
プロテインバーは太る?ダイエットには意味ない?太る原因と太りにくいおすすめの食べ方を解説
自宅でも外出先でも、手軽にタンパク質を補給できるプロテインバー。朝ごはんやおやつ代わり、忙しいときの栄養補給アイテムとして人気です。しかし、「プロテインバーは太る?」「体に悪いなどのデメリットはある?」と、気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、プロテインバーの太るリスクについて徹底解説!太りにくい食べ方やおすすめの食べるタイミングなどもご紹介します。プロテインバーを生活に取り入れたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

パーソナルトレーナー津村美緒
ハーティネス株式会社代表 フィットネス勤務から独立し、現在はダイエット迷子に正しい知識を伝えるためのオンライングループレッスン運営中。 コンプレックスを強みに変える!ボディメイク運動指導やリバウンドなしで、理想の体を手に入れる食事指導をおこなっている。 YouTubeチャンネル「みおGYM」にて週2回エクササイズ配信中 著書4冊/各種雑誌、テレビ出演 JBBF 日本ボディビル・フィットネス連盟 5年振りの復帰で2024神奈川県オープン大会にて優勝続きを読む
【結論】プロテインバーだけが原因で太る可能性は低い

結論からいうと、プロテインバーだけが原因で太る可能性は低いです。ただし、毎食しっかり食べたうえでプロテインバーをプラスで摂取したり、1日に何本も食べたりすることで太る場合はあります。
いくら低カロリーな食べ物でも、食べ過ぎるとカロリーオーバーとなり、体重増加につながるので注意が必要です。プロテインバーを食べて太らないためには、適量をしっかり守って食べることが大切。
また、「適度な運動を取り入れる」「食べるタイミングに気をつける」などの対策も有効でしょう。本記事では、プロテインバーの効果や太りにくい食べ方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
監修者
パーソナルトレーナー津村美緒
プロテインバーとは?

「プロテインバー」とは、プロテイン(タンパク質)が含まれている棒状の食品のことです。スティック状で食べやすく、どこでも手軽にタンパク質を補給できるのが魅力。コンパクトでかさばりにくいので持ち運びにも便利です。
粉末のプロテインのように粉を溶かしてドリンクを作らなくても良いことや、固形物であることから「食べた感を得られる」こともメリット。味もクセが少なく、甘くて美味しいものが多いので、お菓子感覚で食べられますよ♡
ダイエット中やトレーニング中の間食、忙しいときの栄養補給アイテムとして取り入れる人も増えています。
プロテインバーの効果

プロテインバーには、粉末タイプのプロテインと同様、タンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は、体のさまざまな部分を構成している栄養素で、体に必要不可欠なものです。
また、プロテインバーにはタンパク質以外にビタミン・食物繊維・炭水化物・必須アミノ酸などの栄養素も含まれています。体に必要な栄養成分を手軽に摂取できるのも嬉しいポイントです。
プロテインの効果について詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください!
監修者
パーソナルトレーナー津村美緒忙しくて食事時間が取れない!という場合はプロテインドリンクだけではなく、栄養バランスの取れたプロテインバーを活用するのも良いでしょう。
プロテインバーを食べて太った!原因は?

さまざまな栄養素が豊富に含まれているプロテインバーですが、「プロテインバーを食べたら太ってしまった…」という人もいるかもしれません。ここからは、プロテインバーを食べて太ってしまう原因について解説します。
原因①プロテインバーの食べ過ぎ
プロテインバーを食べて太る原因として多いのが、「食べ過ぎ」です。美味しいからと1日に何本も食べていると、カロリーや糖質、脂質オーバーになってしまう可能性が。商品によって異なるものの、プロテインバー1本にはおよそ10~20gのタンパク質が含まれています。
カロリーも200kcal前後のものが多いので、カロリーオーバーには注意が必要です。タンパク質は普段の食事からも摂取できるものなので、プロテインバーはあくまでも栄養補助食品と捉えることが大切。
過剰摂取にならないよう、商品に目安量が記載されている場合はその量を守りましょう。一般的には、1日1本(多くても2本まで)が目安となっています。
原因②高カロリー・高糖質のプロテインバーを食べている
太る原因の2つ目は、高カロリーや高糖質のプロテインバーを食べていることが挙げられます。プロテインバーは、商品によってカロリーや糖質量が異なる食べ物です。商品のなかにはお菓子感覚で食べられるような、糖質が多めに作られたものもあります。
ダイエット中に取り入れるなら、カロリーや糖質、脂質が低いものを選ぶと良いでしょう。購入前に、パッケージの表記をよく確認してくださいね!
原因③プロテインバー以外の食事の食べ過ぎ

