そもそもベースメイクとは?
ベースメイクとは、化粧下地やファンデーションのように、色を使ったポイントメイクアップをする前のプロセスのことです。ベースメイクには、肌悩みをカバーしたり、色味や質感を調節したりして、美しい肌を演出する役割があります。
ベースメイクアイテムとは、化粧下地やファンデーション、コンシーラーやハイライトなど、ベースメイクを作るアイテムの総称です。アイテムによっては、紫外線や乾燥から肌を守るものもあります。
美肌に見せる!自分に合ったベースメイクの選び方
ここからはベースメイクの選び方を解説します。ベースメイクアイテムの種類別に紹介するので、それぞれの役割を知って自分に合う選び方を押さえましょう。
①肌色の調整や肌悩みをカバーするアイテム4種
肌色の調整や肌悩みをするアイテムには「ファンデーション」「BBクリーム・CCクリーム」「化粧下地」「コンシーラー」があります。どれも肌を均一に整えてキレイに見せるアイテムですが、使用方法や質感などが異なるので、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
ファンデーション:色ムラをカバーして、肌の色を均一に整える
ファンデーションは、毛穴やシミ・そばかすなどの気になる肌悩みや色ムラをカバーして均一で美しい肌に見せるアイテムです。仕上がりの質感は「ツヤ」「マット」「セミマット」があり、好みや気分に合わせて楽しめます。
また、ファンデーションには「パウダータイプ」「リキッドタイプ」「クリームタイプ」「クッションタイプ」の4種類があり、それぞれ仕上がりの質感が異なります。好みや年齢に合わせて選ぶのがおすすめです。
- パウダータイプ:軽いつけ心地でテカりにくく素肌感が残せる。10代・20代におすすめ
- リキッドタイプ:みずみずしくツヤのある仕上がり。ナチュラルで年代問わず使いやすい
- クリームタイプ:カバー力と保湿力が高い。乾燥しやすい30代以降におすすめ
- クッションタイプ:初心者でもキレイに塗りやすく質感の種類も豊富。20代~40代におすすめ
ファンデーションのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
BBクリーム・CCクリーム:ファンデーションよりも自然な仕上がり
BBクリームやCCクリームは、ファンデーションよりもナチュラルな仕上がりのベースメイクアイテムです。1つで複数の機能があり、時短できるのが魅力。それぞれ特徴が異なります。
- BBクリーム:化粧下地・日焼け止め・ファンデーションなど複数の機能があるタイプ
- CCクリーム:肌の色を補正することがメインで、BBクリームよりカバー力は低い
肌悩みをカバーしたいならBBクリーム、肌色を明るく見せたいならCCクリームがおすすめです。
BBクリーム・CCクリームのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェックしてみてください。
化粧下地:色の性質によって肌の印象をチェンジ
化粧下地は、ファンデーションのノリをよくしたり、持ちをよくしたりするアイテムです。質感や色などが豊富なので、理想の仕上がりに合わせて選びましょう。
また、化粧下地にはさまざまな色があり、色の性質を利用して肌の色を補正できます。化粧下地の色には以下のようなものがあるので、カバーしたい肌悩みに合った色を選んでみてください。
- ピンク:血色感をプラスして華やかな印象に
- パープル:黄みや赤みをカバー。透明感*をアップさせたいときに◎
- ブルー:黄ぐすみをカバー。透明感*を演出できる
- イエロー:シミ・そばかす・茶グマなどをカバーできる
- グリーン:小鼻などの赤みを抑える。ニキビ跡のカバーにも◎
- ベージュ:自然なカバー力でヘルシーな印象に
- カラーレス:ファンデーションの色味を邪魔せず自然な仕上がり
*メーキャップによる印象の表現
化粧下地のおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
コンシーラー:シミやくまなど肌悩みをピンポイントでカバー
コンシーラーは、ファンデーションで隠しきれないクマ・シミ・ニキビ跡などの肌悩みをカバーするアイテムです。カバーしたい部位やお悩みに合うタイプを選ぶとキレイに仕上がり、商品によっては明るさやツヤを演出できるものもあります。
コンシーラーには5つのタイプがあります。それぞれの特徴を以下のとおりです。
- リキッドタイプ:やわらかめのテクスチャー。伸びがよく目元や口元などよく動かす部分に◎
- クリームタイプ:密着度が高い。ニキビや毛穴の凹凸などをカバーするのに向いている
- スティック・ペンシルタイプ:ピンポイントで使いやすい。ニキビ跡やシミのカバーに◎
- パウダータイプ:ふわっとカバーできる。頬の赤みカバーに向いている
- パレットタイプ:色を調整できる。肌色を調整するのに適している
コンシーラーのおすすめ人気ランキングは、以下の記事をチェック!
②ベースメイクが崩れにくくなるアイテム2種
時間が経つと崩れやすくなるベースメイクは、仕上げにメイク持ちをよくするアイテムを取り入れてキレイにキープしましょう!
