女の子だからこそ知っていて欲しい、ピルについて。
⚠️めちゃくちゃ長くなってしまいました…
私はもう6年ほど低用量ピルを服用しています。
そもそもピルって避妊に失敗してしまった時に飲むイメージが強く、懸念されがちです。
でも実はピルにも違いがあるってご存知でしたか?
アフターピルと呼ばれる避妊に失敗した時にレスキューで飲むものと、日常的に毎日服用する低用量ピルがあります。
低用量ピルはこんな方にオススメ✩.*˚
・生理が重い
・月経前症候群がつらい
・イベントがあるから生理をずらしたい
・規則正しい周期で生理が来て欲しい
・生理を早く終わらせたい
・確実な避妊をしたい
・自分のライフプランに合わせて妊娠したい
私はピルを飲む前は、生理痛が重くて顔は真っ青になるし酷い時には貧血で倒れることも…
そして周期もバラバラで生理が来ない日には不安に、逆に短くても不安になっていました。
そんな時に、看護学校の授業に婦人科の先生が来てくださり、授業の中でピルについての講義がありました!
「これは!」と思い、服用に至りました。
飲み始めてから、決まった期間に生理はきますが症状は物凄く軽くなり、終わるのも少し早くなりました!
また、結婚した今でもピルを飲み続けている理由は避妊効果が高いからです。
100%避妊できるわけではありませんが、経済的にも安定してから自分のライフプランに合わせて子供を産み育てたい気持ちがあるからこそ飲み続けています。
まず、ピルについて正しい知識を持って欲しいです。
女性は妊娠すると、脳は卵の発育を止め、排卵を中止するよう指示を出します。身体が妊娠に向けて準備をするためです。
脳が妊娠したかどうかを知るのは、血液中の卵胞ホルモン(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲストーゲン)の量が増えたままであることを察知するからです。
ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが含まれていて、飲むと血中のホルモン(とくに黄体ホルモン)が増えます。
そのため、低用量ピルを飲むと、血中の女性ホルモンは妊娠しているときとよく似た状態になることがわかっていただけると思います。
黄体ホルモンが増えるのは通常、排卵後であるため、「増えてるよー!」という情報が脳の視床下部に伝えられ、「すでに排卵後のホルモン状態である」と判断されて排卵が起こらない、というしくみになっています。
また、ピルに含まれる黄体ホルモンの働きによって、子宮頸管粘液の性質や、子宮内膜を変化させ、妊娠しにくい状態を作る働きもあります。
この「妊娠しにくい状態」が下記です。
・卵胞を成熟させるホルモンの分泌がおさえられるため、 排卵がおこりません。
→排卵されないためそもそも受精ができません
・子宮内膜(子宮の内側)の増殖を抑え、着床しづらくなります。
→ピルは100%避妊できる訳ではないので、もし受精したとしても着床しなければ妊娠しません。
・子宮頚管(子宮の入り口)の粘液を変化させ、精子が子宮へ入りにくくなります。
→精子が届かなければ妊娠はできません。
こういった理由によって高い避妊効果が得られます。
薬によってホルモンバランスをコントロールするため生理周期が整います。
また、3週間内服し休薬期間の1週間の内に生理が来ます。
内服する3週目のピルの飲み方によって生理が来る日を早めたり遅らせることができます。
⚠️避妊は100%ではないですが、確かにできます。
でも性感染症の予防にはなりません。
そのため、大好きな人との素敵な時間には避妊具の使用をおすすめします。
月経前症候群が軽減される理由は、ホルモンバランスが整うからです。
生理前から生理後までの期間、女性の身体でのホルモンの血中濃度は大きく変化していきます。排卵後や妊娠したかによっても大きく異なります。
前述した通り、ピルを継続的に内服することによって排卵が抑えられるため、ホルモン濃度は一定の周期で整います。
女性ホルモンの変動が大きい時期には、自律神経の変調をきたしやすいため、バランスが整うと月経前症候群も軽減されるのです。
そんな便利なピルですが危険なこともあります。
副作用についてです。
まず軽い副作用としては、ホルモンバランスを薬を使って最初は無理やりに整えるため、嘔気・嘔吐・気分不快・不正出血が起こることがあります。
これは個人差がありますが、私も3日ほど症状がありました。
私の友人は2週間症状が続いた子もいました。
あまりにも症状が酷い場合には主治医と相談した方がいいかもしれません。
内服を続けていくと、バランスが整うため症状も出なくなります。
また大きな副作用として静脈血栓塞栓症になる可能性があります。
しかし、血栓症は1万人に1人程の低い確率です。
喫煙している方はリスクがかなり高くなるため、受診時に必ず禁煙するようにと指導があります。
デメリットをまとめると下記のようになります。
・飲み始めに副作用が生じることがある
・高くはないが静脈血栓塞栓症のリスクがある
・毎日必ず決まった時間に内服しなければいけない
最後のデメリットについて、ピルは毎日決まった時間に服用することで効果が得られるものです。
そのため、毎日なるべく同じ時間に服用する必要があります。
そうしなければホルモンバランスが整わないからです。
私は夜の9時にアラームをかけて服用してますが、飲めない時はずれる時もあります。
長々と書いてしまいましたが、私はピルをおすすめします。
日本では懸念されがちですが、ピルを飲むということは恥ずかしいことではありません。
女性の月に一度のデリケートな日を少しでも快適にできたらいいな、女性だからこそ「こんな手段もあるよ!」ということを知って欲しいと思って書きました。
少しでも参考になったら嬉しいです。
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コメント失礼します。 出産してから生理痛が重くなり ピルを飲んでみようか考えていたので、 とても参考になりました✨ ありがとうございます(*^^*)