ヘア・メイクアップアーティストNANA
タレントや女優のヘアメイクからビューティー誌、広告、化粧品開発アドバイスなど様々な分野で活動中。長年の活動からプチプラ、デパコス問わず様々なコスメに精通している、化粧品大好き人間。最近ではまつ毛の重要性を再認識し、一般の方へ向けた「まつ育サロン」を企画、準備中。続きを読む
メイクブラシを使うメリットは?
コスメにはブラシやチップが付属しているものもありますが、あえてメイクブラシを使う理由は、仕上がりがきれいになるから。ブラシはやわらかい毛が密集しているので、肌の凹凸にフィットしてムラになりにくく、初心者でも簡単にグラデーションが作れます。
また、持ち手の握りやすさや毛の形、ボリュームなどにこだわって作られているので、付属のブラシよりも使いやすい場合が多い傾向にあります。
メイクブラシのメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
メイクの仕上がりが変わる!自分に合ったメイクブラシの選び方
メイクブラシにはいろいろな種類があるため、初心者でなくても選ぶのに迷ってしまうもの。選び方のポイントを押さえることで、自分に合ったブラシを上手に選べるようになりますよ。
①ベースメイク?ポイントメイク?用途に合わせて筆先の形を選ぼう
ひとくちにメイクブラシといっても、その形状はさまざま。まずは用途ごとに適した筆先の形を知っておきましょう。
ベースメイク用なら、仕上がりや使うコスメに合わせて選んで
ファンデーション・フェイスパウダー・チークなどに使えるベースメイク用ブラシ。求める仕上がりや使うコスメに合わせて選びましょう。
汎用性が高いのは「丸型」で、テクスチャーを問わず使えるほか、ファンデーションだけでなくチークやフェイスパウダーもふんわりナチュラルにのせられます。
「丸平型」はコシがあり肌の凹凸にフィットするのが特徴。自然なツヤ肌を作りやすいため、リキッドファンデーションにおすすめです。
また、毛先がまっすぐな「フラット型」はカバー力を引き出したいときに、歯ブラシのような形の「オーバル型」は、手早く均一にファンデーションを塗りやすいことが特徴です。
ほかには、丸型に近い「斜め型」のブラシもあります。頬にフィットしやすく、チークやハイライト、シェーディングにも使えますよ。ベースメイク用のブラシについてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてください。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
フェイスブラシは特に試してほしいアイテムのひとつ。粉をたっぷり含ませ、余分な粉を払ってから肌にのせると、ベースメイクの持ちがアップするだけでなく自然に仕上がります。
ポイントメイク用なら、同じ部位でも複数のアイテムを使い分けて
ポイントメイク用のブラシは主に4つあり、使い分けることで同じパーツのメイクでも仕上がりを変えられます。
幅が広い「丸平型」はアイシャドウをぼかしたり、広げたりするときにぴったり。小さめで平たい「平筆」は、目の際にピンポイントで塗りやすい形状で、締め色をのせるときに重宝します。
毛先が斜めにカットされた「斜め型」は眉尻やアウトラインを描くときに、「ラウンド型」は眉頭にふんわりと色をのせるのに便利。「スクリュー型」は眉の毛並みを整えたり、パウダーをぼかしたりするのに使います。
特にアイブロウは筆先を使い分けることで仕上がりの美しさに差が出るので、複数のアイテムを揃えるのがおすすめです。以下の記事では人気が高いおすすめのブラシを紹介しているので、参考にしてみてください。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
コスメに付属しているブラシを使うのももちろんOK。ただし、専用ブラシを使うとよりメイクがしやすくなって理想の仕上がりになりますよ。
②毛質で選ぶ!人工毛はお手入れしやすい
メイクブラシに使われる毛は、大きく人工毛と天然毛に分けられます。それぞれの毛の特徴や使う部位・イメージする仕上がりに合わせて使い分けましょう。
リキッドファンデーションにはプチプラの人工毛が◎
主にナイロン毛を使った人工毛のメイクブラシは、コシが強くて液を吸いすぎないのが特徴。リキッドファンデーションなど油分が多めのアイテムに適しています。
丸洗いしても傷みにくいという点も人工毛の特長。油分が付いてもこまめに洗って使えます。また天然毛と比べてリーズナブルな価格帯なので、汚れたとしても買い換えやすいのもポイントです。
プロ級の仕上がりを目指すなら天然毛がおすすめ!