太る原因の3つ目は、プロテインバー以外の食事を食べ過ぎていることです。不適切な食事内容にプロテインバーをプラスしてしまうと、太る可能性があります。減量のためには、カロリーの摂り過ぎを見直すなど、食生活の改善も必要です。
プロテインバーを食べるときは、必要な栄養素はしっかり摂りつつ、食事で脂質や糖質を摂り過ぎないように注意しましょう。
「食事や間食をプロテインバーに置き換える」「ダイエット向けの食事内容に変えてみる」などの対策とともに、プロテインバーを取り入れるのがおすすめです。
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パーソナルトレーナー津村美緒プロテインバーまるまる1本分の栄養素はいらないなぁという時は、半分や3分の1に割って小分けにして食べるのも良いと思います!その際、保存方法には注意しましょう。
プロテインバーの太りにくいおすすめの食べ方

プロテインバーの太りにくい食べ方は、主に以下のとおりです。
- タンパク質の摂取量目安を守る
- 一度にたくさんのプロテインバーを食べない(小分けに食べる)
タンパク質は、摂り過ぎると脂肪として体に蓄積される可能性があるため、プロテインバーを過剰摂取しないよう気をつけることが大切です。タンパク質の1日あたりの摂取推奨量*は、成人男性がおよそ65g・成人女性はおよそ50gとされています。
食事からタンパク質を十分に摂取できている状態でプロテインバーを食べると、タンパク質の過剰摂取になってしまう可能性が。食事とプロテインバーをあわせても、1日のタンパク質推奨摂取量の範囲内に収まるように計算して取り入れるようにしましょう。
また、体がタンパク質を一度に吸収できる量は40~50g程度といわれています。吸収できなかったタンパク質は体外に排出され、排出しきれなかったタンパク質は脂肪として体に残る可能性があります。
そのため、プロテインバーは一度にたくさん食べるのではなく、1本ずつこまめに食べるのがおすすめです。
*参考:たんぱく質の食事摂取基準
《朝ごはん・おやつ代わり・夜》プロテインバーを食べるおすすめのタイミングは?
プロテインバーを食べる際は、食べる量はもちろん、食べるタイミングにも注目してみましょう。間食として活用する場合、食事と食事の間に上手に取り入れるのがおすすめです。
朝ごはんをプロテインバーに置き換える

プロテインバーをダイエット時の栄養補給として取り入れるなら、朝ごはんに置き換えるのがおすすめです。ダイエット中は朝ごはんを抜いている人も多いかもしれません。
しかし、朝食を抜くと必要な栄養素を補給できず、体の機能が正常に働かなくなる可能性があります。そのため、ダイエット中でもしっかり朝ごはんを食べるようにしましょう。
また、朝ごはんをパンやおにぎりなどで簡単に済ませがちという人も多いのでは?その場合、タンパク質やそのほかの栄養が不足してしまうことがあります。
プロテインバーなら、日中に必要なエネルギーを手軽に摂取できるので、朝ごはんの置き換えにおすすめです。袋を開けてすぐに食べられるので、朝忙しくて朝食を食べる時間がない人にもぴったりですよ!
小腹が空いたときにおやつ代わりに食べる

プロテインバーは、小腹が空いたときにおやつ代わりとして食べるのもおすすめです。「間食は太るのでNG」と思われがちですが、摂取カロリーに気をつけていれば、ダイエット中でも間食して問題ありません。
栄養を補給するイメージで、プロテインバーを間食に取り入れましょう。また、ダイエット中にどうしても甘いものが食べたくなったとき、お菓子の代わりにプロテインバーを食べるのも◎
脂質や糖質が多いお菓子より、プロテインバーのほうが糖質やカロリーを抑えられる可能性が高いため太りにくく、さまざまな栄養も手軽に摂取できます。お菓子のような甘さも味わえるので、満足感も得られますよ!
夜寝る前に食べるのも◎

