ゆらぎ肌と敏感肌の違いとは？チェックリストやおすすめスキンケアアイテムも《化粧水・美容液etc.》

季節の変わり目になると肌のコンディションが崩れやすくなったり、メイクや洗顔で肌刺激を感じやすくなったりすることにお悩みの人も多いはず。でもそれが「ゆらぎ肌」なのか「敏感肌」なのか、違いがわかりにくいですよね。

実は、ゆらぎ肌も敏感肌も肌の刺激に敏感になっている状態に変わりはありません。ふたつの違いは一時的か、慢性的か、という点。はっきりと区別できるわけではないのですが、一般的にいわれる違いを詳しく解説していきます。

ゆらぎ肌とは肌のバリア機能が一時的に低下して、刺激に敏感になること。体調の変化や、季節の変わり目やスキンケアなどの外的刺激によって起こりやすい傾向にあります。かといって、いつも同じ条件で肌が敏感になるとは限らず、日によっては肌刺激を感じにくい場合も。

また、乾燥肌や脂性肌、混合肌とどの肌質でもなる可能性があるのも特徴。肌質というよりは、何らかの影響でコンディションが一時的に変わってしまったお肌の状態を表します。

敏感肌は1年中、肌のバリア機能が低下しやすい肌を指します。お肌のうるおいを溜め込む力が弱く、年中乾燥しやすい傾向にあるのも特徴です。

ただ、乾燥しやすいからといってカサカサしているとは限りません。乾燥を補うために過剰な皮脂が分泌されてオイリーになっている場合も。脂性肌や混合肌であっても敏感肌の可能性があることを知っておきましょう。

それぞれのお肌の特徴はわかりましたが、はっきりと区別できるわけではないため自分のお肌がどちらに当てはまるのかピンとこない人もいるはず。そこで、簡単なチェックリストをご用意。当てはまるのが一時的か年中か、確かめてみてください。

• 化粧品を肌に塗るとヒリヒリすることがある
• 肌のコンディションが整ったと思っても、すぐに乱れてしまう
• 乾燥しやすい肌なのにテカリやニキビが目立ちやすい
• 季節や体調の変化によって肌に違和感を覚える

当てはまる項目があったからといって、ゆらぎ肌や敏感肌と断定することはできませんが、お肌が刺激を感じやすいデリケートな状態になっている可能性があります。

では、ゆらぎ肌と敏感肌の原因となる体調の変化や外的な刺激とは、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか？その一例を紹介します。

• 疲労や不規則な生活、人間関係などからくるストレス
• 生理前や加齢などによるホルモンの変化
• 季節の変わり目の気温・湿度の変化
• 紫外線やほこり、花粉などによる肌ダメージ
• 肌に合わない洗顔料や化粧品

肌に付着した汚れは刺激になり得ますが、汚れをしっかり落とすためであってもゴシゴシこする、熱いお湯で流すといったことは肌への負担になるため注意が必要です。

大人の皆さんは、若い頃は頻繁にニキビができたり肌がピリピリしていたりしたのに、30代以上になって刺激をあまり感じなくなったといったことはありませんか？反対に、大人になって乾燥しやすくなった人もいるかもしれません。

年齢によって肌の状態は変化するため、ゆらぎ肌の原因も変わることがあります。しかし、ゆらぎ肌が起きやすい年齢というものがあるわけではりません。肌が刺激を感じたときは、大人の方も学生さんも、そのまま放置せずにケアを見直してみてくださいね。

一時的なゆらぎ肌も、慢性的な敏感肌も、肌が刺激を感じやすい状態になっていることが考えられます。いつもと同じお肌のお手入れ方法でもお肌のコンディションが整いにくいときは、次に紹介するポイントを見直してみましょう。

クレンジングや洗顔ではお肌を強くこすらず、皮膚表面をなでるような軽いタッチでなじませるのがポイント。メイクや汚れをしっかり落としたいからといって、ゴシゴシとお肌をこするのはNG。

クレンジングや洗顔料に含まれる洗浄成分は肌刺激になりやすいものが多いうえに、摩擦はさらに肌への刺激になります。洗顔後、水分を拭き取るときもタオルで強くこすらないように気をつけましょう。

スキンケアで重要なのは保湿。乾燥肌かどうかに関わらず、保湿は十分行うようにしましょう。ベタつきが気になってスキンケアを控えめにするのは、逆効果になっている場合があります。

肌に違和感があってスキンケアアイテムを十分な量をつけられない場合は、化粧品を変えましょう。そのときは次のようなポイントで選ぶのがおすすめです。

• 無香料・無着色など、肌への刺激を考えた処方
• 柔らかい肌当たり
• パッチテスト、アレルギーテスト済み

ただし、敏感肌向けの処方やテスト済みだからといってすべての人が刺激を感じないわけではありません。特に肌が敏感になっているときは、自分の肌でパッチテストを行ってから使うようにしましょう。

肌トラブルがあると、それを隠すためについついベースメイクが厚塗りになってしまいがち。しかし、メイクは厚くなればなるほど肌に大きな負担がかかりやすくなり、肌荒れを助長してしまう場合も。

肌刺激の少ないコスメを使ってなるべく薄づきにすることを心がけながら、どうしても気になるところだけコンシーラーでピンポイントに隠すのがおすすめ。帰宅後はそのままにせず、すぐにクレンジングでメイクオフしましょう。

