ボディパウダーとは?使うメリットは?
ボディパウダーとは、パウダーが汗や皮脂を吸着して肌のベタつきを抑えるアイテム。さらっとした付け心地で、汗や余分な皮脂によるベタつき、テカリが気になるときに重宝します。暑い季節・スポーツ時・お風呂上がりに使うと、さらさら肌で快適に過ごせます。
商品によっては、ラメ・パールが配合されツヤ感を演出できるものや、UVカット機能付きのものもあります。香り付きのものなら、香水代わりにも使えますよ。使うシーンや自分の好みに合わせて使い分けましょう。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子
さらさら肌をキープ!自分に合ったボディパウダーの選び方

ここからは、ボディパウダーの選び方を解説します。配合されている成分やタイプなど、自分に合った選び方を押さえましょう。
①肌の状態に合った成分配合のものを選ぼう!
ボディパウダーには、さっぱり使えるものや、しっとりとした使用感のものがあります。自分の肌質や肌の状態に合う成分が配合されているものを選びましょう。
脂性肌の人は、テカリ・ベタつきを抑える「皮脂吸着成分配合」のもの

肌のベタつきやテカリが気になる脂性肌の人には、皮脂吸着成分が配合されているボディパウダーがおすすめ。以下のような成分配合のボディパウダーは、余分な皮脂を吸着して長時間さらさらの肌をキープできるので、ぜひチェックしてください。
- オクテニルコハク酸デンプンAl
- シリカ
さらっとした使用感のボディパウダーを使い、部分的に乾燥が気になる場合は、インナードライ肌の可能性もあります。その場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分も一緒に配合されているものを選びましょう。
乾燥肌の人は、しっとりうるおう「保湿成分配合」のものを

肌の乾燥が気になる人は、保湿成分配合のボディパウダーを選びましょう。保湿成分が配合されているものはうるおいをキープできるため、肌が粉っぽくなりやすい冬場や、ボディパウダーを使うとカサつきが目立ちやすいときにもおすすめです。
商品の成分表示を見て、以下のような成分が配合されているかチェックしてください。
- ワセリン
- スクワラン
- 植物オイル など
なお、成分表示は配合量が多いものから順に記載されるため、保湿成分が前のほうに書かれているものを選ぶとよいですよ。
乾燥肌向けボディパウダーのおすすめ人気ランキングは、以下の記事をチェック!
敏感肌の人は、やさしい使い心地のものを

敏感肌は、外部刺激を受けやすい肌質のため、やさしい使い心地のボディパウダーを選びたいもの。香料や防腐剤は、敏感肌の人にとっては負担になる可能性があるので、配合の有無をチェックしましょう。
また、商品のパッケージに「パッチテスト済み*」「アレルギーテスト済み*」「スティンギングテスト済み*」と記載されているものから選ぶのも◎
以下の記事では、敏感肌でも使いやすいボディパウダーのおすすめ人気ランキングを紹介しているので、アイテム選びの参考にしてください。
*すべての人に皮膚刺激・アレルギー・感覚刺激が起こらないというわけではありません
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子ボディパウダーは塗布した直後の質感と、長時間おいたあとの質感をチェックしてどのくらいキープできるかチェックしてみるのがおすすめです。
テスターなど触れられないときは、実際に使った人の口コミなども参考にしてみましょう。
②お悩みがある人は薬用タイプがおすすめ!
気になる肌悩みがある人には、薬用タイプのボディパウダーがおすすめです。自分の悩みに合った成分が配合されているものを選びましょう。
あせもを防ぎたいなら、医薬部外品のものを

あせもが気になる人には、あせもを防ぐ有効成分が配合されている医薬部外品のボディパウダーがおすすめです。以下のような有効成分が配合されているものを選びましょう。パッケージに「薬用」や「医薬部外品」という記載があるものを目印にするとよいですよ。
- 酸化亜鉛
- クロルヒドロキシAl
汗のニオイを防ぎたいなら、制汗・殺菌成分配合の医薬部外品のものを

