
クレンジングタオルは肌に悪い?デメリットやおすすめの使い方を解説
毎日のスキンケアで欠かせない「落とすケア」。そのなかでも、肌にやさしい使い心地と使いやすさを両立したアイテムとして注目されているのがクレンジングタオルです。
メイクや汚れをしっかり拭き取りながら、摩擦による負担の軽減に役立つクレンジングタオルは、忙しい日々の時短ケアにもぴったり。「クレンジングタオルは肌に悪い?」「クレンジングタオルのメリットは?」今回は、そんな疑問にも丁寧にお答えしながら、正しい使い方や選び方をご紹介します。
クレンジングタオルって肌に悪いの?

メイクや汚れを落とすとき、肌にどれだけ摩擦をかけているのかを気にしたことはありますか?「拭き取りケア」は、肌にどれだけ負担をかけずに行えるかが重要です。日々のクレンジングは、ただの“落とす作業”ではなく、“肌を守るケア”でもあります。
そこで今注目されているのが「クレンジングタオル」です。一見するとティッシュのような見た目ながら、肌への摩擦をおさえながら、しっかりとメイク汚れを絡め取るという、スキンケアにこだわる人たちの間で静かに支持を集めているアイテムです。
クレンジングタオルは、肌に負担が少ないとされていますが、使い方によっては肌に良くない影響が出る可能性もあります。この記事では、クレンジングタオルの種類や選び方、種類ごとのメリットやデメリット、さまざまな活用方法などを詳しく解説していきます。
クレンジングタオルとは?

クレンジングタオルとは、主に洗顔後の水分の拭き取りやメイク落とし(クレンジング)に使用される、使い捨てタイプのタオルです。不織布やコットン素材で作られており、肌にやさしい使い心地で、使い捨てのものが多いので衛生的なのが特徴です。
クレンジング剤を使わなくてもタオルで拭き取ることで、メイクを落とすことができるアイテムもあります。表面が凸凹しているものが多く、水分をしっかり吸収したり、クレンジング成分を含んでいることでメイクを効率よく落としたりすることができるので敏感肌の方でも使いやすいアイテムです。
メーカーや商品によっては、フェイシャルタオル、フェイスタオルなどとも呼ばれます。また、使い捨てタイプと繰り返し使えるタイプがあります。繰り返し使えるタイプにはメリットとデメリットがあるので以下で詳しく解説していきます。
繰り返し使えるタイプは衛生面が心配
繰り返し使えるタイプのデメリットは、洗浄や乾燥が不十分な場合に雑菌が繁殖したり、カビが発生したりして、肌荒れの原因になることがある点です。使ったらしっかりと洗濯し、十分に乾燥させるようにしましょう。
ただし、使い捨てタイプと比べてコストパフォーマンスが良い点はメリットといえます。衛生面に気をつけて正しく使用するようにしましょう。
ゴシゴシこすると肌に負担がかかることも。力加減に注意して!
使用する際にゴシゴシこすると、肌に摩擦刺激を与えてしまい、乾燥や肌トラブルの原因になる可能性があります。クレンジングタオルを使用する際は、自分の肌質や肌の状態に合わせて、力加減に注意して正しく使用しましょう。
また、ウォータープルーフのメイクや、マスカラ・アイラインなどの濃いメイクを落とすのにはあまり向いていません。濃いメイクだと何度もこすって拭き取る可能性があるため、フェイスパウダーやチークなどの軽いメイクを落とすときのみに使用することもポイントです。
顔のパーツや、メイクの濃さに合わせてクレンジングタオルとメイクリムーバーを適切に使い分けるようにしましょう。
クレンジングタオルのメリット
毎日のメイクオフで「肌への摩擦が気になる」「もっと肌をいたわりたい」と感じたことがある方に、ぜひ試してほしいのがクレンジングタオルです。不織布やコットン素材などの肌にやさしい使い心地の素材でできているものが多いので、敏感肌の人でも使いやすいアイテムです。
クレンジングタオルを使うメリットは、主に肌への負担が少なく、使い捨てタイプであればいつでも清潔で、時短ケアにもぴったりである点です。また、メイク落としや洗顔後の拭き取りにも効果的な点です。
使い捨てタイプなら衛生的に使用できる
使い捨てタイプのクレンジングタオルは、毎回清潔な状態で使用できるのが大きな魅力です。特に、ゆらぎやすい敏感肌の方や、ニキビができやすい方は、清潔なタオルを使用できるのでおすすめ。使い捨てなら、雑菌や汚れの蓄積を防げることが大きなメリットです。
濡らして拭き取りに使ったあとのタオルやクロスは、目に見えない雑菌が繁殖しがちですが、使い捨てなら、毎回フレッシュなタオルでケアすることができ、清潔さを保てます。
また、持ち運びにも便利で、旅行やジム、出張先のクレンジングにも◎ 使い終わったらそのまま捨てられるので、荷物も軽く、ストレスフリーなのが嬉しいポイントです。
摩擦を抑えられる
クレンジングのときに感じる「こすれ」。それが肌への負担や乾燥の原因になると分かっていても、完全に避けるのは難しいものですよね。そんな悩みに寄り添うのが、クレンジングタオルです。
クレンジングタオルは、繊維の密度や質感にこだわり、できるだけ摩擦を減らしてメイク汚れをやさしく絡め取るように設計されています。肌をゴシゴシこすらなくても、やさしくなでるだけで軽いメイクであればしっかりクレンジングできるのが特徴です。
特に、乾燥・ゆらぎ肌の方にもおすすめのやさしい使い心地です。
クレンジング剤なしで使えるものもある
クレンジングタオルのなかには、クレンジング料や洗顔料を塗らずにタオルで拭き取るだけでメイクが落とせるものがあります。このようなアイテムを使うことで、肌に必要なうるおいまで落としすぎないのがメリットです。
また、クレンジング剤を塗るステップを省くことができるので時短にもつながります。仕事で疲れて帰ってきたときや、育児や家事でなかなか自分に時間を使えないというときにも活躍するアイテムです。
顔以外にも使える!クレンジングタオルの使い方6選
クレンジングタオルは、肌への摩擦による負担を軽減し、清潔に保ちながら洗顔後の拭き取り、メイク落としに使える便利なアイテムですが、実はそのほかにもさまざまな用途で使用することができるんです。
スキンケアだけでなく、マニキュアを落とすときや、お掃除アイテムにも◎ 「顔を拭くだけ」で終わらせない、さまざまな使い方で、クレンジングタオルをもっと賢く活用してみませんか?
①メイクを拭き取る

