栄養ドリンクはいつ飲むのが良い？効果的なタイミングや注意点を解説

疲れがたまっているときや風邪を引いたときの栄養補給の強い味方になってくれるのが「栄養ドリンク」。医薬品や指定医薬部外品に分類される商品なら、疲労回復の効果が期待できるものも多数あります。

本記事では、指定医薬部外品のみをピックアップしてご紹介。スーパーやドラッグストア・コンビニでも気軽に手に入れることができるので、いざというときに役立ちます。

また、せっかく栄養ドリンクを飲むのであれば、効果が期待できる目的に合ったタイミングで飲みたいですよね。今回は、朝・夜など具体的なシーン別に、どのタイミングで飲むのがおすすめなのかご紹介します。

朝起きたときに昨日までの疲れがまだ残っているときは、栄養ドリンクの出番！栄養ドリンクは、シャキッとしたい朝に飲むのもおすすめです。

朝起きてすぐのタイミングは、栄養や水分が足りていない状態。朝に栄養ドリンクを飲むことで栄養補給ができ、エネルギーチャージができます。

特に、カフェイン入りの栄養ドリンクであれば、寝起きにシャキっとさせる効果があるのでおすすめですよ！

疲れているときは、夜寝る前に栄養ドリンクを飲むのもおすすめです！

人の体は、夜寝ている間にホルモンの活動が活発になります。ホルモンは細胞の修復・再生に欠かせないもの。ホルモンが働く時間帯に体を修復するための材料が揃っていないといけません。

寝る前に必要な栄養素を補給できれば効率的に体を回復させることができ、翌朝のスッキリ感も変わるでしょう！疲労回復の効果が期待ができるビタミンB群を含む栄養ドリンクを選ぶのがおすすめです。

注意すべきなのは、カフェインを含んだ栄養ドリンク。眠りの妨げになってしまわないよう、ノンカフェインの栄養ドリンクを選ぶようにしましょう。

栄養ドリンクは、風邪の引き始めの栄養補給に飲むのもおすすめです。”食間”もしくは”食後”など、胃に食べ物が入っている状態で飲むことで、栄養ドリンクに含まれる栄養素をスムーズに血管に運ぶことができます。

風邪薬などの薬も飲む場合には、栄養ドリンクと薬の注意書きをよく読み、飲み合わせに注意しましょう。自分の体調に合わせて、様子を見て飲むことも大切です。

疲労回復や栄養補給の効果が期待できる栄養ドリンクですが、飲むときにはいくつかの注意点があります。

栄養ドリンクを飲むときの注意点を押さえておきましょう！

栄養ドリンクは、薬との飲み合わせに注意しなくてはいけない場合があります。薬を服用しているときは、カフェインやアルコールが入っていないものを選びましょう。

服用する薬があるときや持病がある方は、かかりつけの医師や薬剤師に相談し、栄養ドリンクを飲んで問題ないか確認してください。飲もうとしている栄養ドリンクの成分がわかるものを持参するとスムーズに相談できます。

妊娠・授乳期や産前産後の栄養補給として栄養ドリンクを飲むのも良いでしょう。しかし、すべての栄養ドリンクがあてはまるわけではなく、なかには妊娠や授乳期・産前産後に飲むのが推奨されていないものもあります。必ず、効能・効果を確認し、記載の用法・用量を守って飲むようにしましょう。

効能・効果の記載があるところに、「産前産後の栄養補給」・「妊娠・授乳期の栄養補給」などの記載があれば、妊娠中・授乳中の方でも飲むことができます。

栄養ドリンクを寝る前に飲むことで、疲労回復の効果が期待ができるでしょう。しかし、商品によっては、寝る前の摂取に向いていないものあります。それは、カフェイン入りの栄養ドリンクです！

カフェインは、脳を目覚めさせる働きがある成分で、カフェイン摂取後30～120分で効果が現れるといわれています。夜寝る前に摂れば眠気の妨げとなる恐れがあるため、寝る前に飲む場合はノンカフェインの栄養ドリンクを選ぶようにしましょう。

