
《練り香水の作り方》ニベアやワセリンで簡単に作る方法を解説!おすすめの使い方も◎
ふわっとやさしく香る練り香水は、実は簡単に作れるんです!ニベアやワセリン、シアバターなどで練り香水を作る方法について解説します。お手持ちの香水やお気に入りの精油などを練り香水にして楽しみましょう♡ あわせて練り香水のおすすめの使い方もご紹介します。
※本ページにはメーカーによる広告が含まれます。商品を購入すると売上の一部がLIPSに還元されることがあります。広告表記に関する行動指針・レーティング信頼性への取り組みをご参照ください。
練り香水、実は簡単に作れるんです♡
「練り香水」とは、ワセリンやワックスなどに香料を混ぜ、固形型や軟膏状にした香水のことをいいます。「ソリッドパフューム」ともいい、手首など体に直接塗りこんで香らせるのが一般的な使い方です。通常の香水とは違いアルコール不使用のため、香りが広がりにくくやさしい香りを楽しめるのが特徴となっています。
このようにアルコールを使わずシンプルな材料で作られているため、練り香水は簡単に作れるんです!種類は基本的に、ヘアワックスのような容器に入っているものと、スティックタイプの2種類で、どちらの作り方も解説します◎
【初級者向け】練り香水の作り方(ワセリン・ニベア・生花)
まずは、誰でも簡単に時間をかけずに作れる、お手持ちの香水と「ワセリン」「ニベアのクリーム」「生花」を使った練り香水の作り方をそれぞれ解説します。
ワセリンやニベアクリームは扱いやすいため、初心者さんの練り香水作りに最適です!元から柔らかいため湯せんで溶かす必要がなく、香水や精油と混ぜるだけで作れるのがポイント!初めてでも失敗せずに作れますよ♡
▼練り香水の作り方:「ワセリン」で作る方法
《用意する物》
- 白色ワセリン
- お手持ちの香水、または精油
- スパチュラ(使い捨てスプーンやつまようじでも◎)
- 練り香水用の容器
ワセリンは、不純物が入っていない「白色ワセリン」がおすすめです。「ヴァセリン」や「ワセリン」の名がついたクリームなどは、不純物や香料などが含まれていることがあります。練り香水作りには、無臭なうえ酸化しにくい白色ワセリンを用意しましょう!
完成した練り香水を入れるケースは、100均などで買えるクリームケースが便利です!ダイソーやセリアなど、身近な場所で購入できますよ◎
手順:容器にワセリンを入れる→香水を加えて混ぜる

まずは、スパチュラを使って容器の8分目くらいまでワセリンを入れます。スパチュラがない場合は、つまようじや使い捨て用のアイススプーン、ウッドスティックなどでも代用可能です。清潔なものであれば◎ きっちり量らず、だいだいでOKです!

続いて、お手持ちの香水を容器に加えていきましょう。目安は、1gのワセリンに対して2,3回プッシュとされていますが、こちらもだいだいでOKです!香りの調整のため、つまようじなどで混ぜ、香りが弱すぎる場合は1プッシュずつ加えて調節してみてください。お好みの香りになれば完成です◎
また、香水はもちろん、香りづけは精油(エッセンシャルオイル)でも可能です!香水と同様の方法で加えてみてくださいね。
▼練り香水の作り方:「ニベアクリーム」で作る方法
《用意する物》
- ニベアクリーム
- お手持ちの香水、または精油
- スパチュラ
- 練り香水用の容器
ニベアクリームは、ハンドクリームとして人気のチューブタイプや青缶を使いましょう!
手順:容器にニベアクリームを入れる→香水を加えて混ぜる
基本的な作り方は上記のワセリンと同じで、まずは容器の8分目くらいまでニベアクリームを入れまず。そこに香水または精油を数プッシュほど入れて混ぜ、お好みの香りになれば完成です!
▼練り香水の作り方:「生花」で作る方法

《用意する物》
- シアバター
- お好きな生花
- フタつき容器(タッパーなど)
- スパチュラ
- 練り香水用の容器
生花は、香りが強めなローズやラベンダー、ネロリなどがおすすめです◎
手順:タッパーにシアバターと生花を入れる→1日置く→何度か繰り返す
まずは、タッパーなどのフタ付き容器を用意します。生花の花びら部分のみを適量取りタッパーの器のほうに入れ、フタの方に適量のシアバターを塗りつけます。そのまま密封して1~2日置きましょう。