睡眠中は長時間栄養を摂らないため、寝る前に栄養補給としてプロテインバーを食べるのもおすすめ。タンパク質は肉や魚、卵などの食材にも含まれており、食事からも摂取できるものですが、現代人の食生活では不足しがちです。
特に日頃からトレーニングをしている人は、体がタンパク質を必要としているため、不足しがちなタンパク質を補うために、寝る前にプロテインバーを摂取すると良いでしょう。
ただし、寝る直前に食べると体に負担がかかりやすくなるため、遅くとも就寝の30~1時間前までには食べておくのがおすすめです。
プロテイン置き換えダイエットのタイミングについては、以下の記事も参考にしてみてください!
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パーソナルトレーナー津村美緒普段の食事でしっかりタンパク質の栄養が取れている場合は、プロテインバーをあえて追加する必要はありません。その日の摂取量にあわせて、足すか、引くかを考えましょう!
プロテインバーの選び方

続いては、プロテインバーの選び方を解説します。
プロテインバーは、商品によってタンパク質の量・味・形状などがさまざま。ダイエット時の栄養補給や間食代わりに取り入れるなら、避けたほうが良い商品もあるので選び方もしっかりチェックしておきましょう!
選び方①タンパク質量で選ぶ
プロテインバーの選び方1つ目は、含まれるタンパク質量で選ぶ方法です。
運動する人・しない人で必要なタンパク質量は異なるため、まずは自分に必要なタンパク質量を知ることから始めましょう。目安としては、運動していない人なら体重1kgあたり1g・運動している人なら体重1kgあたり1.2~2gのタンパク質量が必要です。
タンパク質は、体の健康維持に不可欠なものです。不足しないように食事からもしっかりタンパク質を摂り、食事で摂りきれない量は、プロテインバーで補いましょう。プロテインバーは、なるべく1本あたり10g以上タンパク質が含まれているものを選ぶのがおすすめです。
選び方②カロリーや糖質・脂質量で選ぶ

選び方の2つ目は、カロリーや糖質、脂質量を見て選ぶ方法です。プロテインバーは、1本あたりおよそ140~200kcalのカロリーがあります。運動量が少ない人やダイエット時に取り入れたい人は、なるべく低カロリーの商品を選ぶのが良いでしょう。
チョコバータイプやピーナッツが含まれる商品は、糖質・脂質が多く含まれている可能性があるので注意が必要です。これらの商品は毎日食べるのではなく、ダイエット中のご褒美として食べるのがおすすめですよ。
ダイエット中の人が栄養補給で取り入れるなら、カロリーや糖質が低めで高タンパクな「ソーセージタイプ」のプロテインバーがぴったりです。食事感覚で食べられるので、サラダにプラスしたり、食事に置き換えたりするのも◎
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パーソナルトレーナー津村美緒プロテインバーの唯一の惜しいポイントは「脂質」です。どうしても脂質が高い商品が多いので、高タンパク・低脂質な食事をプロテインバー以外でもいくつかバリエーションとして用意しておくと、ダイエットの楽しみの幅が広がるかと思います。
選び方③好みの味や食感で選ぶ
選び方の3つ目は、好みの味や食感のものを選ぶ方法です。プロテインバーには、チョコレートやキャラメル、フルーツ系、チーズ系などさまざまな味の商品があります。自分の味の好みに合わせて選ぶのも良いでしょう。
また、サクサクしたクランチタイプ、しっとりしたクッキータイプ、柔らかなソーセージタイプなど、食感もさまざまあります。好みのものなら満足度も増すので、レビューや商品画像をチェックして参考にしてみるのも◎
置き換えダイエットで食べるなら、ボリュームがあって満足感を得やすいねっとりとしたブラウニータイプがおすすめです。また、甘い物が苦手な人なら、甘くないソーセージタイプやチーズ味のものが良いでしょう。
プロテインバーは正しく食べれば太る可能性は低い!上手に取り入れよう

今回は、プロテインバーの太るリスクや太りにくい食べ方、おすすめの食べるタイミングなどをご紹介しました。
袋を開けるだけで手軽に食べることができ、タンパク質や体に必要な栄養素を補給できるプロテインバー。食べ過ぎなどによって太るケースはあるものの、適量を守って食べれば太る可能性は低いです。朝ごはんや間食など、プロテインバーを上手に生活に取り入れて、健康維持に役立てましょう。
監修者
パーソナルトレーナー津村美緒プロテインバーは持ち運びに便利なため、ちょっとした外出や、旅行の時などいつもと食事のリズムが変わってしまうようなタイミングで活用できると、食間が空きすぎず体に必要な栄養をを常に満たした状態でキープすることができます。状況にあわせて対応できるよう、1〜2本ストックを用意しておいてもいいかもしれません。
プロテインバーは脂質の高いものが多く、栄養価の高い食べ物。1日の食事バランスを見て取り入れたいですね。