美まつ毛に仕上がる!自分に合ったマスカラの選び方
人気の定番アイテムや続々と登場する新作マスカラのなかから自分にぴったりの一点を見つけるために、まずは選び方のポイントを押さえましょう。
①理想の仕上がりに合わせてタイプを選ぼう
マスカラは、大きく分けてロング・ボリューム・カールキープの3種類あります。さらに、アイテムごとの機能はひとつとは限らず、ロング&カール、ボリューム&ロングのように複数の機能を合わせ持ったアイテムも。機能によって仕上がりが異なるので、特徴を知ってイメージに近いものを選びましょう。
すらりと長いまつ毛に見せる「ロングタイプ」
ロングタイプのマスカラは、繊維などによって短いまつ毛も自然に長く見せられるのが特徴。“繊維ありタイプ”と“繊維なしタイプ”があり、“繊維ありタイプ”はファイバーと呼ばれる細かい糸状の繊維が入っていて、まつ毛と一体化してしっかりと長さを出せます。
一方、“繊維なしタイプ”はまつ毛をコーティングして長く見せるため、まるで自まつ毛のような自然に長いまつ毛を演出できます。繊維なしは比較的ロング感が控えめですが、なかには特殊な粒子を配合することで長さを強調できるものも。
アイテムによって印象の強弱に違いはありますが、マスカラのなかでは自然に仕上がるロングタイプ。オフィスや学校といった「メイクしてる感」を出したくないシーンで、ナチュラル・フェミニン・エレガントなアイメイクに仕上げたい人におすすめです。
ロングタイプのマスカラをお探しなら、こちらの記事でおすすめ商品をチェックしてください。
太くて濃い華やかなまつ毛を演出する「ボリュームタイプ」
ボリュームタイプのマスカラはまつ毛1本1本を太く濃く見せることで、目力が強く華やかな印象に仕上がるのが特徴。まつ毛の本数が少なかったり細かったりする人や、毛の色素が薄い人が、まつ毛の存在感をアップさせたいときにおすすめです。
また、ほかの種類のマスカラと比べてまつ毛の印象がしっかりと強調されるので、パーティや結婚式などのイベントごとにもぴったり。いつもよりパワフルで華やかなメイクをしたいときにもぜひ使ってほしいタイプです。
ボリュームタイプのマスカラについては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
上向きカールを長時間キープする「カールキープタイプ」
カールキープタイプは、ビューラーで上げたまつ毛の形を維持する機能があります。速乾性が高いマスカラ液でまつ毛をぴたっと固めるため、時間がたっても下がりにくいことが特徴。まつ毛が下がる原因のひとつはマスカラ液の重みなので、カールキープタイプは軽やかな使い心地のものが多く展開されています。
しかし、しっかり固めて上向きまつ毛をキープしてくれる分、簡単には落ちにくいという特徴も。リムーバーを使わないとオフしにくい場合がある点は注意が必要です。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANA
②まつ毛の負担を減らしたいなら「お湯で落ちる」タイプに注目!
