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近畿大学・山田養蜂場の共同研究!ローヤルゼリーが導く、肌の恒常性を保つ新常識とは

年齢を重ねるごとに気になる肌の悩み。シワやたるみ、ハリの低下など、肌のサインに「仕方ない」と諦めていませんか?実は、私たちの肌には、常に新しい細胞を生み出し、肌の健康を保つ「表皮幹細胞」という大切な存在があります。この度、近畿大学薬学総合研究所 先端バイオ医薬研究室の森山博由准教授、森山麻里子准教授と、株式会社山田養蜂場の共同研究により、この表皮幹細胞の活性化に「ローヤルゼリー」が深く関わっていることが科学的に解明されました。最先端の研究成果に迫り、未来の美肌ケアの可能性について取材しました。

Kotaro Ueno
Kotaro Ueno

目次

伝承と科学が結びつくローヤルゼリー研究

ローヤルゼリーは古くから美容に用いられてきた歴史があります。山田養蜂場では、養蜂家さんの手は美しいという経験的な知見から、その力を活かした化粧品を開発できないか?という想いで、自社独自のエキスを開発し、肌への効果を調べてきました。今回の共同研究は、その効果をより科学的なエビデンスによって裏付けする、という大きな目的のもと開始しました。

この興味深い課題に共感した森山博由准教授らのグループは、ローヤルゼリーのもつ肌の機能性メカニズムの探求という未解明の科学に取り組みました。注目したのは、肌の新陳代謝であるターンオーバー、それに欠かせない表皮幹細胞の健やかさでした。肌のターンオーバーには、表皮幹細胞の自己複製と分化がとても重要です。

一方、幹細胞をふくむ細胞には、さまざま要因により細胞の増殖能力が低下してしまう細胞老化という現象が引き起こされます。研究の結果、ローヤルゼリーには、細胞の老化を抑制し、肌を理想的な状態に整える働きがあることがわかりました。この発見は、若々しい肌質の維持に艶やかな光明をもたらすものです。

3次元培養と単層培養による多角的なアプローチ

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今回の研究では、ローヤルゼリーの皮膚への影響を詳細に検証するため、複数の実験手法が用いられました。

まず、ヒト表皮幹細胞を含む正常な表皮細胞群(初代ヒト表皮細胞)を用いた実験が行われました。ここでは、森山研究室で培ってきた培養技術を活用し、単層培養モデルだけでなく、生体に近い環境を再現した立体的な「3次元培養表皮モデル」も用いられました。

これらのモデルを用いることで、ローヤルゼリーが表皮形成やターンオーバーに与える影響を多角的に評価することが可能となりました。実際に、ローヤルゼリー添加群では、表皮の構成がより良好で、ふっくらとした状態が確認されています。また、表皮幹細胞マーカーであるP63の発現もローヤルゼリー添加群で高く、細胞増殖と分化が適切に行われていることが示唆されました。

さらに、単層培養を用いた実験では、ローヤルゼリー添加群の細胞は未添加群と比較して、増殖が良好で培養時間も安定していることが示されました。細胞老化の指標となるSA-β-ガラクトシダーゼという酵素の蓄積が有意に減少していることも確認され、ローヤルゼリーが細胞の老化を抑制する効果が示唆されています。単層培養においても、表皮幹細胞特異的なP63の発現上昇と、老化マーカーであるP21、P16の発現低下が確認されており、ローヤルゼリーの細胞老化抑制および幹細胞機能向上効果が、2次元細胞培養からも裏付けられています。

ローヤルゼリーが表皮幹細胞に与える驚きの影響

研究では、ローヤルゼリーが「表皮幹細胞」の維持に必要なマーカーである「P63」の発現を増加させ、同時に細胞老化の指標となる「P16」や「P21」といった老化関連マーカーの発現を抑制することが発見されました。

これらの結果は、ローヤルゼリーが表皮幹細胞を活性化し、皮膚の再生能力を向上させる可能性を示唆しています。実験には、ヒト表皮幹細胞を含む正常な表皮細胞群(初代ヒト表皮細胞)に加え、立体的な3次元培養表皮モデルも用いられ、多角的な評価が行われています。特に、ローヤルゼリー特有の成分であるデセン酸などが、幹細胞の活性化に強く関与していることも示唆されました。

伝承素材から最先端科学へ、そして未来の製品へ

株式会社山田養蜂場 R&D本部 山田養蜂場グループ美容科学研究所では、今回の研究成果を受けて、人での有効性のエビデンスを重視した製品開発を進めています。現在、幹細胞ケアに関する商品の開発も検討しています。

奥村暢章氏は、ローヤルゼリーエキスの配合量が多いほど効果的であり、同社ではローヤルゼリー成分の浸透性を高める技術も導入していると説明しました 。また、サプリメントとして摂取した場合にも水分量の改善などの効果が論文で示されており、内外美容の両面から肌の健康に貢献できる可能性を秘めています。

肌の未来を変えるローヤルゼリーの可能性

今回の近畿大学と山田養蜂場の共同研究は、ローヤルゼリーが単なる健康食品や美容素材という枠を超え、肌の根本的な若々しさを保つ「表皮幹細胞」に深く作用する可能性を科学的に示した画期的なものです。

肌のターンオーバーを支え、細胞老化を抑制するローヤルゼリーの新たな機能は、今後のスキンケア製品に大きな進化をもたらすことでしょう。伝承と科学が融合したこの研究が、私たちの肌の未来をどのように変えていくのか注目です。

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2025年07月20日(Sun)
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