プロテインバーを食べ続けた結果どうなるの？ダイエットには意味ない？メリット・デメリットを解説

スティック状で食べやすく、どこでも手軽にタンパク質を補給できるプロテインバー。味もクセが少なく、甘くて食べやすいものが多いので、お菓子感覚で食べられるのも魅力です。かさばらないので持ち運びにも便利ですよ！

そんなプロテインバーは、継続的に食べ続けるとどうなるのでしょうか？プロテインバーは食品なので食べ続けても大きな問題はありませんが、無理のない範囲で生活に取り入れるようにしましょう。

まずは、プロテインバーを継続して取り入れるメリットについて解説します。

プロテインバーは、タンパク質以外にビタミン・食物繊維・炭水化物・必須アミノ酸などの栄養素が含まれている商品もあります。そのため、食事制限で栄養不足になりやすいダイエット中の栄養補給におすすめです。

また、プロテインバーの製造には、大豆などから抽出された「植物性タンパク質」が用いられることが多いです。この植物性タンパク質には、食物繊維が多く含まれており、満足感を得やすいという特徴があります。そのため、食べすぎによるカロリー摂取を防ぐのにも役立ちますよ。

プロテインバーは、お菓子よりも低カロリー・低糖質のものが多いため、カロリーや糖質の摂り過ぎが気になるダイエット中にもおすすめ。ダイエット中なのについお菓子を食べてしまう人は、間食をプロテインバーに置き換えてみるのも良いでしょう。

プロテインバーには、良質なタンパク質が含まれているため、運動後のタンパク質補給にも役立ちます。タンパク質だけでなく、体に必要な「アミノ酸」もあわせて摂取できるので、運動後の栄養補給におすすめです。

エネルギー不足のまま運動すると体調不良を引き起こす場合もあるため、運動前に摂取するのも良いでしょう。

プロテインバーは、ダイエットや美容を意識している方の栄養補給におすすめの食品です。しかし、食べ方によってはデメリットもあるため、ここで確認しておきましょう。

プロテインバーは、食べすぎるとカロリーや糖質、脂質オーバーとなって太る可能性があるので注意が必要です。

プロテインバーのカロリーは、商品によっても異なりますが、1本あたり約200～300kcalが一般的。なかにはお菓子感覚で食べられるような、糖質が多めに作られたものもあります。他の食事とあわせて1日の総摂取カロリー量をオーバーしないよう、気をつけながら取り入れましょう。

ダイエット時の栄養補給として取り入れる場合は、カロリーや糖質が控えめで高タンパクな商品（ソーセージタイプなど）を選ぶのもおすすめ◎ 甘くないものは、サラダのトッピングなどにも使えて便利ですよ！チョコバータイプやナッツ類が含まれる商品は、糖質・脂質が多く含まれている可能性があるので表示カロリーなどをチェックしましょう。

1日の総摂取カロリー量の目安は、「基礎代謝量×身体活動レベル」によって計算することができます。身体活動レベルとは、日常生活の活動量の度合いを示したもの。「低い・普通・高い」の3段階に分けられています。

たとえば、基礎代謝量が1,000kcalで、身体活動レベルが普通の30代（男女）の場合は、以下のように計算します。

• 1,000kcal（基礎代謝量）×1.75（身体活動レベル）＝1,750kcal（総摂取カロリー量）

自分が1日に摂取できるカロリー量の目安を知ることは、ダイエット中の食事を考える際の手助けとなります。総摂取カロリー量をオーバーした食生活を続けると太ってしまうので、日々の食事内容には十分気をつけてくださいね。

参考：日本人の食事摂取基準｜各論

「プロテインバーは太るのでは？」と気になっている人は、以下の記事もチェックしてみてください！

プロテインバーは太る？ダイエットには意味ない？太る原因と太りにくい食べ方を解説

プロテインバーを過剰に摂取すると、体に負担をかけてしまう可能性があります。長期間にわたり大量のプロテインを摂取することで、体に異変があらわれる可能性も。プロテインバーを継続して食べる場合は、適正な目安量を守り、食べすぎないことを意識しましょう。

