
レチノールは敏感肌でも大丈夫?期待できる効果や使い方の注意点も解説
「レチノール配合のアイテムを使ってみたいけど、敏感肌でも使える?」と気になっている方は多いでしょう。
レチノールは化粧品や医薬部外品に配合されている成分で、さまざまな効果が期待できます。
この記事では、敏感肌の人がレチノールを使う際の注意点や正しい使い方について徹底解説します!
レチノール配合のアイテムが気になっている方はぜひチェックしてみてください。
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レチノールは敏感肌の人が使っても大丈夫?

「レチノールは肌にいいと聞いたけれど、敏感肌でも使えるかな?」と思っている方も多いでしょう。レチノールはさまざまな化粧品や医薬部外品に配合されており、自分に合ったアイテムを選べば敏感肌でもレチノールを使える可能性があります。
ただし、敏感肌の方は、レチノールの使用により赤みなどの症状が起きる場合もあるので、肌状態をチェックしながら使用しましょう。
レチノールを使ったときにあらわれやすい症状は、ピリピリ感や肌の赤みなどで、一般的に「A反応(レチノイド反応)」と呼ばれます。敏感肌だけでなく、普通肌の方でも起きる場合があります。
とくに敏感肌の方は、正しい使い方や対処法などを知っておくことで、レチノール配合アイテムを活用しやすくなるでしょう。
そもそも「レチノール」とは?

レチノールは、医薬部外品や化粧品に配合されていることが多い成分のため、聞いたことがある方も多いでしょう。レチノールは、食品にも含まれるビタミンAの一種です。ビタミンAが含まれる食品は、美容に良いといわれています。
レチノールは体内では合成されない成分なので、食品や化粧品などから取り入れる必要があります。レチノールと一口にいっても、その濃度や種類により期待できる効果が異なります。
知っておきたいレチノール基本の3種類

レチノールは、主に3種類に分けられます。
- レチノール誘導体:シワ改善の有効成分として医薬部外品に配合されることが多い。作用がおだやか。
- (純粋)レチノール:シワ改善の有効成分として医薬部外品に配合されることが多い。
- トレチノイン:皮膚科で処方される医薬品。シワなどへの高い効果が期待できる。
レチノール初心者なら、作用が比較的おだやかな「レチノール誘導体」が配合されたアイテムがおすすめです。ただし、化粧品に配合されている場合と、医薬部外品に配合されている場合とでは、期待できる効果が異なるため商品詳細をチェックしましょう。
「(純粋)レチノール」も、化粧品や医薬部外品に配合されており、有効成分として配合されている場合はシワ改善の効果が期待できます。
「トレチノイン」は市販では購入できませんが、しっかりケアしたいならクリニックで処方してもらいましょう。
LIPSユーザーが選ぶおすすめレチノール関連アイテムを知りたいなら、以下の記事で紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
レチノールに期待できる効果

レチノールは、肌への効果が期待できると聞くけれど、具体的にどのような効果があるか気になりますね。次は、レチノールを使用することによって期待できる効果について解説します。
レチノール配合の洗顔料で毛穴汚れを落とす

レチノールは保湿成分として洗顔料に配合されている場合もあります。毛穴汚れを落として毛穴目立ちをケアしたいなら、レチノール入りの洗顔料で洗い上げましょう。
クレンジングリサーチ(Cleansing research)の「ウォッシュクレンジング A」には、保湿成分としてレチノールが配合されています。
2種のAHAとレチノールが配合され、肌のうるおいを守りながらしっとりと洗い上げてくれる洗顔料。余分な角質を除去し、毛穴にたまった汚れもすっきり落としてくれます。ノースクラブタイプなので、肌の摩擦を軽減してくれるのも嬉しいポイント。
アップル&ティーの香りが楽しめるので、いい香りに包まれながら洗顔ができるでしょう。
レチノールの効果についてさらに知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
肌のキメを整える

