髪色問題児ちゃん♡かな〜〜りカラメルたっぷりのプリン頭やったので成人式のために美容室に。普段はアッシュ系の髪色が好きなのでイルミナでグレーっぽくしてもらうんですが、奮発してブリーチ&イルミナカラーをしてもらったところ……大失敗!毛染め失敗したよ、というお話です。
普段お願いしてるサロンはイルミナカラーとS・Bでわたしの髪(セミロング)やと一万円(+税)。ぶっちゃけちょっと高い。お財布がキリキリ言う。けどわたしの髪ってものすごく扱いにくくて、太くて硬くてキューティクルが頑丈で色が入りにくく抜けやすく、髪自体の赤みがものすごく強くて、(美容師さんが)舐めてかかると(美容師さんが)地獄を見る。髪質も問題児ちゃんなわけです。
それでもいつものサロンさんはなんとかしてくれる。「ダークグレージュにした〜い」とか頭沸いたこと言うたら「無理!」と一刀両断し、「ダブルカラーでもいい〜」と食い下がったら「できないよ!」と一蹴する快刀乱麻のズバズバぶりでなかなかGOサインが出ないけど、「しにさんの髪質でこの色出すのはオレには無理!髪質が特殊やからね!」と言うのがもはや決め台詞である。
この美容師さんは「色落ちてきたときにしにさんの希望に近い色になる」とか、「希望に近い方向に向かっていくけど、希望よりも黒くなるよ」とかできない理由とその場合の仕上がりの可能性を教えてくれる。わたしはこの美容師さんが大好きなので彼に言われると「じゃあそれでお願いしま〜〜す♡」とお願いしてしまう。ロン毛のヒゲ眼鏡おじさんである。
髪の毛に関することで困ったらまあまずこの美容師さんに相談する。ドライヤーのおすすめとか、シャンプーの仕方とか、サロントリートメントの有用性とか。ちなみにドライヤーのオススメはレプロナイザー3D、シャンプーはとにかくきちんと頭皮から毛先まで洗浄できるものでモコモコに洗え、サロントリートメントは市販とは比べものにならないよね、余裕があれば使えば?って感じ。
ドライヤーは復元ドライヤーとヘアビューロンがツートップらしくて、美容室でも主にこのへんを使うらしいんですが、復元ドライヤーは風が弱いらしく、「しにさんは髪の毛の量が死ぬほど多くて乾きにくいからヘアビューロン!」とのこと。「しにさんドライヤー大変でしょ」「二十分以上かかります」「それや!しにさんの髪の毛、表面側だけすごい色抜けてんの!原因わかった、ドライヤーの熱!」「内側と外側でツートンカラーになる理由ドライヤー!?」というわけでヘアビューロンを買ってもらいました(母親に)。アマゾンとカードのポイントで三千円くらいで買えたらしい。ポイントは貯めとくもんですね。これすごい。髪の毛元気になった。この話は今度またする。
「パナソニックのナノケアとなにが違いますか?」って聞いたら、「パナソニックは安価やしコンパクトで収納しやすいから家で使うには使いやすいし、仕上がりも悪くないように見えるけど、使ってても髪質が良くなることはない」的なことを言われた。元の髪質が良い人ならこのへんで十分らしい。ヘアビューロンは髪質改善効果が見込めるらしい。関係あるかないかわからんけど、ヘアビューロン使い始めてから髪の毛巻けるようになった。生えグセもかなりマシになった。
シャンプーはアミノ酸とかノンシリコンとかについては特に言及されず、「しにさんの髪、カラー剤もトリートメントも大量に吸い込むんやけどどうなってんの?」(中略)「アウトバスは手のひらいっぱいのオイルを二回使います」「よく洗ってね」「シャンプーはロレッタなんですけど」「あー可愛いよね、ロレッタ」って言われました。トリートメントとアウトバスが必須やのに必要な量が多すぎるから、とにかくちゃんと洗わないと逆に髪に悪いよ、シャンプーの成分どうこうより古くなったトリートメント類が髪に残る方が髪に悪いよ、ということらしい。でもアウトバスはちゃんとつけてね、まとまらないからね、って言われた。
サロントリートメントは「うちでできる最上級のトリートメントはトキオやけど、しにさんたぶん満足しないから勧めないよ!」って言われた。この美容師さんすぐ「たぶん無理」とか「オレやりたくないわ」って言ってやってくれないから信用してる。好きじゃん。「できるよ」って豪語して失敗されるより遥かにいいよね。
あっ、また関係ない話をしてしまった。今日はカラーに失敗した話をしようとしてたのに。
今回は成人式までにカラーする必要があったんですが、年末に都合がつけられず年明けてから予約取ろうと思ったらもう予約で埋まってしまってた。わたし申し上げてるように髪質がクソなのでカラーだけでも一日仕事なのでバイト休みの休日にほぼ一日使って染めてもらうんですが、その休日が設けられなかったんです。ので仕方なくこのサロンの系列店にいってみた。妹が「わりとおすすめー」って言うてたから「そーなん?」っつって軽いノリでいったのが失敗やったんですわ。完全にわたしが悪い。計画性のなさがすべて露呈してるね。
大きく中略した結果、最終的な髪色が画像の感じ。「ハイトーンのベージュアッシュにしたい!」といつも通り頭沸いたことを言うたところ、「できるよ!」と即答。普段さんざんロン毛ヒゲ眼鏡に拒否されてること、できんの!?って心配になったワイは「え?できます?」って聞き返したんですが、「ブリーチしたらできる」とのこと。嬉しくなったワイは「マジでできるんやったらブリーチします!絶対できます!?」と複数回聞いた。「いや(笑)できるよ」と鼻で笑われたので、ムカついて「じゃあやってみてください」とお願いしました。美容師さんもアシスタントさんもわたしも地獄を見ました。
まずブリーチ、どう考えても量が少ない。経験則から言うともっとダブダブに液をつけないとわたしの髪は脱色できない。足りなくなって何回か継ぎ足してたけどブリーチ後はドドドド級のオレンジ色。美容師さんもびっくりだよ。わたしは予想してたけどな!たぶんケアブリーチやから気を使ってマイルドな処方なんやと思う。わたしの髪舐めてる。
その後イルミナカラー。わたし自慢じゃないけどカラー剤大量に必要な女。「いつも五百グラムくらい乗せてもらってます」と宣言したところ、アシスタントさん笑う。舐めてる。最終的に五百グラムくらい乗せてもらったけどな!
