TOUT VERT アクアナノライズジェルⅢの効果に関する口コミ - エイジングケアにおすすめの美容液！レチノール成分ってなんか種類多いけど、どう違うの？「グラナクティブレチノイド」って一体何？

レチノール成分ってなんか種類多いけど、どう違うの？「グラナクティブレチノイド」って一体何？ 色々調べて勉強して理解できたので、以下、私が勉強した結果をまとめます。 🌹はじめに🌹 はじめに言っておきますが、私は化粧品の専門家ではありません。あくまで国内外のインターネット上の情報をまとめたものです。しかし、私は一応化学系の大学院卒なので、何が正しい情報なのか判断できると自負しています。英文の学術論文も読みました。 このノートが、誰かの役に立てれば幸いです😊 -----本文開始------ 🍊アンチエイジングのスター成分、レチノール🍊 化粧品市場に溢れかえっている数あるエイジングケア美容成分のうち、最も研究が多く、お肌を若返らす効果がしっかり検証されている成分と言えば、「レチノール」です。 しかし、広告では「レチノール」と打ち出されていても、成分表を見ると、「パルミチン酸レチノール」だったり、「レチノール」だったり、このトゥベールの製品のように「グラナクティブレチノイド」だったり、様々な成分があります。これらは全て違う成分なので、ものによっては0.1%でも刺激的だったり、5%入っていても低刺激だったりします。どう違うのでしょうか。 🍊直接お肌に作用するのは「レチノイン酸」🍊 数あるレチノール系成分の内、実は本当にお肌に直接作用するのは「レチノイン酸」(トレチノインとも言われます)という成分です。「レチノイン酸」はお肌にある受容体とくっついて作用を発揮します。お肌が「レチノイン酸だ！」と認識し、コラーゲンの合成などを行います。 その他のレチノール系の成分は、お肌に吸収されたあと、酵素などによって分解され、「レチノイン酸」に変化しないと、受容体とくっついて作用することができません。 しかし、レチノイン酸は刺激がとても強く、医薬品としてしか販売されないものになっています。化粧品には入れることができません。 そのため、一般的に化粧品によく配合さているものとして、たとえば「レチノール誘導体」と言われるものがあります。(例えば、パルミチン酸レチノールは、レチノール誘導体の一種です。) 🍊レチノール誘導体、レチノール、レチナール🍊 「レチノール誘導体」は、お肌に吸収されたあと、酵素などによって分解され、「レチノール」に変化します。 「レチノール」はさらに酸化され、「レチナール」に変化します。「レチナール」はさらに酸化され、ここでやっと「レチノイン酸」になります。この「レチノイン酸」が受容体と結合して、お肌に作用します。 化粧品によっては、「レチノール」や「レチナール」を直接配合している製品もありますね。 この、レチノイン酸までの変化の過程は、全てが100%の変換率ではありません。たとえば0.3%のレチノールをお肌に与えたとしても、実際にレチノイン酸になったのは0.3%よりずっと少ないでしょう。 つまり、レチノイン酸になるまでの道のりが遠いほど、効果も薄いと考えられます。 このことから、効果の強さは: レチノイン酸>レチナール>レチノール>レチノール誘導体 だとわかります。 しかし、刺激の強さも効果の強さと比例していることに注意が必要です。この中で一番低刺激なのが、レチノール誘導体になります。 「レチノール」は0.1%でも十分高濃度でA反応が出ますが、「レチノール誘導体」は0.1%だと全く感じないことがありますね。一方、「レチナール」だと、0.05%でも十分高濃度です。 🍊グラナクティブレチノイドとは🍊 このトゥベールの製品に入っているのは、「グラナクティブレチノイド」と言われる成分です。これは、先ほどの成分と性質が全く異なります。 正式名称は、レチノイン酸ヒドロキシピナコロンと言い、これはなんと「レチノイン酸」同様、直接受容体と結合し、効果を発揮できる成分です。ただし、結合強度はレチノイン酸よりだいぶ落ちます。 レチノイン酸にならなくても直接作用できるので、お肌にとって低刺激な成分です。低刺激であるため、5%とかの高濃度で配合しても問題ありません。また、安定性も高いので、紫外線を気にせず、朝でも使えると言われています。 しかし、受容体との結合強度はレチノイン酸より弱いので、効果もレチノイン酸とは程遠いです。 ただし、確実に効果はあります。レチノール誘導体と比較すると効果は高いと言われています。 🍊今後が期待される成分！🍊 なかなか期待できる素敵な成分だと思いますが、レチノールやレチノイン酸と比較すると、「グラナクティブレチノイド」の効果を検証する研究がまだまだ比較的少ないです。 そのため、エビデンスを重視する美容マニア、より豊富な研究成果に裏付けられた成分を選びたい人にとって、やっぱり「レチノール」や「(医薬品としての)レチノイン酸」の方が定番で人気な成分だと思います。 ------------------------------------ 以上、私の理解をまとめたものです。 この製品を今後使っていって、実際の効果を自分の肌で検証したいと思います！ #スキンケア　#スキンケア成分　#レチノール　#レチノイド　#成分解説　#トゥベール　#アクアナノライズジェルⅢ #エイジングケア　#アンチエイジング　#成分マニア