twinkle_sounds_nbx on LIPS 「首のアトピーはメジャーな症状ですが、色素沈着で首と顔の色の落差..」

首のアトピーはメジャーな症状ですが、色素沈着で首と顔の色の落差が激しい方はどうやって色補正してるんでしょうか？ これだけたくさんの方が集まっているLIPSなら、似たような悩みで対策を講じている方や、キズ隠しや特殊メイクのようなものに精通している方もいらっしゃるのではないかと思って、長年頭を抱えている問題を公表してみます。 ※生々しい話（アトピー患部のジュクジュク具合とか）が出てきますので、そういうの不潔だなぁと思う方は読まないほうがいいと思います。 私は子どもの頃に軽微なアトピーで、高校生ぐらいから成人アトピーらしい症状に悩まされ始めました。大学生の時が第一次ピークで、おそらくバイト先の衛生環境が悪かったのが原因です。 第二次ピークは20代半ば、じつはこちらも職場の衛生環境が相当に悪かったのが原因です。この時はバイト時代のようにお気楽に働けなかったのもあり、人生最大の重症アトピーを経験しました。 その中で一番症状が酷かったのが、首です。首一周分の皮膚は全部ズルむけてたんじゃないかと思います。未熟な皮膚が次から次に出来ては剥がれるのでずっとジュクジュクしたまま、痒みどころか痛みで首を動かすことができませんでした。 努力の甲斐あって、今は真っ当な皮膚がちゃんと首を覆っているので苦しいことはないのですが、とんでもない色素沈着が残ってしまいました。まあ、仕方がないです。10代の頃から日常的に掻きむしっていて（つまり摩擦を与え続けていて）、そのうえオマケに大怪我したようなものですから。 過ぎたことにはこだわらないのですが、ファンデーションの色が合わせられなくて困っています。よく「ファンデの色は顔と首の境目の色に合わせると良い」と解説されますけど、顔と首の境目なんて黒ずみ過ぎて常人の色合いではないのでそんなファンデはないし、あっても顔には合わないと思います。 写真にうまく撮れないのでお見せできないのが残念なのですが、強いていうなら「低温やけど患部の数年後」みたいな黒ずみに似てます。もちろん、やけどじゃないのでケロイドにはなってないんですけど。 もはや顔に塗るファンデーションで色の落差を埋めるのは難しいので、 ・メイクを派手にして視点をずらす ・派手な服を着て視点をずらす ・大きなアクセサリーで視点をずらす ・首にスカーフを巻いて隠す あたりが私がよく使うごまかしの手段です。開き直って「首黒、顔白ですが何か？」という感じで過ごすことも結構あります。 根本的な働きかけは「美容皮膚科で黒ずみを取る施術を受ける」とか「整形外科で若返り系の施術を受ける」になると思いますが、そんな高額な施術を受けるような余裕はありません。 先日、「トーンアップ下地を首に塗る」というのを思いついてやってみました。ますます変な色になってしまい、仕方なく顔に使っているファンデーションをはたきました。 一応、コスメの話をする場なので、試したものを列挙してみます。トーンアップを謳っているものと、目の下のクマ補正と同じ要領でオレンジ系のベースを中心に試してみました。 ・サンカット トーンアップUV エッセンス すぐに馴染んであまり変化を感じられず。 ・アリィー エクストラUV ハイライトジェル なんともいえない変な色に。 ・セザンヌ UVスキンカラーベース 気のせいレベルで少し色が隠れた（ベージュの下地だから当然といえば当然） ・メディア メイクアップベースS（オレンジ） 色素沈着以外の部分が明るくなったものの、ちょっと変。 ・キスミーフェルム 明るさアップ化粧下地 色素沈着以外の部分が明るくなったものの、ちょっと変。付け心地はメディアより滑らかで好きだが落ちやすそう。 ファンデーションをはたくと、黒ずみのムラがある程度均一化して多少小綺麗になるのですが、黒ずみは完全には隠れないし、顔の色との落差はあまり変わらなかったです。 コンシーラーを首に塗りたくればあるいは…と思いますが、まあ塗ってるものは擦れたら落ちますよね。服が汚れたら嫌ですし。 ちなみに、ファンデーションは仕方なく顔の肌色よりワントーン暗めを探しています。元々、幼少時代の南国生活の影響か地黒なので、単純な地黒向けファンデーションもなかなか見つからず苦戦することしばしば。 ところで、成人アトピーでよく症状が出る部位といえば、自分の経験や道行く人の様子を見るに、顔や首じゃないかなと思います。 もちろん、大きい関節の内側（肘の内側とか）や背中、手の周りなんかもメジャーな発症部位ですけど、その辺はわりと全年齢で発症しやすい気がします。 成人のよくある特徴をあえて挙げると、なぜかストレスが溜まると顔や首が猛烈に痒くなったり、気づいたら頭皮からリンパ液がダラダラ垂れてきたり…みたいな感じじゃないですか。 電車の中で顔や首をガサガサ真っ赤状態にさせて俯いているスーツの男性、すごく多いですよね。綿のストールや長袖シャツでアトピーを隠している女性も結構見かけます。なんというか、本当に休ませてあげたい気持ちでいっぱいです。 アトピーは命が脅かされる病気ではないのであまり問題視されません。おまけに外見が不潔なのでだらしないと誤解されたり、いつも痒く挙動が落ち着かないから変人扱いされたり、果てはアトピービジネスと呼ばれるボッタクリ商人に狙われたりと、本当に腹が立つし惨めなんですけど、それでも死ぬ病気じゃないから頑張らなきゃならない。キツイですよね。 そして、たとえ症状が落ち着いても首が黒いとかいうヘンテコな問題が待っていると。いや、健常者と同じような生活ができるようになっただけでも十分ありがたいことなのです。