フェイスパウダー:仕上げにつけると、皮脂崩れやテカリが目立ちにくくなる
フェイスパウダーは、メイクの仕上げに塗布することでキメの整った肌を演出できるアイテムです。フェイスパウダーをプラスすると皮脂によるテカリや崩れが目立ちにくくなります。「プレストタイプ」と「ルースタイプ」の2種類があり、それぞれ使い勝手や仕上がりが異なるので特徴を押さえましょう。
「プレストタイプ」は、保湿成分を加えたパウダーを押し固めたタイプです。コンパクトで粉飛びしにくいので、持ち運びやメイク直しに便利です。塗布する量を調節しやすいので、初心者さんも使いやすいですよ。
「ルースタイプ」は、粉末状のサラサラしたパウダーで粉質がやわらかく、ふんわりとした印象の肌に仕上がります。粉が飛びやすく持ち運びにくいという点には注意が必要ですが、容量が多いものが多いのでコスパを重視したい人にぴったりです◎
フェイスパウダーのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
フィックスミスト:スプレーを吹きかけて、メイクを長時間キープ
フィックスミストは、メイクの最後に吹きかけてメイクを長時間キープするアイテムです。
メイク崩れには、肌が乾燥して粉吹きやひび割れが出る崩れ方と、皮脂によってファンデーションがヨレたりテカったりする崩れ方があります。フィックスミストを選ぶときには、メイク崩れの原因に合うタイプを選びましょう。
- 乾燥崩れ:保湿成分が多く配合されているタイプがおすすめ
- 皮脂崩れ:皮脂吸着パウダーが配合されているタイプがおすすめ
フィックスミストのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
③立体感や華やかさをプラスできるアイテム2種
チークやハイライト・シェーディングを使うと、顔の立体感や華やかさを演出できます。それぞれのアイテムの選び方を見ていきましょう。
ハイライト・シェーディング:メリハリのある立体的なフェイスに
「ハイライト」は、ツヤのある肌を演出するアイテムです。高く見せたい部分に塗ることで顔にメリハリが出て、光の反射で気になる肌悩みをカバーして美肌に見えます。
「シェーディング」は、顔に陰影を出せるアイテムです。ファンデーションよりも濃い色を塗って顔をシャープに見せたり、立体感を演出したりできます。
ハイライトもシェーディングもそれぞれ「パウダー」「スティック」「クリーム」「リキッド」の4タイプがあり仕上がりが異なるので、好みのものをチェックしてみてください。
- パウダータイプ:ふんわり自然な仕上がり。初心者も使いやすい
- スティックタイプ:ピンポイントで塗るのに便利。細かい調節に◎
- クリームタイプ:しっとりした質感で肌に密着し、崩れにくい
- リキッドタイプ:サラッとした使用感で厚塗り感が出にくい
ハイライト・シェーディングのおすすめ人気ランキングは、以下の記事でチェック!
チーク:顔に血色感をプラスして、イキイキとした印象に
チークは、肌に血色感をプラスして華やかな印象に仕上げるアイテムです。なりたい印象やほかのポイントメイクと色を合わせると、ワンランク上の仕上がりになりますよ。
チークには「パウダータイプ」「リキッドタイプ」「クリームタイプ」の3種類があります。それぞれの使用感や仕上がりの違いをチェックしてみましょう。
- パウダータイプ:濃淡がつけやすく初心者にも◎。ふんわりした仕上がり
- リキッドタイプ:みずみずしい使用感で、ナチュラルな仕上がり
- クリームタイプ:ツヤのある仕上がり。高密着で色持ちはよい
チークのおすすめ人気ランキングも参考にしてください。
④日焼け止め・UVケア:仕上げや下地に使って紫外線から肌を守る
日焼け止め・UVケアは、紫外線から肌を守るアイテムです。ベースメイクの前に使うタイプや仕上げに使えるものなど種類もさまざま。なかには色付きで肌色をカバーできるものもあるので、仕上がりや使いやすさで選びましょう。
- クリームタイプ:肌にピタッと密着する。保湿力が高め
- ミルクタイプ:みずみずしくやさしい使用感
- ローションタイプ:さらさらしたテクスチャーで軽めの使用感
- ジェルタイプ:みずみずしく広い範囲にも塗りやすい
- スティックタイプ:直接肌に塗布できるため手が汚れにくい
- スプレー・ミストタイプ:軽い使用感で塗り直しにも便利
自宅用・持ち運び用などシーン別で、複数のタイプを使い分けるのもおすすめです。
理想の肌に近づく!ベースメイクのやり方・順番
ベースメイクのやり方や順番は使用するファンデーションの種類によって異なります。ファンデーションの種類別にベースメイクの手順を見ていきましょう。
BBクリーム・CCクリームを使用する場合の手順
- スキンケア
- BBクリーム・CCクリーム
- コンシーラー
- フェイスパウダー
- チーク・ハイライト・シェーディング
パウダーファンデーションを使用する場合の手順
- スキンケア
- 日焼け止め・UVケア
- 化粧下地
- コンシーラー
- ファンデーション
