洗顔後の肌や洗顔の代わりに使用する拭き取り化粧水。「どんな効果があるの？」「通常の化粧水と何が違うの？」と思う人も多いのではないでしょうか。まずは、拭き取り化粧水の効果と目的から見ていきましょう。

拭き取り化粧水は、古い角質や毛穴の汚れなどをオフするアイテムです。コットンに含ませて拭き取ることで、古い角質や皮脂を落とし、キメを整えてなめらかな肌に導きます。また、汚れを落とすことで、スキンケアを肌に届けやすくしますよ。

朝に使えば寝ている間に付着したホコリや皮脂をオフでき、洗顔代わりにも。夜に使えば、クレンジングで落としきれなかった汚れを落とせるので、1つ持っているとさまざまな場面で活躍します。

もっと詳しく拭き取り化粧水の効果を知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。

拭き取り化粧水は朝に使うといい？洗顔代わりの使い方や、メリット＆デメリット、おすすめのアイテム18選も

同じ化粧水でも化粧水と拭き取り化粧水では、使用目的が異なります。通常の化粧水は、肌にうるおいを与える保湿ケアの目的で使用するアイテム。一方、拭き取り化粧水は、拭き取ることで肌の古い角質や汚れを落とすケアが目的です。

普段の化粧水でのスキンケアにプラスして拭き取り化粧水も取り入れることで、よりうるおいがなじみやすくなる効果も期待できますよ。

LIPSユーザー726名に拭き取り化粧水を使用しているかどうかと、その理由についてアンケート調査しました。

※LIPSユーザーを対象にしたアンケート集計期間：2024年5月2日(木)～5月7日(火)　n=726

拭き取り化粧水を毎日使用している人は全体で21.1％、「まあまあ使用している」と答えた人は17.1％で、全体の約4割の人が拭き取り化粧水を使用していることがわかりました。使用する理由としては、「洗顔代わりになる」「肌の角質ケアができる」「ニキビ予防のため」が挙げられています。

一方、まったく使用していない人は32.5％、以前使用していたが今は使用していない人は17.4％でした。使用しない理由としては、「拭き取るときの肌摩擦が気になる」「洗顔で十分」「面倒くさい」と感じている人が多いようです。

拭き取り化粧水を日常的に使用している人はやや少ないものの、自分の肌やスキンケアのルーティーンが合う人にとっては欠かせないアイテムとなっているようですね。

ここからは、拭き取り化粧水の選び方を解説します。テクスチャー・成分・タイプなど、自分に合った選び方を押さえましょう。

拭き取り化粧水は、肌の余分な汚れを落とすので、肌質に合わないものを使うと負担に感じてしまうことも。ここでは、肌質に合わせた選び方を解説します。

乾燥肌には、とろみのあるテクスチャーの拭き取り化粧水がおすすめです。拭き取り化粧水は、テクスチャーによって肌への効果が変わることはありませんが、肌のコンディションによっては摩擦負担を感じてしまうことがあるため、使用感を重視しましょう。

とろみのあるテクスチャーなら、肌への摩擦感を軽減しやすくなります。また、「ヒアルロン酸」や「セラミド」などの保湿成分が配合されているものを選ぶのもおすすめです。乾燥肌におすすめしたい高保湿タイプの拭き取り化粧水は、以下の人気ランキングからチェック！

保湿力が高い拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

脂性肌は、皮脂の分泌量が多く肌がベタつきやすいため、さっぱりしたテクスチャーの拭き取り化粧水がおすすめです。アルコールの配合量が多いものは、とくにさっぱりとした使用感ですっきりします。

皮脂の分泌が気になる脂性肌には、ライスパワーNo.6が有効成分として配合されている医薬部外品がおすすめ。たとえば、ライスフォース（RICE FORCE）「アクポレス リフレッシュスキントナー」に配合されています。皮脂分泌を抑えることで、テカリやベタつきを防ぎ、すこやかな肌をキープします。

さっぱり系の拭き取り化粧水のおすすめは、以下のランキングから。

さっぱり使える拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

敏感肌は肌のバリア機能が低下している場合が多く、外的刺激を受けやすい肌質。拭き取り化粧水には、敏感肌にとって負担になる可能性のあるアルコールが多く配合されていることが多いため注意が必要です。拭き取り化粧水を選ぶときは、アルコールフリーのものを選びましょう。

また、人によってはアルコール以外の成分が肌の負担になる可能性もあります。以下のような成分にも気をつけて選びましょう。

ニキビ予防や肌悩みに合った成分が配合されたものなら、しっかりアプローチしてすこやかな肌をキープできますよ。ここからは、肌悩み別の拭き取り化粧水の選び方を紹介します。