*参考：カフェインと睡眠

魅力が多く、ついつい頼ってしまいたくなる栄養ドリンクですが、栄養ドリンクの飲み過ぎには十分注意しましょう！

栄養ドリンクには、体に吸収されやすい糖分が使われています。栄養ドリンクを飲み過ぎることで栄養過多になり、肝臓に負担をかけてしまう可能性があるので注意しましょう。

また、カフェインを含む栄養ドリンクであれば、腎臓に負担をかけてしまう可能性も考えられます。カフェインは、利尿作用がある成分。利尿作用によって体の水分が不足すれば、腎臓にも負担がかかってしまいます。

病気がある方や持病を持っている方・特に腎機能が低下している方は、栄養ドリンクを飲む前に必ずかかりつけの医師に相談しましょう。体調を悪化させる可能性があるだけでなく、栄養ドリンクに含まれている成分が処方されている薬の成分と重複している可能性も考えられるためです。

ここでは、栄養ドリンクに関するよくある疑問について回答します。

用法用量を守り、毎日飲んでも良いことが記載されている商品であれば、基本的には問題ありません。ただし、大事なのは栄養を食事で摂り、不足しがちな栄養素を栄養ドリンクで補うということ。栄養ドリンクだけに頼らない食生活を意識することを基本とすれば、健康維持にもつながります！

人によって「合う・合わない」があるので、自分に合った栄養ドリンクをチョイスするようにしましょう。

栄養ドリンクの効果の持続時間は、飲む人の体質や体調によって異なります。栄養ドリンクの効果時間に関して、具体的なデータは公開されていません。しかし、栄養素は消化吸収されてやがて排出されてしまうため、栄養ドリンクの効果は一時的なものととらえると良いでしょう。

栄養ドリンクに含まれていることが多いカフェインに関しては、摂取後30～120分で最高血中濃度に到達するといわれています。その後徐々に減少していきますが、個人差があるため一概にはいえません。

また、カフェイン同様に栄養ドリンクに含まれていることの多い糖は、摂取後素速くエネルギーに変わる栄養素です。

このように、栄養ドリンクの効果が持続する時間に明確な情報はなく、個人差もあるため、「不調を感じたときの栄養補給として飲む」ととらえておくと良いでしょう。

*参考：カフェインと睡眠

ここからは、数ある栄養ドリンクのなかでも、疲れているときや風邪の引き始めの栄養補給、寝る前におすすめの栄養ドリンクなどを紹介します！

ビタミンB群を多く含むものやカフェインレスのものなど、嬉しい魅力がいっぱいの栄養ドリンクをランキング形式でラインナップしています！ぜひ自分に合った栄養ドリンクを探してみてくださいね。

「リポビタンフィール」は、大正製薬から展開されている栄養ドリンクです。

最大の特徴はカフェインを含まないこと。ノンカフェインタイプなので、特に日中の疲れがたまっているときや風邪の引き始めの栄養補給や、寝る前の飲用にもおすすめです。体調が優れないときにおすすめですよ！

また、タウリン1000mgやビタミンB群を配合し、エネルギー変換をサポートしながら体の疲れに作用してくれます。甘さ控えめでスッキリした飲み口も魅力のひとつです。

「リポビタンファイン」は、大正製薬が販売する低カロリーの栄養ドリンク。カロリーは1本あたり7kcalと控えめで、体調がすぐれないときや疲れがたまっているとき・風邪の引き始めの栄養補給にもぴったり。ノンシュガーなので、糖分を気にする方にもおすすめです。

特徴は、タウリン1000mgやビタミンB群を配合し、エネルギー変換を促進しながら疲労を回復してくれるところ。疲れがたまった日だけでなく、リフレッシュしたいときやすっきりしたいときにもぴったりの栄養ドリンクです。

ピーチ&グレープフルーツ風味のすっきりとした味わいで、飲みやすいところのも魅力のひとつ。

「チオビタドリンク」は、大鵬薬品が販売するCMでもおなじみのロングセラーの栄養ドリンク。疲労回復がしたいときや風邪の引き始めの栄養補給におすすめです。

主成分に、タウリン1000mgやビタミンB群を配合し、体のエネルギー変換をサポートしながら疲れた体を労わってくれます。甘すぎずすっきりとした味わいで、体調がすぐれないときにも飲みやすいのが特徴です。

アリナミン製薬の「アリナミン ナイトリカバー」は、寝る前に飲むことを想定して開発された栄養ドリンクです。カフェインを含まないため、就寝前でも飲みやすく、夜のリラックスタイムにぴったり。疲労回復や風邪の引き始めの栄養補給におすすめです。