汗のニオイを防ぎたい人には、制汗成分や殺菌成分が配合されているボディパウダーがおすすめです。デオドラント機能付きのボディパウダーは、気になる汗のニオイや大人のニオイを防ぐ有効成分が配合されているものもあります。
ただし、すべてのボディパウダーにデオドラント機能が付いているわけではありません。ニオイケアをしたいときは、有効成分が配合されているかチェックしてみてください。
汗を抑えたい人は制汗成分、ニオイの原因となる菌の繁殖を抑えたい人は殺菌成分が配合されているものを選ぶとよいですよ。それぞれ以下のような成分があるので、成分表示をチェックしましょう。
- クロルヒドロキシアルミニウム
- パラフェノールスルホン酸亜鉛 など
- イソプロピルメチルフェノール
- βグリチルレチン酸
- ミョウバン など
デオドラント・制汗剤・ボディシートのおすすめ人気ランキングは、以下の記事をチェック!
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子デコルテや腕など、見える部分は肌印象やUVケアといった点を中心に、汗をかきやすい部分などはデオドランド機能があるものなど、どの部位にボディパウダーを使用するかも想定して選ぶのもおすすめです。
③プラスアルファの機能性に注目!
ボディパウダーのなかには、肌をさらさらに保つ以外にもプラスアルファの機能を持つものがあります。使うシーンや用途に合わせて選びましょう。
香水代わりに使いたいなら、いい香りのものがおすすめ!

ほんのりといい香りを楽しみたい場合は、香り付きのボディパウダーがおすすめです。ボディパウダーは、香水やコロンのように強く香りにくいので、ふんわりといい香りを楽しめます。好みの香りのものをチョイスしてみてくださいね。
- シトラス系:フレッシュで爽やかな香り
- ハーブ系:爽快感のあるすっきりした香り
- ウッディ系:ぬくもりを感じる落ち着いた香り
- サボン系:清潔感のある石けんのような香り
- フローラル系:甘く華やかな香り
香りが苦手な人は、無香料タイプがおすすめです。他のアイテムの香りを邪魔したくないときにも◎ ただし、精油などが配合されている場合は原料の香りがすることがあるので、テスターや口コミをチェックしておくとよいですよ。
美しいツヤ肌を演出したいなら、ラメ・パール配合のものがおすすめ

パール:@p_oyo_ko / ラメ:@manichiko
メイクに合わせてボディにもツヤ感をプラスしたいときは、ラメやパールを配合したボディパウダーがおすすめです。
ラメ入りのものは光が当たるとキラキラ輝くので、パーティーやイベントのときにぴったり。ラメのキラキラ感よりも、濡れたようなツヤ感を演出したいときは、パール入りのものを選びましょう。
なかには、トーンアップ*できるものや血色感を演出できる色付きタイプもあるので、仕上がりのイメージに合わせて選んでください。
*メーキャップ効果によるもの
春夏に使うなら、UVカット効果があるものがおすすめ!

ボディパウダーのなかにはUVカット機能付きのものもあり、春夏の紫外線対策にもおすすめ。UVカット機能付きのボディパウダーはメイク直しにも使えるので、お出かけする機会が多い人にぴったりです。SPF・PAは以下の表を参考に、シーンに合わせて選びましょう。
日常生活 | SPF10~20・PA+~++ |
---|---|
屋外での軽いスポーツやレジャー | SPF20~30・PA++~+++ |
炎天下での野外活動 | SPF30~50+・PA+++~++++ |
SPFとは、シミ・そばかすの原因になる紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標。50までの数値で表され、数字が大きいほど効果が高く、最高値は50+。PAは、シワ・たるみの原因になる紫外線A波(UV-A)を防ぐ指標。PA+~PA++++で表され、+が多いほど効果が高くなります。
UVカット指数が高いものもあるので、汗でベタついた肌に液状の日焼け止めを塗るのが苦手な人にもおすすめ。紫外線対策をしっかりしたいときは、日焼け止めをなじませたあとに、UVカット機能付きのボディパウダーを重ねるのも1つの方法です。
UVカットボディパウダーのおすすめ商品を知りたい人は、以下の記事もチェック。
参照:化粧品工業会「紫外線編」
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子ボディパウダーは汗や皮脂のベタベタケアだけでなく、紫外線ケアや香りケアといったさまざまな機能があります。
ストレスなく使うためにも、目的に合った成分や使いやすさ、仕上がりの質感などしっかりチェックしてお気に入りの1つを見つけてくださいね。
④ルースorプレスト?シーンに合ったタイプを選ぼう