マスカラをオフするとき、つい目元をゴシゴシこすってしまいがち。しかし最近は、お湯でスルッと落としやすい、フィルムタイプと呼ばれるマスカラも多く登場しています。
クレンジングで落とすタイプも正しい方法で落とすことで目元への負担を抑えられますが、より手軽に、目元への負担を抑えながらメイクオフをしたい場合は「お湯で落ちる」と書かれたタイプがおすすめ。こする回数を減らせると、目元のくすみや色素沈着を防ぐことにもつながりますよ。
フィルムタイプのマスカラは、乾くとまつ毛が耐水性のフィルムでコーティングされ、38~40℃のぬるま湯を付けるとふやけてスルッと落ちやすくなります。そのためお風呂では落としやすいのに、こすれや汗、水には強いんです。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAお湯オフタイプは、やはりメイクが落としやすいのが最大のポイント。ただ、ほかのタイプのマスカラよりカールキープ力は弱めなものが多い傾向にあります。
③落ちにくさ重視なら「ウォータープルーフ」「オイルプルーフ」タイプがおすすめ
マスカラがにじんで、目の周りが黒くなる「パンダ目」。その原因である汗や湿気、こすれに負けずきれいな状態をキープしたいなら、ウォータープルーフのマスカラがおすすめです。耐水性が高いため、雨の日・夏のレジャー・スポーツなどでも崩れにくいのが特徴です。下向きまつ毛で肌とまつ毛が触れやすい人も要チェック。
水分だけでなく皮脂による崩れも気になる人は、オイルプルーフタイプという選択肢も。水にも油分にも強く、にじみにくいので、肌がオイリーでメイクが崩れやすい脂性肌の人も使いやすいですよ。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAこのタイプのマスカラは崩れにくく、カールキープ力も高いので「できるだけ崩したくない!」という日におすすめ。ただ、オフするときには少し負担がかかってしまうので注意しましょう。
④塗りやすさはブラシの形状で変わる!初心者にはアーチ・コームがおすすめ

マスカラ液だけではなく、ブラシ部分もメーカーやブランドごとにさまざまな工夫がされており、アーチ型・コーム型・ロケット型の3種類の形状に分類されます。それぞれ特徴があるので、自分が塗りやすいものを選んで美しい仕上がりを手に入れましょう。
- アーチ型:目元にフィットしやすく初心者でも塗りやすい
- コーム型:重ね塗りしてもダマ・塗りムラになりにくい
- ロケット型:まつ毛1本1本を拾い、ボリューム感を出しやすい
初心者や不器用さんでもきれいに塗りたいなら、アーチ型・コーム型がおすすめ。アーチ型は目頭から目尻までキャッチしやすく、コーム型はきれいなセパレートが作りやすいことが特徴です。ロケット型は先端が細くなっているので目尻や下まつ毛などの細部の調整がしやすいものの、マスカラ液がたっぷりつくためダマになりやすく、初心者には難易度がやや高いでしょう。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAまつ毛の状態や目の形だけでなく、ブラシと液体の相性によっても塗りやすさが変わってきます。いろいろなアイテムを試してみてくださいね!
⑤なりたいイメージに合わせてカラーを選ぼう

上段左:@cosmebaka 右: @shizuchi / 中段左:@kinakopan_cosme 右:@su_zu_0v0 / 下段左: @salut_mika 右:@sasahara2829_
一昔前はマスカラといえば黒が主流で、カラー展開があったとしてもブラウンぐらいでしたが、最近はおしゃれな色がたくさん販売されています。なりたいイメージやファッションなどに合わせて色を選ぶことで、ぐっと今っぽい仕上がりに!
- ブラック:目元がぱっちりと際立ち、力強い印象に
- ブラウン:ナチュラルで柔らかく、抜け感が出る
- バーガンディー:洗練された色っぽさ、大人っぽさを演出
- ピンク:かわいらしい雰囲気。くすみピンクならこなれ感が出る
- ベージュ:抜け感・トレンド感のあるおしゃれな目元に
- クリア:まつ毛に自然なツヤが出る。眉毛に動きを出すのにも◎
カラーマスカラ初心者におすすめなのはブラウン。明るいブラウンだと物足りなく感じるなら、ダークブラウンやこげ茶など濃い色を選ぶと、目元を強調しながら抜け感も演出できますよ。
そのほかのカラーも肌なじみがよく使いやすいものが多く展開されているので、ぜひ挑戦してみて!
