ヘアワックスとは、髪に動きや束感を出し、スタイリングの持ちをアップさせる整髪料です。アレンジしやすいスタイリング剤なので、動きがある髪やボリュームのある髪を演出できますよ。

また、油分の配合量により、硬いものから柔らかいものまで幅広いテクスチャーがあります。毛先に動きを出したい・髪にツヤ感を演出したいなど、なりたい雰囲気に合わせて自在に髪をアレンジできるのが魅力です。

ヘアワックスは、レディース用とメンズ用で成分や基本的な性能に大きな違いはありません。性別よりも、求めるセット力やツヤ感、クリーム・ファイバー・クレイといったテクスチャーで選ぶのが基本です。

ただし、一部のブランドでは、女性向けと男性向けで香りや目指す仕上がりに違いがあることも。たとえば、女性でも根元をしっかりと立ち上げたい場合は「男性用」と書かれたものを選ぶなど、目的に合わせて性別に捉われず選んでOKですよ。

メンズ向けヘアワックスの特徴や人気商品が気になる人は、以下の記事も参考にしてみてください。

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各アイテムの大きな違いは、髪の仕上がりです。なりたいイメージに合わせて、アイテムを選んでみてくださいね。

ふわっとナチュラルに仕上げたい人はヘアバーム、キープ力を重視したい人はヘアワックスがおすすめです！ヘアジェルとワックスの違いを知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

ヘアジェルとワックスの違いって？特徴をいかした使い方やレディース・メンズにおすすめのアイテムを紹介

理想の髪型を演出するには、自分に合ったヘアワックスを選ぶことが大切です。ヘアワックスの選び方のポイントを押さえましょう。

まずは、なりたい仕上がりに合わせて、タイプを選びましょう。アイテムごとに得意なヘアセットを紹介するので、参考にしてくださいね。

左：@snoopylove_lips ／ 右：@miyuki_cosme

毛先に動きを出したい人はファイバータイプとクリームタイプがおすすめですが、仕上がりの印象が異なります。

ファイバータイプは、繊維が入った粘りのある質感で毛束が作りやすいため、動きのある立体的なスタイルにぴったり。一方、クリームタイプはなめらかで髪になじませやすく、自然なニュアンスを作りやすいのが特徴です。初心者でも扱いやすくなっています。

さらに、どちらのタイプもソフトからハードまでセット力に幅広い展開があるため、なりたい仕上がりに合わせて選ぶと失敗しにくいですよ。

ナチュラルな仕上がりや、無造作感を演出したい人はクレイワックスがおすすめです。水分量が少なくマットな質感なので、自然なスタイルが作れます。毛質が硬めの人には不向きな一方、猫っ毛や軟毛の人は相性がよいアイテムです。

ただし、シャンプーで落としにくいデメリットがあるので、丁寧なケアを心がけましょう。

左：@pmnyk56 ／ 右：@mknmtk

濡れ髪や色っぽさを演出したいなら、ヘアジェルかヘアグリースがおすすめです。

どちらも水分を含んでいるため、ほかのタイプよりも仕上がりにツヤ感を出せます。仕上がりをキープしたい人はジェルタイプ、髪に動きを作りたい人はグリースタイプがおすすめです。

まとめ髪の仕上げや、気になるアホ毛・後れ毛を抑えたいときは、スティックタイプのヘアワックスが便利です。髪に直接なでつけるようにして、ピンポイントで自然なまとまりとツヤ感をプラスできます。

手を汚さずに使えるのも大きなメリット。外出先でまとめ髪をさっと直したいときや、前髪・分け目の乱れが気になったときにも活躍しますよ。

左：@yum02 ／ 右：@nontantabiusagi

ヘアワックスは、ソフト〜ハードまでセット力に幅があり、仕上がりの印象も大きく変わります。

ソフトタイプはセット力が低めで、ナチュラルな仕上がりが特徴。固めすぎずにゆるっとした自然な動きを出したい人や、スタイリング剤の使用感が苦手な人におすすめです。毛先をまとめたいロングヘアにも向いています。

一方、ハードタイプはセット力が高く、しっかりアレンジしたい人向け。髪に動きをつけたい人や、スタイルを長時間キープしたい人にぴったりです。パーマに合うワックスをチェックしたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

パーマに合うワックスおすすめ22選｜市販のレディース・メンズ向けアイテムや基本的な付け方も紹介

ヘアワックスは、好みの香りで選びましょう。香りにはさまざまな種類があり、自分好みの香りのアイテムなら心地よくヘアセットができますね。

香水やヘアミストなど別の香りをつけたい人や、オフィスなどで香りが気になる人は、無香料のアイテムを選ぶのがおすすめです。

髪のパサつきや乾燥が気になる人は、ケア成分に注目しましょう。セラミドやシアバターといった保湿成分が配合されているアイテムは、しっとりとしたうるおいのある髪に仕上がります。