置いたら、花びらを新しいものに入れ替えます。新鮮な香りのする花びらにしてくださいね◎ これを何度か繰り返すことで、シアバターに香りが移ります。シアバターの方を香ってみてお好みの香りになったら、容器に移し替えて完成です!
新鮮な生花の香りをそのまま閉じ込めた練り香水が作れるのも、手作りならでは♡ 余計なものが入っていないので、気分よく使えますね!
【中級者向け】本格的な練り香水の作り方(シアバター・ミツロウ&ホホバオイル)
続いて、湯煎が必要な中級者向けの練り香水の作り方を解説します。「シアバター」と「ミツロウ」「ホホバオイル」を使って、本格的な練り香水が作れますよ!湯煎をするので、作る際はくれぐれも火の扱いにご注意くださいね!
▼練り香水の作り方:「シアバター」で作る方法
《用意する物》
- シアバター(精製品)
- 鍋
- 耐熱カップ
- お手持ちの香水、または精油
- スパチュラ
- 練り香水用の容器
未精製のシアバターはテクスチャーが緩いため、精製されたシアバターがおすすめです。
手順:シアバターを湯煎→香水を加えて混ぜる→固形化

まずは、容器に入るくらいの量のシアバターを耐熱カップに入れ、鍋で湯煎にかけます。シアバターが溶けたら、香水または精油を数プッシュほど入れスパチュラなどよくで混ぜましょう。
混ぜ終えたら、耐熱カップの熱さに注意しながら、練り香水用の容器に移し替えます。そのまま冷まして固形化すれば完成!固まると透明から白色に変わりますよ◎
▼練り香水の作り方:「ミツロウ」「ホホバオイル」で作る方法
《用意する物》
- ミツロウ
- ホホバオイル
- 鍋
- 耐熱カップ
- お手持ちの香水、または精油
- スパチュラ
- 練り香水用の容器
ミツロウは東急ハンズ、ロフトなどで、ホホバオイルは無印良品などで購入できますよ!
手順:ミツロウとホホバオイルを湯煎→香水を加えて混ぜる→固形化
上記のシアバターと同様、まずは適量のミツロウとその2~3倍量のホホバオイルを耐熱カップに入れ、鍋で湯煎にかけます。ホホバオイルの量は多いとゆるめに、少ないと硬めに仕上がるのでお好みで調節してください。
ミツロウとホホバオイルが溶けたら(目安3~5分くらい)、香水または精油を加えます。数プッシュほど入れたら、すぐに固まり始めるので素早くスパチュラなどで混ぜましょう。
混ぜ終えたら、練り香水用の容器に移し替えます。5~10分ほど待ち、固形化したら完成です!
【番外編】「スティックタイプ」の練り香水の作り方
練り香水を作りたいけど、使うときにあまり手で触りたくないという方には、スティックケースに入れるタイプの練り香水がおすすめ!スティックケースとは、リップクリーム容器のような繰り出せるスティック式のケースのことです。直接塗れるので、手を汚さず快適に練り香水を楽しめますよ◎
《用意する物》
- ミツロウ
- ホホバオイル
- スティックケース
- 鍋
- 耐熱カップ
- お手持ちの香水、または精油
- スパチュラ
スティックケースは、「リップクリームケース」などで検索するとネットで購入できます。
手順:ミツロウとホホバオイルを湯煎→香水を加えて混ぜる→スティックケースに入れる
スティックタイプは硬めに作る必要があるため、適量のミツロウとその“2倍量”のホホバオイルを耐熱カップに入れ、湯煎で溶かします。そこに香水または精油を数プッシュほど入れ、素早く混ぜましょう。
もし香料を継ぎ足したい場合は、必ず湯煎しながら行ってください。湯煎から出したあとだと固まり始め分離してしまうので、要注意です!

