❤️夏休み。変身したかったのに出来なかったあなたへ。月野うさぎちゃんに教わった事をお伝えします。
※個人の見解、オタク狂気の長文です。軽く読み流して下さいね!
「美少女戦士セーラームーン」は今年で25周年。未成年の方にとっては大昔の作品ですが、わたしが「セーラームーン」に教えてもらったこと、少しだけおすそ分けします。
「美少女戦士セーラームーン」の主人公、月野うさぎちゃんは、自分のキャラがどうあるべきかなんて、気にしません。
というか、そんなことで悩んでイメチェン図るほど、器用じゃありません。
それは皆さまご存知の通り。
THE・不器用うさぎちゃん、本命の彼、千葉衛におだんごあたまを馬鹿にされても(コミックス1巻)ずっと、おだんごあたまを貫きます。
一般的に、男ウケ&モテ狙う派ならもちろんですが、他人に馬鹿にされた時点で変更したくなるのが、女子ってものですが。
そんなうさぎちゃん、イケメン設定で登場する人物に、ほぼ、モテません。(イケメンが敵の場合も多い。)良いのです。気にしません。
セーラームーンに変身しても、千葉衛と付き合い始めても、進学しても、結婚しても(結婚式だって!)、クイーンになっても、出産してママになったって、最終回までずーっと同じおだんごあたまのままのうさぎちゃん。
おだんごあたまはうさぎちゃんのアイコンであり、キャラって言う事です。一番うさぎちゃんらしいスタイル。
せっかくセーラームーンに変身出来るのに、なんでそこは変えないの?
と、いうか、なんでそんな事できるの?ずっと同じで、なんで、いられるの?どうしてそんなことが出来るくらい、強いの?…
一度でも考えたことはありませんか?
進学や進級、長期の休み明けとか年が変わった瞬間とかに。〇〇デビューとか、キャラ変更とか。
可愛くなって登場したい!とか、
ガラッと変わった自分(ダイエットとか、髪型とか)で登場して、みんなに一目置かれたい!とか。
痩せた姿で気になるあの人に会いたい!とか。
今日からわたしは性格変えてこのキャラで行く!とか。
少なくとも、あれ?ちょっと雰囲気変わった?とか言われたい〜って。
わたしはある。考えたことが。高校2年の時。
でも、頑張っても上手くいかなかったなぁって。
きっかけは、周りに彼氏が出来始めて、出遅れた事に気付いて焦ってたから。
それと、修学旅行のグループ決めで 、クラスのリーダー的女子に、あからさまに陰キャラ扱いされて。ヤバイって思ったのです。
地味な青春で終わらせたくない!もっとカッコいいわたしにならないとって。
でも、何をやってみても、思いつく限りの作戦立てても、結局は同じ。
話し方変えたって、髪型変えたって、服装変えたって、ささやかにしていたメイク変えたって…。
結構無理して頑張ったけども、疲れちゃってダメだった。
当時、両親の方針で、アルバイト禁止で、月のお小遣い¥5000-。プチプラといえど、買い物で何とかするのにも無理があったんです。
一方で、クラスの中心的グループの子達はどんどん華やかに(派手に)なるし。
その明るさと華やかさの影で、わたしの存在は消えてしまうように感じました。
そして、こころのどこかで、見栄を張るためにあたふたしている自分を冷めた目で見ているもう一人自分にも気づいていました。
「うわぁ、他人基準でそんな事してかっこ悪っ。嫌いよ。こんなのわたしじゃないわ。」…
何もうまく行かなくて、こんな自分が嫌いになって、誰にも見つからないように、よくお風呂でコッソリ泣いていたりしました。(12歳年上の姉にはバレていた。)
悲しいかな、頑張ってもわたしはわたしのままだった。
スタイルも良くなくて、人見知りで、大体の男子も明るすぎる女子も苦手で。
陰キャラでオタク地味で、良いとこなんて真面目で大人しい位で、マイナーな音楽ばっかりヘッドフォンで聴いているの。
(書いていてへこむ。実は、数年経った今だって同じです。)
中高生時代なんて、キャラでやクラスにおけるポジションでスクールカーストのどこに入るかが決まる、って事は多少なりと、どこの学校にあります。(断言)
もう少し明るいキャラで注目浴びたい…なんて願望は珍しくはないはずです。
そんな訳で、キャラ変更が上手く行かなくてへこんでいた、あの時。
脱!オタクを決意して、封印していた「セーラームーン」を入れていた箱のガムテープを取って、数ヶ月ぶりに読んで、思いました。
うさぎちゃんって強いんだなぁって。おだんごあたま続けられるのって実は凄いことだって。
なぜなら、あのおだんごあたまは、うさぎちゃんが自分で決めたキャラ=貫く「らしさ」。変える、なんてとんでもない。この「らしさ」を捨てたら、うさぎちゃんはうさぎちゃんじゃなくなる!