- チーク・ハイライト・シェーディング
リキッド・クリームファンデーションを使用する場合の手順
- スキンケア
- 日焼け止め
- 化粧下地
- ファンデーション
- コンシーラー
- フェイスパウダー
- チーク・ハイライト・シェーディング
【年齢・仕上がり別】おすすめのベースメイクの組み合わせ
ベースメイクは、年齢や理想の仕上がりによって、向いているアイテムが異なります。ここでは、年齢別・仕上がり別におすすめのベースメイクの組み合わせを紹介します。
年齢に合ったベースメイク&やり方のポイント
年齢に合ったベースメイクを行うとキレイで持ちのよい仕上がりになります。自分の年齢に合うやり方を押さえましょう。
10代・20代は素肌感を大切に!ノーファンデもアリ
素肌がキレイな10代・20代は、素肌感を大切にしたベースメイクがおすすめです。日焼け止め・化粧下地・フェイスパウダーで仕上げ、ファンデーションを使わずにナチュラルに。
皮脂分泌が多い年代なので、化粧下地は皮脂崩れ防止タイプが適しています。カバーしたい肌悩みがある場合は、パウダータイプやリキッドタイプのファンデーションを使用しましょう。
30代・40代はツヤ感のある仕上がりを意識して
徐々に肌悩みが増えてくる30代・40代は、若々しくツヤのあるベースメイクを目指しましょう。厚塗りにならないようファンデーションは薄めに伸ばし、気になる肌悩みはコンシーラーでピンポイントにカバーすると自然でキレイに仕上がりますよ。
30代・40代のベースメイクについては、以下の記事も参考にしてください。
50代以降は厚塗り注意!ほどよくツヤと血色感をプラスしよう
ファンデーションをしっかり塗ると厚塗りに見え崩れやすくなる50代は、化粧下地をメインのベースメイクがおすすめです。自然な血色感を演出できるピンク系の化粧下地を顔全体に塗布し、ファンデーションはシワや毛穴が気になる部分など顔の中心だけに塗って仕上げましょう。
50代のメイクについては、以下の記事も参考にしてください。
仕上がり別!相性のよいベースメイクの組み合わせ
ベースメイクの仕上がりがしっくりこない場合は、化粧下地とファンデーションの組み合わせを変えてみるのもおすすめです。ここでは、仕上がり別にベースメイクの組み合わせを紹介するので、理想の仕上がりに合うものをチェックしてみてください。
- ツヤ肌:美容液化粧下地+ツヤタイプのクッションファンデーション
- 陶器肌:サラサラした化粧下地+パウダーファンデーション
- 透明感*のある肌:ブルー系の化粧下地+ナチュラルなファンデーション
- 均一な肌:凸凹を補正する化粧下地+高カバーファンデーション
- 乾燥しにくい肌:保湿力のある化粧下地+セラムファンデーション
- 崩れにくい肌:高密着の化粧下地+リキッドファンデーション
*メーキャップによる印象の表現
ベースメイクのおすすめの組み合わせについては、以下の記事も参考にしてください。
ベースメイクに関するよくある疑問
ベースメイクに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
ベースメイクをキレイに仕上げるコツは?
ベースメイクをキレイに仕上げるためには、スキンケアをしっかり行うことが大切です。スキンケアの直後にメイクするとヨレやすくなるので、少し時間をおいてスキンケアが肌になじんでからメイクを始めましょう。
ファンデーションや化粧下地は、塗る場所によって量を調節すると自然に仕上がります。毛穴が気になりやすい頬にはしっかり塗り、皮脂が出やすい鼻やフェイスラインは少なめに塗るとよいでしょう。スポンジやブラシを使うとよりキレイに仕上がりますよ。
ベースメイクはファンデーションなしでも大丈夫?
ベースメイクはファンデーションなしでも問題ありません。日焼け止めや化粧下地、コンシーラーやパウダーなどを使えば素肌感を活かしたベースメイクを作れます。
ただし、肌悩みをしっかりカバーしたい場合は、ファンデーションを使うのがおすすめ。ファンデーションを使わない場合は、紫外線による刺激を受けやすくなるので、日焼け止めや化粧下地で紫外線対策をしましょう。
メンズにおすすめのベースメイクはどれ?
メンズのベースメイクには、1本で簡単に仕上げられるBBクリームがおすすめです。日焼け止めや化粧下地の機能を持つBBクリームを塗ったあと、コンシーラーとフェイスパウダーをプラスして厚塗りにならないように仕上げましょう。
メンズメイクについては、こちらの記事もチェックしてみてください。
ポイントメイクにもこだわりたい!今話題の人気商品はこちら
ベースメイクとともにポイントメイクに使うアイテムにもこだわるとワンランク上のメイクに仕上がります。以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめの商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
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