ニキビを防ぎたい人は、ニキビ予防の有効成分配合の拭き取り化粧水を選びましょう。以下のような有効成分が配合されている医薬部外品を選んでください。

• グリチルリチン酸：炎症を抑える働きがある
• イソプロピルメチルフェノール：アクネ菌の増殖を抑える働きがある
• サリチル酸：古い角質をやわらかくして落ちやすくする働きがある

さらに、ニキビの元であるコメドが発生しないかどうかをテストする「ノンコメドジェニックテスト済み*」の商品は毛穴を詰まらせにくいことを考慮して作られています。商品パッケージに記載されていることが多いので、確認してみてくださいね。

*すべての人にニキビの元（コメド）ができないというわけではありません。

30代以降のごわついた肌が気になる人は、角質ケア（角質柔軟）成分のAHA（αヒドロキシ酸）やBHA（βヒドロキシ酸）などが配合された拭き取り化粧水がおすすめ。年齢を重ねるごとに肌の水分量が低下し、古い角質が蓄積しやすくなり、肌のごわつきやくすみ感につながることに。

角質ケア（角質柔軟）成分を配合した拭き取り化粧水なら、ごわついた肌を柔らげるうえ、コットンで物理的に古い角質をオフしてなめらかに整えます。30代向け拭き取り化粧水のおすすめアイテムは、以下のランキングからチェック！

30代向け拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

シミ・そばかすなどの肌悩みが多い40代・50代には、美白*有効成分が配合されている医薬部外品のものが適しています。40代・50代は年齢を重ねて蓄積された日焼けによるシミ・そばかすなどが肌表面に現れやすい年代です。

商品の成分表示に、以下のような有効成分が含まれているか確認してみましょう。

40代向け拭き取り化粧水のおすすめアイテムは、以下のランキングからチェック！

40代向け拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

*メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

リキッドタイプ：@y_miyong_ ／ シートタイプ：@beauty_moni

拭き取り化粧水は主に「リキッドタイプ」と「シートタイプ」の2種類があり、それぞれ使い勝手が異なるため、使用するシーンなどに合わせて選びましょう。

「リキッドタイプ」は、コットンに化粧水を含ませて使用するタイプです。肌状態に合わせて使う量を調節できるのがメリット。大容量タイプならコスパもよいので、拭き取り化粧水を使う機会が多い人におすすめですよ。

「シートタイプ」は、あらかじめシートに化粧水が染み込んでいるタイプ。コットンに化粧水をつける必要がなく、取り出してすぐに使えるので、忙しい朝のケアにぴったりです。また、持ち運びにも適しているので、外出先や旅先で使いたいときにもおすすめ。

シートタイプの拭き取り化粧水は、トナーパッドと呼ばれることも。トナーパッドのおすすめは、以下のランキングからチェックしてみてください。

トナーパッドのおすすめ人気ランキング

拭き取り化粧水選びに迷ったらプチプラやデパコスなど、価格帯別の人気ブランドから選ぶのもおすすめです。プチプラは気になるアイテムを気軽に試しやすく、使い切っても買い足しやすいのがメリット。デパコスはブランド独自の成分やなめらかな使用感が人気です。

天然由来成分*100％にこだわった無印良品「ふき取り化粧水」は、角質ケア（角質柔軟）成分の乳酸配合で、毛穴の汚れや余分な皮脂を取り除いてなめらかな肌に整えます。ほかの商品も気になる人は、以下のランキングをチェックしてください。

無印良品(MUJI)の拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

*天然成分を化学的に反応させた成分を含みます

繰り返すニキビ・肌荒れ予防を考えたEAUDE MUGE（オードムーゲ）「薬用ローション（ふきとり化粧水）」は、有効成分「イソプロピルメチルフェノール（*1）」と「グリチルリチン酸二カリウム（*2）」が配合されています。

皮脂や汚れを拭き取ることで清潔に保ち、うるおいを与えニキビや肌荒れを防いですこやかな肌のキープに。そのほかのオードムーゲの拭き取り化粧水は、こちらの人気ランキングを参考にしてください。携帯に便利なシートタイプもランクインしています。

オードムーゲ(EAUDE MUGE)の拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

*1：殺菌成分 ／ *2：抗炎症成分

LIPSベストコスメ2025 拭き取り化粧水部門2位を受賞したNature Conc（ネイチャーコンク）「薬用クリアローション」は、さらさらなテクスチャーが朝のメイク前の使用にぴったり。ドラッグストアで気軽に購入できる人気拭き取り化粧水です。