クレンジングクリームやミルクをなじませたあと、洗い流す前にクレンジングタオルでやさしく拭き取れば、メイク落としがぐっと快適になります。
クレンジングタオルは、肌あたりがよく、繊細な目元や口元にも使いやすいのが魅力の一つです。余分なクレンジング剤やメイク汚れをすっと拭き取ることで、そのあとの洗顔がスピーディかつゴシゴシこする必要がなります。
また、拭き取りタイプのクレンジングと併用すれば、水を使えない場面でも簡単にメイクオフが可能になります。旅行のときやジムのあとのケアにも大活躍します。
クレンジングタオルで、メイクオフの時間をもっと心地よくしてみませんか?
クレンジングタオルを使用する際の参考に、以下のクレンジングおすすめランキングもチェックしてみてください。
②洗顔後の水滴を拭き取る

肌がデリケートな洗顔直後。そんなときこそ、摩擦や雑菌をできるだけさけたいものですよね。そこでおすすめなのが、クレンジングタオルを“水滴の拭き取り用タオル”として使う方法です。
やわらかい素材のクレンジングタオルなら、肌をこすらず軽く押さえるだけで水分をしっかり吸収してくれます。さらに、使い捨てタイプなら毎回清潔に使えて、雑菌の繁殖リスクも軽減できます。洗顔後の肌は、まだ無防備な状態です。だからこそ、「水滴を拭く」動作もやさしく、清潔に行いたいものですよね。クレンジングタオルで、洗顔後のケアまで丁寧に仕上げてみませんか?
③化粧水を浸してフェイスパックに

実はこのアイテム、フェイスパックとしても使えるのをご存知ですか?肌あたりのよいクレンジングタオルは、水や化粧水を含ませると、顔全体にぴたっと密着する柔らかシートに早変わりします。
お気に入りの化粧水をたっぷりしみ込ませて、簡易ローションパックとして使えば、コットンより広範囲で、顔のすみずみまでうるおいを届けることができます。乾燥が気になる季節や、日焼け後の保湿ケアにもぴったり。さらに使い捨てタイプなら、使い終わったらそのまま捨てられるのでシートマスク感覚で使えますよ。
④パッティングに使う

クレンジングタオルは、化粧水のパッティングにも使える便利なアイテムです。
パッティングにコットンを使用する方も多いですが、繊維が肌に残って気になることもありますよね。また、敏感肌さんはできるだけ肌あたりのよい素材を厳選したいでしょう。そこでおすすめなのが、やわらかくて肌あたりのよいクレンジングタオルでのパッティングです。
化粧水を含ませて軽くたたくように使えば、なめらかな肌あたりで均一にうるおいを届けることができます。大判サイズなら、広い面で一気にパッティングできるので時短にもぴったり。使い捨てタイプなら、毎回清潔に使えて衛生的です。クレンジングタオルを、うるおいケアの新しい味方にしてみてはいかがでしょうか?
⑤マニキュア落としなどネイルの拭き取り

「マニキュアを落とすとき、コットンの繊維が指に残って気になる…」そんなプチストレスを感じたことがある方におすすめなのが、クレンジングタオルを使ったネイルオフです。
しっかりとした厚みと密度のあるクレンジングタオルは、繊維が指先に残りにくく、除光液を含ませても破れにくいのが特徴です。1枚で数本の指のネイルをまとめて拭き取ることもできるので、時短&経済的なのが◎
さらに、使い捨てタイプであれば使用後はそのまま捨てられ、衛生的なのも嬉しいポイントです。お手持ちのクレンジングタオルを、ぜひネイルケアアイテムとしても活用してみてください。意外な便利さに驚くはずです。
⑥キッチンや家電の拭き掃除にも!