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAいまはカラーマスカラの全盛期。ひと口にブラウンといっても赤みから黄みまで幅広いバリエーションがあります。どんなカラーでも白っぽい色は上級者向けなので、避けたほうが無難ですよ。
初心者さんでもキレイに◎マスカラの基本の使い方

上:@sati_usu / 下:@pink_beauty_eejs
せっかくいいマスカラを買っても、使い方が間違っているとムラになったり、ダマができたりしてしまうことも。初心者でも仕上がりがきれいになる、基本の使い方を解説します。
- ブラシを容器の中で回すようにして、液を絡ませる
- ボトルの口やティッシュで余分な液を軽く落とす
- まつ毛の根元にブラシを当て、軽く左右に動かし毛先まで塗る
- ブラシの先端で目尻のまつ毛を1本ずつ塗る
- 下まつ毛はブラシを縦にして左右に動かす
- ダマが気になる場合は乾いてからコームでとかす
かつてのマスカラは、ブラシをしっかり左右に動かさないと液が付かなかったり、それでいて左右に動かすとダマがたくさんできたりしていました。しかし、最近のマスカラは塗りやすくダマになりにくいので、ボリュームを出すならブラシを左右に動かし、長さを出すならまっすぐ塗ってみて♪
また、きれいなカールをキープしたいならマスカラを塗る前にビューラーでしっかりとまつ毛を上げておきましょう。まつ毛の根元から毛先にかけて3回ぐらいに分けて挟むときれいに上がり、下がりにくくなります。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANA新品のマスカラは液がたっぷりついてしまいがちなので、一度拭いてから塗るのがおすすめです。塗る前に必ずブラシの状態を確認するようにしましょう。
マスカラに関するよくある疑問
マスカラに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
マスカラの簡単な落とし方は?
マスカラを落とすとき、いつものクレンジングで目元を何度もこすっていませんか?マスカラを落とすときは、アイメイク用のリムーバーを使うのがおすすめです。マスカラなどのアイメイクをスムーズに落とすために作られているので、摩擦による目元への負担を減らせます。
アイメイク用のリムーバーは、コットンに含ませてオフするタイプや、マスカラを塗るようにブラシでまつ毛になじませるタイプがあります。落とし切れなかった細かい部分にはリムーバーを含ませた綿棒を使うと、繊細にオフできますよ。
思うようにマスカラが落ちなくても、何度も強くこすったり、まつ毛を引っ張ったりするのはNG!まつ毛が抜ける・目元がくすむなど、トラブルの原因につながります。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAマスカラを落とすときは、面倒でもマスカラ(アイメイク)を落としてから全顔を洗うようにしてください。まつ毛をいたわれると同時に、洗い残しが減らせますよ。
マスカラがにじまない方法はある?
落ちにくいマスカラを使っても目元がにじんでしまう場合、ほかに原因があるかもしれません。スキンケアやベースメイクで目の周りがべたついていると、マスカラがにじみやすくなります。目の周りは薄めにするか、マスカラを塗る前に綿棒などでまつ毛に付いた余分な油分をオフしておきましょう。
それでもにじむのが気になる場合は、目のキワにフェイスパウダーをのせたり、マスカラを塗ったあとにトップコートを使ったりするのがおすすめ。トップコートはにじんでパンダ目になるのを防ぐだけでなく、カールキープ力を高める効果が期待できます。トップコートについて詳しくは、こちらの記事で解説しています。
すぐにまつ毛が下がる…カールキープ力をアップさせる方法は?
上向きカールを維持するには、まずカールキープタイプのマスカラを選ぶのがおすすめ。それでもまつ毛が下がってくるなら、マスカラ以外の対策を試してみましょう。
1つめの対策は、マスカラ下地を使うこと。マスカラ下地は、まつ毛のボリュームアップだけでなく、カールキープ力を高める効果も期待できます。
2つめの対策は、ビューラーを見直すこと。ビューラーが目に合っていないと、まつ毛を根元からしっかりキャッチできず、弱いカールに仕上がります。カールをしっかり作るには、自分の目の形に合ったビューラーを使うことが大切です。
監修者
ヘア・メイクアップアーティストNANAまつ毛にスキンケアの油分が残っていると、下がりやすくなってしまいます。すぐに下がると困っている人は、一度スキンケアの方法を見直ししてもよいかもしれませんね。
パッチリとした目元を叶えたいなら、ほかのアイメイクアイテムもチェック!人気ランキングはこちらから
理想のアイメイクを手に入れたいなら、マスカラだけではなくアイシャドウやアイライナーといったコスメにもこだわって。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
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