ネイチャーコンクの拭き取り化粧水をもっとチェックしたい人は、以下のランキングを参考にしてくださいね。

ネイチャーコンク(Nature Conc)の拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

ほかにもプチプラやドラッグストアで購入できる拭き取り化粧水のおすすめを知りたい人は、以下のランキングから♪

プチプラ拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

ドラッグストアコスメ拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

KANEBO（カネボウ）「ラディアント　スキン　リファイナー」は、LIPSベストコスメ2025下半期こだわりアワード化粧水部門 毛穴賞2位受賞の人気拭き取り化粧水です。肌にうるおいをチャージしながら、余分な皮脂や汚れを取り除き、ツヤのあるちゅるんとした肌に。

CLINIQUE（クリニーク）「クラリファイング ローション 1」は、古い角質などをやわらかくほぐし取り除く拭き取り化粧水です。肌タイプや肌悩みに合わせて選べるため、自分に合ったものを見つけやすいのも魅力。

そのほかのCLINIQUEの拭き取り化粧水もチェックしたい人は、以下も参考にしてください。

CLINIQUE(クリニーク)の拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

つるんとしたすこやかな肌を保ちたい人は、RMK（アールエムケー）｜クリア　コンディショニング　ローションがおすすめ。抗炎症有効成分の「グリチルリチン酸ジカリウム」と「ニコチン酸アミド」配合で、肌荒れやニキビを防ぐ薬用保湿液です。

もっとデパコスも拭き取り化粧水のおすすめアイテムを知りたい人は、以下の人気ランキングをチェック！

デパコス拭き取り化粧水のおすすめ人気ランキング

ここからは、拭き取り化粧水の効果的な使い方や使用する順番を紹介します。

拭き取り化粧水は、リキッドタイプとシートタイプで使い方のコツが異なるので、以下で詳しくチェックしましょう！

拭き取り化粧水を使う際に、コットンに含ませる量が少ないと肌に摩擦がかかってしまうため、コットンにたっぷり含ませるようにしましょう。汚れを落としたいからと力を入れてしまうと肌に負担がかかるので、すべらせるようにやさしい力加減で行うのがポイントです。

拭き取り化粧水を使ったあとの肌は、乾燥しやすい状態になっているので、すぐに化粧水や乳液で保湿をしましょう。

シートタイプはあらかじめ化粧水が染み込んでいるため、取り出してすぐに使えます。時短で済ませたいときにぴったり。ただし、コットンで拭き取るのに比べて、指の圧が伝わりやすいため注意しましょう。摩擦がかからないように、やさしい力加減で肌の上をすべらせてください。

拭き取り化粧水は洗顔後に使用します。クレンジングや洗顔をしたあとに落としきれていない汚れをオフして、次に使うスキンケアを肌に届けます。拭き取り化粧水を使うタイミングや使い方をもっと詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみて。

【拭き取り化粧水の使い方】タイミングは朝？夜？人気拭き取り化粧水の使い方も解説

拭き取り化粧水に関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。

拭き取り化粧水ではメイクは落とせません。拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れを落とすものですが、メイクそのものをしっかり落とすためのアイテムではないので注意しましょう。

メイクをしているときは先にクレンジングを行ってから、拭き取り化粧水を使うようにしてください。クレンジングのおすすめ人気ランキングは、以下の記事をチェック！

クレンジングのおすすめ人気ランキング

拭き取り化粧水は、肌に残った古い角質や皮脂などをオフできるので、毛穴汚れにもアプローチできます。汚れが溜まって毛穴が目立っている場合は、拭き取り化粧水を使うことで毛穴汚れをきれいに落とせるでしょう。

拭き取り化粧水は、こすりすぎると摩擦負担によって肌が乾燥しやすくなったり、肌がデリケートな状態になったりすることがあります。肌のコンディションが悪いときは、使用を避けるのがベター◎

パッケージに記載された頻度を守るのが基本！ただし、肌質によっては頻度を抑える必要があることも。拭き取り化粧水の使いすぎは、摩擦を与えすぎることでバリア機能の低下につながるため、とくに敏感肌や乾燥肌の人は注意しましょう。

皮脂の分泌量が多くなりがちな夏は頻度を増やし、乾燥が気になる冬は頻度を減らすなど、季節に合わせて調節するのもおすすめです。

拭き取り化粧水には、厚みがあり、やわらかいコットンを使うのがおすすめです。薄いコットンは摩擦を引き起こしやすく、肌に負担がかかりやすくなる場合があります。角質を拭き取る目的で作られたコットンだと、なおGOOD。

おすすめのコットンは、以下のランキングを参考にしてください。

コットンのおすすめ人気ランキング

拭き取り化粧水を使ったあとは、しっかり保湿をすることが重要です。以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめの商品を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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