タンパク質は、1日あたりの摂取推奨量*があり、18～64歳の男性が65g／日、65歳以上の男性は60g／日、18歳以上の女性は50g／日とされています。食事からタンパク質を十分摂取できている状態でプロテインバーを食べると、タンパク質の過剰摂取になってしまう可能性が。

プロテインバーを食べるときは、食事とあわせても1日のタンパク質摂取推奨量の範囲内に収まるように計算して摂取しましょう。

また、体がタンパク質を一度に吸収できる量は、男性で30g程度といわれています。吸収できなかったタンパク質は体外に排出され、排出しきれなかった分は脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、タンパク質は一度にたくさん摂取するのではなく、こまめに摂取するのがおすすめです。

*参考：日本人の食事摂取基準｜たんぱく質の食事摂取基準

「プロテインバーっていつ食べたらいいの？」と疑問を持っている人も多いのではないでしょうか？食品なので基本的にはいつ食べてもOKですが、ここでは、おすすめのタイミングについて解説していきます。

間食や朝ごはんなど、自分が取り入れやすいタイミングを見つけてみてください。

プロテインバーは、おやつ・間食として取り入れるのがおすすめです。

「間食はダイエットに厳禁」と思われがちですが、摂取カロリーに気をつけていれば、ダイエット中に間食しても問題ありません。プロテインバーを小腹が空いたときの間食として取り入れることで、満足感を得られます。

また、ダイエット中に甘いものが食べたくなったとき、お菓子の代わりにプロテインバーを食べるのも◎ プロテインバーはお菓子よりも脂質や糖質が少なめの場合が多く、さまざまな栄養素も手軽に摂取できます。満足感があって、しっかりと甘さも感じられるので、ぜひおやつに取り入れてみましょう。

プロテインバーは、朝ごはんの置き換えとして活用するのもおすすめです。

持ち運びしやすく、シェーカーで粉と液体を割って作るプロテインドリンクよりも手軽に食べられるため、忙しい朝にもぴったり◎ オフィスや学校に到着してからサッと食べることも可能です。

睡眠中は長時間食事を摂らないため、栄養が枯渇している状態。体内のタンパク質が不足すると、体に不調が起きる可能性もあるため、朝のタンパク質摂取は大切です。不足したタンパク質を補うためにも、プロテインバーを上手に活用しましょう。

ここからは、プロテインバーを食べるときに気をつけたいことをご紹介します。長期間プロテインバーを食べることを検討している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

タンパク質などの栄養が豊富に含まれているプロテインバーですが、それだけで1日に必要な栄養素をすべて摂取できるわけではありません。プロテインバーはあくまでも栄養補助食品と考え、プロテインバーだけでは足りない栄養素は他の食事で補う必要があります。

特に、1食をプロテインバーに置き換えるダイエットをする場合、栄養不足に陥りやすいので注意が必要です。栄養不足が続くと、体調不良や免疫力の低下などにつながってしまう場合があります。朝ごはんを置き換える場合は、昼ごはんや夜ごはんでさまざまな食材を食べることを意識し、栄養バランスを整えましょう。

また、長期間食べ続けるなら、ビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれるプロテインバーを選ぶと良いでしょう。体の調子を整えるはたらきがあるカルシウムや鉄が含まれているものもおすすめですよ◎

甘くておいしいものが多いプロテインバーですが、商品のなかには、添加物や人工甘味料が含まれているものがあります。ダイエット時の栄養補給として低カロリーのものを選びたい方は、添加物や人工甘味料がなるべく少ないものを選ぶのがおすすめです。

たとえば、甘味料には以下のようなものがあります。

• スクラロース
• アスパルテーム
• アセスルファムK

プロテインバーを購入する際は、パッケージに記載されている原材料名などをチェックすると良いでしょう。

今回は、プロテインバーを食べ続けた結果、得られるメリットや考えられるデメリットをご紹介しました。

片手でサッと食べられて、栄養も豊富なプロテインバーは、ダイエット中の間食や忙しいときの食事代わりにぴったり！ただし、食べすぎると体にリスクをもたらす可能性があるので、適正な目安量を守って摂取しましょう。

ぜひ本記事を参考にプロテインバーを生活に取り入れて、健康維持やダイエット時の栄養補給に役立ててみてくださいね♡