最大の特徴は、吸収の良いビタミンB1誘導体「フルスルチアミン」やビタミンB2・B6・グリシンを配合している点。睡眠の質をサポートしながら、体の回復を助ける働きがあります。

風邪の引き始めの栄養補給や、疲労がたまっている1日の終わりに飲むのがおすすめです！

「リポビタンD」は、大正製薬が販売する定番の栄養ドリンク。「栄養ドリンク」と聞いて、「リポビタンD」が頭に浮かぶ方も多いでしょう。

「リポビタンD」は、主成分としてタウリン1000mgやビタミンB群を配合し、エネルギー変換を促進しながら、疲れた体をサポートします。体調がすぐれないときでも飲みやすいのが特徴です。

カフェインが含まれているため、シャキッとしたい朝の飲用にもおすすめ。疲労回復や風邪の引き始めの栄養補給にもおすすめです。忙しいときや疲れが抜けないときにもぴったりの一本です。

「アリナミンV ZERO」は、エネルギー補給と疲労回復をサポートする栄養ドリンク。最大の特徴は、糖類ゼロ・カロリーオフで、健康を気にする方でも飲みやすいところ。また、吸収の良いビタミンB1誘導体（フルスルチアミン）やビタミンB2・B6を配合しており、体のエネルギー変換を助けながら、疲れを和らげてくれます。

カフェインが含まれているため、夜寝る前よりも朝の飲用に向いています。すっきりとした味わいで飲みやすいのも魅力です。

「キューピーコーワiドリンク」は、目の疲れや体のだるさを感じるときにおすすめの栄養ドリンク。疲労回復を促してくれるので、肉体疲労時や風邪の引き始めの栄養補給にぴったり。

成分には、ビタミンB1・B2・B6を配合。疲れた体をサポートしながら、エネルギー変換を促進します。特に、目がツライときにおすすめです。

「キューピーコーワαゼロドリンク」は、疲労回復や風邪の引き始めの栄養補給、寝る前の飲用におすすめの栄養ドリンク。糖類ゼロのため、カロリーを気にする方にも飲みやすいのが特徴です。

主成分として、タウリン1500mg、ビタミンB1・B2・B6を配合。疲労回復や体力の維持・改善をサポートします。

すっきりした飲み口なので、無理なく飲みやすいところも嬉しい魅力。日々の疲れを感じたときにも手軽に取り入れられます。

「アルフェ ネオ」は、鉄分やビタミンを補給できる栄養ドリンク。疲労回復や風邪の引き始めの栄養補給、寝る前におすすめです。特に、貧血気味の方や栄養不良により疲労を感じる方に向いています。

主成分として鉄分（クエン酸鉄アンモニウム）やタウリン・ビタミンB群・ローヤルゼリーを配合。鉄分を含んでいるため、女性の体調管理や美容のサポートにも役立ちます。鉄分不足や疲れを感じたときに、無理なく飲める一本としておすすめです。

さらに、カフェインが含まれていないため、寝る前にも飲みやすいところも魅力のひとつ。

「アルフェミニ」は、鉄分やビタミンを手軽に補給できる栄養ドリンク。鉄分不足や疲れを感じたときに、手軽に取り入れられる一本としておすすめです。

主成分として鉄分（クエン酸鉄アンモニウム）、タウリン、ビタミンB群を配合しています。特に貧血気味の方や栄養不良によって疲労を感じる方にもぴったりの栄養ドリンクです。

低カロリー設計で、甘さ控えめのすっきりした飲み口も嬉しい魅力。飲みやすいため、体調が優れないときでも無理なく摂取できます。

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人気の栄養ドリンクもランクインしているので、好みにぴったりの自分に合った栄養ドリンクを探してみてください。

栄養ドリンクおすすめ人気ランキング

疲労回復や風邪の引き始めの栄養補給に頼りになる栄養ドリンク。正しい知識を身につけ、食事にも気を遣いながらうまく付き合っていけば、アクティブな毎日を支えてくれる心強い味方になります！

疲労回復やリフレッシュなど目的に合ったものを賢く選んで、栄養ドリンクとうまく付き合っていきましょう！