パウダーを使ったメイクをプロ級の仕上がりにしたいなら、天然毛のブラシがおすすめです。粉含み・粉離れがよいため、初心者でもプロ級の仕上がりを目指せます。また肌当たりがやわらかいため、肌への刺激が気になる人も使いやすいですよ。
天然毛にも種類があるので、使用するコスメやポイントに合わせて使い分けるのもよいでしょう。
- リス毛:ふわっとしていて広範囲に塗りやすい。色を広げるチークやアイシャドウ向き
- ヤギ毛:毛がやわらかくフィット感がある。広範囲に密着させたいフェイスパウダー向き
- イタチ毛:毛にコシ、まとまりがある。しっかり色をのせたいリップやアイシャドウ向き
リス毛が最もやわらかく、ヤギ、イタチの順にコシが出る傾向にありますが、同じ種類でも毛先のカットや毛量によって使用感が異なります。購入前に商品情報や口コミを確認しましょう。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
高価なブラシを使ってモチベーションアップすることも大事ですが、まずは安価でもよいのでブラシを使い始めてみて。メイクのクオリティや持ちのよさを実感してくださいね。
③持ち手の長さも大切!約8cmのミドルタイプが扱いやすい
メイクブラシは持ち手の長さによっても使いやすさが変わり、主に次の3つのタイプに分けられます。
- ショート(約5cm):コンパクトで持ち歩きやすい
- ミドル(約8cm):持ちやすい長さで初心者でも扱いやすい
- ロング(約12cm):立てて収納したい方や、プロ・メイク上級者向き
初めてメイクブラシを使うなら、自分の顔に筆を当てるのに適した長さのミドルタイプがおすすめです。
ロングタイプはプロがモデルに使うことの多い長さで、余計な力が入りにくい一方で初心者には扱いにくいという面も。ブラシづかいに慣れてきた人、やさしい肌当たりを求める人は試してみるのもよいでしょう。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
自宅で使うのか持ち運ぶのかなど、シチュエーションからブラシを選択するのもおすすめです。
④メイクブラシセットは必要な本数で選ぶとムダなし!
各ブランドから販売されているメイクブラシセットは、3本以下のコンパクトな商品から10本以上が揃ったプロ仕様まで、幅広い展開があります。多すぎても使いこなすのが難しくなってしまうので、自分に必要な本数を見極めましょう。
メイク初心者さんは5~8本入りの基本セットがおすすめ
メイク初心者でも使いこなしやすいのが5~8本のセット。用途によって使い分けるために、最低限ベースメイク用とパーツメイク用のブラシは揃っているとよいでしょう。
基本セットはファンデーションブラシ・フェイスブラシ・チークブラシ・アイブロウブラシ・アイシャドウブラシの5本。それに加えてリップブラシやハイライトブラシ、アイシャドウブラシの形違いがあると、用途に合わせて使い分けられます。
初心者にもおすすめのメイクブラシセットは、以下の記事でチェックしてくださいね!
