そもそもヘアミルクとは?使う効果やメリットは?
ヘアミルクは、オイルと水が配合されたみずみずしいテクスチャーのヘアケアアイテム。髪にうるおいを与えるだけでなく、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱から髪を守ったり、傷んだ髪を補修したりする効果が期待できます。
アウトバストリートメントのほか、スタイリング剤の代わりとしても活躍。寝癖や毛先のパサつきの解消に役立ちます。ヘアミルクはサラッと軽いつけ心地の商品が多いので、軽い仕上がりが好みな人やベタつくスタイリング剤が苦手な人にもおすすめです。
ただし、ヘアミルクは水分も配合されているので、保湿力が物足りなく感じる場合も。高い保湿力がほしい人、しっとり系のシャンプーが髪に合っている人にはあまり向いていない可能性があります。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あき
ヘアミルク・ヘアクリーム・ヘアオイルの違いは?

ヘアミルクは、化粧品の乳液のように水分と油分がバランスよく配合されているため、保湿しながら髪表面に膜を張るように油分で包み、髪の乾燥を防ぎます。つけ心地が軽やかで、サラッと自然なツヤ感のある髪に仕上がりに。ダメージやパサつきが気になる方、猫っ毛や柔らかい髪質に向いています。
ヘアクリームはヘアミルクよりも油分が多く配合され、こっくりとしたテクスチャーが特徴です。油分が多めなので、猫っ毛や細く柔らかい髪よりもパサつきや広がりやすい髪に向いています。しっとりツヤのある仕上がりに。スタイリング剤としては適度な束感をつくりたいときや、髪の広がりを抑えたいときにおすすめです。
ヘアオイルは油分が主成分で、保湿力に優れ乾燥を防ぐのに優れているアイテム。しっとりとしたテクスチャーで、髪表面に濡れたような光沢感のあるツヤを演出してくれます。毛量が多い方や、髪の広がりやクセが気になる人におすすめです。
アイテムによってテクスチャーや、髪のツヤ感が異なるので、自分好みの質感や仕上がりで選んでみてください!
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきヘアミルクは、軽い仕上がりでべたつきがないため髪が細い方や毛量が少ない方におすすめ。浸透性もよく美容液感覚で使用できますので、ダメージが気になるすべての髪質に使用できますよ。
一方、ヘアクリームやヘアオイルは油分が多めでまとまりやツヤが出るので、パサつきや広がりを抑えたい方、ツヤがほしい方に向いています。特にヘアオイルはコーティング力も高いため紫外線等の外的ダメージから髪を保護する働きもあります。ヘアセットの仕上げや外出前に使用すると良いでしょう。
ハイダメージの人は、ヘアミルクとヘアオイルをダブルで使用していただくと、さらに効果が期待できます!
乾燥・うねりケア?自分に合ったヘアミルクの選び方
ヘアミルクといっても、より軽やかでサラッとしたつけ心地のタイプや、しっとりとなめらかなつけ心地のタイプまでさまざまな商品が販売されています。そこで、自分に合ったヘアミルクを選ぶコツをご紹介していきます。
①自分の髪質に合ったテクスチャーのものを選ぼう

ヘアミルクのテクスチャーは、主にしっとりタイプとさらさらタイプの2種類です。髪質や髪のダメージ状況などによって向いているタイプは異なります。
しっとりしたテクスチャーのヘアミルクは、さらさらタイプよりも油分が多めなので、髪のうるおいが長持ちしやすいことが特徴。そのため乾燥による髪のパサつきや、ヘアダメージにお悩みの人にもおすすめです。
- 髪質は太めでハリがあり、硬め
- 毛量が多めで広がりやすい
- パサつきが気になる
- ヘアカラーやパーマを繰り返している
- ブリーチをしたことがある
一方でさらさらタイプは、しっとりタイプよりも軽い仕上がりが特徴。髪のボリューム不足に悩んでいる人におすすめです。
- 髪が細め、柔らかめ
- 毛量が少なめでペタッとしやすい
- 髪が絡まりやすい
- さっぱりしたシャンプーと相性が良い
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あき髪が細く柔らかい人がしっとりタイプを使用すると、ボリュームダウンの原因になる場合があります。成分表記を確認して、水よりも鉱物油や植物油などの油剤が一番最初に記載されているヘアミルクは質感が重くなります。気になる人はチェックしてみましょう。
②髪のお悩みに合わせて成分をチェック!

