
朝食にプロテインだけはNG!朝ごはんにプロテインを飲むメリットやおすすめの組み合わせを紹介
手軽にたんぱく質を補給できることから人気のプロテイン。最近はアスリートや筋トレをする人だけでなく、ダイエット時に取り入れている人も増えています。
ダイエット中の人のなかには、「朝食をプロテインだけにしても大丈夫?」と、朝食をプロテインに取り入れる際のおすすめの飲み方について疑問を持っている人も多いのでは?
そこで今回は、朝ごはんにプロテインを取り入れるメリットや、プロテインに組み合わせたいおすすめの食べ物などをご紹介します。朝食にプロテインを飲みたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【結論】朝食にプロテインだけは、おすすめできない!

飲むだけで手軽にたんぱく質を補給できるプロテイン。時間がなくて忙しい朝に、「朝食をプロテインですませたい」という人は多いのではないでしょうか?
しかし、結論からいうと、朝食をプロテイン「だけ」にすることはおすすめできません。朝食をプロテインだけにするデメリットは、栄養バランスが偏ってしまうからです。
朝食をプロテインだけにしてしまうと、たんぱく質は摂れますが、その他の必要な栄養素(炭水化物やビタミンなど)はほとんど摂取できません。栄養が不足すると体調不良につながるため、栄養バランスの良い食事を心がける必要があります。
ただし、朝食にプロテインを取り入れてたんぱく質を補給すること自体は、悪いことではありません。他の食べ物と上手に組み合わせてプロテインを取り入れるのがおすすめです。
朝食にプロテインを取り入れる2つのメリット
ここからは、朝食にプロテインを取り入れるメリットを解説します。人間の体は、食事などから摂取した栄養素が就寝中に消費され、朝はたんぱく質を含むさまざまな栄養素が枯渇している状態です。
朝、たんぱく質が欠乏している状態でプロテインをしっかり補給することで、さまざまなメリットが期待できますよ。
メリット① たんぱく質を効率よく補給できる

朝の体はたんぱく質が不足している状態ですが、プロテインを飲むだけで手軽にたんぱく質を補給することができます。「朝はたくさん食べられない…」という人も、プロテインを活用することで効率よくたんぱく質を補えるのがメリットです。
ただし、プロテインだけですべての栄養素を補えるわけではありません。たんぱく質以外の栄養素もあわせて摂取するよう心がけましょう。
メリット② 水分補給にも役立つ

寝ている間は汗をかきやすく水分も摂れないため、朝の体内は水分も枯渇している状態です。朝食時に水や牛乳で溶かしたプロテインを飲むことで、水分補給につながるというメリットもあります。
また、朝に水分補給を適切に行うことで、体の機能が正常に働きやすくなります。
朝食にプロテインと組み合わせたいおすすめ食べ物3選
続いては、朝食の栄養バランスを考えるうえで、プロテインと組み合わせて食べたいおすすめの食べ物をご紹介します。プロテインと一緒に何を食べたら良いか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
おすすめの食べ物① おにぎり

プロテインと組み合わせたいおすすめの食べ物1つ目は、「おにぎり」です。おにぎりは、プロテインだけでは補えない「炭水化物」を補給することができます。
日本人の主食として親しまれる米は、満足感を得やすいことも魅力。コンビニなどで気軽に購入でき、持ち運びしやすいのも嬉しいポイントですね!おにぎりとあわせて、みそ汁や納豆と組み合わせるのもおすすめです。
また、ご飯が冷えると「レジスタントスターチ(難消化性デンプン)」という食物繊維に似たはたらきをする物質*が生まれるため、あえて冷えた状態のおにぎりを食べるのも良いでしょう。
おすすめの食べ物② バナナ

おすすめの食べ物2つ目は、「バナナ」です。バナナもプロテインだけでは補えない「糖質」を補給することができます。糖質は体の大切なエネルギー源になるもの。1本あたり約93kcalとカロリー控えめなので、ダイエット中の栄養補給や間食にもおすすめです。
また、皮をむくだけで手軽に食べられるので、忙しく時間がない朝にもぴったりですね。さらに、バナナは栄養価が高く、食物繊維・ビタミン・カリウム・マグネシウムなど、さまざまな栄養素がバランス良く含まれているのも嬉しいポイントです。
おすすめの食べ物③ ヨーグルト