混ぜ終えたら、スティックケースに移していきます。スパチュラなどで少しずつ入れていきましょう。入れ終えて固まったら完成です♡
手作りした練り香水を使う際の注意点って?
使用期限の目安は1~2年
自作した練り香水は、1~2年を目安に使い切りましょう。肌に直接塗るものなので、もし匂いや品質に違和感を感じたら、使用するのはやめたほうが無難です。
保管するのは冷暗所が基本
手作りの練り香水を保管する場合は、冷暗所に置いておくことが大事。練り香水を作る過程で使用した液体の劣化・腐敗を防ぐことができます。
また、手作り練り香水を持ち運ぶ場合は、車の中や窓際などの高温多湿の環境に放置するのは避けましょう。夏場に持ち運ぶ場合は、保冷剤を使用することも検討してみてください。
溶けやすいためフタをしっかり閉める
ゆるめのテクスチャーで作った練り香水は溶けやすいため、しっかり容器のフタを閉めておくことが大事。しかし、閉めていても溶けて漏れ出してしまう可能性があります。特に炎天下の夏場は溶けやすいため、持ち歩く際は液漏れなどに注意してくださいね。
販売には要注意
何も知らずに手作りの練り香水を販売すると、薬機法(旧薬事法)に触れてしまう可能性があります。香水を販売したい場合は、化粧品製造業(一般)、化粧品製造販売業の許可や、総括製造販責任者、責任技術者など必要なものを取得しなければなりません。くれぐれも手作り香水の販売には注意しましょう。
材料ごとの特徴やよくある失敗例の対処法
練り香水を作るにはさまざまな材料を使用しますが、材料ごとに特徴が異なります。
- ミツロウ:動物性物質が含まれることから、肌に合わない場合があるので注意
- ホホバオイル:無臭無色で精油の香りを邪魔せず、酸化しにくく保存が利く
- ワセリン・ニベア:白色ワセリンなら香りを邪魔せず、酸化しにくいため長期保存可能
また、作成時によくある失敗例として以下があるので、作る前にチェックしておきましょう。
- 温度管理に失敗するとミツロウ・シアバターが溶けない
- 香料を一度に入れすぎると匂いがきつくなる
材料を湯煎する際は、適切な温度と時間を守ることが大事。しっかり材料が溶けないと、均一に香料が混ざらないので注意しましょう。香料を一度に入れすぎないように、少しずつ調整して入れることも意識してみてくださいね。
練り香水のおすすめな使い方
- 手首、耳の後ろなど体のパーツに付ける
- リップバーム
- ハンドクリーム
- ヘアワックス、ヘアコロン
- ルームフレグランス
手作りの練り香水は、基本的に保湿アイテムからできているので、1つあると多様な使い方ができます。香水として使うだけでなく、部屋に置けばルームフレグランスにもなるのでぜひいろいろな使い方で楽しんでみてくださいね♡
さらに詳しい練り香水の使い方については、以下の記事もチェック!
実は簡単!お手持ちの香水で「練り香水」を作って気軽に香りを楽しもう♡
意外にも簡単に手作りできる練り香水。お気に入りの香水やエッセンシャルオイルを使うのはもちろん、香りがきついと感じるお手持ちの香水も活かせるチャンスです◎ 練り香水にすればやさしくふんわり香るので、ぜひ挑戦してみてくださいね。基本的に手のひらに収まるミニサイズなため持ち歩きにも最適ですよ◎
オリジナル練り香水を作って、お好きな香りを気軽に楽しみましょう♡
この記事で紹介した商品
商品画像 | 商品情報 | 参考価格 | 評価 | ランキングIN | 特徴 | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|---|
大洋製薬 ワセリン | 〜 |
| ジェルアイライナーランキング第178位 | 皮膚表面を保護して外からの刺激や乾燥から守ってくれる♪ | 詳細を見る | |
DAISO クリームケース | 110円(編集部調べ)〜 |
| コフレ・キットランキング第150位 | クリームケースの蓋は硬くなく、開けやすかったです! 持ち運びに便利だと思います✨ | 詳細を見る | |
ニベア ニベアクリーム | 875円〜 |
| 魅力はなんといっても高い保湿力とそのコストパフォーマンス! | 詳細を見る | ||
L'OCCITANE シアバター | 1,815円〜 |
| くちびる以外にも髪や爪など全身オールオッケー!ペタペタ感はないまましっかり保湿♡ | 詳細を見る | ||
無印良品 ホホバオイル | 890円〜 |
| トライアルキットランキング第50位 | ベタベタしすぎないし、匂いもそんなにないので使い心地がとても良いです☺️ | 詳細を見る |