ルースタイプ:@oo_ss_zz_ / プレストタイプ:@fantastic_lips_z09b
ボディパウダーにはさらっとした粉状のルースタイプと、油分でギュッと固めた固形のプレストタイプがあります。それぞれの特徴をチェックして、自分が使いやすいタイプを選びましょう。
ルースタイプは、細かい粒子で広範囲になじませやすいのが特徴。ブラシやパフで軽く叩きながら塗布します。初めてボディパウダーを使う人にもおすすめ。大容量タイプからジャー・ボトルタイプまでさまざまあり、自宅用・持ち運び用と使い分けるのもおすすめです。
一方、プレストタイプは固形状で粉が舞いにくいので、持ち運びしやすいタイプです。ジャータイプではなく、ファンデーションのようなコンパクト型もあるので、出先でさっと付け直したいときにも便利ですよ。
パウダーを固めている分、ルースタイプよりも内容量が少なめのものが多いのも特徴です。また、パフよりもブラシで塗布するほうがムラになりにくく、ふんわりと肌にのせられます。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子ルースタイプは、余分な油分を吸着してくれるのでさらっとした仕上がりになります。
一方プレストタイプは、水と油分が含まれているためルースタイプより肌にフィットしカバー力があります。
⑤プチプラorデパコス?おすすめの商品をチェック!

ここでは、プチプラとデパコスに分けておすすめのボディパウダーを紹介します。ぜひ、アイテム選びの参考にしてください。
【プチプラ】D.if story(ディフ ストーリー)│シャイニーパウダー
D.if story(ディフ ストーリー)「シャイニーパウダー」は、ダイヤモンドや真珠などのパウダーが配合され、キラキラと輝くボディパウダーです。動くたびに輝いて見えるので、パーティーなどにもぴったりですよ。
【プチプラ】rint(リント)│リント UVカット グロウボディパウダー S
rint(リント)「リント UVカット グロウボディパウダー SF」は、汗・⽔に強いボディパウダーです。SPF18・PA++の紫外線防止効果付きで紫外線から肌を守り、 スウィートフローラルの香りが気になるニオイをカバーします。
【デパコス】DECORTÉ(コスメデコルテ)│ドゥ ラ ヴィ エレガントヴェール ボディパウダー UV
DECORTÉ(コスメデコルテ)「ドゥ ラ ヴィ エレガントヴェール ボディパウダー UV」は、ピンク色でほんのりと肌色を補正し、気になるくすみをカバーできるボディパウダーです。プレストタイプで粉飛びしにくく、持ち運びにも適しています。
【デパコス】HOUSE OF ROSE(ハウス オブ ローゼ)│ジュビリーローズ ボディパウダー n
HOUSE OF ROSE(ハウス オブ ローゼ)「ジュビリーローズ ボディパウダー n」は、華やかなローズの香りのボディパウダーです。ふんわりと香るため、香水代わりに使いたい人にもおすすめ。付属のパフは厚みがあり、使いやすいですよ。
他の商品ももっと見たい人は、以下のおすすめ人気ランキングもチェックしてください。
さらさら肌に仕上がる!ボディパウダーの使い方

