完全栄養食とは?どんな人におすすめ?

実は、「完全栄養食」には明確な定義はありません。この記事では、厚生労働省から発表*されている1日に必要な栄養素を摂取できる食品を指すこととします。形状や味は多岐にわたり、主な種類は3つです。
- 食事系:カレーやパスタなど
- 間食系:パン・スティックバー・グミなど
- 粉末系:水や豆乳などと混ぜて飲む
完全栄養食は手軽に摂取できることから、忙しくて栄養バランスのよい食事を摂りにくい人や、ダイエット中に栄養バランスを整えたい人におすすめです。普段の食事を菓子パンやカップラーメンで済ませがちな人なども、1日のうち1食を完全栄養食に置き換えるだけで、栄養バランスを整えることにつながりますよ。
手軽に必要な栄養素を補う!自分に合った完全栄養食の選び方
ひとくちに完全栄養食といっても、その種類はさまざま。摂取する目的やライフスタイルなどに合ったものを選ぶことが大切です。栄養バランスはもちろん、形状や味といったポイントに注目し、選び方を押さえましょう。
①必要な栄養素が入っているかをチェックしよう

完全栄養食を選ぶときは、まず1日に必要な栄養素と自分の食生活を照らし合わせましょう。完全栄養食のメインとなる栄養素は、以下の5つです。
- タンパク質
- 炭水化物
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
商品ごとに含まれている栄養素のバランスが異なるため、どの栄養素が多いかをチェックして、自分の食生活に合ったものを選ぶことが大切です。
おすすめは、糖質は控えめでタンパク質が多めのもの。タンパク質は肉・魚・卵から摂取できる栄養素なものの、特に意識して摂らないと不足しがちになります。一方、炭水化物はごはんやパンなどから摂取しやすいため、過剰になりやすい傾向がありますよ。
②食事・間食・ドリンク系?ライフスタイルに合わせて種類を選ぼう
完全栄養食の種類は、大きく分けると食事系・間食系・ドリンク系の3つ。それぞれの特徴を知って自分のライフスタイルに合わせて選ぶと、無理なく取り入れやすくなります。
主食として取り入れたいなら「食事タイプ」

主食として完全栄養食を取り入れたい人は、「食事タイプ」がおすすめ。米やパスタなど種類が豊富で、献立に合わせやすくなっています。また、食事と同様にしっかりと咀嚼して摂取するため、満足感が得やすいのも魅力。味のバリエーションもさまざまなため、飽きずに楽しめますよ。
ただし、完全栄養食以外の食材や調味料を加えると、知らず知らずのうちにカロリーオーバーになる可能性があります。美味しさを楽しみながらも、栄養バランスと摂取量に気を配るようにしましょう。
小腹が空いたときに取り入れたいなら「間食タイプ」
小腹が空いたときなどに手軽に栄養を補いたいなら、「間食タイプ」の完全栄養食がおすすめです。スティックバータイプやグミなど、片手でサッと食べられる商品が多く、忙しい合間の栄養補給にぴったり。
低カロリーかつ糖質を控えめに設計された商品もあり、ダイエット中のおやつ代わりとしても重宝します。栄養バランスを整えながら小腹を満たしたい人は、間食タイプを上手に活用してくださいね。
手軽に取り入れたいなら「ドリンクタイプ」

手軽かつスピーディに完全栄養食を取り入れたい人には、「ドリンクタイプ」がおすすめです。プロテインのように粉末を水や豆乳などで溶かして飲むタイプが主流で、調理の手間がなく忙しい朝にも取り入れやすくなっています。朝から固形物を食べるのが苦手な人や、食欲がないときでも栄養を摂取しやすいのも魅力的ですよ。
ただし、咀嚼が不要な形状のため、食事としての満足感はやや低め。目的やシーンに応じて、ほかのタイプと組み合わせるのもおすすめです。
③続けられる味・価格かどうかも確認しておこう
栄養バランスを整えるために完全栄養食を取り入れるなら、長く続けることが大切。そのためには、味やコストパフォーマンスも無視できないポイントです。
苦手な味のものは食べ続けるのが苦痛になってしまうもの。まずは少量のセットなどで試してから、お気に入りを見つけるのがおすすめです。複数の味をストックしておき、気分に合わせて食べ分けるのもよいでしょう。
また、コストパフォーマンスのよさも重要。ネット通販・まとめ買い・定期購入によって割安になる場合もあり、活用するとお得に続けやすくなります。1日1食を完全栄養食に置き換える場合、1食にかけられる金額を基準に選ぶとイメージしやすいですよ。
効率的に栄養を摂ろう!完全栄養食のおすすめの活用方法

完全栄養食は、ライフスタイルに合ったタイミングで摂取できるのも魅力。自分が無理なく取り入れられる方法で活用しましょう。
- 食事の1品として:主食系と野菜類や乳製品などと組み合わせてバランスのよい食事に
- 朝食代わりに:時間がないならドリンクタイプを。パンタイプなら満足感も得られる
- 仕事や移動中に:パンやスティックバータイプは、手軽に食べられて満足感もある
- 食欲がないとき:ドリンクタイプなら食欲がなくても栄養補給が可能
パンや麺類などの主食タイプを食事の1品として取り入れると、バランスのよい食事のサポートに。朝や仕事中など時間がないときは、パンやスティックバータイプなら手軽さと満足感を両立できます。食欲がないときは栄養不足になりがちなものの、ドリンクタイプなら無理せず栄養補給できますよ。
完全栄養食に関するよくある疑問
完全栄養食に関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
完全栄養食とプロテイン・サプリの違いは?
完全栄養食とプロテイン・サプリは、主に含まれている栄養素が異なります。
- 完全栄養食:食事摂取基準を満たす栄養素がバランスよく含まれた食品
- プロテイン:タンパク質を効率的に摂取できる食品
- サプリ:食事から得られる栄養素のうち、足りない分を摂る補助食品
完全栄養食は、5大栄養素(タンパク質・炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラル)や食物繊維などがバランスよく含まれています。一方、プロテインやサプリは、一部の栄養素に特化しているのが特徴。特にプロテインは、運動や筋トレのサポートを目的に摂取するのが一般的です。
特定の栄養素を補いたいなら、プロテインやサプリを活用するのも方法のひとつ。自分の食生活や、目的に合ったものを選びましょう。
完全栄養食だけで生活してもよい?
完全栄養食は、栄養バランスが偏りがちな食生活をサポートする補助食品として活用するのが基本です。必要な栄養素を効率よく摂れる一方、噛む・飲み込むといった咀嚼機能を使う機会が減ってしまうため、通常の食事も大切にしてください。
完全栄養食だけで生活するのではなく、朝食をドリンクタイプに置き換えたり、平日の忙しいときに取り入れたりと、1日のどこかのタイミングで活用するのがおすすめです。
ダイエット中に食べてもよい?
完全栄養食はカロリーがしっかり含まれているため、食べ過ぎると逆に太ってしまう可能性があります。ダイエット目的で取り入れるなら、1食を完全栄養食に置き換えるなどして、摂り過ぎに注意しましょう。
おすすめは、不足しやすいビタミンやミネラルをバランスよく補えるものを選ぶこと。カロリーや成分表示をチェックしながら、自分のライフスタイルに合わせて活用してくださいね。
健康やダイエットのお供に!そのほかのおすすめ食品もチェックしよう
健康的な体づくりをサポートするなら、日々の食事全体を見直すことが基本。完全栄養食のほかにも、目的に応じた食品を取り入れながら全体の栄養バランスを整えていきましょう。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。