
クレンジングタオルの正しい使い方!使うメリットやタイミング・注意点も解説
メイク・皮脂汚れの拭き取りや、洗顔後の拭き取りに役立つクレンジングタオル。ダイソーやドンキなどで手軽に購入できるので、愛用者も多いアイテムです。しかし、「クレンジングタオルってどう使うの?」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、クレンジングタオルの使い方を徹底解説!使うタイミングやメリット・デメリットなどもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史
東京都生まれ。慶應義塾大学 商学部を卒業後、保険会社に勤務。医師になるために医学部受験を決意し、国立東京医科歯科大学医学部医学科を卒業。大手美容外科にて千葉・新宿・上野の各院で院長・顧問を歴任。有名美容外科の銀座にて院長就任した後、2020年4月銀座にてOriginal Beauty Clinic GINZAを開院。続きを読む
クレンジングタオルとは?拭き取りに特化したスキンケアアイテム

クレンジングタオルとは、水分の拭き取りやメイクや皮脂汚れなどの拭き取りを目的としたスキンケア向けタオルのこと。不織布やコットンなど、やわらかい繊維でできたペーパータオル状のものが一般的です。
「メイク落としシート」との違いは、水やクレンジング料との併用が前提である点が挙げられます。クレンジング成分が含まれているメイク落としシートとは違い、タオル自体にはクレンジング成分が含まれていないものが多いです。
監修者
医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史
クレンジングタオルの用途や種類は?
クレンジングタオルは、主に軽いメイク落としや洗顔・クレンジング後の拭き取りに使われます。顔にクレンジング料をなじませたあと、やさしく肌を拭うことで、簡単にメイクをオフできます。やわらかい繊維で作られているため、普通のタオルと比べて、肌への使い心地がおだやかな点が魅力です。
製品の種類としては、衛生面を重視した使い捨て(ディスポーサブル)タイプと、洗って繰り返し使えるタイプがあります。繰り返し使えるタイプには、マイクロファイバーなどの素材を使った商品も多く流通しています。
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クレンジングタオルを使用するメリット4つ

クレンジングタオルを使うと、具体的にどのような良いことがあるのでしょうか?ここからは、クレンジングタオルのメリットを解説します。
①肌への摩擦を抑えやすい
クレンジングタオルは、一般的な布タオルに比べてやわらかい素材や繊維で作られているので、やさしい使い心地で肌への摩擦を軽減しやすいのがメリットです。
特に、デリケートな目元や頬への摩擦を抑えながら拭き取りできるのが嬉しいポイント!タオルやティッシュなどでも拭き取りを行えますが、やさしい使い心地のクレンジングタオルなら肌質や肌状態を問わず使いやすいでしょう。
②メイク落としの拭き取りに役立つことも

クレンジングタオルは、メイク落としの拭き取りにも役立ちます。
「疲れてメイクを落とす気力がない…」というときや忙しい人にも、拭き取りケアができるのでぴったりですよ!また、場合によっては、マニキュア落としなどネイルケアの拭き取りにも使えることもあります。
③持ち運びに便利で旅行や外出先でも使いやすい
クレンジングタオルは、コンパクトで持ち運びしやすい点も魅力。旅行や外出先での簡易的なクレンジングにも使いやすいです。洗面台が使えない場所や、すぐに洗顔できないシーンなどでも活用できますよ。
また、衛生面が気になる人は、使い捨てタイプの利便性も大きなメリットになるでしょう。
④肌の水分を拭き取るケアとしても使われる

クレンジングタオルは、洗顔後の水分拭き取りや、スキンケア前のプレケアとしても活用できます。クレンジングタオルはやわらかく、繊維も細かいので、肌に残った水分をやさしく拭き取るのにぴったりですよ。
このように、複数の用途で使えるところもクレンジングタオルのメリットといえます。
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医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史クレンジングタオルのメリットは、肌への摩擦を軽減しつつメイクや汚れを効率的に除去できる点です。特に敏感肌の人に適しており、使い捨てタイプなら常に衛生的で雑菌リスクが減少します。また、クレンジング剤不要な製品もあり、肌の負担を最小限に抑えることが可能です。
クレンジングタオルを使用するデメリット3つ

クレンジングタオルには、さまざまなメリットがある一方、注意点やリスクも存在します。ここからは、クレンジングタオルのデメリットをご紹介します。
①摩擦による肌への負担リスクがある
やわらかいとはいえ、クレンジングタオルで繰り返しこすったり、強く押さえつけたりすると、摩擦により肌へ負担がかかるリスクがあります。特に、肌の乾燥が気になる人や、肌が敏感な人は、やさしくケアしないと肌のピリつきなどにつながってしまう可能性が。
使用の際は、「強くこすらないこと」や「一方向にやさしく拭くこと」を意識すると良いでしょう。
②衛生管理を怠ると逆効果になる場合も
繰り返し使えるタイプのクレンジングタオルは、使用後にきちんと洗わず放置していると、菌が繁殖しやすくなるリスクもあります。
湿った状態で放置すると、ニオイや肌トラブルの原因につながる場合もあるので、衛生管理をしっかり行うことが大切です。使用後はすぐに洗って乾かし、通気性の良い場所に保管することを心がけましょう。
③濃いメイクを落とすのには適していない

