
リンゴ酢を飲むメリット・デメリット!体に負担がかかる理由も解説
フルーティな味わいで飲みやすいリンゴ酢は、健康や美容意識の高い方に人気の食品です。
しかし、「リンゴ酢を飲み過ぎると体に良くない」「飲みタイミングによっては体に負担がかかる」などが気になる方もいるのではないでしょうか。
今回はリンゴ酢を飲むメリットやデメリット、リンゴ酢が体に負担をかける理由についても解説します。

管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美
業界最大手プライベートジムにて、2,000人以上に 栄養指導してきた酒飲み・元デブ管理栄養士。 重力に負けないカラダづくりを食事から徹底的にサポート。 ダイエットの敵であるストレスに負けない栄養指導をライフスタイル別・体質別に行う。 自身も管理栄養士を取得後に半年間で-15kgのダイエットに成功! 食事もお酒も楽しみながら、ゆるく健康的にやせられる「ずるやせダイエット」を提唱。続きを読む
リンゴ酢ってどんなお酢?
リンゴ酢とは、リンゴを発酵させて作られるお酢のこと。リンゴの甘い風味がお酢に加わることで、お酢特有の酸味がまろやかになり飲みやすいのが特徴です。
リンゴ酢を摂る際は水や炭酸水と割って飲んだり、ドレッシングとして使用したりして取り入れるとよいでしょう。
リンゴ酢は、美容や健康に良い影響をもたらしてくれるので、毎日の健康管理に取り入れるのがおすすめ。本記事では、リンゴ酢を飲むメリットやデメリットを紹介しているので、健康や美容のために上手にリンゴ酢を取り入れてみてくださいね。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美
リンゴ酢を飲むメリット

リンゴ酢を毎日飲むことで、どんなメリットがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
リンゴ酢には、酢酸やクエン酸、カリウムなど豊富な栄養素が含まれています。それらの栄養素によってリンゴ酢は健康や美容によい効果をもたらしてくれます。
- 酢酸
- リンゴ酸
- クエン酸
- カリウム
- 食物繊維
たとえば、リンゴ酢には「ポリフェノール」や「ビタミンC」などが豊富に含まれているため、美容に良い効果があります。
ビタミンCを含む食品と一緒にリンゴ酢を摂取することで、栄養素の吸収率を高める効果が期待できることもメリット。リンゴ酢と一緒に、ビタミンCを多く含む果物や野菜などを摂ることを意識してみるのも良いでしょう。
美容への効果を期待するなら、食事中や食後に加えて、寝る前にリンゴ酢を摂取するのもおすすめです◎
また、栄養素だけでなく、リンゴ酢の酸味は料理の味を引き立てる効果があるため、料理に使うことで減塩につながるというメリットもあります。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美血糖値が上昇してしまうと、インスリンの分泌が増え脂肪の合成が盛んになってしまうため、ダイエット中は血糖値の上昇に気をつけたいですね!リンゴ酢を食事と一緒に摂ることで、手軽に血糖値の急上昇が防げるのでおすすめです。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美腸活においても、リンゴ酢はとても有効です。継続的に取り入れることで、善玉菌いわゆる痩せ菌を優位に保つことができます。慢性的な便秘の方は代謝が落ち、ぽっこりお腹になりやすいのでリンゴ酢の活用は良いですね!
リンゴ酢の過剰摂取にはデメリットも!
健康や美容意識の高い方に人気のリンゴ酢。リンゴ酢は毎日飲んだり、飲み過ぎたりすると体に悪い影響があるのか不安になる方も多いのではないでしょうか。
リンゴ酢を上手に取り入れるためにも、リンゴ酢を飲むデメリットについて知っておきましょう。
リンゴ酢のデメリット① 体に負担をかける場合がある