おすすめの食べ物3つ目は、「ヨーグルト」です。ヨーグルトには、乳酸菌などの善玉菌が多く含まれています。
手軽に食べやすく、タンパク質と乳酸菌の両方を摂取できるため、朝におすすめの食べ物です。コンビニやスーパーなどに多くの種類がそろっており、購入しやすいところも魅力です。
ヨーグルトにシリアルやグラノーラを追加すると、より満足感を得られやすくなりますよ!ただし、シリアルの種類によっては糖質が多いものもあるので注意しましょう。
朝食にプロテインを飲むときに注目したい3つのポイント
プロテインを朝食に取り入れることでさまざまなメリットが期待できますが、プロテインの選び方や摂取目安量など、事前に確認しておきたいポイントがあります。ここからは、朝食にプロテインを飲むときに気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
ポイント①目的に合わせてプロテインの種類を選ぼう

プロテインには、大きく分けてホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインの3種類があります。それぞれに特徴があるため、飲むシーンに合わせてプロテインの種類を選ぶことをおすすめします。以下で種類ごとの特徴をご紹介するので、プロテインを選ぶ際の参考にしてください。
運動している人におすすめの「ホエイプロテイン」
ホエイプロテインとは、牛乳由来のプロテインのこと。ホエイは別名を乳清(にゅうせい)といい、ヨーグルトの上澄み液としても知られています。液体かつ水溶性で、吸収しやすいのが特徴です。筋トレや運動を行ったあとの栄養補給に適しています。
ダイエット時の栄養補給におすすめの「カゼインプロテイン」
カゼインプロテインは、ホエイプロテインと同じく牛乳由来のプロテイン。水に溶けにくい性質があり、ホエイプロテインに比べると吸収が緩やかです。ゆっくりと吸収されるので、満足感を得やすいのが特徴。ダイエット中の栄養補給に向いています。
牛乳が苦手な人にもおすすめの「ソイプロテイン」
ソイプロテインとは、大豆由来の植物性プロテインのことで、「大豆イソフラボン」を含んでいます。カゼインプロテインと同じく吸収が緩やかなのが特徴です。こちらも満足感を得やすいので、ダイエット時の栄養補給におすすめ。また、牛乳が苦手な人でも飲みやすいのが魅力です。
プロテインの効果や選び方は以下の記事も参考にしてみてください!
ポイント②1日に必要なたんぱく質量を把握して摂取する

たんぱく質は、過剰に摂取すると体に負担をかけてしまう可能性があります。そのため、自分にとっての適量を摂取することが大切です。また、プロテインには1gあたり約4kcalほどのカロリーがあるため、カロリーオーバーにならないよう注意も必要。
ダイエット中に取り入れる場合は、自分にどれくらいのプロテインが必要なのか、目安量をきちんと把握しておきましょう。
1日に必要なたんぱく質の目安量は、年齢や性別、運動量などによって異なりますが、18歳以上の男性で1日約65g、女性で1日約50gが目安とされています。朝にプロテインを飲むとどのくらい補えるのか、他の食事でどのようにたんぱく質を摂取するのか、日々計算しながらプロテインを摂取しましょう。
ポイント③毎日続けられる味・価格のプロテインを選ぶ
プロテインは、続けやすい味や価格のものを選ぶこともポイントです。プロテインは1日飲めばOKというものではなく、日々の生活のなかで無理のない範囲で補うことが大切。日常的にプロテインを摂取することを考えると、苦手な味だと継続するのが苦痛になってしまう可能性があります。
忙しい朝でも手軽に飲めるプロテインや、毎日続けられる味や価格であることをポイントに、自分に合ったプロテインを選んでみてください。
また、プロテインは水で割ることが多いですが、ときには牛乳・豆乳・フルーツジュースなど別の飲み物で割るのもおすすめ◎ プロテインの独特の風味が緩和されて飲みやすくなったり、飽きにくくなったりするメリットがありますよ!
朝食にプロテインだけはNG!おすすめの食べ物と組み合わせて朝からしっかり栄養補給を

今回は、朝ごはんにプロテインを飲むメリットや、組み合わせるおすすめの食べ物をご紹介しました。飲むだけで手軽にたんぱく質が補給できるプロテインですが、朝食にプロテインだけを摂ることはあまりおすすめできません。
ぜひ本記事を参考に、他の食べ物と上手に組み合わせてプロテインを摂取しましょう。必要な栄養素をしっかりと補給しながら、健康維持に役立ててくださいね。