細かく使い分けたいなら15本以上がベター◎
15本以上のメイクブラシセットは、種類ごとの使い分けが理解できているメイク上級者向け。ベースメイクとポイントメイクの基本セットにプラスして、ハイライトブラシ・カッターブラシ・スクリューブラシ・ノーズシャドウブラシと、パーツや目的に合わせて細分化されたブラシが揃っています。
使用するパーツや塗り方に合わせて細かく使い分けると、細部までこだわった美しい仕上がりを目指せます。基本セットでは物足りなくなってきたら、本数が多いセットへの買い替えるのがおすすめです。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
ブラシを使っていくうちに、自分がメイクをするときに必要なもの、兼用でも大丈夫なもの、不要なものの判断がつくと思います。まずは基本セットで十分ですよ。
メイクブラシの正しい洗い方
上:@ruru_vivi_/下:@mc_cosme
せっかくいいメイクブラシを使っていても、お手入れせずに放置していると仕上がりに影響が出るばかりでなく、肌に負担を与えてしまうことも。日頃からきちんとお手入れをして、きれいな状態をキープしましょう。
メイクブラシは、使うたびにお手入れするのがベター。筆先をティッシュや布でやさしくこすって筆に付着したコスメや皮脂を落とし、筆先を整えて収納しましょう。
本格的にお手入れするときは、専用クリーナーや中性洗剤を薄く溶かしたぬるま湯で筆先を振り洗いします。流水で色が出なくなるまですすいだらタオルドライし、風通しのよい場所で自然乾燥させましょう。
メイクブラシの洗い方やクリーナーについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
せっかくよいブラシを持っていても、お手入れしていなければむしろ逆効果になってしまうことも。使ったあとはティッシュで拭くなど、ちょっとした積み重ねも大切です。
メイクブラシに関するよくある疑問
メイクブラシに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
メイクブラシを洗う頻度はどれくらい?
きれいに保つことは大切ですが、あまり頻繁に洗いすぎるとメイクブラシが早く傷んでしまう原因に。パウダー用のブラシは毛先が固まり、発色が悪くなってきたタイミングで洗うようにしましょう。
リキッド系のブラシは汚れやすいため、1週間に1回は洗うのがおすすめです。
メイクブラシは何年くらい使える?
天然毛、人工毛を問わず、ブラシは使い続けると徐々に劣化していきます。基本的には半年~1年、熊野筆などの高級メイクブラシは5年ほどが買い替えの目安。
ただし、使い方や使用頻度、保管状況などによっても劣化の速度は異なります。次の状態に当てはまる場合は買い替えを検討しましょう。
- 肌に当てるとチクチクした感じがする
- 毛先が広がっている
- 毛にツヤがなく、パサついている
- 化粧ノリが悪くなった
- 毛先の弾力が失われてきた
また、長く使っていなくても肌に当ててチクチクした感じがする場合は、毛質が肌に合っていない可能性があります。違和感を覚えたら使用を中止しましょう。
- 監修者ヘア・メイクアップアーティストNANA
メイクブラシの劣化は、見た目だけだと気づきにくいと思います。肌に触れたときの違和感を無視せず、買い替えを検討してくださいね。
メイクブラシのおすすめ人気ブランドはどこ?
デパコス、プチプラ、さらには韓国コスメブランドから高品質なメイクブラシが続々と登場しています。ここでは一例として、LIPSユーザーの口コミやSNSで話題のブランドを紹介します。
- ADDICTION(アディクション):立体的なフィット感が人気
- SHISEIDO(資生堂):“筆の五原則”が落とし込まれたブラシ
- MAC(マック):肌触りのよさが人気
- シュウウエムラ:プロにも人気の多彩なラインナップ
- NARS(ナーズ):プロ級の仕上がりを再現できると話題
- ダイソー:100均とは思えぬコスパの高さが人気
- キャンメイク:ナチュラルに仕上がるやわらかブラシ
- ロージーローザ:プチプラのメイクブラシといえばこれ!
- フーミー:人気ヘアメイク、イガリシノブさんのこだわりが満載
- SIXPLUS(シックスプラス):高品質と低価格の両立にこだわる
デパコスの高級ブランドはプロが愛用しているものが多く、プチプラは初心者でも手に取りやすいアイテムが充実しています。口コミなどを参考に、自分に合ったブランドを見つけてくださいね。
メイクブラシと一緒に使いたいおすすめアイテムも紹介。人気ランキングはこちらから
メイクブラシを新しくしたら、コスメにも一層こだわってみて。以下の記事では、日々発売されているプチプラ・デパコスのなかから、LIPSユーザーの人気アイテムをランキング形式でまとめています。あわせてチェックしてみてください。
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ブラシを使うとメイクのクオリティが上がるだけでなく、メイク持ちもアップします。ぜひブラシを使ってメイクをしてみてくださいね。