リンゴ酢の主成分は、強い酸性成分の酢酸です。そのためリンゴ酢を過剰に摂取すると、体に負担をかけてしまう場合があることがデメリットです。
体に負担をかけないための対策
リンゴ酢を飲む際は、体に負担をかけないための対策が重要です。
リンゴ酢で体に負担をかけないための対策としては、以下のようなものがあります。
- 毎日飲む場合は適量(1日大さじ1~2杯)を守る
- 空腹時を避け、食後にお腹がいっぱいになっている状態で飲む
- 水や炭酸水などで薄めて飲む
リンゴ酢を原液のまま飲むのは避け、水や炭酸水、牛乳などで割って飲みましょう。水や炭酸水などで割ることで、強い酸性成分を和らげられます。
またリンゴ酢は空腹時に飲んだり、多量に摂取したりすると体に負担をかけやすいデメリットがあります。適量を守って、食事中や食後など飲むタイミングに気をつけながら楽しみましょう。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美リンゴ酢がダイエットや美容に良いと言っても、摂り過ぎてしまうと逆効果になることも。リンゴ酢は比較的酸も強く、摂り過ぎたり濃度が高いまま飲んだりすると、胃が荒れてしまいます。量や飲み方に注意しながら、続けていきましょう!
リンゴ酢のデメリット② 人工甘味料・砂糖が入っている場合もある
リンゴ酢には、人工甘味料や砂糖などの甘みが添加されている商品も販売されています。また、着色料・香料・ブドウ糖果糖液糖など、添加物が多く含まれている場合も。
健康のために飲んでいるつもりが、糖分の摂り過ぎにつながってしまう場合があるので、リンゴ酢選びは慎重に行いましょう。
人工甘味料・砂糖を摂りすぎないための対策
人工甘味料・砂糖を摂り過ぎないための対策としては、以下のようなものがあります。
- 商品を購入する際に、「砂糖不使用」「人工甘味料不使用」などと記載された商品を選ぶ(成分をしっかりチェックする)
- さまざまな原材料を加えて飲みやすくした「飲用酢」より、シンプルな醸造酢を選ぶ
とくに、ダイエット中の栄養補給に飲むリンゴ酢を選ぶ際は、人工甘味料や砂糖が添加されていない「醸造酢」から選ぶとよいでしょう。
人工甘味料や砂糖が添加されている「調味酢」「飲用酢」を選ぶ場合は、飲む量に注意が必要です。調味酢は甘みがあるので、飲みやすいからといって多量に飲むのは避け、適量を守って楽しみましょう。
またダイエット中の方で人工甘味料や砂糖が添加されているリンゴ酢を使用する場合は、水や炭酸水などを多めに使用して割る飲み方がおすすめです。
リンゴ酢のおすすめの飲み方
リンゴ酢の1日の摂取量の目安は、大さじ1~2杯程度です。これを水や炭酸水、お湯などで5~10倍に薄めて飲むのが一般的。リンゴ酢は酸性の強い物質のため、原液のまま飲むと体に負担をかけてしまう可能性があります。適量を守り、しっかりと水などで薄めて摂取しましょう。
リンゴ酢の酸味が気になる人は、ドリンクにはちみつを入れると、甘さがプラスされて飲みやすくなります。また、牛乳や豆乳で割るととろみが出て、ヨーグルトのような味わいが楽しめますよ!ドリンクだけでなく、デザートにかけてみたり、料理の調味料として使ったりするのもおすすめです♪
リンゴ酢の飲み方・おすすめレシピが知りたい人は、以下の記事もチェック!
リンゴ酢を飲むおすすめのタイミング
リンゴ酢は食品なので、飲むタイミングが明確に決まっているわけではなく、基本的にはいつ摂取してもOK!ただし、空腹時は体に負担がかかる場合があるので、摂取を控えましょう。
おすすめのタイミングは、食事中や食後、運動後や就寝前などです。空腹時を避けるために食事中や食後がおすすめのタイミングですし、運動後は栄養補給が必要なタイミングなので、リンゴ酢の摂取がおすすめです。
また、就寝前は、就寝中に長時間食事を摂らないため、栄養補給をしておくタイミングとしておすすめです。
リンゴ酢を飲むおすすめタイミングについてさらに知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
リンゴ酢は適量であればメリットが多い!毎日の生活に取り入れてみて

健康や美容にさまざまなメリットをもたらすリンゴ酢。ただし強い酸性成分を持つリンゴ酢にはデメリットもあります。
リンゴ酢を効果的に摂取するためにも、飲み方や飲む量、飲むタイミングなどのポイントを押さえて楽しむとよいでしょう。健康や美容のためにも、リンゴ酢を毎日の生活に上手に取り入れてみてくださいね。
監修者
管理栄養士/ヘルスビューティーアドバイザー高杉 保美私も、リンゴ酢を納豆やトマトジュースに入れて毎日摂っています。リンゴ酢はおいしく続けやすいダイエット食品のひとつなので、メリットを活かしながら腸活やダイエット、美容のために上手に取り入れていきましょう!
リンゴ酢は今話題のダイエット食品でもあり、私も注目しています。リンゴ酢の特徴をしっかり理解して、自分にあった使い方を見つけましょう!