アシスタントさんを手伝いにきてくれた女の子、バイトっぽい感じの子に対して「薄めに乗せてー」と指示が出たのでびっくりした。わたしの髪に薄めにカラー剤を乗せることがあるとは。もちろん失敗したけど。
イルミナカラー、落としてからがお待ちかねの地獄です。シャンプー台から戻って、鏡を見てびっくりした。まだ濡れてるけどすでに髪色がおかしい。アシスタントさんも横のバイトも顔色がおかしい。このまま帰らされたらその足で消費者センターに駆け込むところやった。
あえてブリーチしなかった根元一センチ…赤茶色
六月にブリーチしてから伸びた根元から十センチくらいの範囲…黄ばんだ色抜けアッシュ
それ以外…赤茶色、黄色、アッシュグリーン、ブルーグレー、グレーが拳ぐらいの大きさでまだらに発生
アシスタントさん、慌ててカウセしてくれたトップスタイリストさん(「いや(笑)できるよ?」のヒゲ)に相談しにいきました。そして駆け戻ってきて「時間ありますか?もう一回カラーさしてもらっていいですか!?」って焦ってます。その焦り、わかります。もちろんやり直してもらいました。
「なんでこんな色になったんかわからんの〜!ごめんよ、時間かかってごめんよ〜」「イルミナカラーがここだけ強く出てる」「ここはイルミナ入ってない」「ここは何の色かわからん!」と可哀想なアシスタントさんがジャバジャバカラー剤を載せます。施術し始めてからすでに四時間以上、お客さんはわたし一人、美容師さんもそのトップスタイリストさんとアシスタントさん以外全員帰りました。とても寂しい。
慌てて参加してきたトップスタイリストさんのヒゲ、新たな薬剤を調合して持ってきました。そして二人でガバガバ塗りました。わたしは忍耐、ブリーチとカラーですでに頭皮が瀕死でしたが忍耐、もう頭皮の感覚麻痺してます。まああの色で帰るわけにいかないし耐えますよね。
そしてその二回目のカラー剤を洗い落として鏡の前に戻ってきたところ、わたしの髪の毛はラベンダーアッシュになってました。なぜ?
まあいいや、さっきのまだらカラーよりマシやろ、と乾かしてもらってたんですが、この髪色もまたすっごい色ムラ!濃さがそこらじゅうで違うの。美容師さんも無言。わたしは雑誌を六冊読み終えて読むものなくなったから刀剣乱舞で短刀・脇差部隊のレベル上げしてました。小夜左文字の刀装すぐ剥げるんやけどなんで?
わたしカラー後は髪が傷んでるからオイルだけたっぷりつけてもらって帰るんですが、何度断っても「髪巻いてもいい?」「巻きたいな〜」「ちょっとだけ巻かしてくれやん?」と言うので軽く巻いてもらい、ようやくカラー後の全体像を見せてもらったんですが、やっぱ色ムラが見える。アイロンで陰影つけても誤魔化しきれやんのですね。わかります。予想はしてた。
まあでも色落ちしてきたら色ムラは出るし、成人式本番はアップヘアやからまあいいか、と代金をお支払いしてようやく帰宅。成人式は妹に髪の毛をセットしてもらう予定なので髪の毛をセットしてスプレーとワックスをつけ、成人式の予行練習をして風呂に入って洗い流し、風呂から上がって髪を乾かしたところ、一回目のカラー後に近い状態まで色がぜんぶ落ちてしまいました。ラベンダーアッシュどこいった!
やばいじゃないですか。やばいじゃないですか。わたしこのとき生理中、ホルモンバランスが崩れてダウナーになるタイプなので半泣き。二千字を超えるクレームのメールを送りました。ごめんなさいサロンさん。いつもの美容室に予約を取っとかなかったわたしがすべて悪いのにね。でもさすがに赤と黄色と青と緑とグレーが拳ぐらいの大きさでまだらに発生してる髪の毛はさすがに技術不備やし…と葛藤してるうちに朝になってました。
それ以降は毎日アレスのシルバーのカラシャンを死ぬほど揉み込んでいまはようやく写真の感じ。アレスのカラシャンかなり色入るよね。ドンキで買えるのになかなかやるじゃん。
サロンさんからは全額返金とカラーのやり直しの措置を取っていただいた(これから日程を取って伺う予定)ので、予約を取ったホットペッパーにも口コミとかは一切投稿せず、SNSや友達にもサロンの名前とか場所は一切出してないです。家族には言っちゃったけど…。まあわたしの髪質が悪いのが一番悪いので、その美容室も担当してくれた美容師さんも悪くないんですよね。己の髪質を恨んだヘアカラーの話でした。これからはちゃんと予め都合をつけて、普段のサロンの普段の美容師さんにお願いしようと決めたしに子ちゃんでした。じゃあね!
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