使い心地が気になる人は、パラベンフリーや無香料のアイテムに注目を。パラベンは、ケア用品に含まれている防腐剤です。敏感肌の人は、まれに肌の負担になる可能性もあるため、できるだけシンプルな成分構成のものを選びましょう。

【厳選】オーガニックヘアワックスのおすすめ11選《プチプラ・ドラッグストア・サロン品まで！》

どのワックスを選んだらよいか迷ったら、ドラッグストアで気軽に買える人気商品から試してみるのもひとつの手。ここでは、仕上がり別におすすめのヘアワックスを紹介します。

matomage（マトメージュ）「まとめ髪スティック スーパーホールド」は、手を汚さずに使えるスティックタイプのヘアワックス。ポニーテールなどのまとめ髪をきれいに仕上げたいときや、アホ毛を整えたいときなど、髪を抑えたい幅広いシーンで活躍します。

product（ザ・プロダクト）「ヘアワックス」は、手に広げるとオイル状になるヘアワックス。ウェット感のあるスタイリングや、しっとりとした束感を出したいときにおすすめです。天然原料だけで作られており、肌・リップ・ネイルなどにも使えますよ。

Loretta（ロレッタ）「メイクアップワックス 4.0」は、ショートヘアで髪に動きを出したいときにおすすめ。パッケージに惹かれて購入する人もいるほど愛らしいデザインが魅力的。見た目だけでなく仕上がりも良く、ほどよい軽さとキープ力で軽やかな動きが出せます。

LUCIDO L（ルシードエル）「♯ボリュームエアリーワックス」は、自然なふんわり感をキープできるのが魅力。ロングヘアのふんわり感をキープしながら、まとまりを出したいときにおすすめです。ワックスのベタつきが気になる人にもぴったり。

プチプラヘアワックスをもっと見たい人は、以下の記事もチェックしてみてください。

ヘアワックスの正しい使い方は、以下の流れが基本。セットが苦手な人は、ぜひ参考にしてくださいね！

1. 適量を手のひらにとり薄く伸ばす
2. 髪の内側からよくなじませる
3. 毛束をほぐしながら整える

10円玉ほどの量のワックスを手のひらにとり、髪の内側から順になじませましょう。内側からつけると表面がベタつきにくく、きれいな仕上がりになります。全体に薄く伸ばし、丁寧に毛先を整えたら完成です。

ヘアワックスの付け方を詳しく知りたい人は、以下の記事もチェック！

【女性向け！ヘアワックスの付け方】基本の使い方からショートやボブなど髪型別に解説◎

ヘアワックスが髪や頭皮に残ったままだと、ベタつきやダメージ、頭皮トラブルの原因になることも。落ちにくいと感じたときは、シャンプー前のひと手間を取り入れてみましょう。

1. ぬるま湯で髪全体を洗う
2. 髪全体にコンディショナーまたはトリートメントをつける
3. しっかりすすぐ
4. 通常どおりシャンプー・トリートメントをする

シャンプー前にコンディショナーやトリートメントを使うのは、油分を含むケア剤がワックスとなじみ、浮かせる効果が期待できるから。十分にすすいだら、通常どおりシャンプーを行い、トリートメントで仕上げましょう。無理にゴシゴシ洗わず、やさしく落とすことが大切です。

ヘアワックスに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。

ヘアワックスの使用期限は、未開封で3年以内です。開封後は可能な限り早く使い切りましょう。ただし、保管状態が悪いと未開封でも劣化する場合があります。劣化を防ぐため、直射日光が当たらない場所に保管してください。

かゆくなる原因として、ヘアワックスが頭皮に合っていない可能性があります。また、ワックスを地肌や顔に触れないようにつけるのも大切です。ヘアワックスが毛穴を塞いでしまい、きちんと洗い流せていないとかゆみの原因につながる場合もあるので注意しましょう。

ヘアワックス自体で髪が傷むわけではありません。ただし、セット力の高いヘアワックスを使うと、髪の引っかかりや絡まりが生じやすく物理的な摩擦で髪が傷む可能性があります。

ヘアワックスを使うときは、無理に絡まりをほどこうとしたり、シャンプー時にゴシゴシと過度な摩擦を与えすぎたりと、物理的ダメージを与えないように注意しましょう。

きれいな髪をキープするためにも、髪をセットした日はケアを意識するのがおすすめです。以下の記事では、LIPSユーザーおすすめの人気商品を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

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