使用する範囲が広いボディパウダーは、どう使えばよいのか悩んでしまう人も多いはず。ここでは、ボディパウダーの使い方を紹介。しっかりポイントを押さえましょう。
- パフに適量のボディパウダーをとる
- パフを谷折りにしたら、もみこんでなじませる
- パフをトントンと肌にのせる
- 手のひらでなじませる
ボディパウダーをパフにとったら、余分なパウダーは手の甲ではたいて落としておくと、ムラになりにくいですよ。
ブラシを使う場合は、ボディパウダーを含ませたあとに、容器のフチでトントンとブラシの柄を叩いて余分な粉を軽く落とします。塗布したい部分にブラシを当てて、さっと一方向に素早くブラシを動かすと、ふんわりとキレイに付けられますよ。
手に直接ボディパウダーをとって塗布する際は、手のひら全体を使うのがポイントです。手のひらにパウダーをとったら、両手をこすり合わせるようにしてパウダーをなじませます。手のひら全体になじんだら、ポンポンと軽く叩くようにしてパウダーを広げましょう。
ボディパウダーは、入浴後や汗をかいたとき、ムレが気になるときに使うと◎ ラメやパールが入ったものや香り付きのものは、お出かけ前に使うのがおすすめですよ。
以下の記事では、ボディパウダーの使い方を詳しく解説しているので、参考にしてください。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子パフやブラシでムラや白浮きしやすい人は、手を使うのがおすすめです。
手で十分広げてからなじませると均等に肌に塗布できるので、キレイな仕上がりが作りやすいですよ。
ボディパウダーに関するよくある疑問
ボディパウダーに関するよくある疑問点もチェックしておきましょう。
ボディパウダーとベビーパウダーの違いは?
ボディパウダーとベビーパウダーの処方に大きな違いはありません。化粧品の表示に関する公正競争規約でも、ボディパウダーとベビーパウダーは同じものとして扱われています。
ベビーパウダーは赤ちゃん向けのアイテムなため、ラメや香料が配合されているものが少なく、シンプルな成分で作られている商品が多いですよ。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子ベビーパウダーは刺激は少ないですが、赤ちゃんの「おむつかぶれ」などに使われるように、汗や皮脂などを吸着するのが主な働きになります。
そのため、乾燥肌の人が使うときは少量ずつ使うのがおすすめです。
ボディパウダーは顔にも使えるの?
「顔にも使える」とうたっているボディパウダーであれば、使用可能です。メイクの仕上げに使うと、さらさら肌をキープできますよ。購入前に商品パッケージなどを見て「顔にも使える」と記載されているか確認しましょう。
また、顔の皮膚は体よりもデリケートなため、やさしい使い心地のものを選ぶとよいですよ。
ボディパウダーは夏だけ使えばいいの?
ボディパウダーは年中使えるアイテムです。商品によっては、汗や皮脂を吸着してさらさら肌をキープする以外にも、香り付きで香水代わりに使えたり、肌をキレイに見せたりできるものもあります。
また、保湿成分が配合されているものなら、乾燥が気になる季節でも使いやすいですよ。
監修者
ヘルス&ビューティーコンシェルジュ西川美佐子ボディパウダーは「ボディの保湿はしたいけど、ボディクリームやボディオイルのベタベタ感は苦手」という人にもおすすめです。
保湿ケアの仕上げにボディパウダーを使用すれば、保湿をしながらさらっとした仕上がりが作れますよ。
お風呂上がりのケアにこだわってみよう!今人気のアウトバスケアはこちら
お風呂上がりは、ボディケアをするのにぴったりのタイミング。ボディパウダー以外にも自分に合うアイテムを見つけてボディケアを楽しみましょう。以下の記事では、LIPSユーザーさんおすすめのアウトバスケアを紹介しているので、あわせてチェックしてください。
この記事で紹介した商品
商品画像 | 商品情報 | 参考価格 | 評価 | 特徴 | 商品リンク |
---|---|---|---|---|---|
D.if story(ディフ ストーリー) シャイニーパウダー | 5,500円〜 |
| ラメが大きめで シルバーのラメがたまらなくキレイです‼︎ | 詳細を見る | |
rint リント UVカット グロウボディパウダー SF | 1,870円〜 |
| 詳細を見る | ||
DECORTÉ ドゥ ラ ヴィ エレガントヴェール ボディパウダー UV | 3,850円〜 |
| 皮脂吸着パウダーも配合されているので、サラサラっとさせつつ紫外線対策アイテムとしても使えます♪ | 詳細を見る | |
ハウス オブ ローゼ ジュビリーローズ ボディパウダー | 4,400円〜 |
| 詳細を見る |
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ボディパウダーは皮脂やベタつきといった悩みケアだけでなく、きめ細やかな美しい肌印象を演出してくれる、1年中使える便利なアイテムです。