
ネイルチップの付け方と取れにくいコツを紹介【初心者でも簡単】
「ネイルチップの取れない付け方が知りたい!」と思っていませんか?今回は、ネイルチップの付け方から外し方・アフターケアまで徹底解説。
この記事を読めば、ダイソーやセリア、sheinの接着剤でもネイルチップが取れにくくなるコツがわかりますよ♡ また、ネイルチップの作り方やおすすめデザインも紹介しているので、自作ネイルチップにもぜひチャレンジしてみてくださいね。

ネイリスト石堂公誉
ネイリスト歴24年、ネイル講師歴18年。大手ネイルサロンやネイルスクールでの勤務を経て、「プライベートサロンKnail」と「サロン&スクールKnail」をオープン。また、NPO法人日本ネイリスト協会 常任本部認定講師やネイルメーカーのエデュケーターでもある。現在もサロン経営や講師活動のみならず、サロンワークも行う現役ネイリスト。続きを読む
ネイルチップの付け方
休日やイベントなど、必要なときにだけ装着できるネイルチップ。取り外しも簡単で、気軽にお気に入りのデザインを楽しむことができます♡ でも、付け方が悪いと外れてしまう…なんてことも。
そこで、ネイルチップの付け方を、事前準備からチェックしていきましょう。付ける際に使用する道具別の付け方や取れにくいコツも解説しているので、参考にしてみてくださいね。
監修者
ネイリスト石堂公誉
事前準備(自爪を整える・ネイルチップを調整する)

ネイルチップを取れにくくするためには、事前準備を丁寧に行いましょう。事前準備を怠ると、持ちが悪くなる原因になりますよ。事前準備の手順は以下のとおり!
- ネイルファイルを一方方向に動かしながら、自爪の長さ・形を整える
- スポンジバッファーを使用し、爪の表面を整える
- コットンやガーゼを巻き付けたウッドスティックを用意し、キューティクルリムーバーを付け甘皮を取り除く
- リムーバーやエタノールを使用し、爪表面の汚れや油分を落とす
- ネイルチップを自爪の甘皮のカーブにあわせ、ネイルファイルで削り調整する
自爪はネイルチップよりも短く整えると、仕上がりがキレイになりますよ♡ また、ネイルチップがぴったりと自爪にあうように、サイズやカーブを調整してくださいね。
そして、事前準備ができたら、ネイルチップを付けていきます。ネイルチップの付け方は道具によって異なるので、道具別に付け方をチェックしてみて◎
監修者
ネイリスト石堂公誉甘皮ケアに痛みを感じる人は、お湯に指先を数分付けて甘皮ケアを行ってみてください。爪の根元は、爪母と呼ばれる爪を作るのに重要な役割を持つ組織があるので、無理にケアしないように気をつけてくださいね。
《接着剤・ネイルグルー編》ネイルチップの付け方
接着剤・ネイルグルーは、持ちが良く取れにくいのが特徴です♡ ネイルチップの再利用はできなくなりますが、外出中に取れることを避けたいときにおすすめですよ。接着剤・ネイルグルーのメリットとデメリットを見ていきましょう。
- 持ちが良い
- 衝撃を受けても取れにくい
- 長時間や外出先での装着におすすめ
- 外す際に専用リムーバーが必要
- ネイルチップを再利用できない
接着剤・ネイルグルーを使用したネイルチップの付け方の手順は、以下をチェック。
- 接着剤・ネイルグルーをネイルチップの裏側に塗る
- ネイルチップを自爪の根元にあわせる
- 根元から爪先に向かい空気を抜くようにして密着させる
- ネイルチップの上から爪全体を押さえてくっつける
接着剤・ネイルグルーをネイルチップに塗るときは、端まで塗らずに1~2mm程度空けて塗るのがポイントです!また、持ちを良くするためにも、ネイルチップが浮かないように、しっかり密着するまで爪全体を押さえるようにしてくださいね。
《両面テープ編》ネイルチップの付け方
両面テープは安価で手に入りやすく、簡単に付け外しができるので初心者さんにおすすめです。ただし、衝撃や水に弱いので、取り扱いには注意しましょう!
