
レチノールを朝に使うのはダメ?朝に使う場合の注意点や正しい使い方を解説!
「レチノールを朝のスキンケアで使うのは良くない?」と気になっている方も多いでしょう。そもそもレチノールは、朝と夜どちらに使うのがおすすめなのか気になりますよね。
そこでこの記事では、レチノールの朝の使用方法について解説するとともに、レチノールを朝に使用する際の注意点や正しい使い方をご紹介します♡
レチノールを朝のスキンケアで使うのは良くないの?

「レチノールを朝に使うのはダメ」といわれることが多いですが、その理由は紫外線の影響を受けやすい成分だからだと考えられます。
レチノールは紫外線に当たることで変性しやすいといわれており、そのことから朝の使用は良くないといわれることが多いようです。
ただし、朝のスキンケアに使用できるアイテムもあるので、商品ごとの使用方法を参考にしながらスキンケアに取り入れてみてください。
朝のスキンケアで使用するなら「レチノール誘導体」がおすすめ

レチノールは紫外線や熱で分解されやすいため、朝に塗ると十分な効果が期待できないといわれています。しかし、レチノールにも種類があり、レチノール誘導体(パルミチン酸レチノールや酢酸レチノール)であれば、紫外線で分解されづらいため、朝にも使いやすくなっていますよ◎
- シワ改善・肌の弾力ケアなどへの効果が期待できる(医薬部外品)
- 紫外線や熱による分解・変質が起こりやすく不安定
- 安定した状態で配合することが難しい
- レチノールと別物質を結合させることで安定させた成分
- 純粋レチノールよりも作用がゆるやか
- 紫外線で分解されづらい
2種類のレチノールを比較してみると、レチノール誘導体のほうが、作用はゆるやかですが紫外線に分解されづらいのが特徴♡ 朝使用するなら、レチノール誘導体を選ぶのがおすすめです。
レチノールは紫外線による「光毒性」は大丈夫?
レチノールには、紫外線にあたると肌トラブルを引き起こす「光毒性」があると噂されていて、朝の使用はダメなのではと思っている人も多いのでは?しかし、レチノールに光毒性はありません。
光毒性があるとされている代表的な成分には、レモンやグレープフルーツなどの柑橘類に含まれている「ソラレン」があります。柑橘系=ビタミン類というイメージから、ビタミン類にあたるレチノールも光毒性があると勘違いしている人が多いようです!
LIPSユーザーが選ぶおすすめレチノール関連アイテムは、以下の記事も参考にしてみて。
そもそも「レチノール」とは?

ここからは、そもそもレチノールとはどのような成分なのかチェックしていきましょう!まず、レチノールとはビタミンAの一種で、肌や粘膜などを健やかに保つうえで欠かせない成分です。
ビタミンAは紫外線に弱いため、スキンケアアイテムで補ってあげることがおすすめ◎ レチノール配合のスキンケアアイテムは、肌リズムをサポートしたり、肌のうるおい保持が期待できたりしますよ。
ただし、レチノールは種類や濃度によっては肌に合わない方もいます。肌質や使い方によっては、肌状態を悪化させてしまう可能性もあるため、自分の肌に合ったアイテムで正しい使用方法を心がけてくださいね♡
純粋レチノールはシワ改善の有効成分として医薬部外品に配合されている
純粋レチノールは、シワ改善の効果があるとして国に認められた有効成分です。アイテムによって配合目的は異なりますが、主に医薬部外品に配合されています。
肌が乾燥したり、ハリがなくなってきたりといった肌悩みにおすすめの成分で、エイジングケア*を意識した医薬部外品に配合されているのが特徴です。
ヒアルロン酸の産生をサポートしてくれるので、肌にうるおいとハリを与え、シワの改善が期待できます。
* 年齢に応じた化粧品等によるケアのこと
レチノールを使うデメリットはある?

