青汁は健康にいいの?どんな人におすすめ?
青汁は、大麦若葉やケールなどといった緑葉野菜をしぼったものです。食事にプラスして青汁を飲めば、手軽に野菜に含まれる栄養素を摂取できます。
厚生労働省では、生活習慣病予防の観点から成人の野菜摂取量の目安として、1人1日当たり350g以上を推奨しています。しかし、男女ともに足りていないのが現状です。(参照:厚生労働省)
そのため、青汁は食事の補助として取り入れ、飲み続けるのがおすすめ。ただし、過剰摂取には注意が必要なため、1日の摂取量を守って飲みましょう。
- 普段の食生活で野菜不足を感じている人
- 好き嫌いが多く栄養が偏りがちな人
青汁のデメリットは?
青汁のデメリットは、野菜特有の青臭さや苦みがあることです。なかには味が濃く、飲みにくいものもあります。
また、青汁は過剰摂取に注意が必要です。1日の摂取目安量を超えて大量に飲むと、他の食べ物で青汁と同じ栄養素を多量摂取する可能性があるため、商品ごとの摂取量を守りましょう。とくに、以下のような人や通院中の人は、使用前に医師に相談してください。
- 腎機能障害をお持ちの人
- 薬(特に血液凝固防止薬)を服用している人
- ビタミンKの接種制限を受けている人
飲みやすくて続けやすいものを!自分に合った青汁の選び方
ここからは、青汁の選び方を解説します。原材料・タイプ・味など、自分に合った選び方を押さえましょう。
①目的に合った原材料と栄養素で作られたものを選ぼう
青汁に使われる原材料にはいくつか種類があり、それぞれ摂取できる栄養素が異なります。青汁を飲む目的に合ったものを選びましょう。
原材料によって摂取できる栄養素は違う!

青汁に使われる原材料は主に「大麦若葉」「ケール」「明日葉」「桑の葉」です。それぞれの原材料から摂取できる栄養素をチェックしておきましょう。
「大麦若葉」は、青汁の主原料として使用されることが多く、カルシウム・鉄・亜鉛・カリウム・マグネシウム・銅などのミネラル類やβカロテン・ビタミンB1・ビタミンC・葉酸などのビタミン類、食物繊維など、身体に必要な栄養素が全体的にバランスよく含まれています。
「ケール」は、栄養が豊富なアブラナ科の野菜です。ビタミンB・ビタミンC・カリウム・マグネシウム・リンなどが含まれています。「明日葉」は、食物繊維・βカロテン・ポリフェノールなどを摂取でき、なかでもカルコン・クマリンというポリフェノールが豊富です。
「桑の葉」からは、マグネシウム・カリウム・亜鉛・鉄・食物繊維・1-デオキシノジリマイシンといったさまざまな栄養素を摂取できますよ。青汁の原材料のなかでは唯一、1-デオキシノジリマイシンが含まれています。
健康・美容目的なら、保健機能食品の青汁を選ぼう

健康や美容を目的に青汁を飲む人には、保健機能食品の青汁がおすすめです。保健機能食品には「特定保健用食品(トクホ)」「機能性表示食品」「栄養機能食品」の3種類あります。
- 特定保健用食品(トクホ):健康維持・増進を目的として食品の機能表示が認められている
- 機能性表示食品:事業者の責任において食品の機能性を表示
- 栄養機能食品:体の健全な成長・発達・健康の維持に必要な栄養成分の補給を目的
それぞれ認可や届出の有無など、認定方式に違いがあります。
特定保健用食品(トクホ)は、製品ごとに消費者庁の審査が必要です。許可を得たものには許可マークがついているため、商品パッケージにあるマークをチェックしましょう。
機能表示食品は、国の定めるルールに基づき、届出する必要があります。栄養機能食品は、指定の栄養素の含有量が国の基準を満たしていれば、国の審査や届出をしなくても機能表示を記載できますよ。
②毎日続けるなら、飲みやすい味のものを選ぼう
青汁を継続して飲むなら、飲みやすい味のものを選びましょう。原材料によって味や飲みやすさが異なるため、参考にしてください。
初心者は大麦若葉の青汁から始めるのがおすすめ

青汁には「大麦若葉」「ケール」「明日葉」「桑の葉」などが使われ、なかには苦みがあるものもあります。好みの味の原材料が入った青汁を選んでくださいね。
- 大麦若葉:青臭さや苦みが少なく初心者にもおすすめ
- ケール:野菜独特の青臭さや苦みが強い
- 明日葉:独特のクセはあるが、ケールよりは苦みが少ない
- 桑の葉:やや青臭さがあるが、苦みはほとんどない
苦みが苦手な人や、青汁を初めて飲む人には、苦みが少ない大麦若葉が主原料になっているものがおすすめです。
青汁の味が苦手な人は、他の素材とブレンドされたものがおすすめ

青汁の苦い味が苦手な人は、ブレンドされたものを選ぶのがおすすめです。
すっきりとした味が好きな人は、緑茶や抹茶ブレンドのものをチェックしてみて。食事のときにも飲みやすい味で、お茶のようにこまめに水分補給するのにも向いています。まろやかなのど越しのものが好きな人には、豆乳ブレンドがおすすめです。豆乳の味によって青汁特有のえぐみが抑えられ、抹茶ラテのような味わいに。
ジュース感覚で青汁を飲みたいなら、フルーツブレンドを選んでみてください。フルーツの甘みで青汁の苦みが抑えられ、飲みやすい味になっていますよ。
甘味が苦手な人は甘味料無添加青汁を選ぼう