- 簡単に付け外しできる
- 価格がリーズナブルで手に入りやすい
- 自爪に負担がかかりにくい
- 衝撃で外れる可能性が高い
- 水に弱く手洗いなどで外れる可能性がある
両面テープを使ったネイルチップの付け方は、以下を参考にしてください。
- 自爪に両面テープを貼り付ける
- ネイルチップを自爪の根元にあわせる
- 根元から爪先に向かい空気を抜くようにして密着させる
- ネイルチップの上から爪全体を押さえてくっつける
接着剤・ネイルグルーの付け方と似ていますが、両面テープの場合は、最初にネイルチップ側でなく、自爪にテープを貼り付けます。ネイルチップと両面テープが外れないよう、数十秒~1分程度は爪全体を押さえ密着させると、取れにくくなりますよ♡
《接着ジェル編》ネイルチップの付け方
接着ジェルは、長期間の装着が可能で、水に濡れても取れにくいのが特徴。ネイルチップの裏に光が入りにくいため、硬化するためには薄めの色のネイルがおすすめ。水仕事や家事をする方におすすめのネイルチップの付け方ですよ♡
- 長期間装着できる
- 衝撃や水に強く取れにくい
- 硬化用にネイルライトが必要
- 光をとおさない濃い色のネイルは硬化しにくい
接着ジェルを使用する際は、皮膚に付かないように手袋を装着してから行うのがおすすめです。ネイルチップの付け方の手順は以下のとおり。
- ベースのジェルを自爪に塗布する
- ネイルチップの根元側に接着ジェルを塗布する
- ネイルチップを自爪の根元にあわせる
- 根元から爪先に向かい空気を抜くようにして密着させる
- 硬化用のネイルライトをあてて硬化する
ベースジェルを塗布したり、ネイルライトを使用したりと工程は多いですが、その分取れにくいのが魅力です。何度か繰り返しているうちに、スムーズに装着できるようになるでしょう◎
《粘着グミ編》ネイルチップの付け方
粘着グミは付け外しが簡単で、ネイルチップの再利用も可能です。お湯には弱いですが衝撃には強いので、1日だけネイルチップを付けたいときに活躍してくれますよ♡
- 簡単に付け外しできる
- 衝撃に強く取れにくい
- 丁寧に扱えばネイルチップの再利用が可能
- 水やお湯に弱い
- 厚みが出やすい
粘着グミは厚みが出やすい点がデメリットです。ただし、カーブがあわないネイルチップや爪が平らだったり反ったりしている方でも装着できる点はメリットともいえます。粘着グミによるネイルチップの付け方は以下のとおり。
- 粘着グミをネイルチップの裏側に貼り付ける
- ネイルチップを自爪の根元にあわせる
- 根元から爪先に向かい空気を抜くようにして密着させる
- ネイルチップの上から爪全体を押さえてくっつける
ネイルチップを自爪の根元に強めに押し付けながら密着させるのがポイント!ネイルチップと自爪がしっかりくっつくまで、押さえてくださいね◎
監修者
ネイリスト石堂公誉初心者には、自爪やネイルチップのダメージがほとんどない両面テープや粘着グミから使ってみるのがおすすめです!
ネイルチップの外し方・アフターケアのやり方
ネイルチップは無理に外そうとすると、自爪を傷める原因になります。自爪を傷めないためにも、こちらではネイルチップの外し方や自爪をキレイに保つためのアフターケアのやり方をご紹介します♡
《接着剤・ネイルグルー・接着ジェル編》ネイルチップの外し方
- 長いネイルチップは先端をカットする(自爪を切らないように注意)
- ネイルチップと自爪の隙間に専用リムーバー(アセトン)を染み込ませる
- 2分程度放置しネイルチップが浮くのを待つ
- ネイルチップと自爪の隙間にウッドスティックを差し込み押し上げながら剥がす
- 自爪の表面に残った施着剤をネイルファイルで軽く削って落とす(自爪を削らないように注意)
ウッドステックで押し上げたときにポロッと外れないようであれば、無理に剝がさずに、再度リムーバーを染み込ませましょう!
《両面テープ編》ネイルチップの外し方
- ネイルチップを付けた指先をぬるま湯に2分程度浸す
- ネイルチップと自爪の隙間にウッドスティックを差し込み押し上げながら剥がす
- ネイルチップに残った両面テープをお湯で落とす
両面テープの場合も、ウッドステックで押し上げたときに外れにくいようであれば、再度お湯に浸しふやけるのを待ちましょう。また、ネイルチップは繰り返し使用できるので、水分をしっかりふき取り保管してくださいね♡
《粘着グミ編》ネイルチップの外し方
- ネイルチップの先端をつまみ、指先側に向かって引っ張る
- 爪先を下方向へ押し、根元部分を持ち上げる
- ネイルチップや自爪に残った粘着グミをお湯で温め剥がす(またはリムーバーでふき取る)
外すときに痛みを感じたり、強く引っ張らないと取れなかったりするときは、指先をお湯に浸けてふやかしてから外しましょう!
