:ピーチなど果物の香り。甘い香りが好みの人に
- ハーバル系:ハーブのような香り。ナチュラルな香りが好みの人に
好みの香りでリフレッシュしたいならしっかり香るもの、ほかのヘアケアアイテムの香りを邪魔したくないなら、ほのかな香りや無香料のものを選ぶとよいでしょう。
事前にテスターなどで香りが確認できない場合は、口コミを参考にしてみて。LIPSではユーザーさんから「いい匂い」と人気を集めている商品をまとめたランキングもあるので、チェックしてくださいね。
⑤しっとりorさらさら?シリコーンの有無で仕上がりが変わる

シリコーンとは、髪をコーティングして手触りよく仕上げる成分。シリコーンの有無で仕上がりが変わるため、違いを知って、好みや髪質に合わせて選びましょう。
- シリコーン配合:まとまりのよいしっとりとした仕上がり
- ノンシリコーン:さらりとしたやわらかい仕上がり
髪が多くて広がりやすい人や指どおりよく仕上げたい人には、シリコーン配合がおすすめ。ノンシリコーンシャンプーが注目を集めたことから「シリコーン=髪に悪い」というイメージが一時定着しましたが、決してそのようなことはありません。ただし、すすぎが不十分でシリコーンが頭皮に残るとトラブルにつながるため、しっかり洗い流すことが大切。
一方、髪が細くてやわらかい人やボリュームのある仕上がりにしたい人には、ノンシリコンがおすすめです。ノンシリコンシャンプーのおすすめ商品は、以下の記事でチェックしてみてください。
⑥プチプラor高級?コスパのよさにも注目しよう!

すこやかな髪を維持するためには、継続が大切。予算に合った、無理なく使い続けられるものを選びましょう。
サロンシャンプーは価格もさまざま。高価格帯だからよいわけではなく、髪質や頭皮に合ったコストパフォーマンスがよいものを選ぶことをおすすめします。内容量・価格・成分のバランスを比較検討してくださいね。
ここでは人気のサロンシャンプーブランドを紹介するので、迷ったときは参考にしてみてください。
- Aujua(オージュア):日本人女性の髪の悩みに特化したヘアケアブランド
- Kerastase(ケラスターゼ):プロ向けのラグジュアリーなヘアケアブランド
- MILBON(ミルボン):ヘアケア・ヘアカラーの日本発グローバルメーカー
髪悩みに合わせたきめ細かいケアを求める人には、Aujua(オージュア)が向いています。ハイダメージ毛に特別なケアをしたいならKerastase(ケラスターゼ)、コスパも重視したい人はMILBON(ミルボン)がおすすめですよ。
サロンシャンプーの正しい使い方

せっかくお気に入りのサロンシャンプーをチョイスしても、使い方が間違っていると効果を発揮できないばかりか、髪や頭皮のトラブルにつながる場合も。これまで何気なくシャンプーをしてきた人は、改めて正しいシャンプーの手順を確認しておきましょう。
いきなりシャンプーをするのではなく、事前準備も大切。乾いた髪の絡まりをほぐしてから、ぬるま湯である程度汚れを落としておきましょう。予洗いすることでシャンプーの泡立ちがよくなるほか、必要以上にゴシゴシ洗うことを避けられます。
シャンプーで洗うときは、手のひらでしっかり泡立てて、指の腹でもみ込むように洗いましょう。爪で引っかいたり、ゴシゴシ強く洗ったりすると、頭皮の傷や乾燥を引き起こしてしまう場合も。やさしいタッチで洗うことを心がけましょう。洗い残しもトラブルの原因になるため、すすぎも時間をかけて丁寧に行ってくださいね。
サロンシャンプーに関するよくある疑問
サロンシャンプーに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
髪が傷んでしまう原因は何?
髪が傷む原因は、シャンプーやブラッシングなどの摩擦・日中に浴びた紫外線・パーマやカラーなどの施術・ドライヤーやコテなどの熱といったことが考えられます。そのなかでも、ドライヤーやコテなどの熱は直接的に髪にダメージを与えるので、とくに注意が必要です。
ダメージが気になる人は、ドライヤーやコテの機能にもこだわってみて。ドライヤーなら低温で素早く乾かせる、遠赤外線機能付きのものがおすすめです。コテは摩擦が少なく毛髪を傷めにくいプレートを使った製品や、細かく温度設定できるものなどに注目しましょう。
ドライヤーやヘアアイロンの人気商品や選び方は、以下の記事で解説しています。詳しく知りたい人は、こちらもチェックしてくださいね。
カラー後のケアにおすすめのサロンシャンプーの特徴は?
ヘアカラーをしたあとに心がけたいのは、カラーケアとダメージケア。退色したヘアカラーを補いたいなら、カラーシャンプーがおすすめです。カラーシャンプーとは染料を含んだシャンプーで、洗髪することで徐々に色をつけられます。
また、カラー後のダメージケアには、ダメージ補修成分を配合したシャンプーを選びましょう。ヘアカラー後におおすすめのカラーシャンプーは、以下の記事を参考にしてみてください。
メンズとレディースでおすすめのサロンシャンプーは違うの?
シャンプーの処方や選び方に、性別による違いはありません。そのうえで、メンズ向けがうたわれている商品は、とくに皮脂分泌の多さを考慮して作られている傾向がみられます。女性であってもヘアスタイリング剤をしっかり落としたい人や、スッキリとした使用感を求めている人は、メンズ向けのシャンプーを選ぶのもありですよ。
サロンシャンプーのあとに使いたい!今人気のヘアケアアイテムはこちら
ヘアケアはシャンプーで洗って終わりではありません。人気のヘアケアアイテムをチェックして、すこやかな髪や頭皮の維持に役立ててくださいね。
バスタイムに使用するヘアケアアイテム
洗い流すトリートメントや週1・2回のスペシャルケアなど、シャンプーとあわせて使うバスタイム中のヘアケアにもこだわってみて。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しています。
アウトバスで使うヘアケアアイテム
ドライヤーの熱や就寝中の摩擦などから髪を守るなら、入浴後のヘアケアも欠かせません。アウトバストリートメントにも、さまざまな種類があります。以下の記事で、LIPSユーザーおすすめの人気商品や選び方をチェックしてみてくださいね。
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