レチノールは整肌ケアやハリ弾力ケアが期待できる一方で、人によっては肌に合わないケースもある成分です。赤みや皮むけなどが起こる場合もあり、とくに敏感肌の方が使用する際は注意が必要です。この反応を一般的に「A反応」といいます。
レチノールを塗って、肌がピリピリしたりかゆみが出たりしたときは、使用をいったん中止しましょう。もともと肌が敏感な人は、使い始める前に腕の内側などでパッチテストを行うのがおすすめです。
しかし、このようなA反応はレチノールの使用を続けていくうちに肌が慣れて、1~2週間程度で落ち着いてくるのが一般的です。レチノールを初めて使用する場合は、使用量やタイミングを調整したり、保湿を徹底したりすれば回避できる可能性もあります。
肌状態をチェックしながら、レチノールを使うことが大切です。
レチノールを使用したら、保湿ケアをしっかり行うことも大切なので、乾燥対策におすすめのアイテムを知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
朝にレチノールを塗る場合の正しい使い方

ここからは実際に朝にレチノールを塗る場合の正しい使い方をチェックしていきましょう♡ 正しい使い方をすれば、レチノールを朝のスキンケアに取り入れやすくなりますよ。
①低濃度のレチノールもしくはレチノール誘導体のアイテムを選ぶ
レチノールを初めて使う場合は、まずは低濃度レチノールを選びましょう!もしくは、肌への作用が比較的おだやかなレチノール誘導体配合のアイテムを選ぶのもおすすめですよ。
ただし、レチノール配合のアイテムによっては、夜だけの使用が推奨されているものもあります。朝も使用する場合は、朝の使用もOKなタイプを選ぶようにしてくださいね◎
②必ず紫外線対策を行う

レチノールを使用する際には、紫外線対策が欠かせません。朝レチノールを塗ったあとには、日焼け止めを必ず塗りましょう。日焼け止めは、SPF50+/PA++++など、高い紫外線カット力が期待できるタイプがおすすめです♡
また、日焼け止めだけでなく、帽子や日傘で物理的に紫外線をブロックすることも大切。紫外線は曇り空でも降り注いでいるほか、窓ガラスもとおり抜けてくるので、 天気の悪い日や室内でも気を抜かないようにしてくださいね。
③しっかり保湿を行う
レチノール使用中は肌が乾燥しやすいため、しっかり保湿を行いましょう。保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどが配合されているスキンケアアイテムを選ぶのがおすすめです♡
化粧水でたっぷりと水分を補ったあと、乳液やクリームで油分をプラスするように心がけてみてください。また、レチノールアイテム自体に保湿成分がたっぷり含まれたものもあるので、配合成分をチェックしてみて。
④メイク前の使用ならさっぱりタイプがおすすめ

レチノールをメイク前に使用するなら、さっぱりとした使い心地のアイテムがおすすめです。メイク前にこってりとしたテクスチャーのアイテムを使用すると、ファンデーションのヨレやメイク崩れの原因になるため、肌に密着しやすく、サラっとしたアイテムを選ぶようにしましょう。
⑤レチノール入りアイテムを取り入れる順番
レチノールが配合されたアイテムによって推奨される使用順序があります。基本的には商品ごとの使用方法を守り、使用してください。
とくに指定がない場合は、レチノール入りのアイテムは、最後に使用するのがおすすめです。レチノールは脂溶性ビタミンのため、洗顔後すぐに塗ってしまうと化粧水が馴染みくくなってしまう可能性があります。
スキンケアは、水分の多いアイテムを先に使用し、油分の多いアイテムは後に使用することが推奨されているので、レチノールは基本的に最後に塗りましょう。
レチノールを朝のスキンケアで使うポイントを押さえておこう!
レチノールは紫外線対策や保湿を徹底すれば、朝に使えるタイプもあります。
肌のハリや弾力を保つケアにも役立つので、乾燥やハリ不足が気になる方はぜひ取り入れてみてください。また、有効成分として配合されている医薬部外品であれば、シワ改善にもおすすめ。
自分の目的に合ったアイテムを使用し、スキンケアを徹底していきましょう。