顔の水滴を拭いただけのクレンジングタオル、そのまま捨てるのはちょっともったいないと思いませんか?クレンジングを拭き取ったあとのアイテムは使用できませんが、水だけならお掃除に活用しちゃいましょう。ちょっとした拭き掃除にもぴったりなんです。
洗面台の水はねや、鏡についた指紋、ドレッサー周りの粉飛びなど、気づいたときにさっと拭くことができます。また、使い捨てだから衛生的なのも魅力的。しっかりした素材なので、1枚でも十分に汚れをキャッチでき、大判のものであれば広範囲の掃除にもぴったりです。
スキンケアのついでに、身のまわりもさりげなくきれいにできたら効率的で嬉しいですよね。クレンジングタオルを最後まで無駄なく使いきる、ちょっと気持ちいい習慣を始めてみませんか?
クレンジングタオルに関するQ&A

「敏感肌が気になる人におすすめのタオルは?」「どこで買えるの?」「普通のティッシュと何が違うの?」など、まだまだ気になるポイントがいくつもありますよね。
ここでは、初めての方にも分かりやすく、よくある質問にQ&A形式でお答えします。使い方のコツから購入時の選び方まで、あなたの“気になる”をスッキリ解決していきましょう!
クレンジングタオルはどこで売ってる?100均・マツキヨで買える?
肌あたりがよくて便利なクレンジングタオル、気になったらすぐに手に入れたいですよね。最近はさまざまな場所で手軽に購入することが可能です。まずは、マツキヨや100均などのドラッグストアやバラエティショップのスキンケアコーナーで探してみましょう。実際に手に取って素材感をたしかめられるのが嬉しいポイントです。
また、大型スーパーやデパートの化粧品売り場でも取り扱いがあります。特に高機能や敏感肌の方にも使いやすいタイプのものは、専門店やコスメブランドの店舗で見つかることも多いです。もちろん、オンラインショップでも購入できます。Amazonや楽天、公式ブランドサイトでは、口コミやレビューを参考にしながら、自分の肌質や用途に合ったクレンジングタオルを選べます。まとめ買いできるタイプや使い捨てのものなど、豊富なラインナップが揃っています。
まずは身近な店舗でチェックして、あなたのスキンケアにぴったりのクレンジングタオルを見つけ、気に入ったものがあればオンラインでさらに探すのも賢い方法です。毎日のスキンケアにぴったりの一枚を見つけてくださいね。
以下の記事では、LIPSユーザーさんがおすすめするクレンジングタオルを口コミ付きのランキング形式で紹介しています。種類が多くてどれを選んだらいいのか分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。
肌荒れ予防や敏感肌が気になる人におすすめのクレンジングタオルはある?
毎日のクレンジングで摩擦刺激を感じやすい方にこそ試してほしいのが、敏感肌の人でも使いやすいように作られたクレンジングタオルです。おすすめは、以下の特徴をもつタイプです。
- 無香料・無着色・アルコールフリーのもの
- 極細繊維や天然素材でやわらかく、摩擦を軽減しているもの
- ふんわりとした肌ざわりで、水分を含んでも破れにくいもの
「日本製」のアイテムは丁寧に作られているものが多く、日本人の好みに合う使い心地のものが多いです。また、「赤ちゃんにも使える」と記載されているものは、やわらかく肌あたりがよいものが多いので、敏感肌の人にも使いやすいでしょう。
使い捨てタイプを選べば、毎回清潔に使えるので衛生面でもおすすめです。あなたの肌に寄り添う1枚を、ぜひ見つけてみてください。
クレンジングタオルとティッシュの違いは何?

「メイク落としに使うなら、ティッシュで代用できる?」そんな疑問を持つ方も多いですが、実はクレンジングタオルとティッシュには大きな違いがあります。
クレンジングタオルとティッシュは使用する目的が異なるため、基本的には代用できません。ティッシュは水に濡れると破れやすかったり、繊維があらくなっていることが多いです。
一方、クレンジングタオルは、クレンジングの拭き取りを主な目的としているため、肌あたりがよく水に濡れても破れにくいのが特徴です。
クレンジングタオルは使い捨てのものであれば衛生的で、サイズや厚みもクレンジングに適した設計になっています。肌にやさしい使い心地でしっかり汚れを落としたいなら、クレンジングタオルを選ぶのがおすすめです。
清潔なクレンジングタオルを使って健やかな肌をキープしよう

クレンジングタオルは、肌への摩擦をおさえながらしっかりメイクを落とせる便利なアイテムです。さらに、クレンジングだけでなく、化粧水パッティングや洗顔後の水滴の拭き取り、ネイルオフやちょっとした拭き掃除など、多彩な使い方ができるのも魅力の一つです。
身近なドラッグストアや100均、マツキヨなどで手軽に手に入るので、ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてくださいね。
以下の記事では、敏感肌の人にも使いやすいタイプ別のクレンジングを紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。