レチノールには、肌のキメを整える効果も期待できます。年齢とともに気になる肌のキメの乱れ。キメが整っていないとベースメイクもうまくのらず、アップで写真を撮るのにも抵抗が出てきますよね。
レチノールが洗顔料に含まれている場合は、肌の古い角質を落としてクリアな肌に導いてくれます。肌の汚れをしっかり落とすことで保湿ケアの効果が出やすくなり、なめらかで健やかな肌を保つことができるでしょう。
また、保湿成分や整肌成分として化粧品に配合されている場合もあるので、商品ごとの効果をチェックしてみてください。
有効成分としてはシワ改善が期待できる

レチノールは、シワ改善の有効成分として医薬部外品に配合されていることも多いです。目元や口元などのシワが気になる方は、レチノール配合の医薬部外品をチェックしてみてください。
レチノールは肌にハリを与え、弾力を保つ効果も期待できます。年齢サインが気になり始めたら、レチノール配合の医薬部外品に注目してみましょう。
敏感肌の人がレチノールを使ったときに起こりやすい症状とは?

敏感肌の人がレチノールを使用する場合、人によっては赤みや皮むけなどの症状が起きるケースもあります。具体的にどのような状態なのか見ていきましょう。
赤みや軽いヒリヒリ感が起きる可能性がある
敏感肌の人がレチノールを使うと、赤みやヒリヒリ感が起きる可能性があります。人によって個人差がありますが、初めてレチノールを使い始めてから1週間~1ヶ月ほど続く場合があります。
また、レチノールの種類や配合量によっても異なり、敏感肌でない方でも起こることがあるため、レチノール配合アイテムを使用する前に、パッチテストを行っておくと良いでしょう。
乾燥や皮むけが悪化する場合もある
レチノールを使用すると、乾燥が悪化したり、皮むけが起きたりする場合もあります。これもA反応の一種ですが、一般的にはしばらくすると落ちつきます。
もともと肌が乾燥しやすい方や敏感肌の方は、乾燥や皮むけが起きることがあるので肌状態を良くチェックしながら使用しましょう。
紫外線の影響を受けやすい
レチノールは紫外線に当たることで変性してしまうことがあるため、商品によっては朝の使用は控えたほうが良いケースもあります。商品ごとに推奨される使用タイミングが記載されているため、その使い方にしたがって使用することをおすすめします。
また、レチノールを使用した際は、紫外線対策を徹底することも大切です。
敏感肌向けの紫外線対策について詳しく知りたい方は、以下の記事で紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
敏感肌のためのレチノールの正しい使い方

レチノールの注意点をひととおり押さえたところで、次は正しい使い方をチェックしておきましょう。正しい使い方とアイテム選びをしっかり意識すれば、敏感肌でもレチノールを上手に取り入れやすくなるでしょう。
以下の使い方はあくまでも目安です。アイテムごとに推奨の使い方があるので、基本的にはメーカーの説明にしたがって使ってください。
①初めてレチノールを使う場合は低濃度からスタートする
レチノールを初めて使う場合は、低濃度のものからスタートするようにしましょう。
敏感肌の方は、いきなり高濃度のものに挑戦するのではなく、肌の様子を見ながら徐々に濃度を増やしていくのがおすすめです。
- 初心者 → 0.1%以下(0.01%~0.05%程度) から始める
- 慣れてきたら → 0.1%~0.3%の製品にステップアップ
- 上級者 → 0.5%以上(ただし、敏感肌には合わない可能性もある)
また、初めて使用する際は、パッチテストを行うのがおすすめです。腕の裏などの目立たないところにレチノール入りアイテムを塗り、皮膚に変化がないことを確認したうえで使用しましょう。
②使用頻度も重要!週2〜3日が目安
敏感肌の方は、レチノールの濃度だけでなく使用頻度にも注目してみてください。初めから毎日使うのではなく、肌の様子を見ながらゆっくりと慣らしていきましょう。
- 最初の1〜2週間 → 週1回(夜のみ)
- 慣れてきたら → 週2~3回に増やす
- さらに肌が慣れたら → 1日おき or 毎晩使用
毎日使用するかどうかは、商品や肌状態によって見極めてください。レチノールアイテムが肌に合っている場合は、週2~3回のスペシャルケアとして使用するのがおすすめです。
継続的に使用しているうちに肌が慣れてくることもあるので、徐々に使用頻度や濃度を増やしていくと良いでしょう。
③化粧水・乳液・クリームなどで保湿ケアを徹底する