クレンジングタオルは、あくまでも「拭き取りの補助アイテム」なので、ウォータープルーフやアイメイクなどの濃いメイクを落とすのには不向きな場合があります。
タオルだけで無理やり落そうとすると、肌を強くこすってしまう原因にもなりやすいので注意しましょう。濃いポイントメイクは、リムーバーなどで先に落としておくのがおすすめです。
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医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史使い捨てタイプはコストがかさむ点が難点です。再使用可能なものは、洗浄不足で雑菌が繁殖する危険があります。また、崩れにくいメイクや毛穴の奥の汚れを完全に落とすには適していません。
クレンジングタオルの正しい使い方

ここからは、クレンジングタオルの正しい使い方について解説します。これからクレンジングタオルを取り入れたいと思っている人は、ぜひ参考にしてくださいね!
①クレンジングタオルの準備と使用前のポイント
クレンジングタオルを使用するときは、清潔な手で扱うことが大切です。使用前には必ず手を洗うようにしましょう。
メイクの拭き取りとして使う場合は、タオルを使用する前に、水かぬるま湯で軽く湿らせるのもポイント。肌への摩擦をより軽減することにつながります。
②メイク落としとしての基本的な使用手順

クレンジングタオルは、クレンジング料と併用するのが基本的な使い方です。併用することで、メイクを落としやすくなります。まず、顔全体にクレンジング料をなじませ、メイクを浮かせましょう。そのあと、クレンジングタオルでやさしく拭き取ってください。
タオルで拭き取るときは、肌をこすらず、やさしく押さえるようにメイクをオフするのがポイントです。目元や口元などのデリケートな部分のメイクは、先にリムーバーで落としておくことをおすすめします。
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医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史繰り返し使う場合、使用後の徹底的な洗浄と乾燥が不可欠です。不十分だと雑菌の繁殖リスクが高まります。また、力を入れすぎて肌をこすりすぎると摩擦ダメージを引き起こし、逆に肌トラブルの原因になることもあるので気を付けましょう。
③洗顔後の水分拭き取りとしての使用方法
洗顔後にクレンジングタオルを使用するときは、肌に残った水分をやさしく押さえるように拭き取りましょう。クレンジングタオルはやさしい使い心地なので、肌への摩擦を軽減することができます。
また、クレンジングタオルを使うことで肌を清潔に保ちやすく、使い心地もおだやかなので、肌が敏感な人でも使いやすいですよ!
④クレンジングタオルのその他の使い方・タイミング
クレンジングタオルには、メイク落としや水分の拭き取り以外にも使い方があります。使い方やタイミングの例は以下のとおりです。
- シートパックとして使用:クレンジングタオルに化粧水を含ませてから顔に乗せ、簡易的なシートパックとして使用する
- マスクのインナーとして使用:クレンジングタオルをマスクのサイズに合わせてカットし、マスクの内側に挟むことで、肌とマスクの摩擦を軽減する
- 外出先での汗拭きや手拭き:コンパクトで持ち運びしやすいので、外出先での汗拭きや手拭きとして活用できる
⑤クレンジングタオルの使用後の扱いと保管方法
クレンジングタオルを使ったあとは、使い捨てタイプであればすぐに廃棄し、衛生的に使うことを心がけましょう。
繰り返し使えるタイプは、使用後すぐに洗浄し、しっかりと乾燥させるのがポイント。湿ったまま放置すると、雑菌が繁殖してしまう可能性があるので、通気性の良い場所で保管することが大切です。
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医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史上記の使用方法や保管方法をしっかりと守って、クレンジングタオルを安全・安心に使用しましょう。
クレンジングタオルを使う際の注意点

ここからは、クレンジングタオルを使う際の注意点を解説します。ついついやってしまいがちな間違った使い方もご紹介しますので、参考にしてくださいね。
①強くこすらない|摩擦は肌への負担に
「メイクをしっかり落としたい」と思うと、ついつい力を入れてこすってしまいがち。しかし、かえって肌に刺激を与えてしまう恐れがあるので、強くこするのはNGです。特に、肌が敏感な人は注意してください。
拭き取るときは、力を入れずに肌の上をなでるイメージで、やさしく押さえましょう。
②同じ面を何度も使わない|汚れを広げる原因に