監修者
ネイリスト石堂公誉自爪のダメージが気になる人は、ベースコートを塗って乾いてから、両面テープや粘着グミを使用すると自爪をさらに守ることができます。
ネイルチップを外したあとのアフターケア
ネイルチップを外したあとの自爪は、爪の水分が奪われて乾燥ぎみです。自爪をすこやかに保つために、アフターケアも念入りに行いましょう♡
- 手洗いをして清潔な状態にする
- キューティクルオイルまたは爪用美容液を自爪と甘皮部分に塗る
- 指で軽くマッサージするようになじませる
ネイルオイルや爪用の美容液を持っていない場合は、ハンドクリームで代用してもOKです◎ しっかり保湿をしておくことで、キレイな手元を保て、ネイルチップをより楽しめるようになりますよ。
おすすめのネイルオイルが知りたい方は、以下のランキングを参考にしてみてくださいね。
監修者
ネイリスト石堂公誉保湿と一緒に、自爪の先端をヤスリなどで整えるケアもしておくと自爪が割れづらくなります。
ネイルチップの作り方とおすすめデザイン
ネイルチップは、マニキュアやジェルを使って自作することもできます♡ 自分だけのお気に入りデザインを作って、爪先のおしゃれをもっと楽しむのもおすすめです。ネイルチップの作り方の手順は以下のとおり。
- 自爪にあわせネイルチップのサイズを、ネイルファイルやスポンジファイルを使って調整する
- ジェルネイルまたはマニキュアを塗る
- 好きなネイルアートを施したり、パーツを乗せたりする
- トップジェルまたはトップコートを塗り仕上げる
ネイルチップを作るときは、ネイルスタンドを使用すると塗りやすくなりますよ。また、トップジェルやトップコートは、先端や端までしっかり塗りましょう。
ネイルチップの作り方やおすすめのマニキュアをもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もチェック♡
ネイルチップのおすすめデザイン5選
ここからはネイルチップのおすすめデザインを紹介するので、参考にしてみてくださいね。お気に入りのデザインを見つけて、いろんなネイルデザインを楽しみましょう◎
リボン&ハートパーツでラブリーなピンクネイル♡
淡いピンク色をベースに、リボンやハートのパーツをたくさん乗せたデザイン♡ キュートで愛らしいデザインは、女の子の心をくすぐります。ネイルチップだからこそ、普段は付けられない大きめのパーツを乗せたデザインを楽しむのもありですね。
くすみブルーが涼しげで大人っぽさを演出
白とくすみブルーのグラデーションが美しい、涼しげなネイルデザイン。ネイルチップの長さを活かして、色の変化を楽しめます。シンプルなデザインでも、大粒のストーンを乗せれば、目を引くデザインになりますよ。
結婚式やパーティーにおすすめなベージュ×バラデザイン
ベージュをベースにしたフレンチネイル。バラやパールなどのパーツを乗せているので、結婚式やパーティーシーンでも活躍してくれるデザインです!イベントにあわせたデザインでネイルチップを作っておくと便利ですね。
ストーン&大粒ラメで華やかなキラキラネイル
大粒のラメと、白ベース×ストーンを乗せたネイルデザイン。光があたるとキラキラ輝いて、華やかさがありますね◎ ベースのカラーを変えれば、季節問わず楽しめるデザインです。
ネイルチップだからこそ楽しめる黒×白のシックデザイン
白と黒の明度差のある組みあわせでシックなデザイン。普段濃いカラーは使えない…という方も、ネイルチップなら黒カラーにチャレンジしてみるのもおすすめ♡ ネイルチップからはみ出すくらいの、キラキラパーツも可愛いですね。
監修者
ネイリスト石堂公誉最近のネイルデザインは、透明感と立体感、そしてさまざまな輝きがあるものがトレンド。ネイルチップならではの、自爪では難しいクリア感のあるデザインや普段では気になる凹凸感のあるデザインも1日だけならと挑戦してみるのもいいですね!
ネイルチップの接着剤はダイソー・セリア・Sheinで買える?
ネイルチップの接着剤は、ダイソー・セリアなどの100均、Sheinなどの通販サイトでも購入できます。ネイルチップ自体の販売もあるので、チェックしてみてくださいね。
ただし、ネイルチップを購入したときに付属している接着剤だと、「粘着力が弱い…」という口コミが見受けられます。取れないネイルチップを目指したいなら、付属の接着剤は使用せず、接着剤の単品購入がおすすめです!
付け方をマスターしてネイルチップで爪のおしゃれを楽しもう!
ネイルチップの付け方は、いろんな方法があるので、各道具のメリットやデメリットをチェックして、自分にあった付け方を見つけましょう。また、付けるときだけでなく、外すときやアフターケアにも注意して、自爪をすこやかに保ってくださいね。
普段できないようなネイルデザインも、ネイルチップなら思う存分楽しめます♡ 1日だけ、短期間だけでも使用できるので、お気に入りのデザインを見つけて、指先のおしゃれ度をアップしていきましょう◎
監修者
ネイリスト石堂公誉基本的にネイルチップは、1日で外すことをおすすめします。外れないからといって長時間付けておくと、緑膿菌感染などのトラブルが起きる場合があるので気をつけてくださいね。
使用方法を守り、普段はネイルが難しい人もネイルチップで指先のおしゃれを楽しんでみてください!
付け方によっては、アクセサリー感覚で何度も付け外しできて使用できるのもネイルチップの魅力ですね。