甘みが苦手な人は、無添加青汁を選びましょう。砂糖などの甘味料が入っていないものであれば、素材本来の味を楽しめますよ。青汁そのものの味が好きな人も、甘味料などが入っていないものを選ぶと良いでしょう。
③生活シーンに合わせたタイプをチョイスしよう

青汁には、粉末タイプやジュースのように飲めるタイプなど、さまざまあります。自分の生活シーンに合わせて、摂取しやすいタイプを選びましょう。
- 粉末タイプ:水などに溶かして飲む。個包装になっていて持ち運びやすいので、外出先でも飲みやすい
- パック・ジュースタイプ:パックに入った状態で販売されているため、水に溶かす必要がなくすぐに飲める。コンビニやスーパーなどで購入できるので、気軽に青汁を飲みたい人におすすめ
- ゼリータイプ:おやつ感覚で摂取できる。混ぜる必要がなくコップなどもいらないため、手間がかからない
青汁を継続して飲む場合、価格もチェックしておきましょう。販売価格が安くてもコスパが良いとは限りません。1回あたりのコストに換算してみると良いですよ。コストを抑えたい人には、粉末タイプがおすすめです。
青汁の基本の飲み方&飲みやすくするアレンジ方法
ここからは、青汁の基本の飲み方と飲みやすくするアレンジ方法を紹介します。自分に合うアレンジ方法で、青汁を取り入れてみてくださいね。
青汁の基本の飲み方
青汁は基本的に冷たい水で割って飲みます。冷たい水で割ると、のど越しがすっきりとして初心者さんでも飲みやすいですよ。
寒い時期や朝に飲むときは、人肌程度のお湯で割って飲むのもおすすめです。
青汁を飲みやすくするアレンジ方法

ここでは、青汁のおすすめアレンジ方法を紹介します。
1つめは、豆乳・牛乳・ヨーグルトなどと混ぜる方法です。混ぜることでまろやかな味わいになり、青汁特有の苦みが少なくなります。青汁に含まれる成分のなかには熱に弱いものもあるので、基本的には冷たいまま飲むのがおすすめ。
2つめは、フルーツと混ぜてスムージーにする方法です。バナナやいちごなど自分の好きなフルーツと一緒にスムージーにすると、フルーツの甘みで飲みやすくなります。使うフルーツを変えて楽しめるのも良いポイントです。また、冷凍フルーツを使えば、忙しい朝でも手軽に飲めますよ。
青汁に合わせる豆乳飲料やヨーグルトのおすすめ人気ランキングは、以下の記事をチェックしてください。
青汁を飲むおすすめのタイミング

ここでは、青汁を飲むおすすめのタイミングを紹介します。生活シーンに合わせて効率的に青汁を取り入れましょう。
ダイエット中の栄養管理の目的で青汁を飲む人は、食事の前に飲むのがおすすめです。食事前にプラスして栄養を補いつつ水分を摂取することで、食べすぎ防止にもなります。青汁は、寝る前の水分補給や栄養補給に飲むのも良いですよ。体を冷やさないよう常温やぬるま湯で飲みましょう。
起床後・運動後・入浴後など、体の水分が不足しているときにも青汁を取り入れてみて。消費された水分と一緒に栄養素も効率良く補給できますよ。
青汁に関するよくある疑問
青汁に関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
青汁は毎日飲んだほうがいい?
青汁は1日1~2回を目安に継続して飲むのがおすすめです。基本的にはいつ飲んでも良いため、自分のライフスタイルに合わせて飲むタイミングを決めておくと、習慣化しやすいですよ。
商品ごとの推奨摂取量を守って、飲みすぎには注意しましょう。
青汁でダイエットできる?
青汁は、野菜などの不足しがちな栄養を補うもののため、青汁を飲めば痩せるわけではありません。食事前に青汁を飲んで満足感を得る方法もありますが、ダイエットをするなら食事内容や運動習慣などを見直すことが大切です。
青汁は薬と併用してもいい?
以下のような人は、青汁を飲む際に注意が必要となるため、医師に相談しましょう。
- 抗血栓薬(血液をサラサラにする薬)を服用している人
- 腎機能障害の人
- 人工透析をしている人
- 肝機能障害の人
- C型肝炎の人
- 野菜の摂取制限を受けている人
- ビタミン Kの摂取制限を受けている人
上記のような場合以外にも、体質やその日の体調によっては体調不良が起きる可能性があります。心配な人は自分で判断せずに、医師や薬剤師に相談してくださいね。
青汁は温めても大丈夫?お湯で飲むのはNG?
青汁を100℃前後の熱湯で割ると栄養素を壊してしまう可能性があります。温かい状態で青汁を飲みたい人は、30〜40℃程度のぬるま湯で割るのがおすすめです。
ビタミンA・ビタミンE・食物繊維・ミネラルなどは、加熱による影響を受けにくい栄養素のため、温めても問題ありません。
青汁は子どもに飲ませてもいいの?
基本的に、青汁を飲むのに年齢制限はありません。ただし、1歳未満の離乳時期の子どもに飲ませる場合は、注意が必要です。
牛乳・ヨーグルト・ジュースに混ぜて野菜が嫌いな子どもに飲ませるなど、食事と合わせて取り入れれば、足りない栄養素を補えます。
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