変身してセーラームーンである前に、月野うさぎ、なのです。今の自分を肯定して、他人の評価なんて気にしない。その上で常に全力。出来そうで出来ない事です。
うさぎちゃんは、普通の学生でありながら、セーラームーンに変身して、本当は弱い自分を叱咤しながら、みんなを守るために、強力な敵に、仲間と共に時には一人きりで立ち向かって行く。
使命を全うするため、頑張る姿を見せ続ける、おだんごあたまのうさぎちゃん。
強いです。カッコいい!キャラ変更なんて目じゃないんです。
千葉衛は、見た目とか、そんなものではなく、戦い続けるセーラー戦士として、気高く強く美しいクイーンセレニティーとして、何より頑張り続ける、普通の女の子の月野うさぎちゃんを心から愛し、ずっと側にいるのです。もちろん、セーラー戦士のみんなも。
そう、生まれる前から、未来のずっと先まで。
もし、うさぎちゃんがあっさりおだんごあたまを捨てていたら?
もしかしたら、セーラー戦士にはならなかったかも?
いくら前世からの恋人であっても、千葉衛はうさぎちゃんを見つける事が出来なかったかも?
私はそう思います。
もし、今、あなたが夏休み明けにキャラ変更!だって、無理して苦しい思いをしていたら…。変身できなかった自分を責めて泣いているなら。
(それが平気だって言うなら、何も言いませんが。)
苦しいのなら、無理はしなくてもいいです。
それよりも、変わらないかっこよさ、目指して下さい。
今の自分というジャンルを揺るぎないものに仕上げる事が先決。
キャラ=「らしさ」は、作るものではなくて積み重ねるものだから。
自分を急に変えるなんて出来ません。
でも、長い時をかけて、徐々に理想の自分に近づく事は出来ます。
もっと良い自分であれと、努力して成長する事は誰だって出来きます。
自分で自分を見限らない限り。
だから、焦らなくても、自分を無理に曲げなくても、無理しなくてもOKなのです。
もしかして、今のあなたは今のままで、十分結構いいキャラかもよ?
あしたは夏休み最後の満月ですよ!
(※自分の話をすると。
キャラ変更失敗後、あっさり陰キャラ逆戻りの私。もう、どうでも良くなり、そのまま放置で、自分の趣味に徹底して邁進です。
そこからが、めちゃくちゃに楽しかった。
インディーズのメタルバンドのドラマーのファンになって、ライブのお手伝いさせて貰ったり、SNSで知ったセーラームーンの私設ファンクラブに思い切って入ってオフ会参加、リアルの友達10倍、親友だって出来ました。楽しい事沢山。でも、モテとか男ウケは一切無視。(それ、今もだけど。)
そして、高校の卒業式の日、盛り上がる同級生を横目に、地味な高校生活も、もう終わったからいいか、と仲良し女子達で特に感慨もなく教室を後にしました。
がっ!ある男の子(バスケ部の部長=モテモテ人気者)に呼び止められまして。何と‼︎この地味で冴えない私の事がずっと好きだったと言うではありませんか‼︎早く言ってよ!
人生初、そして今の所人生唯一の告られ事件です。ブレずにいた姿が好きだってっ!内心、ギャー!でした。
結局交際1年で他に気になる人(今の彼)が現れたわたし気持ちを優先してくれて、必ずその人に告白する事を約束にお別れしました。
でも、一緒にライブ行った事、初めてのバイト代でかわいい靴をプレゼントしてくれた事。飽きずに長電話した事。
たくさん良い思い出が出来ました。
今でもニヤけます。
彼にはナイショですけど。)
無道 沙耶さん 素敵な投稿ですね✨ 無理に背伸びしたり、作ったりすると疲れちゃうんですよね。。。 ありのままの自分を大切にすることって大事ですよね💡 元彼さんとのお話も読んでて思わずニヤけちゃいました😊笑