敏感肌の方がレチノールを使うと、肌が乾燥しやすくなる場合があります。そのため、しっかりと保湿ケアを行うことも重要です。
以下におすすめの保湿成分を挙げているので、化粧水・乳液・クリームなどを取り入れて保湿ケアを徹底しましょう。
- セラミド
- ナイアシンアミド
- ヒアルロン酸
これらの成分は、多くのスキンケア化粧品に配合されているので、好みのものを探しやすいでしょう。とくに敏感肌の人は、保湿ケアをして肌の乾燥を防ぐことがレチノールアイテムを上手に取り入れるポイントです。
保湿ケアを徹底し、うるおいのある肌をキープしておきましょう。保湿ケアにおすすめのアイテムが知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
④レチノールは夜に使用し、朝は日焼け止めを必ず塗る

朝に使えるレチノールアイテムもありますが、一般的にレチノールは紫外線によって不安定になるといわれています。
レチノールを使用する際は、なるべく夜のスキンケアで使用し、朝は紫外線対策をしっかりと行うことが大切です。SPF30程度の日焼け止めなら、日常生活での使用に適しています。長時間の外出時には、UVカット効果の高い日焼け止めの使用をおすすめします。
また、快晴の日や紫外線の強い季節には、日傘や帽子、サングラスなどで物理的にガードすることも大切です。徹底した日焼け対策で、紫外線から肌を守りましょう。
敏感肌の人は知っておきたいレチノール使用時の対処法
敏感肌の人はレチノールを使うことでA反応が起きやすいですが、普通肌の人が正しく使用していてもA反応が起きる場合はあります。そんなときの対処法を知っておきましょう。
①すぐに使用を中止し、低刺激処方のスキンケアに切り替える

レチノール配合アイテムの使用で肌に異変を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。A反応かどうかを判断するのは難しいですが、症状がひどい場合は使用を中止することをおすすめします。
不快感があるときや、合わないと感じたときは、無理せず低刺激処方のアイテムに切り替えましょう。
②ナイアシンアミド・ビタミンC配合のアイテムもおすすめ
ナイアシンアミドやビタミンC配合のアイテムは、敏感肌の人でも比較的使いやすいアイテムです。レチノール以外のアイテムを探している方は、自分に合ったアイテムを探し、試してみてください。
ただし、初めて使うアイテムの場合は、必ずパッチテストをしてから使用することをおすすめします。作用が比較的おだやかなアイテムであっても、肌質や肌状態によって感じ方が異なります。
③症状がひどいときは皮膚科を受診する
赤みやヒリヒリ感がなかなかおさまらないときや、症状がひどく感じる場合は、皮膚科を受診するようにしましょう。まずは使用を中止し、様子を見るか、すぐに受診することをおすすめします。
くれぐれも自己判断で対処せず、医師の診断をあおぐようにしましょう。
また、敏感肌で肌荒れを起こしやすい方は、前もって美容皮膚科に相談してみるのもおすすめです。レチノールの使用についての専門的なアドバイスを受けられるでしょう。
レチノールは種類を選べば敏感肌でも使える可能性がある!正しい使い方を実践しよう

レチノールにはさまざまな効果が期待できるため、敏感肌の人もスキンケアに取り入れたいアイテムです。初めてレチノールを使用する際はパッチテストを行い、正しい使い方を守りましょう。
肌に合わない場合は無理に使用せず、別のアイテムへの切り替えも検討してみてください。