髪質が人によって違うように、髪のお悩みも人によって異なります。今の髪の状態をチェックし、必要な成分が配合されているか確認しましょう。
- 紫外線ダメージ:UVカット・UVケア成分
- ドライヤーやヘアアイロンによる熱ダメージ:ヒートケア成分
- 乾燥やパサつき:保湿成分、水分保持成分
- パーマやカラーによるダメージ:キューティクルリペア成分、ダメージ補修成分
さらに、シリコーンの有無にも注目しましょう。シリコーンは髪の表面をコーティングしたようになめらかに整えて、指どおりの良い髪に導いてくれる成分のこと。シリコーン入りのヘアミルクは髪のうるおいを長くキープする力に優れており、ハリやコシのあるなめらかな仕上がりになります。
- シリコーン入り:髪表面を包みこむようにうるおいを与えて、髪がハリのある質感に
- シリコーンなし:よりさっぱりとしたつけ心地、ベタつきが苦手な人にもおすすめ
シリコーンなしのヘアミルクを選びたい人は、パッケージに「ノンシリコーン」と記載されているものを選ぶのがポイントです。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきノンシリコーンと記載されていない商品もありますので、シリコーンが気になる方は成分をチェックしましょう。
シリコーンオイルの種類はさまざまですが、主にジメチコン、ジメチコノール、アモジメチコン、シクロペンタシロキサンが使われています。また、成分表記で最初の方に記載されるほど配合量は多くなります。
③甘めorさっぱり?好みの香りかどうかも大事なポイント

毎日使い続けるなら、好みの香りかどうかは大事なポイントですよね。ヘアミルクは甘い香りの商品が多いですが、なかには無香料や爽やかなハーバル系の香り、柑橘系の香りのものもあります。店頭のテスターや、少量のサンプルを使って確認してみるのがおすすめです。
学校や職場など、強い香りを避けたい場所で過ごす場合は、事前にヘアミルクの香りの濃さもチェックしておきましょう。フローラルやフルーツの甘い香りのヘアミルクは香りが長続きしやすく、柑橘系の香りは持続時間がやや短めです。
石けんの香りやミント系などのハーバル系の香りは、ほのかに香る商品が多く、香りの持続時間が短めのものが多いです。香りを強く主張したくないときや、ほのかに清潔感を与える香りが良い場合に◎。気分をリフレッシュするさっぱりとした香りの商品が多いので、メンズのヘアケアにもおすすめです。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきヘアオイルなど、ほかのアウトバストリートメントと兼用する場合は、香りが混じることがあります。その際は、どちらかを無香料のものにしましょう。
④容器はポンプ式・キャップつきの形状が使いやすい
ヘアミルクの容器は、主に「ポンプ式」と「チューブ式」の2タイプに分けられます。シーンに合わせて、自分が使いやすいものを選んでみましょう。
- ポンプ式:片手で出しやすく、内容量が多い商品が多い
- チューブ式:コンパクトなサイズ感で試しやすい
さらに旅行や出張など、出かけ先でヘアセットをしたいときには、持ち運びに便利なキャップつきのものがおすすめです。持ち運び用なら、髪だけでなくハンドケアやボディケアにも使えるタイプが便利ですよ。
ヘアミルクの正しい使い方は?

ヘアミルクの効果を最大限に引き出すために、正しい使い方も押さえておきましょう!
- ヘアミルクを使用する前に、しっかりタオルドライする
- ヘアミルク(使用量の半分)を手に取り、手のひら・指の間・指先まで均一に伸ばす
- 髪の左右半分に分け、毛先・中間の順序でやさしく塗布する。もう半分も同様に行う
- ドライヤーで髪の根元からしっかりと乾かす
使用量は、製品ラベルなどに記載されている量を守ってくださいね。多すぎるとペタッとした重たい仕上がりになってしまうので注意が必要です。
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あき毛先など髪のダメージが気になる部分を中心に塗布していきます。根元に塗布するとボリュームダウンの原因になるため、避けるように塗りましょう。塗布したあとは目の粗いコームで髪をとかすと、さらに髪なじみが良くなりますよ。
ヘアオイルとの併用はOK?つける順番は?

ヘアミルクとヘアオイルの併用は、ダメージやパサつきが気になる人におすすめです。併用することで、保湿やダメージ保護の効果が高まります。
使用する順番は、ヘアミルクを先に、その後にヘアオイルを使うようにしましょう。へアオイルを先に塗ると、へアオイルの油分によってヘアミルクに含まれる成分が弾かれてしまい、効果がきちんと得られません。ヘアミルクでうるおいをチャージしてから、ヘアオイルでしっかりフタをすると覚えておいてくださいね!
監修者
ビューティープロデューサー・毛髪診断士齊藤あきヘアミルクは、シャンプー後の濡れた髪に使用するとより浸透力が高まります。ヘアオイルと併用する場合は、ドライヤー後の仕上げに使用するとツヤも出てまとまりが良くなります。
もっと美髪を目指すなら、お風呂で使うヘアケアアイテムにもこだわろう
より理想的なヘアを手に入れたい人は、シャンプーやトリートメントなどのお風呂で使うヘアケアアイテムにもこだわりましょう。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
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ヘアミルクは水分の割合が多く、ヘアオイルに比べて浸透性が高いのが特徴です。そのため、カラーリング等によるヘアダメージが気になる方にも向いています。
セラミドや水溶性コラーゲンなどの保湿成分や加水分解シルクなどの補修成分をバランスよく配合している商品もありますので、ご自身の髪の状態に合わせて選ぶようにしましょう。