タオルの汚れた面で何度も拭くと、せっかく落とした汚れを別の場所に広げてしまう恐れがあります。こまめに清潔な面に折り返したり、複数回に分けて使ったりするなど、肌に当てる面をきれいに保つ工夫も必要です。
もったいないからと一度の使用で顔全部を拭こうとせず、必要に応じて何枚か部位ごとに使い分けるのもおすすめですよ◎
③濡れたままの放置はNG|雑菌繁殖に注意
繰り返し使えるタイプのクレンジングタオルは、使ったあと濡れたまま放置すると、菌が繫殖してしまう可能性があります。使用後はすぐに洗い、よく乾かすようにしましょう。
また、湿気が多い洗面所などで保管する場合、通気性の良いケースを使ったり、フックにかけたりして清潔に保つ工夫も大切です。
④肌の調子が悪いときは無理に使わない

肌荒れや赤みが出ているときは、クレンジングタオルを使うことで刺激を感じる場合があります。クレンジングタオルの使用に不安があるときは、手やガーゼを使ったケアなど、他の方法に切り替えると良いでしょう。
肌の不調が長く続く場合は、必要に応じて皮膚科など専門機関に相談することをおすすめします。
⑤顔全体に使う前に目立たない部分で試す
素材との相性によっては、クレンジングタオルが肌に合わないことも考えられます。そのため、初めて使うときは、頬の一部など目立たない部分で試すのも良いでしょう。
特に、マイクロファイバー系やドライタイプの商品は、使う前に肌質との相性を確認するのがおすすめです。
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医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史クレンジングタオルは、肌を強くこすらないことが重要です。適切な摩擦で使用しないと、肌にダメージが及ぶ可能性があります。また、繰り返し使用する場合は、衛生管理を怠らないようにし、使用後の洗浄と乾燥を徹底する必要があります。
クレンジングタオルはこんな人におすすめ!自分に合った使い方を
クレンジングタオルは、どんな人におすすめなのでしょうか?続いては、クレンジングタオルがどんな人に便利なのか、活躍するタイミングなどをご紹介します。
①クレンジングの“肌負担”を減らしたい人
クレンジングタオルは、クレンジング料で浮かせたメイクをやさしく拭き取れる補助的アイテムです。摩擦を軽減しやすい設計になっているものが多く、肌への負担を抑えながらクレンジングができます。
「肌に触れる回数をなるべく少なくしたい」「肌をゴシゴシこすりたくない」という人にぴったり!使い捨てタイプは衛生的なので、雑菌が気になる人にもおすすめです。
②旅行や外出が多い人・荷物を減らしたい人

クレンジングタオルは、軽量でかさばりにくいため、持ち運びに便利です。そのため、旅行・外出が多い人や、荷物をなるべく減らしたい人にもおすすめ◎
洗面台が使いにくい外出先や、洗顔の代用が必要なときにも活躍しますよ!
③軽いメイク・ナチュラルメイクが中心の人
クレンジングタオルは「メイク落とし」そのものではなく、拭き取りのサポートをするアイテムです。ただ、ナチュラルメイクなどの比較的軽めのメイクであれば、クレンジング料を併用してクレンジングタオルで拭き取ることでもメイクオフしやすい場合があります。
ただし、ウォータープルーフやアイメイクなどの濃いメイクの場合は、ポイントリムーバーとの併用が基本です。
監修者
医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史逆にクレンジングタオルに不向きなのは、ウォータープルーフのメイクを頻繁に使用する人です。また、繰り返し使うタオルの摩擦が超敏感肌に刺激となる場合があるため注意が必要です。
クレンジングタオルは使い方が重要!今日からできる取り入れ方を

今回は、クレンジングタオルの使い方について解説しました。
肌への摩擦を軽減しながらメイクオフのサポートをしてくれるクレンジングタオル。正しい使い方をマスターすることで、自宅はもちろん、外出先などさまざまな場面で活躍してくれるでしょう。
ぜひ本記事を参考に、毎日のスキンケアにクレンジングタオルを取り入れてみてくださいね♪
監修者
医師(Original Beauty Clinic GINZA)佐藤玲史クレンジングタオルを適切に使用することで、肌にやさしく効率的に汚れや皮脂を除去できます。摩擦を最小限に抑え、肌のバリア機能を守りながらケアを行うことが、美肌の維持には重要です。肌質や使用頻度に合わせた正しい使い方で、スキンケアの効果を最大限に引き出しましょう。
クレンジングタオルは、不織布やコットン素材で作られた肌にやさしいアイテムで、使い捨てまたは繰り返し使用が可能です。メイクや汚れを吸着しながら、摩擦を軽減する設計が特徴。敏感肌にも適しており、衛生的で時短ケアに適していますが、適切な使い方が重要ですよ。