ゆらぎ肌のコンディションを整えたいときは、外からのスキンケアと合わせて体内からのケアにも着目してみましょう。特に環境によるストレスを抱えているときは、美肌に欠かせないビタミンCやBなどのビタミン類、鉄分やマグネシウムなどのミネラル類が不足しがち。緑黄色野菜や、果物、肉、魚などをバランス良く毎日の食事に取り入れてみてください。

忙しくて栄養バランスの整った食生活を続けにくいときは、野菜ジュースやサプリで自分に足りない栄養を補うのも◎。

肌のかゆみが顔だけでなく全身に感じられたり、我慢できないほど強いかゆみがあるときは、肌の病気が原因で起こっている恐れがあります。そうでなくても、スキンケアや生活習慣を見直しても肌荒れや肌の違和感が解消されない場合は、ただの肌荒れと放置せずに医療機関に相談しましょう。

医療機関によっても異なりますが、病気でなかった場合もスキンケアのアドバイスなど相談に乗ってもらえる場合もありますよ。

言わずと知れた無印良品のスキンケアシリーズ。ホイップ状になって出てくるのがポイントで、泡立てる時間やテクニックがなくてもふんわりした泡で洗顔ができます。無香料・無着色・無鉱物油・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済*。保湿成分は配合されていますが、洗い上がりは比較的さっぱりしているので、洗顔後のスキンケアは丁寧に。

*すべての方にアレルギーが起きないわけではありません

「乾燥性敏感肌を考えた」のキャッチフレーズで有名なキュレルの洗顔料も、泡で出てくるタイプ。医薬部外品で、肌荒れを防いでくれます。肌の必須成分、セラミドが流れ出ないように守りながら洗うことで、肌のバリア機能を守ります。しっとりとなめらかな洗い上がりも心地よいと評判です。

少量でモコモコの泡が簡単に作れるフォーム状洗顔料。たっぷりの泡でお肌の汚れを洗い流しながら、ニキビ＆肌荒れを予防してくれます。洗い上がりがさっぱりとしているので、汗をかいたあとや夏場ですっきりとお肌を清潔に保ちたいときにもぴったりです！

ファンケルの「マイルドクレンジングオイル」は、クレンジングオイルの代表的存在！まるで美容液のようなトロッとしたオイルで、肌をゴシゴシこすることなくメイクをオフできます。さらに、メイクだけでなく毛穴の角柱もケアできるのもポイント。もちろん無添加処方*です。

*防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤

TVCMも話題のクレンジングバームDUOは、肌の上でトロリとなじんでメイクをさっぱりと洗い流してくれます。シリーズのなかでも「バリア」は肌荒れを予防する薬用タイプで、敏感肌の方によるパッチテスト＆スティンギングテスト済み*。W洗顔不要なので、時短ケアをしたい人にもおすすめです。

*すべての方に皮膚刺激が起こらないということではありません

カルテHDの「モイスチュア クレンジング オイルジェル」は、心地よい肌触りと汚れ落ちの両立にこだわったジェル状のクレンジング。お肌にとろけるようになじんでメイクやお肌の汚れをすっきりとオフします。肌あれ防止有効成分グリチルリチン酸ジカリウムを配合し、低刺激処方。ゆらぎやすい肌への思いやりが詰まっています。

無印良品の「化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ」は、保湿成分をたっぷり配合した化粧水。50mL、200mL、400mLのお試しサイズから大容量タイプまで選べるので、持ち運びや自宅用など用途に合わせて揃えられるのも便利。高保湿タイプのほかに「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」があるので、季節に合わせて使い分けるのもおすすめです。

「オルビスユー エッセンスローション」は、乾燥しやすい大人のゆらぎ肌に着目した化粧水。医薬部外品で、肌荒れを予防しながら保湿成分のMCアクティベーターがお肌にうるおいを与えてキープします。とろみがあるのにお肌にスルッとなじみやすく、ベタつきが苦手な人にもおすすめです。

アクセーヌの「モイストバランス ローション」は、保湿成分にセラミド類似成分を配合し、うるおいを角質層へ届けてくれる化粧水。保湿成分をナノカプセル化することで、お肌のすみずみまでうるおいで満ちたハリのある美肌に。ノンコメドジェニックテスト済み*。

*すべての人にコメドができないわけではありません

皮膚薬に特化した製薬会社マルホが、毎日のスキンケアで人々の肌悩みに向き合いたいという思いでスタートしたスキンケアブランドiniks（イニクス）。敏感肌のことを考えた処方で、ハリつや肌を目指す美容液です。低刺激処方、無香料、無着色といった設計はもちろん、つや弾力成分や整肌・保湿成分が豊富に配合されています。

敏感肌への強い思いから生まれたスキンケア＆メイクアップブランド、エトヴォスは、スキンケアアイテムのなかでも美容液が特に大人気。すこやかな肌に欠かせない保湿成分セラミドを、人の肌に存在するセラミドと同じバランスで配合。スペシャルケアだけでなく乳液としても使えるので、毎日のスキンケアに頼れる1本になるはず。

LIPSベストコスメ2022上半期の美容液部門で第2位に輝いたこちらは、肌のキメを整える美容液。敏感肌でも使いやすい*ように皮膚科学に基づきながら、角質柔軟成分や整肌成分を複数配合し、角質層をおだやかに整えうるおい感を与えます。化粧水のあとにたった3滴付けるだけなので、毎日のスキンケアにプラスしやすいのも嬉しいですね。

*すべての人に肌トラブルがおきないわけではありません